< 芊芊的故事 : 我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

私は台北で駐在生活を4年間送りました。昼間は世界の平和と日本の経済発展を目指して全力でお仕事。夜になると地表にちょこんと顔出して、五木の街あたりを彷徨っています。そこで私は数多くの天使達と悪魔に出逢いました。そんな私の夜の彷徨いを台湾社会の複雑な仕組みなども紹介しながら書き綴っていきます。ほとんどの日本人が深くかかわることが難しいと思われる台北の夜世界の様子とエピソードの紹介が中心です。これは心優しい台妹たちを愛し、そこで出逢った人達とのかかわりや心のつながりをとても大切にしながら、これからも彷徨い続けていく私の軌跡です。

芊芊的故事

暑假

7月初旬。私は中山北路を見下ろしながら國賓大飯店の前のMr.Brownに一人いました。その日は仕事も早く終わったのですが、夕方頃に經紀人のVickyから簡訊があって、一緒にコーヒーでも飲もうという誘いがあったため、彼女を待っていました。遅刻は台湾人のお約束ごとなので、あんまり気にはしてはいませんが、7時に約束したVickyが30分近く経ってもなかなか姿を現しません。彼女はどちらかというと真面目な台湾人なので、比較的時間には正確なので、こんなことは珍しいことでした。きっと加菲のことで進展でもあったのかなと思いながら、煙草をくゆらせていると、室内と室外を区切る透明なガラスドアがあいて彼女が姿を現しました。

しかし、彼女は1人ではありませんでした。18歳ぐらいの若い女の子2人を連れています。キャミソールにショートパンツをはいた茶髪の2人の子で、2人も可愛い子でした。

「對不起、一點晩到了。其實今天我等等新妹。她們是都女生、大學一年級、同窓的。目前已經暑假開始、所以她們希望上班在酒店。我覺得你是好人、而且你知道酒店的工作。今天要面試跟她們、一起吧!」

(ごねんね、ちょっと遅れちゃった。実は今日は彼女たちを待っていたんだ。彼女たちは学生で大学1年生の同級生なんだよ。現在、もう夏休みが始まっていて、彼女たちは酒店で働きたいと言うんだ。私はXXさんはいい人だと思っているし、その上、酒店の仕事内容のこともわかっている。今日は一緒に面接しましょう!)

私は突然の状況に驚く時間さえなく、いきなりの展開になってしまいました。Vickyは私のいろいろな酒店の仕組みや上班するときの女の子たちの心の状態などを教えてくれたのですが、また、新たな場面を設定してくれました。開會の様子を見せてくれたり、特別に女の子を紹介してくれたりもしたのですが、その度に私は「へーえ」という感じで感嘆することも多く、彼女はそんな私を見て、どんどんいろいろなことを積極的に教えてくれることが多かったです。

彼女たちは桃園に行く途中にある泰山という所にあるXX技術学院の子たちでした。初めて聞くちょっとマイナーな学校でしたが、台湾にはとても多くの私立の科技大学と技術学院があって、入試レベルもそんなに難しくない学校も多く、酒店で知り合った子たちの学生妹は多くはこのような類の学校に在学していました。彼女たちはVickyから私が何者かを紹介されていましたが、知らない間に詳しく私のことをすでに話していたようで、彼女たちは人見知りすることもまったくなく、すぐに「你好!」と言って自己紹介してくれました。

基本的にVickyが酒店の仕事の紹介をしていくのですが、彼女たちの希望は禮服店だったにもかかわらず、Vickyは制服店の仕事を勧めていました。確かに制服店はよく訳がわからないうちに勤めているような子が多く、とにかく数を揃えることが必要なことがありますから、まずは制服店に入れるのが經紀人の常套手段です。

制服店は秀舞のあと不回穿ですから、女の子も抵抗感があるのですが、禮服店は大框されてSがないと客がつかないことや酒が飲めて会話もうまく客扱いが慣れていないとまったく選ばれないことなどを話すとだいたいの子が制服店に勤めることに気持ちが傾くと言われています。

事実、禮服店は日式のクラブとやや似ていて、客人も一夜の相手を捜しに来る傾向が強いので、それよりは包廂で面白おかしくすごす制服店の方がある意味、気楽なことも事実です。制服店の場合は女の子も客人を拒否することができますが、禮服店の場合は包廂ではまず、拒否するような要素が発生しないため、大框されて出場してから、女の子と客人の世界になるため、かけひきにたけていないと厳しいとも言えます。

また、Vickyは必ず、制服店の服務内容を詳しく語ることはなく、最初は「こんなに儲るんだ」という1節120元~130元もらえるという話を繰り返し、一月でうまくいけば5~10萬元ぐらいの収入になることを繰り返し話していきますから、やはり女の子たちもすぐにその気になっちゃいますね。その時も「恩、恩」(うん、うん)と頷きながら、だんだんと2人の子が前向きになっていく様子がとてもよくわかりました。

Vickyがいつも使っている説明のカードのようなものがあって、それを少し紹介します。基本的に服務のことは詳しく書かれておらず、給料と態度のことを多く書いているのが特徴です。いわゆるもうかる話とビジネスに向き合う態度がほとんどであり、女の子の意欲をそがないようにして話を勧めていくつくりになっています。このあたりの話の展開は、うまく人間の心理を応用しながらの形になっています。

1 これは台中にある誰でも知っている酒店「金錢豹」の小姐が多くの金を稼ぎ、金持ちになったという話。
千萬

2 經紀人が女の子の立場にたった紹介や労働条件で契約しているという誠意ある仕事をしていることの紹介。
職務方針

3 酒店における基本的な身なりや態度などをまとめたもの。
容姿端麗

4 酒店における客人の接遇のコツについてまとめたもの。
話術
話術2

5 酒店における心がけと業績があがらない、不人気小姐は淘汰されることなどをまとめたもの。
説話

7 最後に紹介できる酒店の名前 制服店→禮服店→便服店という順にちゃんとなっています。
店名

面接の内容は極めて興味深く、だいたい1時間ぐらいだったと思いますが、すっかり彼女たちはやる気満々になっていました。私は相槌を打つ程度でしたが、彼女たちに安心感を少しは持たせられかもしれません。

彼女たちはVickyの話の後、すぐに契約書にサイン、捺印をしました。そして、彼女たちを今から制服店に連れていくということになり、私も一緒に行くことになりました。これから、どのような展開になるか、まったくわかりませんでしたが、乗りかかった船ですから、ここはとことん状況を見るかという気持ちになり、私とVicky,そして2人の女子大生は長春路を気持ちの良い夜風の中、歩き始めました。

休憩室での出逢い

7月の台北は少し蒸し暑いものの、夜になると心地よい気分になれます。

ただ、歩いていると大樓の上からエアコンの水滴が落ちてくることがあり、油のようなやや汚い水滴もあって服を汚してしまうことがあるのが好きではないことぐらいで、多くの人が行き交い、屋台が出たりしていて活気にあふれている街を歩くのは嫌いではありません。

Vickyと新しく酒店に勤め始める子たち2人と長春路を歩き始めました。何気ない会話をしながら10分ぐらい歩くといつもの制服店に到着しました。幹部を伴っていなくても經紀人が一緒ならば問題なく入ることができます。2人の子たちは特に緊張する様子でもなく、ニコニコしていました。この酒店は大廳が小さく、扉を開けるとすぐに円形のソファが真ん中にあり、右手に控枱を行う櫃台(カウンター)があります。他の制服店に比べると全体的につくりが狭く、中も迷路のようになっており、今でもよく構造がわかりません。

さて、私の立場は極めて微妙でした。客人として来ているのではなく、Vickyを伴って新しい子と来ているわけですから、酒店の行政たちもとまどっていました。私もどうすればよいかわからず、とりあえず大廳のソファに座っていました。Vickyは酒店の行政たちとなにやら話をしていたのですが、しばらくすると私の所にやってきて「一起去吧」(一緒に行きましょう)と声をかけられ、女の子たちとともにVickyについていくことになりました。包廂の間のような所に通路があって、その扉を開けるとなんとそこは休憩室のような事務室のような部屋があり、その奥には30cm四方ぐらいのロッカーがたくさんあるのが見えました。どうやら、ここは女の子たちの更衣室兼休憩室のようです。ちょっとしたパイプ椅子とテーブルがあって私たちはそこに座りました。

Vickyが2人の子たちにいろいろと説明をし始め、そして、行政がそこに制服をもってやってきました。中国語が早口で聞き取ることがなかなか難しかったのですが、基本的なことを説明していたように思います。上班したらここにまずやってきて、割り当てられたロッカーに私物や着てきた服を入れ、制服に着替えること。携帯電話やサイフなどは絶対に持って行ってはいけないこと、準備ができたら櫃台に行ってサインをし、タイムカードを打つことなどの話をしていました。酒店での服務については教育行政が来て説明するらしく、Vickyは何も説明していなかったように思います。私は特にすることもなく、彼女たちの様子を見て、ボーッとしていました。日本人の駐在員でこんな場所に入ったことがある人は果たしているのだろうかと思うと、なぜ、自分がここにいるのか、とても不思議な気分でした。

休憩室に入って30分ぐらいは経ったでしょうか。時間は9時30分をまわったあたりでした。その時、肩にトートバックをかけた一人の茶髪の女の子があわただしく入ってきました。彼女は私を見るととても驚いた様子でした。

この何気ない一瞬が運命の出逢いでした。

とても愛嬌があって、笑顔が可愛いらしい細身のその子は、「你好!」と話しかけてきました。

「你是新的行政嗎?」
(あなたは新しいスタッフの人なの?)

「不是。我是經紀人的朋友。今天她説過一起進來可以。所以我在這個邊的」
(ちがうよ。僕は經紀人の友達なんだ。今日は彼女が一緒に入っていいと言ってくれたから、ここにいるんだ)

「了解。我的名字、芊芊。我是女生、2年級的。你記得嗎?」
(わかったわ。私の名前はチェンチェン。大学の2年生よ、憶えた?)

とても明るく、人見知りしない彼女となにかずっと前から知り合いだったようなそんな気がするような子でした。そして、彼女はテーブルに座るとトートバックの中に入っていたペットボトルの可口可樂(コカコーラ)を出し、三明治(中国語でサンドイッチのこと)を屈託なく食べ始めました。

「今天要上班從十點的。我没有時間。扣錢不好吧」
(今日は10時から上班なのよ。時間がないよ。お金を引かれるのは厭でしょう!)

「芊芊。我是日本人。或許你可以的話、我想點你、可以嗎?」
(チェンチェン、僕は日本人だけど、よかったら君を指名していい?)

芊芊はきょとんとした顔を一瞬しました、サンドイッチをほおばりながら・・・・・・。

「當然可以!我穿制服的恰好、很可愛的!!」
(当然OKだよ、私の制服姿は超可愛いからね!)

ブログを書き始めてこれが99話目。書き始めた頃から100話目はこの「芊芊」との出逢いを書こうと決めていました。
それは芊芊が私の台北生活で出逢った数多くの酒店の子たちの中で最も想い出に残る子だったからです。


 女の子たちはよく休憩室や更衣室で写真を撮ります。包廂の中や大廳では撮影禁止ですから、写真好きな彼女たちは撮影がなかなかできません。幹部がプロモ用に撮影したり、ちょっとした記念程度にこっそり撮ってもらうしか方法はないので、好んで休憩室などで写真を仲間同士でよく撮っています。きっと制服や禮服姿を自分たちももっていたいのでしょう。気楽な写真やおふざけ写真も多くて、彼女たちの屈託のない表情がそこにはあります。

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。    

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第100話 芊芊

1月1日に書き始めたブログもこれが第100話となりました。

酒店で知り合った多くの子の中でも20XX年の夏に出逢った芊芊は私にとっては最も忘れられない子です。今は大学を退学して台中に住んでいるはずなのですが、元気かどうかもわかりません。芊芊とのことはいつも幻であったように感じます。いろいろなことがあったにもかかわらず、彼女の写真は1枚もなく、今はどうしているかもわかりません。だからこそ永遠に心に残っているのかもしれません。

休憩室でVickyの新人妹たちへの説明も終わりに近づいていました。私の前で三明治(サンドイッチ)と河口可楽を飲んでいた 芊芊は、「我需要換衣服了!」(服を着替えなきゃね)と行って、少し奥まったところのロッカーがいっぱい並んでいる更衣室に行ってしまいました。私はVickyに今いた芊芊を點(指名)したいと話しましたが、Vickyは、「我不能、因為我不是幹部了」(私はできないよ、なぜなら私は幹部じゃないからね)と私に言います。

酒店は幹部の名前で包廂を借りる(彼らは1部屋を手配することを1桌というようにテーブル数で数えます)ため、幹部がその場にいなくてもいいのですが、必ずどの幹部を通して遊ぶかということを確定させなければいけません。今日はVickyとは加菲のことの話し合いと思っていたのですが、実際には突然の展開があって、そのため酒店に行く予定ははっきりしていなかったこともあり、いつも使う幹部の震洲にも連絡していませんでした。私は震洲にすぐ電話したのですが、時間は夜10時近くの最も忙しい時間でもあり、きっと他の客の手配をしているのでしょう、まったく電話に出ません。 

そうこうするうちに芊芊が制服に着替えて休息室のテーブルの所に戻ってきました。芊芊は肌をあらわにすると先ほどはあまり気がつかなかったのですが、少し小麦色のような肌をしていました。スタイルは抜群。私は彼女の笑顔と屈託のない行動に興味が湧いて彼女を點しようと思ったのですが、その容姿もとても魅力がありました。

「你可以過去包廂嗎?」
(ねえ、包廂には行ける?)

「不能了。因為正在我不會找到我的幹部。我打電話給他、可是他不接受的」
(だめなんだ。幹部がつかまらないんだ。電話してるけど出ないんだ)

彼女が上班しなければいけない夜の10時まであと15分ほどしかありません。それまでにタイムカードを控台して打たないと1分50元の罰金になってしまいます。さらに実際には酒店の時計はだいたい10分ほど針を進められていて、扣錢しやすい仕掛けとなっていますから、実際には5分程度しか時間がありません。私は扣錢をとられる芊芊に悪く、彼女を點するのは難しいと考えていました。幹部に連絡がとれてもさらに包廂が空いているかどうかもわからないし、運良く空いていたとしても移動するのに5~10分はかかるからです。

「今天應該我不能的。真的抱歉。如果你晩到上班開始時間的話、你有扣錢了」
(今日は多分、無理かな。本当にごめん。もし上班の時間に遅れたら、給料からお金引かれちゃうもんね)

しかし、芊芊は驚くべき、行動に出ました。初めて逢ったにもかかわらず、それは私にとっては意外な展開でした。

「你約了!你需要守護約。我也不打卡」
(約束したでしょ。約束は守らなきゃ。私もカード打たない)

彼女は制服のまま、小さな包包裏(バック)をテーブルの上に置くと休憩室のさっき三明治を食べていた場所に座りました。その間、次々と10時から上班の子たちが制服になってどんどん通り過ぎていきます。皆、芊芊に「行かないの?扣錢だよ」と声をかけていきます。しかし、芊芊はまったく、何とも思っていないのか「Ok的!」とか言って受け応えをしています。しかし、着信の番号がついていれば、いつもすぐに折り返しの電話が来る震洲から今日に限って電話がまったくありません。しばらくすると私の対面に座っていた芊芊が、手にもっていた小機を私から笑いながら奪い取りました。時間は10時をすでにまわっていました。

芊芊が私の小機を使ってあれよあれよという間にどこかに電話を始めました。天真爛漫なこの娘はまったく気にする様子などありません。私が彼女の中国語を聞いてわかったのは彼女が自分の知り合いの幹部に電話をしているらしいとのことでした。どうやら、幹部がいない私に新たな幹部を紹介しようという目的のようでした。

電話を終えた芊芊は「OK的」と言って、笑いながら私に電話を返しました。
その1分後でしょうか。「你好!」という声が私の背後からしたと思うと芊芊が彼に向かって手招きをしています。

彼の名前は光仔。芊芊の懇意にしている知り合いの幹部でした。後に私は知ることになるのですが、彼は香港人客を主にビジネスの対象としている幹部でした。これも後から知ったのですが、芊芊はとても英語がうまく、香港人の客人に結構対応していて、香港人の手配をしている幹部の光仔をよく知っていて、電話番号も何となく覚えていたのでした。包廂に行くために自分の小機は持っておらず、また、香港人はいろいろなトラブルもあるようで、彼とはよく連絡を取る必要があったこともありました。 どうやら芊芊が酒店に入って来たときに大廳で彼と逢っていて、彼がこの酒店に客人を伴って滞在していてことを知っていたのです。私は彼の提示してくる値段など細かなことは気になりましたが、芊芊の気持ちを汲んで彼の料金やシステムのことを確認せずに、包廂と芊芊の點の手配をしてもらうことにしました。

さらにこの後も驚くべき展開が待っていました。私が震洲の電話を待っている間、2人の新人の子を伴って更衣室で説明を教育行政とともにしていたVickyが休憩室のテーブルのところに彼女たちをつれて戻ってきました。芊芊は彼女が担当している子ではなく、別の經紀人が担当していたのですが、Vickyが芊芊に何か耳元で新人の子たちに聞えないような小声で話しています。新人の子たちは化粧もばっちりで制服姿も初初しく、2人で興奮しながらじゃれあっていました。そして、Vickyと話し終えた芊芊がまた、最後に「OK的」と答えました。

「今天、她們第一次上班。她們都不明白酒店的工作、没有習慣。你花用時間、所以你試看看她們一點呀。當然你不要付款、她們的消費都免費。芊芊照顧她們。你也是很好的客人而且有信用。可以嗎?」
(今日は彼女たちの最初の上班の日だ。彼女たちはまったく酒店の仕事のことはわからないし、慣れてもいない。今日あなたに時間を使わせてしまったよね。だからちょっと彼女たちを試してみて。当然支払いはいらないよ、彼女たちの分は、すべてただだから。芊芊が彼女たちの面倒を見てくれるし、あなたもとても良い客人であり、信用もある。できるよね?)

断る理由などまったくありませんでした。新人の彼女たち2人とそして、可愛い芊芊。
3人の学生妹とすごすという思いがけない展開となってしまいました。

さっき、包廂の手配に出かけていた光仔が戻ってきました。どうやら準備ができたようです。芊芊はニコニコ笑いながら手を振っています。そして、2人の新妹はキョトンとしていました。

私は光仔に案内されて包廂に向いました。そして、さらに驚くべき展開がありました。案内された包廂はたまたま空いていなかったのかもしれませんが、中規模の包廂ではなく、20人は入れるような大包廂で、だだっ広い中に私一人という状況が待っていました。

そして、包廂に入って5分ぐらい経ったでしょうか。芊芊が「你好!」と言いながら入ってきました。そして、その後に行政とVickyに連れられた2人の新妹も入ってきました。名前はまだ、わかりません。ついていないのかもしれません。この後、どうなっていくのか、私ももう酒店にはすっかり慣れてきていましたが、久しぶりにちょっとドキドキしてきました。

休憩室で出逢った美少女大学生、芊芊。

包廂に登場した彼女を起点にして多くの夜の住人たちとさらに交流を深めることになり、そして、酒店に関わるいろいろな出来事に遭遇することになるとは、この時は知るよしもありませんでした。


 画像は私が現在一番、信頼している紅牌の子や看護師になった小小(今はもう下檔)が在籍している制服店の空枱の様子です。微笑というブログで紹介した子と仲のいい開心(名前はちがいます)も最近、この店に再び勤め始めています。制服を見ると行ったことがある人はどこの店かわかってしまうかもしれません。

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。    

絶色

学生證

この日は特別な夜となりました。なぜならば、20人は入る包廂だけあって、次々と人の出入りがあって、極めて賑やかな夜になったからです。しかし、支払いは芊芊の分と包廂の小費のみという信じられないような展開でした。

芊芊はまったく人見知りしない子でした。 さらに驚いたことにとても頭の回転の速い子でした。先ほどの幹部を急に呼び寄せた時も機転がきいていましたが、てきぱきしているというか、物事の判断が速いのが特徴でした。酒店の子たちはどちらかというと優柔不断の子が多く、意思も強くない子が多いです。従って、友達に誘われてこの仕事を始めたという子やずるずるいつまでもやめられない子が多く、また、客に対してもはっきりとNOと言える子が少ないため、客も引き際がわからず、女の子が泣き出してトラブル発生ということも、PT妹には結構あります。

しかし、芊芊は違いました。自分の意思をしっかりもち、仕事に対しての強い目的をもっていました。

彼女と話をしていくうちに分かったのですが、彼女は台中の出身で高中の時は学年のリーダーでした。法律を学びたくて大学を目指したものの、台湾大学や政治大学などの國立大学には届かず、結局、入試に失敗して台北の陽明山の上にある私立大学に入学していました。しかし、彼女の家も台北で一人暮らしを娘にさせ、私立大学の学費を出す余裕などなく、彼女は家を飛び出すような形で台北にやってきていました。

彼女が最初に住んだのは石牌の近くで、ここは大学生に部屋を貸す雅房(トイレやシャワーが共同で部屋のみ)が多く、ここに月6000元ほどの家賃を払い、夜は士林夜市でTシャツを売る仕事を打工でしていました。しかし、時給は90元+歩合制。大学が終わって夜の12時頃まで働いても500元になるかならないかの収入では、生活するのがやっとであり、学費を払う余裕などあるはずもありませんでした。台湾には奨学金のような制度があって、大学や銀行に手続きすれば、卒業後にお金を返すことができます。しかし、親の反対を押し切って台北にやってきた芊芊は誰も保証人がおらず、大学の1年級の寒假(冬休み)に酒店で働くことを決心したのです。

そして、7月から始まった暑假に彼女は再び、酒店に戻ってきました。
次の学期の学費と半年分の生活費を稼ぐために。

「芊芊、你是真的大學生嗎?」
(チェンチェン、本当に大学生なの?)

あまりに包廂での手際がよく、動きもいいので、最初すぐに芊芊に訊きました。彼女は「真的」と言って、包裏(バック)から学生證をさっと出しました。それはちょうどクレジットカードのようなプラスチックの学生證で彼女の写真と本名がそこにはありました。彼女の大学に入ったばかりの頃の写真なのでしょう。そこにあるのは、黒髪で化粧気もまったくなく、清純な女子大学生の顔でした。

そして、新しく入った2人も芊芊の学生證をのぞき込んでいましたが、彼女たちは本当に何も知らないのでしょう。2人とも芊芊のまねをして包裏から同じように学生證をゴソゴソ出して私に見せ始めました。彼女たちは泰山という台北と桃園の間にある所にある技術学院に通っていました。芊芊と同様に印象がやはりちがって、すっかり、顔つきも派手になっていますから、写真を見ながらみんなで盛り上がってしまいました。

実は酒店、特に制服店では頻繁に警察による臨検があるため、女の子たちは皆、身分證を携帯しています。特に暑假は未成年の高中生がよく紛れ込んで働いているために、極めて高い頻度で臨検があります。しかし、自分の本名は基本的に客人に教えませんし、身分證を見せることなど決してありません。また、客人が要求しても絶対に見せてくれません。この時は彼女たちとは3人とも初対面でしたが、新人の子2人は經紀人の面接に同席していましたし、芊芊は休憩室で逢っていますから、彼女たちはどうやら私をスタッフの関係者と思っているような節がありました。さらに芊芊は私に「外国人はしつこくつきまとうことが少ないから大丈夫」というようなことを話しました。酒店に来る台湾人の客人はストーカーのような客人もけっこう多く、台湾人にはよほどのことがない限り、私下のことを教えることはありません。なぜなら、彼らはまぎれもなく台湾人なので、いろいろなことができるし、方法もよく知っているため、女の子にとっては危険も伴うからです。

包廂に入って15分ぐらい経った頃、行政がドアを開け、「秀舞!秀舞!」(ショーダンスのこと)と彼女たちに言いにきました。通常、制服店では1節10分経つと女の子が灯りを暗くし、レーザービームやストロボ(酒店や包廂によって異なります)のスイッチを入れ、KTVに秀舞用の曲を點します。だいたい80006といった感じの8から始まる5ケタの数字を入力するのですが、80001~80032ぐらいは各酒店とも映像がないダンスミュージックになっており、秀舞の曲も決まっています。包廂の外には大音響にしますから聞えるのですが、音がないとさっきのように行政が女の子を促しに必ずやってきます。当然、客は「不要秀舞」と言うこともできて、そのような時は促しに来た行政に「客人不要秀舞」 と大声で言えば、そのままの状態ですごすことができます。

私はこの秀舞をしないことが極めて多く、だいたいのなじみの子は包廂に入るなり、すぐに自ら秀舞後の姿にすぐになってしまいますからあんまり、必要がないということもありました。しかし、今日は事情がちがい、まったく訳がわからない新人の子が2人いますから、いつもとは勝手が違っていました。私も芊芊がどのように彼女たちをリードするのかも興味がありました。

芊芊がKTVの控器を手に取り、80006と入力しました。KTVの画面は真っ暗になり、右上に数字だけが移っています。2人の女の子に芊芊が「一起跳舞!」(一緒に踊るよ!)と声をかけ、そして穿いていた銀色の高跟鞋(ハイヒールのこと)を脱ぎ捨てました。そして、だだっぴろい包廂の中に秀舞の大音響が響き渡りました。

芊芊はすくっとソファの上に立ち上がるとダンスを始めました。2人の子たちも見よう見まねで踊り始めました。そして芊芊のなまめかしい手が自らの制服にかかりました。そして、あっという間に彼女は身軽になってしまいました。それを見て、新人の女の子はびっくりして顔を見合わせています。しかし、芊芊は何も言わず、目で合図を送っていました。彼女たちはもじもじしていましたが、意を決したように芊芊と同じ姿になり、踊っています。

私は秀舞をするのは多くはないので、この時はちょっと見とれているような感じだったと思います。芊芊は2人が同じ姿になったのを確認すると笑顔になり、今度はテーブルの上に乗って踊り始めました。そして大きな包廂だったこともあり、2人の子もあいたテーブルの上で踊り始めました。ちょうどダンスが佳境に入ったときでした。私も芊芊たちに服を引っ張られて、彼女たちと同じ恰好にあっという間にされてしまいました。3人がかりでしたし、特に2人の新しい子は初めての体験で、恍惚状態になって興奮していたこともあり、もう何がなんだかわからないような状態でした。

その時です。パツッと包廂のドアが開き、人が入ってきました。

 画像は私が本拠地にしている制服店の秀舞の様子です。秀というのは英語のSHOWの当て字で、1時間に1回基本的に必ず、1節10分間は秀舞をすることになっています。制服店には不回穿店と回穿店(少ない)がありますが、制服店ならば必ず、秀舞はあるはずです。跳舞(ダンス)はいつでも基本OKで、包廂によっては夜店のように踊りまくっている子たちもいますね。

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

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金璁跳舞

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包廂のドアが開けられるのは、小爺が後ろ向き(小爺は男子学生の打工がほとんどであり、包廂の中を絶対に見てはいけない)に物を渡す場合か、行政が女の子を他の包廂にいる客に點枱か框されて呼びに来る場合が多いのですが、秀舞の時に入って来ることはありません。

入ってきたのは經紀人のVickyでした。さらに驚いたことにVickyがさらにもう一人女の子を連れてきていました。金髪に近い茶髪の痩身の子でした。Vickyは今日から酒店に努め始めた2人の子の様子を見に来るとともにさらに新たな今日から勤め始めるという子を連れてきたのです。

秀舞はVickyが入ってきてもまったく変らず続いていて、芊芊もVickyを気にする様子もありません。私はVickyが連れてきた子を包廂に入れるという承諾はまったくしていなかったのですが、状況は話をするという感じではなく、新しく来た子もあっという間に制服の意味がない姿になってしまいました。そして、一緒に踊り出しました。Vickyは広い包廂の奥の方に入り、座って煙草を吸いながら様子を見ています。そうこうするうちに秀舞の曲が終わりましたが、ここで芊芊はさらに間を開けず、控器を取りセットしています。80032という数字がKTVの画面に映し出されると、再びダンスミュージックが大音響で始まりました。 この曲はあとから知ったのですが、1時間近くダンスミュージックが続くというナンバーで次から次へとヒップホップの曲が続きます。芊芊と名前もまだ決まっていない3人の子は恍惚の表情で踊りまくっています。私も踊りまくりという感じで、何が何だかわからないまま、気分が高揚していく感じがありました。

さすがに30分ぐらい踊ったところで、皆、疲れ果て誰からともなく跳舞をやめて少しずつ休憩の間合いになってきました。しかし、休憩の合間もソファに座って手を挙げて踊るような感じが続いており、さらに芊芊は私の膝の上に乗ってきて抱きつきながら踊るという状態でした。冷静なのはVickyだけ。ニコニコ笑みを浮かべながら、女の子たちの様子を見つめていました。

1時間近く経った頃、さすがに私も疲れて、「休息一些!」と彼女たちに言って、やっと狂乱の時間が終わりとなりました。皆、喉が渇いたのか、ビールをガンガン飲んでいます。これがまた、状況を一層過激にしました。疲れているところにビールを飲むわけですから、彼女たちの酔いのまわりが圧倒的に早く、ついには4人とも三光状態になってしまいました。気持ちも高揚しているのか、とにかく躁状態にみんななっていて、大声で話しまくっています。早口で聞き取ることが難しいのですが、一人の子が話すと他の子がすぐに反応して笑い出したり、大声であいづちを打っています。

私はVickyを呼んで、少し話し始めました。特にVickyが連れてきた3人目の新妹はよくわからないまま加わっていたこともあり、そのことを確認しておかないと大出費になってしまうということもありました。

「今天、新妹都免費的。今天她們的客人是只你、一個人。今天她們不要上班、但她們没有習慣所以她們必須知道酒店的工作一點。你也敢玩、應該她們很愛玩的。不要擔心」

(今日は新しい子はみんなただだよ。今日、彼女たちの客人はあなただけ。今日は彼女たちは上班しなくてもいいんだけど、但し、まったく慣れていないから酒店の仕事を少し知っておかなければならないのよ。あなたも思い切り楽しんで。多分、彼女たちはとても遊び好きな子たちだから。心配はいらないよ)

今日は私も幸運がありました。6月下旬から7月にかけては暑假が始まって毎日のように10名ぐらいは新妹が入ります。特に学生妹が多くて、新学期の学費を精力的に稼ごうとしてやってくる子が多いですから、7月が多分、酒店に行くのに最も良い時期だと思います。8月になると暑假も後半となりますから、あまり、新妹が入らなくなってきます。ただし、7月~8月は圧倒的に警察の臨検が多くて、週に1回ぐらいは遭遇するような感じです。新妹は慣れていない子も多く、臨検があった時に身繕いするのが手際が悪い子もいて、なかなか緊張感があるため、客人も落ち着いて行動しないといけないという多少のリスクはありますね。

4人の子たちは酔いがまわっていることもあって、とにかく開放的で私もよくわけがわからない中、なかなか楽しい時間でした。そして、VIckyが彼女たちの花名を相談し始めました。同じ名前は名乗ることができないので、Vickyはノートの一覧表を見ながら、彼女たちと相談し始めました。芊芊も積極的にアドバイスしています。

まず、黒髪のちょっと幼い感じの子は「泡芙」。日本語でシュークリームの意味。
そして、その友達の背が高い痩身の子は「巧克力」。日本語でチョコレートの意味。
最後に来たメッシュの茶髪のちょっとケバ目の子は「牛奶」。日本語でミルクの意味。

芊芊のアドバイスもあって、いずれも食べ物の名前にすることにしました。酒店では圧倒的に「小○」という「小」をあしらった名前や親親、狗狗といった同じ字を重ねる名前が圧倒的に多いのですが、実に様々な名前があって、日本人のような「○子」という名前やAngel、Roseといった英語名の子もいます。だいたい、自分で決めるのですがありふれた名前はだいたいすでに在籍している子がつけていますから、100~200名いる酒店では名前を確定するのも結構、大変だったりします。食べ物や飲み物、小動物、自然(風や海など)にちなんだ名前も多く、自分のお気に入りの名前をつけたいと女の子も思っていますから、いくつかの候補を出していき、そこから消去していくというやり方をするのが、だいたい一般的なようです。

4人の中で一番の美少女、芊芊にどうして「芊芊」とつけたのか、彼女たちが名前を決めている過程の中で何気なく訊いてみました。しかし、理由はとても簡単でした。「錢」と「芊」は実は同じ発音で「チェン」と言います。つまり、「お金がたくさん稼げるように」という願いをこめてつけたというわけです。しかし、実際の芊芊は守銭奴のような感じや正職の小姐連中のように小費(チップのこと)をなにかにつけて要求するようなところは、まったくありませんでした。どちらかというとおおらかで無頓着なところがありました。彼女のそのような気質は後日、だんだんと知っていくことになるのですが、この時はまだ、彼女の名前を決めた理由を知っただけでしたので、「しっかりしているな」という印象があったのを憶えています。

そして、VIckyと4人の女の子と話をいろいろとして盛り上がっていた時、再び、包廂のドアが急に開きました。


 画像は禮服店で客人に3人の公關たちがついている様子です。酒店は基本的に女の子を何人でも呼ぶことができますから女の子を複数呼ぶととても喜ぶことが多いです。ただし、組み合わせは要注意で仲の悪い子同士だと雰囲気が極めて悪くなるため、友達同士とか年齢や立場が近い子同士を呼ぶのがコツです。

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禮服店5モザ

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到早上

入ってきたのは今日、急に芊芊が呼び寄せて使った幹部の光仔でした。
そして、彼はもう一人、若い男を一緒に連れていました。

彼の名前はDarlin。

この時はまだ、彼らのことがよくわからなかったのですが、しだいに彼らと接するうちにいろいろなことがだんだんとわかってきました。幹部として光仔を使うことは基本的にはないのですが、顔を合わせることが時々あって今でもよく話をします。しかし、Darlinはまったく今はこの世界から身をひいていてどうしているか、よくわかりません。電話番号も換えており、もともと桃園に住んでいた人でしたから、実際に台北でばったり会うこともなくなってしまいました。

「芊芊被框了。你也框嗎?」
(チェンチェンが框された。あなたもチェンチェンを框する?)

彼らが入ってきたのは、芊芊が他の包廂にいるお客から框されたことを私に伝えにきたのでした。しかし、 よく考えてみれば、私は光仔にまだ今日の料金の確認をしていません。

「你的消費、多少錢?剛剛我還没確認了」
(あなたはいくらでやっているの?さっきまだ、未確認だったから)

「我、1個小時2000元。還有小費1000元的」

(1時間2000元だよ。それと小爺のチップが1000元だ)

いつも震洲は1時間1680元なので、高い価格でした。芊芊も大框するとなると8時間分の料金ですから結構な値段になります。しかし、新妹の3人は今日はすべてただ。芊芊がいなくなったら他の3人はどうなるのだろう?私は今日の幸運を維持させるための最善の方法を考えていました。

その時、芊芊が光仔にやさしく話し出しました。芊芊はとてもやわらかい口調の子で台湾人特有の大きな声でキビキビ話すようなところがあまりありません。さらにゆっくりと甘えたようにしゃべるのが特徴で、まわりにいる者の気持ちを穏やかにさせるような雰囲気があります。

「他是日本人的。不是香港人。我不喜歡香港人和大陸人。如果你便宜價格的話、應該他做框了。因為我是很可愛更有美麗的身材的、而且今天我必須教育、照顧新的3位小姐。她們都没有習慣。我約跟經紀人。你想想的」
(彼は日本人だよ。香港人じゃない。私は香港人や大陸人(大陸の中国人)は好きではないから。もしもうちょっと安くしてくれたら、きっと彼は私を框してくれるよ。私はとっても可愛いし、スタイルもいいからね。その上、今日は私は新しい3人の子たちの教育をして、世話をしなきゃいけないのよ。私は經紀人と約束してるから。ちょっと考えてみて)

光仔は芊芊からの意見を聞き、少し考えると私にいつも使っている幹部の値段を聞きました。震洲は1節280元の1小時1680元だったので、もし、その価格で芊芊を大框するならば13440元。差が2600元ほどありました。それを聞いて光仔が話し始めました。

「了承。今天我的價格是12000元。可以嗎?但、我和darlin有時候來包廂、一起玩、一起喝酒。OK嗎?」
(わかった。今日は大框を12000元にするよ。いいか?但し、僕とDarlinが時々、包廂に来て一緒に遊んだり、酒を飲んだりしていいか?)

今日はどのような展開になるのか、まったく予想がつかないことの連続であったし、女の子4人と更に經紀人のVickyもいましたから、大勢で盛り上がるかという気持ちになりました。さらに特別にいつもよりも価格も安くなるという状況も芊芊のおかげで発生して、いいことずくめでした。

「了承的、OK」 (わかったよ。OK)

新妹の3人の子たちはこの間5分程度の時間でしたが、私と芊芊、光仔の成り行きを見守っていました。 しかし、大框をすると決めた瞬間、彼女たちははじけるように大喜びしました。

「芊芊還在!今天到早上玩喲、玩、玩!!!」
(チェンチェンはまだいるから、今日は朝まで遊ぶよ、遊ぼう、遊ぼう!!!)

光仔は私が芊芊を大框したことを處理するために包廂を出ていきました。一緒に来たDarlinはその場にまだ、いましたが、私は彼がどのような役割の人物なのか、まったくわかりませんでした。光仔はどちらかというガチャガチャしたタイプの小柄な男なのですが、Darlinは長身で物静か、声も落ち着いている男でした。

Vickyももう今日の状況が確定したこともあり、彼女が契約した新妹3人が気分良くすごしており、私もあこぎな客ではないので彼女たちが途方にくれたり、嫌がったりするようなことをしないのは知っていますから、3人の子たちに「加油!到早上」(朝までがんばって!)と声を掛けて出て行きました。つまり、結果的には4人の子を朝の7時まで大框する形となりました。ただし、私の支払いは芊芊の一人分だけです。

これはあとから知ったのですが、新妹の子たちにはきちんとこの日の給料が支払われています。それはVickyが勤める經紀公司がちゃんと彼女たちに支払いをしており、1節120元の最低価格(当然PTの1日目なので一番低い時給です)でしたが、最初の日に厭な客につき、辛い目にあってすぐにやめて契約に至らない場合も実は多く、經紀人としてはとにかく初日に気持ちよく勤めてもらうことは極めて重要なことなのです。

女の子たちに遊んでいるような感覚で楽にお金が手に入るという気持ちを初日にもたせることは大切なことで、契約に至れば、その期間彼女たちはやめることができません。そしてその後、辛い目に遭遇して、契約期間内にやめた場合は經紀人と經紀公司は逆に彼女たちから法外な違約金をとることができるのです。

従って、よくわけがわからない間に良い思いをさせて彼女たちがよく契約内容を見ないうちにサインと印を押させることが実は常套手段なのです。毎日、このように遊びながらお金を稼げるんだという甘い気持ちにつけこむようなところは、確かにしたたかですが、それが可愛い素人の学生妹を制服店で働かせるコツであり、また、長期的な視点をもってビジネスをするVickyの戦略でした。肉を切って骨を断つというか、少しの出費であとで大きく長期的に取り返すという先の見通しをもっていますから、とにかくお金が欲しくて先を見ることができない若い子たちがかなうはずはありません。彼女たちはこれから、いろいろな壊人(悪い客)に出逢っていくとは考えてもいないのでしょう。

幹部の光仔とVickyが包廂を去り、私は初対面のDarlinとあいさつをしました。
実はこの日、とても面白い夜世界の話を聞くことになり、さらに新たに知り得たことがたくさんありました。
私にとっては7月のこの日こそ、本格的に酒店の世界にかかわるターニングポイントだったのです。

時間はまだ、夜中の1時をまわったところ。朝まで時間は十分にあります。

新妹3人組は慣れもでてきて、さらに酒にも酔っていましたから、そのはじけぶりは相当なものでした。これを朝までするのか・・・・・、果たしてエネルギーがもつのだろうかと少し心配になりましたが、乗りかかった船、とことん楽しもうという思いもムクムクと頭をもたげだしました。

唱って踊りまくる彼女たちを見ながら、私はDarlinと芊芊とビールを飲みながらゆっくり話し出しました。


 画像は更衣室で写真をとる正職とPT妹です。上の写真の左側が新妹、右側が正職の子です。普通、入って日が浅い子は1對1は絶対にさせず、基本的に面倒を見る正職の子と組み合わせて3~4人組で包廂に入れます。慣れさせるためと壊人に出逢った場合はうまくかわして身を守れるように正職の子がカバーする目的があります。しかし、新妹と気が合わなかったり、可愛い子で人気を集めるとねたみのため、正職の子が「兇」に変ることも時々あります。最初の1週間が新妹にとっては大切で、ここでうまくいくように經紀人の手配、幹部や行政との連携にすべてがかかっていると言っても過言ではありません。青い制服が特徴のこの店、行ったことがある人はどこの店かわかってしまいますね。

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帝国01モザ

帝国02モザ

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香港人たち

芊芊には特殊な才能がありました。

それは英語の能力が極めて高かったことです。酒店には時々アメリカ人などの欧米人も来店することがありますが、多くはありません。彼女が能力を発揮するのはほとんどが香港人の接客です。台湾の基本的は國語は北京語で繁字体を用いますが、香港は広東語です。よく北京語と広東語の違いは方言のようなものというような考えの方がいますが、その表現は的確ではありません。同じ漢字文化であり、共通の単語もありますが、発音も広東語は6声(中国語は四声)ですし、広東語は語記助詞を多用して種類も多いため、ちがいがかなり多く存在します。ただ、漢字文化であり、ルーツは大陸の中国ですから、しいて言えば同じラテン語から発生したポルトガル語、スペイン語、フランス語、イタリア語が何となく単語やスペル、発音が似ていてもかなりちがっているのと同じ感じです。

香港人が台湾に来た時に中国語の文章を見れば何となくわかりますが、会話となると難しい部分があり、その助けとなるのが香港人が多く使う英語です。しかし、台湾人の英語は英語の発音をそのまま発音するような感じではなく、中国語なまりのような独特の発音がある場合が多いです。少なくとも私は英語に関してはある一定以上の英語ができる方においては日本人の方が発音が良いように思います。例えば、「NEW YORK」は日本語ではニューヨークと英語と同様な漢字で発音しますが中国語では「ニューイエ」といった感じの発音ですし、ワシントンは「ホワシントン」といった感じの発音になります。

芊芊は元々、高中にいた頃から成績が良かったらしく、さらに英語がとても得意だったようです。さらに酒店に上班する前は、最初は士林夜市でTシャツを売っていましたが、その後、雙城街(農安街近くの欧米人が多く来るBARなどが固まっている地区)で賣酒の打工をしていました。台湾の開放的な雰囲気のレストランで食事をしているとよくバドワーザーやハイネケンなどの露出系の服を着てビールやお酒を売っていっる小姐がいますが、あれが酒促小姐です。店が売っている酒とは別に、直接ビールや酒を売っていて、軽いおしゃべりをしたりしながら、お酒を直接売っています。つい、私も笑顔にだまされて買ってしまうことがありますが、 雙城街や錦州街にはよくいて、特に雙城街では欧米人が多いため、英語を話す小姐が結構います。芊芊は極めて笑顔が可愛いく、天性の人あたりの良さがあるような子でしたから、ここで酒促小姐をしながら、英語の力をさらに上げていったようです。

一方のDarlinという男は25歳前後の背が高い物静かな男でしたが、彼はハイヤーの運転手でした。しかし、彼は特殊なハイヤーの運転手で夜遊び目的に来る香港人の案内をしていました。香港人が桃園國際機場に到着すると迎えに行き、そして、夜遊びのアテンドをするといういわゆる「夜のガイド」でした。彼のHPには当時(今は削除されています)、彼の車の写真や家に飾ってある免許や感謝状の写真が掲載されており、また、彼を利用した香港人たちの感謝やお礼の言葉も書き込まれていましたから、香港人の案内だけで十分な仕事がありました。

彼は酒店の幹部ではなかったのですが、台北以外にも新竹、桃園、中壢などもテリトリーにしていて、それぞれの地区の幹部や夜の店と契約としており、香港人客の紹介をこれらの酒店に案内していていました。台北の酒店を担当していたのが今回、私が出逢った光仔ともう一人(後ほど私は知り合っています)范董という幹部と提携していました。彼らはさらにDarlinが連れてきた客に英語ができる芊芊を紹介するというのがパターンだったようです。

私は昼専門の幹部だったKittyと時々、バイクに乗って台北周辺の三重や板橋、五股などにある夜の様々な店を案内してもらうことがありましたが、Darlinも誠実な良い男だったこともあり、知り合った後、桃園や中壢のKTV酒店に案内してもらったことが何回かありました。台北とはちがった雰囲気がいろいろとあってとても面白かったのですが、このブログの中でも今後、桃園や中壢のちょっと台北よりは過激な酒店の紹介もしていきたいと思っています。 

彼らが台北に来る香港人に対して請求していた金額は、制服店の場合は1個小時2000元で、一般の台湾人客よりも多少、高い値段を提示していました。しかし、台北の土地勘があまりなく、空港やホテルまで迎えに来てくれ、さらに英語や広東語ができたDarlinはとても便利な存在であったと思います。また、幹部の光仔や范董も広東語を話すことができ、そんなにボッたくるわけではなく、ガイドや案内もしてくれてのこの価格はそんなに高くはないと思います。また、Darlinは幹部たちからバックマージンをもらっておらず、ハイヤー代だけをもらっていたようです。しかし、空港までの送迎や桃園や新竹、中壢の店までは彼の車で行くわけなので、そこに必ず利用料金が発生するため、かなりビジネスとしても良かったようです。

しかし、問題は当時のこの制服店で英語ができる数少ない子だった芊芊が香港人客や大陸人客がとても嫌いだったことです。芊芊はいつも私によく話してくれましたが、香港人は「拝金主義者」であるといつも言っていて、それは当然、すべての香港人にはあてはまらないのでしょうが、酒店に来る香港人については多少、そのような部分があったのかもしれません。

私はDarlinと話しをしていくうちにいろいろなことがわかってきました。しかし、芊芊もこの時、幹部の光仔がいなかったこともあり、新妹たち3人が盛り上がっているのを横目で見ながら話に加わってきました。そして、少しばかり芊芊の本心がそこには垣間見えました。芊芊の香港人客の印象は次のような感じだったのです。

「香港人は金払いがいいが、金を払えば何でもできると思っている。また、金を払っているにもかかわらず、好き放題できないと不満をもつ客が多く、わがままで扱いに苦労をする。特に香港は141という個室にいる女の子たちによる性的サービスに限り合法であること、香港や近くのマカオに夜総会という台湾の酒店と同じようなシステムの店があり、この系統の店は基本、Sを含んだ過激なサービスに慣れていることもあって、台湾の酒店においても同様の服務を求めることが多くて、しつこいことが多いのでけっこう大変」

芊芊は英語ができたため、香港人を扱う光仔らの幹部グループに重宝されていて、彼らにすぐに紹介されるという状況がよく発生していました。また、彼らは大陸から来る客人も取り扱っていて、特に大陸からの客人たちは大量の集団でやってきて、むさぼるように女の子を扱い、大酒飲んで大騒ぎするので、芊芊は大陸からの客人もよくは思っていませんでした。しかし、芊芊は利発なところがあるものの、はっきりと断ることができない優柔不断な部分も多少あり、また、敵をつくるのを嫌がるタイプでしたから、ずるずると彼らの紹介した客人につくという状況があったようです。

従って、芊芊は日本人にまったくついたことがなく、また、空枱にいることも少ないという特殊な子で、今日は私と偶然、休憩室で出逢ったこともあって、ちょっと気分を変えたかったようでした。上班しに酒店にやってきた時に光仔と逢っていたことから、今日も香港人客が来るという予感があったのでしょう。

案の定、ホテルに香港人客を迎えに行ったDarlinがしばらくしてから香港人客を連れて、大廳にいる幹部の光仔と落ち合い、香港人客が包廂に入ったタイミングで「英語ができる可愛い子」がいると芊芊のことを話して紹介して框を勧め、すぐに光仔とDarlinが私の包廂にやってきたというのが、さっきの流れでした。ですから、きっと日本人の私につきたかったというよりは、本当のところは香港人につくのを避けたかったというのが正直なところだったと思います。

実はこのブログを始めるきっかけとなったBBSに日本人から時々、「台湾に遊びに来る某香港人対象のサイトを見つけたので、どのように使ったらいいでしょうか」というような書き込みが時々ありました。

私はこの日をきっかけにして香港人をビジネスの対象とする彼らと知り合ったのですが、彼らに自分のHPだけではなく、香港人がよく見ているような夜遊びサイトに情報提供をたくさんしたらいいというような話をしたことがありました。彼らが「それはいいアイデアだ」と言って、書き込みをし始めたのが多彩な夜遊びの情報を提供していた今ではすっかり有名になってしまったこのHPでした。皆さんも「141」などで検索すればすぐにヒットします。

このHPは今はかなり、大きく発展していて、「台湾夜遊」のコーナーが独立してトップページには酒店や按摩、外送小姐の写真が多く貼られています。理由はわかりませんが、2008~2009年にこのHPをリンクさせてビジネスをしていたDarlinは今は完全に撤退し、2010年初頭にはこの仕事をやめてしまいました。

光仔や茫董たちとは今でも酒店の大廳などで偶然逢えば話をしますが、すっかり当時のようにまめに書き込むこともなくなってしまいました。一見の外国人を相手にしているいくつかの幹部グループが新たにな参入してきており、私もよくわからない幹部や斡旋業者が加わり、当時とはかなり状況が異なってきています。

このサイトを運営する香港人(私は知らない)がビジネスがうまくいったのでしょうが、どんどんHPを拡大しています。今では総合的な香港人のための夜遊びHPとしてすっかり有名なサイトになってしまいました。そうなると大金をもって買春目当てにやって来る香港人のビジネスチャンスに群がる台湾人も多く、多くの幹部やデリヘル、マッサージの案内人が次々と宣伝をサイト上で始めるようになりました。今では危ない業者が多い「KIJIJI」の夜遊びHPと同じような何でもありサイトになっており、極めて情報が危ないものも含まれる玉石混交サイトになっています。ある意味インターネットを象徴したサイトになってきています。

芊芊が話したように、今でも拝金主義者が多い香港人の扱いは難しい場合があって、彼らは台湾人とは少し異なる気質をもっています。「金で女は何とでもなる」とか「金を払ったんだからその分のサービスをきっちりしろ」みたいな傾向の客人が多く、トラブルも時折あるようです。

芊芊に限らず、全般的に酒店の女の子たちも外国から来て、紹介の時になめるように女の子を物色し、金で傲慢に遊ぶ傾向の客は極端に嫌っています。だから気性がやさしいことが多い台湾人の娘を買春目的で来ることが多い外国人である、香港や大陸、韓国、日本の客人を彼女たちは総じて警戒しています。 実は中国語ができない日本人の観光客も評判はとてもよくありません。

特に香港の場合は141が合法ですが、明かにセックスがビジネスの風俗ですし、香港やマカオの夜總會は基本的に一晩のセックスの相手を捜しに行く傾向が強いです。従って香港やマカオの夜の世界の女の子は、セックスの技術や男を喜ばせるテクニックにはたけていますが、気持ちを開くような子は、概して多くはないです。

逆に台湾人の子は気持ちを大切にする傾向が強く、基本的に傲慢な客やあこぎな客を拒否する子が多いです。つまりビジネスとして割り切らない子が多いです。マカオの大きなサウナに行ったことが有る方はわかると思いますが、カジノもあるため、世界中から女の子が出稼ぎに集まっていて顔見せの時に出身国の名札をつけてる店が多いです。サービス料金が国や女の子のレベルでも異なることが多いのですが、台妹は一番高いことが多いです。それは台妹が一番、ビジネスライクではなくて気持ちがやさしく、疑似恋愛的な気分が味わえるからというのがマカオでの定評と聞きました。

酒店の子たちの中には香港やマカオ的な何でも有り的なアバズレ系も存在します。今は当時とはちがって、香港客人や大陸客人をビジネス対象にしている幹部たちは、酒店に100人以上いる中のこのようなアバズレ系をマークしていて彼らにそのようなボディサービス至上主義、金をもらえばどんどんサービスします的な子をうまく充てています。その方が幹部としてのビジネスが成功するのでしょう。台妹の中ではハズレでも事情がわからない彼らは同じ中華圏でも評判の良い台妹を抱けるだけで満足するようです。

ですからこのHPには「夜總會」と表記してあるのが酒店のことですが、正確に言えば台湾に「夜總會」はなく、「夜總會」は香港やマカオの文化です。 似て非なるものというか、見た目や遊びの輪郭は似ていますが、本質はとてもちがうところがあります。ですからアバズレ系の娘ではなく、普通のPTなどの台妹がついた場合、勘違いしたバカな香港客や大陸客がトラブルを起こすことが最近は増えています。

今、このHPの宣伝には正直なところ、見る人が見ればわかりますが、騙しやボッタも含まれており、ちょっとした百鬼夜行状態になっています。従って、今は大金をもって台湾に買春に来る香港人とその金を狙う台湾人のポンや幹部の攻防の場になっているといった感じでしょうか。

また、このサイトの女の子の写真も本物かどうかは極めて怪しく、日本の風俗店のようなパネマジが多いと思われます。写真で使われている子のうち何人かは多分、本物ですが、彼女たちは酒店などの紅牌や藍牌、看板娘で客寄せパンダ的な役割だと思います。いたとしても女の子自身が安心できる懇意にしている台湾人の客しか、まずつかないでしょうし、宣伝を出している幹部たちも最初から確信犯でやっているように思います。

恒常的に来てくれて長く良いビジネスができるのは、やはり台湾在住者の信頼できる良客ですから、一見の3~4日ぐらいで帰国する外国人観光客に良い娘を食い荒らされるような下手は彼らは絶対にうちません。それに観光客は高い金を使ってわざわざ外国まで買春に来ていてやる気満々、この時とばかりと女の子にやりたい放題にする傾向が強いですから、そんな役割はアバズレ系の女で十分と彼らはしたたかに計算しています。セックスを売り物にする子はすぐに客にも飽きられてしまいますが、性格が良く、何度も客がその子に会いに来たくなるような娘は、彼らのビジネスの金の卵ですから。

幹部は「この子は台妹です」と女の子を外国人に紹介していますが、実は大陸からの出稼ぎ娘であることも多いです。中国語ができない外国人には大陸妹と台妹の区別がつきにくいので、よくやる常套手段です。それと「写真で見た子を呼んで欲しい」と行っても他の客にすでについているとか、体調が悪くて帰った、今日は急に休みになったなどと言って替わりのアバズレ系娘をあてがうのも今は一般的です。

それと旅行で来ているため台湾滞在日数や時間が短く、スケベなことで頭がいっぱいの観光客に写真とちがう子でもしょうがなく手を打たせるというようにもっていくのもやはり常套手段です。とにかく一刻も早く女をあてがい、とにかく抱かせれば、半勃起状態の観光客はある程度、怒りや文句も静まることをよく知っていますから。ごまかすのがうまいし、ツボも心得ています。なにせ、このサイトは今や外国から女を大金をもって物色させに来させるような超おまねきサイトのつくりになっていますから、ちょっとそれなりの女の子を見せれば食いついてくることぐらいは彼らもよく知ってます。

「盤子」という夜の世界でよく使われる中国語スラング(隠語)を知っていますか?
今ではこの香港人の夜遊び案内サイトに情報提供している斡旋業者や幹部たちはこの「盤子」を一生懸命、捜しています。何人かの外国人をビジネス対象にしている幹部たちは「騙子」であることが多いので注意が必要です。従って、香港人も日本人と同様、外国人ですから台湾の実情がよくわからず、旅行や観光で来た際にはいろいろなボッタにあっても在住しているわけではないし、適正な価格や方式が詳しくはわかりませんから、カモがネギしょっているようなもんです。

私が出逢った光仔やDarlinが台湾に来る香港人のためにいろいろと良心的に情報提供していた2~3年前とはすっかり状況も変わってしまいました。私もこのHPを運営している香港人のねらいに安易に乗らないようにビジネスでご縁のある香港人の方には耳打ちしてきました。彼らは当時、少なくとも芊芊のような可愛くて性格の良い子を「外国人に気遣いができる」という視点で紹介していました。しかし、今は「コミュニケーションがとれないことを前提としたSやFを簡単にするボディサービス系の子」を紹介する幹部が多くなっています。

私はDarlinが姿をこの世界から突然消したのは、だんだんとこのような傾向が強まってきたことに嫌気がさしてきたのではないかと思っています。彼は寡黙でしたが、誠実な男で、人を騙すようなことは好みませんでした。きちんとしたハイヤーの仕事をこなし、多くの感謝状や表彰状をもっていた彼は2009年の末期頃には少しグチをこぼしていましたから、夜の世界のガイドをする意欲もだんだんとなくなっていたのだと思っています。

酒店は基本的には台湾文化のある意味、象徴です。

香港人もそうですが、外国人である我々がその深遠な世界に足を踏み入れていくことは表面的には簡単でも実はその奥にはいろいろな仕掛けがあります。

ポツポツと言った感じで話すDarlin、そして愛らしい芊芊。彼らとの語らいは「外国人」である私にとっても自分の台湾での立場や酒店とのかかわり方、遊び方を再度認識する意義深いものでした。

 画像は更衣室でのPT妹の普段着の様子です。上班前はまったく普通の街を歩いている女の子と変りません。気軽にのびのびとすごしています。更衣室の一角には化粧台がいくつかあって、ここで女の子たちは髪をセットして、化粧をします。特に酒店ではつけまつげとマスカラが重要で、目を大きく見せて強調するメイクをどの子をします。やや灯りが暗い包廂では濃い目の化粧がよくはえるので、どの子も必然的に似たようなメイクになりますね。

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更衣室1モザ

更衣室2モザ

 更衣室にある化粧台の前でメイク完成。おしゃれな子は早めに来て30分はかけてメイクをしています。

更衣室完成モザ

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跳舞!跳舞!跳舞!

Darlinと芊芊と話をしていたところ、急に手を引っ張られました。今日から上班を始めたギャル風の牛奶でした。

「一起跳舞!」 (一緒にダンスするよ!)

18歳と19歳ばかりですから、体力は無尽蔵という感じでした。彼女たちがKTVに入れていたのは当時、大学生の間で大ブレイクしていた「戰鬥Fire」。皆で軽やかに踊るのですが、私とDarlinも参加、彼女たちが手取り足取り教えてくれます。当然、芊芊は軽やかに踊ることができて、ちょっと不器用なオジサンたち2人を見て、大笑いをしていました。Darlinは幹部ではなく、香港人を車で送迎するのが仕事でしたから、包廂に香港人客が入っている間は帰るまでは特にやることもなく、ただ、待つだけですから、酒は飲まないものの、結構楽しんでいました。実は女の子4人がこの跳舞ができたわけではなく、うまかったのは芊芊と牛奶。あとの泡芙と巧克力は同級生なので、一生懸命2人で談笑しながらがんばっていました。何回かやるうちに、みんなだんだんできるようになってきて、包廂が広いこともあって大盛り上がりになってきました。

 

彼女たちは無邪気な子どものように楽しくて仕方がないようでした。格好はなかなか恥ずかしいとは思うのですが、そこは亜熱帯の台湾、身も心も開放的というか、ノリの良さは抜群です。 夜通しと決まっていましたし、芊芊も他の3人も他の客人に呼ばれて包廂に行くことは今日に限っては絶対になく、また、客人の視線を浴び、物色される空枱に並ぶことも絶対にないとわかっていることもあって、気持ちは全開放、何か女子大の学園祭にいるような錯覚を覚えるような感覚でした。

次に彼女たちが入れたのが、今では余興のすっかり定番となった伍佰の「你是我的花朵 」。

これは多くの台湾人がとてもよく踊る定番ソングで、振り付けが簡単なこともあって、みんなで踊ると大変盛り上がります。もう、曲がでてから5年ぐらいは経つのですが、曲が覚えやすいこともあって尾牙のシーズンなどでは誰かが必ずやると言っても過言ではありません。それぐらいポピュラーになってしまいました。しかし、当時はまだ、そんなでもなくて、私も聴いたことはあるものの、実際に踊って歌うのは初めてでした。




手をグルグルまわすところなどとても盛り上がるので、もし、知らないならば、覚えておくと良いと思います。彼女たちは鈴のついた鳴り物などを取り出して、ソファの上に立つわ、テーブルの上をお立ち台にするわで、ますます大ノリになってきました。

しかし、息をつくひまもありません。あまりにも多くの曲を入れていたので、私もすべてを覚えていませんが、この日に新たな盛り上がるダンス系の曲を彼女たちが積極的に教えてくれたことは、私が台湾のPOPSシーンに一気に詳しくなる大きな出来事でした。とにかく、歌って、踊り続けています。いくつか、あの日に覚えた歌手の歌を紹介していきます。

2010年に酒店での定番の曲となった「嗶嗶嗶」をヒットさせた謝金燕の「練舞功」。




男女のユニット大嘴巴の「結果咧」。



やはり、ダンス系のヒット曲が多い温嵐の「熱浪」。



阿妹こと張惠妹の当時大ヒットしていた「維多利亞的秘密」。



私とDarlinは芊芊をはじめとする4人の子たちに追いはぎのようにすべての衣類をはぎとられ、もうノンストップ状態になっていた彼女たちの興奮の前になすすべもありませんでした。Darlinは香港人客を送っていくという仕事がまだ明け方にあるため、酒を飲むことができなかったものの、よく盛り上がってくれていました。

そして、10曲ぐらい歌い踊った頃でしょうか。時間は夜中の3時か4時頃にすでになっていたと思います。
再び、包廂のドアが急に開き、また、人が突然、入ってきました。

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我有難過了

入ってきたのはいつも使っている幹部の震洲でした。

今日は彼に連絡がとれなかったところから今までとはまったく異なる展開になっていったのですが、私からの着信を見て、經紀人のVickyに連絡を入れて包廂の場所がわかったようでした。私も盛り上がっていてさっぱり気づかなかったのですが、 自分の小機を見ると、彼からの着信が2~3度入っていました。私は震洲に今日のいきさつを話して他の幹部を使ったことの理由を話そうとしました。

酒店の基本的なマナーとして複数の幹部を使い分けることはあまり好ましいことではなく、幹部も自分の顧客だからこそ良い子を捜し、値段も良心的にやってくれます。それは一見ではなく、末永く使ってもらえるという計算があるためであり、また、信頼関係で成立している部分もあります。一般に幹部を換える場合は、以前使っていた幹部をもう一度よりを戻して使うということは少なく、また、以前の幹部も浮気した客を基本的には裏切られたという気持ちが少しありますから、その客の依頼を受けないと言われています。酒店で良い時間をすごせるかどうか、適切な価格で遊べるかどうかはすべて幹部にかかっていると言われるのは、このようなもちつもたれつのような事情があるからです。

従って、光仔のような外国人の旅行者を主にビジネスの対象としている幹部たちは、長く頻繁に利用してもらうことは最初からあきらめていますから、値段も高く、女の子もいつも自分が紹介している一部の子を除いては、あまり情報をもっていません。また、旅行者のニーズにあわせて多くの酒店と契約していますから、広く浅くビジネスをしているのが常で、女の子の情報や行政たちとの関係をあまりもっていないというのが一般的です。しかし、多くの店の状況の把握は優れていて、どの店がどのような傾向の客人が多く、どういうような遊び方ができるかということの判断はまちがっていないことが多いように思います。

震洲は私が説明する前にVickyから事情を聞いていたのでしょう。笑いながら、 「我没有生氣了。没關係」 (僕は怒っていないよ。気にしないで)と私に話しました。

「今天、我打電話給你。可是你不接受了。剛剛你很忙嗎?」
(今日、電話したんだけど、出なかったのはさっき、とても忙しかったの?)

「是的。今天我有難過了」 (そうだよ、今日はとても苦しいことがあった)

この「難過」という中国語は酒店でよく使われる単語で女の子たちや幹部がよく話します。「厳しいことがあった」「辛いことがあった」「大変だった」というような気持ちが交錯しているような言葉で、女の子や幹部が壊人とトラブルになったりする時によく使います。

話を震洲から聞いてみると何があったのかがとてもよくわかりました。女の子たちもしばしの休憩ということもあって震洲の話を興味深く聞いていました。

要するに支払いと女の子の服務のトラブルでした。震洲をいつも使っている客が新たな客を紹介してくれ、今日はその客4人を禮服店に案内していました。禮服店は制服店と異なり、いわゆる秀舞がなく、女の子も包廂に来た時とずっと同じ格好をしています。だいたいが玩遊戯をしたり、KTVを唱って盛り上がることが多いのですが、禮服店の一番の客の楽しみは制服店よりも少しお姉さん系の小姐を大框して出場し、Sをすることにあると言われています。価格は決して安くはないのですが、いわゆる綺麗系の子が多く、痩身の子がそろっていますから、客もそのような子たちとSできるという目標に向けて金をつぎ込むところがあります。Sするかどうかは女の子の判断なのですが、意外なことにSする子は制服店よりも多く、制服店から2店目として入店している子が比較的多いという事情もあって、制服店の領枱と同じように出場して自分の服務で小費を稼ぐという子が多いとも言えます。

今日は4人の客に対して、4人の子たちがすべて大框されて出場したのですが、3人は客と飯店に行き、Sの服務を承諾してらしいのですが、一人の子が断固拒否して、Sできると思って大金をはたいて大框した客は怒りが爆発し、トラブルになったとのことでした。よく確かめなかった客もいけないのですが、客の要望に答えて、すべて震洲は有Sの子を紹介していました。しかし、 客が女の子の好みとはまったくかけ離れていたようで、抱かれたくないと強く思い、Sを拒否したとのこと。そのため、路上で口論となり、駆けつけた幹部の震洲にも客がくってかかるという状況があったようです。大框している訳ですから、金を戻すことはできず、客を見てSをするかどうかを決める権利のある暗配の子だったこともあって(禮服店は基本的に暗配の子が多い)、どうすることもできない状況でした。結局、客は震洲と女の子に罵声を1時間近く浴びせ続けて、客を別の店に案内して、やっと先ほど解放されたということでした。

制服店の場合は、このあたりの服務についていては比較的はっきりしていて、また、女の子も明配か暗配か没有Sかがかなりきちんと把握されているのに対して、禮服店はややあいまいな部分もあって、心に余裕がないとなかなか気持ちよく遊べないところがあります。女の子も2店目、3店目という子が多いため、そのあたりのかけひきにもたけていて、今日の子も拒否したところで、もう絶対に自分のところにはその客は来ないし、替りの客はすぐに見つかるでしょうから、その1~2時間の修羅場を耐えてやり過ごせば、その後は大きな問題には発展しないことを百も承知でしょうから、確信犯とも言えます。わざと客を怒らせて嫌われるのも彼女たちは戦術としていますから(二度と来て欲しくないため、わざと態度を悪くして来ないようにする)、かけひきにたけていない下品系のスケベ親父は一刀両断にされてしまいます。

しかし、幹部は女の子ほど、簡単にはいきません。性悪な女を紹介したということで、幹部の評判が悪くなり、その噂が新たな客の獲得をするための障害になることがあるからです。従って、かなり下手に出て、少し、お金を返すこともありますし、別の店に連れて行って安く安排することもあります。震洲は今日は後者の方法を使っていて、かなり安い価格で客を別の制服店に案内し、現場處理する子(包廂のトイレで小費をもらってSをする子)を充てて、なんとか気持ちよく帰ってもらったとのことでした。

さすがの震洲も疲れていて、うんざりといった表情でした。幹部にも苦労があって、女の子が手のひらを返したように客人に対しての態度を変えることがよくあり、その扱いは簡単ではありません。客、女の子と信頼関係で成り立っている仕事ですし、風俗産業と酒店は異なっており、特殊服務は約束されたものではないため、その安排(アレンジのこと)は気苦労が伴うことが多いと言えます。客の思惑と女の子の思惑に格差があった時にこのような問題は発生するのですが、その格差を少なくするのが幹部の役割であり、力量と言っても過言ではないと思います。

話し終えた震洲は、大好きな水果を食べ出しました。そして、芊芊を見て、私に次の話を始めました。

 画像は4月2日に台北最大の禮服店ができる以前に最大規模を誇った禮服店の小姐です。禮服店は制服店に比べると痩身で長身の子が多く、年齢も20~25歳ぐらいの子が多いです。やや落ち着いた雰囲気の子が多く、外国人である日本人にとっては簡単ではありません。中国語のコミュニケーションがとれないと、はじけるような遊びができる制服店とは異なって、すぐに行き詰まってしまいます。しかし、綺麗な子が多く、モデルのような子もいますから、通い詰めている台湾人も少なくありません。

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。   

大富豪の領枱

今天你有幸運

震洲は芊芊に話しかけました。

「怎麼今天你來到個包廂?你認識他嗎?」
(どうして今日はこの包廂にいるの?彼を知っていた?)

「不是、我不認識他的。今天當我來到酒店的時候、我遇到他在休息室了。最初我覺得他是新的行政人員。一般,客人不在休息室。到今天我没有陪日本人客人。很多小姐談論日本人客人是不好、因為就日本人不會説中文、所以很無聊的。而且我聽過日本人摸摸很多、要求強迫S也很多。可是他是不一様。他知道酒店的方式、愛玩的。更他是溫柔,有趣。他不是奇怪、新妹也放心了。其實我討厭外国人。 他們不尊重我們。若用錢都可能。我的工作是照顧客人、所以我常常耐心。但不管他是外国人、他會體諒我們。今天我們很自由、很開心呀!」

(いいえ、私は彼を知らなかったよ。今日、私が酒店に着いた時、私は偶然、彼と休憩室で行き会ったんだ。最初は新しいスタッフの人かなと思った。だって普通、客人は休憩室にいないでしょ。それと今日まで私は日本人についたことは一度もないんだ。とてもたくさんの子たちが日本人の客人は良くないって噂している。なぜなら日本人は中国語ができないし、とてもつまらないからね。その上、日本人はすごくさわってくるし、Sをさせろという要求もしつこいことが多いと聞いていたから。でも、彼はちがったよ。彼は酒店のシステムもとてもよく知っていたし、遊び好きなのに加えてやさしくて面白いんだ。変な人じゃないから、新しい子たちも安心できてる。実は私は外国人が厭なの。彼らは私たちのことを尊重しないし、お金を出せば何でもできると思っている。私の仕事は客人の世話をすることだから、とても我慢しているんだ。だけど、彼は外国人にもかかわらず、私たちに思いやりをもって接してくれるから、今日は私たちはとても自由だし、ハッピーだよ!)


私は特に彼女たちに気を遣っていたわけでもなく、ご機嫌をうかがっていることもまったくありませんでした。ただ、酒店に足を運ぶようになって、様々なことに遭遇していましたし、あこぎな客によって弄ばれて、堪え忍ぶ女の子たちの姿を知っていますから、遊びは気持ちよく、粋に楽しみたいと思っていただけでした。それに気持ちを大切にする台妹の子たちは、その方が良い接し方や服務が返ってくることも多く、ドライに金で割り切って遊ぶ日本の風俗のような感覚は良い結果が生まれないことを何となく感じていました。それと酒店の子たちが日本人客の悪口をいつも言っていて「つきたくない」とよく話していることも知っていましたから、台湾のルールにのっとって酒店での夜遊びをする日本人もちゃんといるんだということを示したい気持ちもいつももっていました。

日式の場合は女の子もママさんたちからよく鍛えられていて、日本人がシステマチックな遊びを好むこと、一定の金額に対しては一定の要求をもって遊んでいることをよく理解していますから、まず、日本人が日式クラブに行っても大きな失敗や女の子による差はありません。それと日式クラブの場合は日本語を片言なりできる子が多いですから、コミュニケーションの点においても行き違いのようなことが少なく、トラブル発生の確率は極めて低いので安心感も高いです。また、サウナや一部のマッサージ、ポンの手配する外送小姐などはある意味、即物的なサービスに特化していますから、金で割り切って遊ぶにはシンプルでわかりやすいと言えます。

しかし、台湾のドメスチックな酒店は一言で言えば、とてもわかりにくい世界ですから、そこに落とし穴もあって、慣れていないとトラブルも待ちかまえています。台湾人でも遊び慣れていないとトラブルがあるぐらいですから、外国人である私たちは「推して知るべし」です。

ですから、支払いに関しても「金でケリをつける」みたいなことは絶対にせず、いつもこだわりをもっていて、適正な価格できっちりと遊ぶことにしていますし、女の子との気持ちの距離を縮めていくことを遊びの主眼にしています。

そのようなポリシーをもって酒店に行っているうちに自然と女の子たちとの関わり方というか、公私混同の世界というか、そんな感覚を持ち得ていったのだと思います。だから初めて日本人に接した芊芊もとても気持ちを開き、新しい子たちも楽しい時間をすごし、また、提供してくれたのでしょう。

震洲が私に向かって言いました。

「芊芊是很有名的PT公關。都幹部認識她。很多幹部找她、想介紹自己的客人。她有很多的魅力。不錯了。如果毎天她有上班的話、應該他變成紅牌。很多客人找她。她常常不在空枱。若他在空枱、當然被挑選快快。芊芊是真的搶手。她好像非常喜歡XX先生。今天你有幸運的!」

(チェンチェンはとっても有名なPTの公關だよ。すべての幹部は彼女のことを知っているし、とても多くの幹部が彼女を捜して、自分の客人に紹介したがっている。彼女はとてもたくさんの魅力があるし、まちがいない子だ。もし、彼女が毎日、勤めれば、多分、すぐにでも紅牌(酒店のナンバーのグループ)になるだろうね。彼女が空枱にいることはまずないし、もしいたらあっという間に選ばれてしまうよ。チェンチェンは本当に人気がある子だからね。彼女はXXさんをとても気に入ったようだね。今日はラッキーだったな!)

震洲の言う通りでした。3人の今日入ったばかりの大学生もとても可愛いし、性格もいい子たちでしたが、芊芊はその子たちをすべての点で上回っていました。自由奔放なのびやかな性格、素朴さ素直さ、気遣いできるきめ細やかさややさしさ、そして、極めて可愛い顔と抜群のスタイル。さらに跳舞や唱歌もうまくて、ノリもよく、まわりの子たちと協調しながら包み込んでいくような雰囲気づくりの巧みさはきっと天性のものなのでしょう。後日、芊芊は「私は高中の時に、先生たちにすごく可愛がってもらっていた」とか「学年の同学年の子たちから数え切れないぐらい告白された」と話してくれたことがありましたが、決して自信過剰や嫌味ではなく、十分に納得できる話でした。

それと制服店で人気がある子には実は極めて大切な要素があると私は思っています。それは表現するとなかなか難しいのですが、強いて言うならば「爽やかなエッチさ」というか「明るく楽しい軽やかなエッチさ」というような感覚です。

以前、私は酒店の申し子とも言える「珊珊」という台湾大学出身の正職の子の魅力をブログで紹介しましたが、彼女の場合は「艶やかさ」とか「妖艶さ」といった表現がぴったりで、男の下半身に直接訴えかけるような魅力があります。きっと「抱きたくなる女」という魅力では抜けた存在です。どんな客人も自分の恋人のような感覚で接することができる彼女は一種の天才ですが、芊芊の場合は珊珊とはタイプがまったくちがって、手をつないで一緒に夜市をまわったり、自然に抱きついてきたりするような楽しさや可愛らしさがあるタイプです。一緒に遊びに行ったら楽しいだろうなというのが芊芊の魅力でした。

私は珊珊のような子にも魅力を感じますが、子犬のようなじゃれついてくるような子が楽しいこともあってどちらかというと好む傾向があります。一緒に遊んでいて飽きない子、長時間一緒にいても楽しく、気持ちよく過ごせる子がきっと一番好きなタイプで、芊芊はその要素をすべて持ち合わせていました。

従って、芊芊と永遠に別れる12月24日まで、私は彼女とその数奇な運命を共にすることになっていったのです。


 画像は幻想的な包廂で知られる制服店の公關の子が更衣室で私服から制服に着替えていく過程の様子です。Facebook 経由で親しい子から紹介されたPT妹ですが、この子は一般の客人がつくことは極めて難しいです。私がいつも幹部や行政の紹介でPT妹の子を選んでしまうのも、写真を見もらうとその気持ちがご理解いただけるかもしれません。酒店のキモは100人以上いる公關の中から宝石のような輝きのある子を見つけ出すことにあって、そのためには人間関係がないとよほどの幸運が限り、一握りの宝石のような子たちと出逢うことはまず、できないと言っても過言ではありません。

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君悦バニーモザ3

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