< 吃飯&餐廳 : 我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

私は台北で駐在生活を4年間送りました。昼間は世界の平和と日本の経済発展を目指して全力でお仕事。夜になると地表にちょこんと顔出して、五木の街あたりを彷徨っています。そこで私は数多くの天使達と悪魔に出逢いました。そんな私の夜の彷徨いを台湾社会の複雑な仕組みなども紹介しながら書き綴っていきます。ほとんどの日本人が深くかかわることが難しいと思われる台北の夜世界の様子とエピソードの紹介が中心です。これは心優しい台妹たちを愛し、そこで出逢った人達とのかかわりや心のつながりをとても大切にしながら、これからも彷徨い続けていく私の軌跡です。

吃飯&餐廳

早餐店

この制服店の入口の隣はドラッグストアー、その隣には大きな土産物屋があり、24時間やっていますから結構、日本人も数多くこのあたりにはやってきます。今はすっかり、この制服店も経営者が変ってから雰囲気が変ってしまい、私はもうすでに一年以上は多分行っていません。ただ、いつも酒店の前にはガタイのいい、ちょっとこわもてで黒ジャンパーを着たお兄さんがいて、夜、酒店の入口の所を通るといつもニッコリ笑って「好久不見!」(久しぶりという意味のよく使う常套句)と話しかけてくれます。

この酒店から南に向かって歩き、長春路を渡ったあたりにセブンイレブンがあります。芊芊が言った最も近いセブンイレブンはここかなと思い、しばらく待っていました。しかし、彼女は9時近くなっても姿を現しません。きっと涙で顔がぐしゃぐしゃになっていたから、化粧を念入りにし直しているのかなと思いました。

突然、その時、小機(携帯電話のこと)が鳴りました。

着信を見ると、さっき番号を聞いたばかりの芊芊でした。包廂では女の子たちは小機をもって来ることは規則でできないため、普通、包廂から一度、彼女たちの更衣室のロッカーにある小機を鳴らして、番号を着信につけておくのが一般的です。彼女たちは着信があった時間を見て、誰の電話かということがわかるといった感じです。

超元気な声で、耳が壊れんばかりの大声で芊芊が叫んでいました。

「我生氣!你不知道附近的SEVEN嗎?我等等你、可是你來不及。你在那裡?」

(私は怒ってるよ!店の近くのセブンわかんないの? 私は待っているのに、やってこないじゃない。どこにいるの?)

怒っていると言っても笑いながらで愛嬌があるのですが、とりあえず、長春路の南側にあるセブンにいると話しました。彼女はあきれてこう言いました。

「林森公園付近嗎?那個地方早餐店没有。你知道錢櫃嗎?往民生東路、左邊有SEVEN」 

確かに北へ錢櫃の方に向かって歩いていくと民生東路の手前にセブンイレブンがあることを思い出しました。台北市は実は世界で一番コンビニエンスストアの密度が高いことで知られていて、本当に街中にコンビニエンスストアがいたる所にあります。従って、「近くのセブンイレブン」と行ってもこの制服店の近くには3~4店舗はあり、よく「どこのセブンイレブンか」を聞いておかないとこんなことになります。

私は、しょうがないなあと思いながらも、このあたりの早餐店はよくわからないし、彼女に言われるままにしようと思い、北へ向かって歩き出しました。5分ほど早足で歩くと、確かにセブンの前には芊芊がいて、アイスコーヒーの紙カップを片手にもってキョロキョロとあたりを見回していました。

素顔の彼女は、ちょっと色が黒くて、包廂ではあまりわかりませんでしたが、きれいな茶髪にしていて、朝から照りつける強烈な台北の日差しにまぶしく輝いていました。服装は休憩室で初めて逢ったときと同じラフな格好で、肩からトートバックをかけていました。

「你有時候去過早餐店嗎?」 (時々朝食屋に行くの?)

芊芊の質問に「是」と答え、彼女が案内する民生東路に近い所の横道にある早餐店に一緒に行くことになりました。外食文化の台北では朝ご飯を食べさせる早餐店がたくさんあって、ひとつのレストランのジャンルとして確立しています。あわせて24時間の店やファーストフードも多く、また、コンビニではテーブルやカウンターがある所も多くて、よく店内で皆、飲食をするのも一般的です。 価格はとても安くて、だいたい50元から100元もあれば十分なところが多く、私も時々、利用していました。

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最近は洋式の早餐店もたくさんあって、下の写真の 美式早餐屋はチェーン店になっていて、方々にできています。コーヒーやジュースとサンドイッチ(三明治)というようなアメリカ式ブレックファーストが台北の若者にはうけていることもあり、伝統的な台湾料理系の早餐店からバリスタのようなコーヒーショップがやっている早餐まで様々あって、多くの人が朝から利用しています。  

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特に錦州路周辺は朝の6時から9時頃にかけて下班した小姐がまったりと2~4人ぐらいで早餐店で食事していることも多く、彼女たちの日常の姿や様子を見ることができます。台湾には「豆花妹」という「豆花店」から誕生したスターもいるのですが、早餐店からも「早餐店辣妹」がいると2010年頃に話題になり、グラマーな彼女は一躍時の人となって、多くの雑誌を賑わせていました。
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さて、一緒に早餐店に入った芊芊は、私にいろいろなことを話し始めました。彼女は英語も堪能であり、利発な子だったため、話題がとぎれることはありませんでした。彼女との話の中で聞いたいくつかのことと実際にこの後、私が向き合っていくことになるとは、この時は思ってもいませんでした。

自助餐

芊芊はいつも本当に一人でした。

知り合いは酒店に関わる夜の住人がほとんどで、仲の良かった大学の友人たちとも生活のリズムがちがっていたため、一緒に行動することはなく、彼女が買っていた猫とともに暮らしていました。彼女のかつての相談相手であった若い男(酒店で知り合った客)は芊芊に金をせびるようになっていたたため、彼女も距離を置き始めていました。

芊芊と知り合って、その翌日からすぐに連絡がありました。用事はいつもだいたい一緒に食事をすること。芊芊の上班は基本的に週4天、夜の10時から朝の6時までが彼女の勤務する時間でした。だいたい夜の7時頃に連絡があって、7時半ぐらいから9時半頃まで、何度も一緒に食事をしました。彼女の家は酒店近くの商務套房でしたが、すぐ近くに自助餐の店があって、私も仕事帰りによく芊芊とよくつきあいました。  

五木を北に民生東路に向かって歩き、錢櫃を過ぎたところを左に入ると比較的こぎれいな台式料理の自助餐があって、値段も安く、こぎれいな感じが芊芊も気に入っていたようで、本当によく行きました。Google Mapの写真はやや古いので、当時のままです。この店は台北のいたるところにあって、大変味もうまく、価格も安いので、私も個人的によく利用していました。食事時はいつも大盛況で、席も相席が当然という状況になります。
台式料理・自助餐店 

自助餐は台湾に駐在している人ならすぐにわかるのですが、日本にいると知らない方も多いかもしれません。いわゆる多くの料理がバイキング形式に並んでいて、それを指さして紙製のトレイに盛ってもらうというしくみです。取り放題、食べ放題のバイキングとはちょっと異なっていて、多くは盛りつけをしてくれる女性がいます。 

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自助餐

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値段は重さで決める店もあったりしますが、会計の担当の女性が料理の種類を見て即座に計算して合計金額が表示されるといった仕組みが多いです。だいたい1人100元前後という安さで量は十分です。下の画像は自助餐の案内をしているサイトからの画像ですが、3人分で280元。便當(弁当)にもできるので、テイクアウトもよく皆、しています。

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便當ではさらに安い50元便當が台北にはたくさんたくさんあって、十分な量です。駐在の方もよく利用していると思いますが、日本に帰国するとコンビニあたりの300円~400円前後の弁当でも高いと感じるのは私だけでしょうか。

50元弁当

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それと芊芊と時々、ぜいたくして行った店があります。芊芊はウィンドウショッピングが大好きで、101の近くの東區あたりはモダンな店が多くて時々、連れてかれていました。ただし、誤解がないように言っておきますが、高級なブランド品などを買ってあげたことは一度もありません。芊芊はお洒落な子でしたが、基本的には酒店のPTの子によくあるいわゆる質素な子でした。化粧品もいつも100元ぐらいで買っていて、服装も夜市で売っているような安いものをうまく組み合わせて着ているセンスの良い子でした。

さて、芊芊と10回ぐらい行ったのは101の中にある「WASABI」というバイキングの店です。
WASABI

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台北駅前の三越の上にもバイキングがあって、ここも時々、行ったのですが、101の周辺を芊芊が好きだったこともあって、こちらに行った方が多かったように思います。値段は一人1000元ぐらいはするのですが、日本料理が大好きだった彼女は寿司や刺身をガンガン食べていて、その笑顔は世の中の幸福を独り占めしたような感じなので、楽しかったですね。

しかし、食事をした後、実は私は芊芊の勤めている酒店に一緒に行ったことは一度もありませんでした。芊芊は特殊な子で、私下(プライベートのこと)の生活と酒店での自分をはっきりと切り分けているようなところがありました。酒店はあくまで仮面をかぶった偽りの姿を見せることもあるビジネス。私下は自分の気持ちをさらけだす自由な時間。彼女は私に同伴や来店を求めることは一度たりともありませんでした。日本好きな彼女は私と会うまで日本人の知り合いはおらず、大学でも言語交換を少し日本人と授業でした程度でしたから、貴重な存在だったのかもしれません。

彼女の明るい笑顔の裏側には孤独もあって、私も芊芊から「一起吃飯吧!!」と連絡があると、仕事でどうしても行けないとき以外は彼女とつきあうようにしていていました。もちろん、彼女がとても可愛く、一緒に居てもまわりから羨望の目があるような子だったので、当然、私自身も彼女と会うのが楽しみでした。それと彼女自身がいつもいろいろな話をしてくれて心開いてくれたこともうれしかったように思います。

そうするうちに7月下旬、いつしか芊芊は自分のことについて、真剣に相談をし、私にいくつかの支援を頼むようになってきました。それは金銭面ではなく、彼女自身の保護者替りのようなことでした。彼女は両親とケンカ同然で家を飛び出し、台北にやってきたために彼女自身を守る社会的な存在がありませんでした。酒店の經紀人はあくまでも彼女のビジネスの契約の相手でしたし、ヒモのような若い男は当然ながら、そのような存在にはなりえません。

そして、このことは私が彼女とともに私も台北の事情にさらに詳しくなり、幾多の試練を迎えることになっていきました。
台北の街はやはり、彼女にとっては厳しい街で、生き抜くのに決して簡単ではありませんでした。

回轉寿司

芊芊とは本当によく食事を一緒にしました。女性が一人で食事するのは今は東京では珍しくなりましたが、やはり、誰かと一緒に食事したいという気持ちは誰もがもっているのかもしれません。

酒店の小姐というと薪資(給料のこと)も当然、普通の子よりもよく、派手な生活をしているように思うかもしれませんが、それは一部の正職の子たちであって、多くは質素な生活ぶりです。日本は人件費がとても高く、アルバイトでも時給900円ぐらいが東京では平均的ですが、台北では時給90元前後(現在のレートで250円ぐらい)です。その割に物価はそんなに安くはなく、東京の7割前後という印象があります。1時間働いて、麥當勞のセット(100元ぐらい)も食べることができず、スタバのコーヒー1杯も飲めません。ですから彼女たちは1食を100元前後に抑えることがとても重要で、駐在員が行く日食の店などは高値の花というのが事実です。

また、化粧品や衛生用品の購入に彼女がよく利用していたのは 屈臣氏(WATOSONS)です。會員になっていて、五木周辺にはたくさんあるのですが、民生東路の交差点にもあって、いつもここで待ち合わせをすることが多かったです。彼女はとにかく、いろいろな店で商品を見て、価格の検討をするのが大好きでしたから、私の仕事が少しずれこんで遅れたときもつまらなさそうにすることなく、いつも買った品々を見せてくれたりしました。ちょっとした化粧水だったり、乳液だったりすることが多いのですが、「可愛らしさ」に一本もっている彼女はいかに安く自分を演出するかをよく考えていましたから、 屈臣氏は彼女の基地というべき存在だったのかもしれません。

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彼女は昔、石牌に住んでいた(ここは学生が多くて安い雅房 が多い)ため、石牌にもよく一緒に行きました。石牌にはあまり知られていないのですが、ちょっとした夜市があって、店が多く、結構なにぎわいを見せている街です。

このMRT站の近くに回轉寿司があります。日本のいわゆる回転寿司です。1皿30元ですから、日本よりちょっと安いぐらいです。彼女たちにとっては3皿も食べてしまうとあっという間に100元近くいってしまいますから、決して安くはありません。
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日本で銀座あたりのクラブの子や六本木あたりのキャバクラの子とアフターにはとても回転寿司などは行けないでしょうね。私は行ったことがないのですが、何となく笑われて「せこい」なんて思われそうな気がします。しかし、台湾はとてもちがっていて、彼女たちはとても喜んでいましたし、実際、私は日本人なので回転寿司などは珍しくもないのですが、彼女たちは大好きでした。特に日本びいきの芊芊は大好きでよくせがまれていきました。

五木あたりから行くのもタクシーはもったいないというので、いつも中山站まで歩いて、そこからMRTでした。遊遊卡は台北人ならほとんど持っているのですが、当然、芊芊も持っていて、いつも自分で交通費を払っていました。しかし、回轉寿司は私が代金を払っていたので、彼女にとっては往復の交通費で夕食が食べられるのですから多分お得だったと思います(笑)。彼女とよく行ったのはこの有名なチェーン店の石牌店。士林行政中心の近くに特力屋というホームセンターがあって、そこに生活用品を彼女とよく一緒に買いに行きましたが、その中にも回轉寿司があってよく行きましたね。

特力屋は巨大なホームセンターで生活用品はここでだいたいそろうので、芊芊と扇風機を買いに行ったり、シャワーのコックを捜しに行ったりしましたが、見ていると日本との価格比較もできて休日の時間つぶしにはなかなか楽しかったです。
特力屋

芊芊にはいろいろなところに連れて行かれたのですが、活発でおしゃべりな彼女は「何をしようか?」といった展開はまったくありませんでした。次々と行きたいところややりたいことがあって、もともと好奇心が強く、行動的な彼女は出歩くことが大好きでした。しかし、大学の友達とは生活リズムがあわず、正職の子たちがあまり好きではなかった彼女は、酒店の小姐たちとあまり一緒に行動しませんでしたから、きっと一人で街をフラフラしていてもつまらなかったのでしょう。それと芊芊は少々おせっかいなところがあって、私があまり台北や台湾の事情にそれほど詳しくない(当然、当時は駐在員ですから台湾のことを深く知る場面は限られていました)ため、いつも懇切丁寧に教えてくれたり、私の買い物にも気持ちよくつきあってくれました。彼女の写真が一枚もないのは、あまりにも身近過ぎて、記念の写真などというような心境になりえなかったからかもしれません。

彼女ともうひとつよく行ったのは「吉野家」です。台湾吉野家は実はある私の仕事と関連がある巨大商社がそのバックボーンを支えていて、台湾で事業展開しているのですが、董事長もよく知っています。経営的な側面から吉野屋のことを分析することはあれど、芊芊に逢うまでは実のところ一度も入ったことはありませんでした。石牌にやはりあってよく行くようになりました。日本とは異なって枝豆などのサイドメニューがついていて緑茶などもセットになっています。価格は100元から150元ぐらいで日本と大差はありません。しかし、台湾人の平均的な給料のことを考えるとやはり高めなのでしょう。日本の感覚のような安い食事という感じよりは、平均的な食事といった感じです。長春路にもあってこの吉野家にもよく行きました。

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若くてお洒落な子と回轉寿司や吉野家に行くというのも何か、気恥ずかしいような気が最初はしましたが、台北ではスタンダードなことのようにすっかり私の意識も変ってしまいました。 回轉寿司だとよく食べて2人で500元ぐらい、吉野家だと300元ぐらいでした。1食100元を目標としていた芊芊にとっては十分な夕食で、非日常的な食事ではなく、日々の生活に埋没する中での夕食としてはやや高めだったのかもしれません。

日本にいると何か、台北の時とは感覚が異なってしまうのは不思議でなりません。

「庶民的」という言葉がありますが、台北の子たちは極めて「庶民的」で、気軽につきあうことができました。それが例え夜の煌びやかな世界に生きている子たちであったとしても。

芊芊との出逢いは本当に私が酒店に生きるPT妹たちの生活を垣間見ることができたと思っています。
彼女たちの気持ちや孤独感、そして「なぜ酒店で働かなければならないか」という理由。

芊芊とはこの年の12月24日、聖誕節の夜に永遠に別れることになるのですが、彼女とすごした日々を少しずつ書き綴っていきます。

夜晩的釣蝦場

台湾のメジャーな娯楽に釣蝦があります。24時間営業の釣蝦場も結構あり、1日中、多くの客人でにぎわっています。私は数多くの小姐と釣蝦場に行きましたが、彼女たちは概して蝦釣りが大好きでした。士林夜市にも蝦釣りはありますが、夜市のヨーヨー釣りに似たような蝦釣りではなく、釣り堀で釣るような蝦釣りが台湾にはいっぱいあって、駐在している方は一度は行ったことがあると思います。紹介のブログもたくさんありますね。

ちょっと話がそれるのですが、士林夜市もきれいに改装されて私たちの馴染みのあった、あの白いコンクリートのビルにあった食べ物街も取り壊されてしまいました。

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今は新しい士林夜市がオープン、入る入口の右側には夜市の蝦釣りがあります。下の写真の右下に「えび釣り」という日本語の看板がわかると思います。こちらは夜市にやってくる子供たち対象のお遊び蝦釣りという感じです。

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芊芊は初めて台北に住んだときに石牌に住んでおり、士林夜市で打工していましたから当然、士林夜市の蝦釣りのことを知っていました。しかし、彼女とよく行ったのは、ここではなく、釣り堀型の蝦釣りの方です。劍澤から淡水あたりの台北北部に詳しかったこともあり、時間があると夜や日曜の午後、よく一緒に行きました。

「一起去釣蝦吧!!」 (蝦釣りに行こうよ!!)

彼女が詳しかった士林站からバスに乗って行く「外雙溪」に数多くの釣蝦場が点在しています。場所は至善路三段のあたり。東呉大学、故宮博物院と通り過ぎ、風景が殺風景になり、ちょっと郊外の香りがしてくると釣蝦場が並んでいるところがあります。

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日曜の午後に行ったこともありましたが、基本的に落ち着いた雰囲気になる夜に行くことが多くて、行きはバス、帰りはタクシーみたいな展開が多かったです。12時過ぎの夜遅くにタクシーが来ることは期待でない場所なので、夜中に小姐と一緒に行く場合は必ず、帰りの足のことを考えなければいけません。女の子のバイクに乗っていくとか、自分で中国語でタクシーを呼ぶということになります。このあたりは本当に釣蝦場が並んでいてそのほとんどが24時間営業、夜中も実はアベックでにぎわっています。

以下、このあたりにある釣蝦場です。

雙城 台北至善路2段469號 公 250/200/200 24H

春城 台北至善路2段471號 公 250/200/200 24H

明德城 台北至善路3段41號 公 250/200/200 24H...冬天有尊魚,夏天 有甘脂魚

尚好 台北至善路3段31號之1 公 250/200/200 am12:00~am03:00

雙溪園 台北至善路3段33號 公 250/200/200 24H...龍蝦紅蟳綜合池

松園 台北至善路3段29號 公 250/200/200 24H

車輪 台北至善路2段485號 混和 250/200/200 am10:30~am06:00

安達 台北至善路2段471-1號 公 250/200/200 24H

至善 台北至善路3段13號 公 250/200/200 過3小時每小時150 24H

私たちがいつも行く定番の釣蝦場は「車輪釣蝦場」。このあたりでは一番釣れるという評判があり、台湾人の子たちもここを勧めるのが、なぜか定番です。確かにいつも一番にぎわっていました。日本人の方を見かけることもごくたまにあるのですが、いつも出かける時間が遅いことが多く、観光の方などは夕方頃に来ることが多いようで、多くの観光サイトやブログに紹介されている割にはほとんど逢ったことがありません。

確かに10時頃に最終バスで出発し、夜中の1時過ぎぐらいまで夜風に吹かれてまったりしていることが多かったので、そんな時間の日本人はまず、いません。釣蝦場は実は夜中、結構混んでいて、客はアベックが多く、子供もいないので、大人の雰囲気があり、落ち着いて蝦釣りができるので、大人の方々にはお勧めです。日本ではこういう場所に夜遅く若い女の子がいるのはあまり考えられませんし、いたとしても少ないのでしょうが、台湾はちがいます。午後から夕方は圧倒的におじさんや家族連れ、子供などが多いのですが、夜はこぎれいな小姐が結構いて妖艶な独特の雰囲気になります。

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夜に来るとあたりは結構自然豊かなのでまわりが暗い中、ネオンが輝く、ちょっとあやしい感じですが、昼の写真はこんな感じでつくりは雑、開放的な雰囲気です。

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さて、肝心の蝦釣りですが、濁って透明度のない水が入ったコンクリートの釣り堀でやります。いつも私は2小時が多くて450元~500元ぐらい。女の子と交替でやることもあって、そうなると2人で1本の釣り竿を借りるだけで、安いです。蝦釣りをしていない一人がビールやお茶を買ってきたり、タバコを吸ったりしてまったりして、一人が釣り糸をたらすという感じです。腹が減っている時は数釣らなきゃいけないので、2人でやることもよくありました。

さて中の様子ですが、フロントはこんな感じ。車輪釣蝦場の場合、ここで料金を払うと時間がコンピューター管理されていて入場時間と退出時間が書かれたレシートを受け取ります。そして竿と餌をもらって釣り堀の適当なところに陣取るという算段です。

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夜の釣蝦場の雰囲気はこんな感じ。アベックや若い人が多いです。

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昼だとガラス張りで明るくなりますから、ずいぶんと雰囲気が変り、家族連れなども多くなります。中には自分の釣り竿を持ってくるマニアな人もいて、2~3分ぐらいに1匹釣るような超うまい人もいますね。

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餌は鶏肝と小エビ。女の子は普通、生臭い鶏肝などに触るのも嫌がるのかなと思うのが普通なのですが、そこは台湾、全然気にせず、女の子たちもどんどん手の汚れも気にせず、鶏肝も使います。

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蝦は底の方を歩き回っているので、コツはタナの取り方で、釣り堀のプールに釣竿を入れて水深を測定し、最初に浮標と針の位置関係をしっかり調節、ちょうど餌が底につくかつかないかぐらいがベストです。浮標を見ているとすぐに蝦が食いついて沈み始めますから、あまり、早くあげないのもコツです。あたりを確認して、浮標が水中に引き込まれて10秒ぐらいしたら勢いよく竿を引き上げます。あまり早くても針が蝦にかかりませんし、遅すぎると餌だけ食べられています。このタナの取り方とあたりと釣りあげのタイミングが実はすべてです。

下の図で基本的な言葉を覚えておくと、近くにいるおっさんや兄ちゃんがいろいろ教えてくれたりします。芊芊は人見知りしない子でしたし、とても可愛いのですぐに声をかけられていて、たちまち仲良くなるという特技をもっていましたから、随分といろいろな人にコツを教わりました。泡が出ているところにたくさん蝦がいるとか、放流の時間は何時で店がどこの場所から蝦を大量に入れるとか、いろんなお得な情報がありました。すごく、毎回、台湾人とのコミュニケーションが楽しかったです。基本的に夜、若い台妹を連れて、中国語しゃべりながら来ている日本人はメジャーな蝦釣りのようなレジャーでも少ないですから、いつも「你、日本人嗎?」と珍しがられていました。こんな時間はもし、台妹を連れていてもホテルですごしていることが多いと思っているのか、夜に台妹と出歩いていること自体がきっとあまりないことなのでしょう。

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下の写真のように夜中は若い子たちが結構いて、グループやアベックで盛り上がってますよ。

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釣り上げて蝦が暴れたりして腕のハサミで指をはさもうとしてきますから、女の子たちも「キャーキャー」言って盛り上がることが多いです。上の写真のようにしっかりともち、ハサミのある腕をちぎって、まずは挟まれないようにしてから針を外すというのが一般的な手順で、だいたい女の子たちはこのハサミの部分の手をちぎったり、針をはずしたりするのが苦手なので、やってあげることがほとんどでした。釣った蝦は下の写真のようなビクに入れて、釣り堀内に入れておきます。

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さて、釣った蝦は料理してもらうこともできますが、私はいつもその場で塩焼きにしていました。2小時で2人でがんばると50匹近くは行きます。少ないと30匹ぐらい。1小時で10匹を釣るのをいつも最低の目標としていましたから、女の子の腕にもよるのですが、最初に一緒に行き始めた芊芊はなかなかうまくて、なんでも器用にこなしましたから、蝦釣りも大好きで得意としていたため、調子がいいと一人で2小時で30匹近く釣っていました。まわりの人も驚くようなハイペースのことが1回あって、爆発的に釣っていた夜がありましたね。

この蝦を流しでまずはよく洗わないといけません。タイから輸入されているこの釣蝦場のちょっと青みがかったテナガエビは長生きさせるために大量の抗生素や薬物が投入されているという事実があって、よく洗わないと危険といつも芊芊は言っていました。確かに下の動画のようなニュースがあり、多少おおげさでしょうが、規制の甘い台湾ですから、ある程度は事実でしょう。



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芊芊は流しに釣った蝦をぶちまけて、いつも水をガンガンかけてとにかくゴシゴシよく洗っていました。

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この洗った蝦に櫛をどんどん刺して、粗塩を擦込んでいきます。車輪釣蝦場には午後や夕方にはちょっと日本語ができるオジサンがいて、手伝ってくれます。すごく、人の良いオヤジさんで、初めて蝦釣りに行く日本人にとっては強い味方になるでしょう。段取りをすべて教えてくれますよ。

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粗塩でまぶした蝦を網の上に並べ、ガス栓をひねって着火し、簡略式グリルでガンガン焼きます。
 
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ここでも芊芊は徹底していて、薬品投与されている釣り堀にいる蝦を徹底して焼きます。上のようにまだ、体の黒い縞模様があるうちはダメで、完全に真っ赤になるまで、何度もひっくり返しながら焼いていました。

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これでやっとできあがり。あとは台湾啤酒と皮をどんどん剥いて食べるだけです。芊芊はさらにいつも徹底していてドロッとした脳みそや内臓部分は絶対に食べませんでしたし、私にも「你不吃比較好」という建議(アドバイス)をもらっていて、よく焼けている身の部分だけ、食べていました。

夜風が本当に気持ちよくて、実際に蝦も殻を剥くと意外と身は小さいので、あっという間にたいらげてしまいます。粗塩がよくきいているため、啤酒がうまくて、女の子たちといつも心地よい時間をすごしていました。芊芊と行き始めたのがきっかけですが、私はその後、多くの子たちとこの夜の車輪釣蝦場に来ました。いつもだいたい天気が良く、いずれもとてもまったりした一時だったように思います。車輪にはオープンエアの座席があって、月がきれいな夜などは、本当にリラックスできました。

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S.H.Eも蝦釣りを楽しんでいます。台妹の子にとっては本当に身近な娯楽なんでしょうね。歌もなかなかいいのですが、彼女たちのキャラクターが多くの台湾人から支持されているのもよくわかります。天真爛漫な雰囲気がよく伝わってきます。





最後に蝦釣りを本当に楽しむ台湾の方々の動画を貼っておきます。表情がみんな素晴らしいですね。
芊芊をはじめとするいろいろな子の楽しそうな表情、私もよく覚えています。
夏の夜の蝦釣り、一度行ってみてください。夜風がとっても気持ちいいですよ。



屋頂上 -The Tops-

芊芊と夜景を見ていると、芊芊が一緒に食事をしようと言い出しました。

「肚子餓吧!一起吃飯」 (お腹減ったでしょう、一緒にご飯しよ)

私は陽明山の上にいるので、下にとにかく降りなければと思いました。ここまで登って来る途中にカフェが点在していていずれも雰囲気が良いこじんまりしたお洒落なカフェでしたが、食事をするという感じではないような店が多かったですし、 車やバイクのような足がない私たちは機動力がないので、この広大な夜の陽明山を簡単に動くことができません。タクシーを電話で呼ばなきゃと思って、電話しようとしたのですが、その時、芊芊が言いました。

「不要的!」 (必要ないよ)

私は彼女の意図がよく、わかりませんでした。芊芊はにっこり笑うと、テラスの下にあるヤシの木が生えていて明るくなっているあたりを指さしました。

「已經我有預約那店裡。你不要擔心!」 (すでに私はあの店を予約しているんだよ。心配しないで)

芊芊と下の方を見ると白いテントが貼られた一角があります。夜景が美しくて、足下にまったく気づかなかったのですが、独特のつくりのレストランが確かにありました。

名前は「屋頂上 -The Tops -」。

屋頂上 - The Tops -

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台北ではとても有名な夜景の見えるレストランで、週末は予約しないと入ることはとても難しいと言われています。雰囲気はインドネシアのバリ島の雰囲気をコンセプトにしていて、店内には石像のようなオブジェがいたるところにあります。

芊芊は実は今日の計画を用意周到に準備していて、午後にはここを予約していました。とても変った感じの餐廳(レストラン)で夜景がとてもよく見え、料理もちょっと高めの設定になっています。

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間接照明が効果的に使ってあって、夜景を美しく見せるような効果をあげる構成になっており、VIP席はとても高いのですが、すぐに予約がうまってしまうという噂があります。文化大學のお嬢さんたちがよく利用すると芊芊は言っていて、「つきあいが大変」と話していました。文化大學の子たちは確かにファッショナブルな子が多く、お洒落に気合いが入っている子も多いですから、行く店や買う品をまともにつきあっているとかなりの散財をしてしまうというのは、まんざら大げさではないかもしれません。下の写真は屋頂上での文化大學の女子学生たちです。確かにちょっとそういう雰囲気がありますね。

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料理は中華料理風の多国籍料理のような感じですが、価格は高く、料理一品が200~500元ぐらいはして量も少なめなので、2人で3000~5000元ぐらいはかかってしまうでしょうか。

写真は一番ポピュラーな櫻花蝦飯ですが、200元ぐらいはしたと思います。ちょこちょこ食べているとあっという間に1000元はいってしまいますから、台湾人にとってはかなり、高級な餐廳だと思います。

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芊芊は預約だけでなく、彼女がすべてこの日は支払いをすると言ってきかなくて、私は酒店で一生懸命働く芊芊を知っていますから、あまり頼めなかったのですが、彼女がどんどん、「これがうまいから食べてみて」といった感じで注文してしまいました。5000元ぐらいはあの時、払ったのではないかと推定していますが、結局、彼女はいくらだったかも教えてくれませんでした。私が彼女に日頃、ごちそうしていたのはファーストフードや自助餐、回転寿司、夜市の軽食などでしたから、すごく申し訳なかったのですが、この日は彼女からの禮物だったこともあり、彼女の心意を受け取り、私も気持ちよくごちそうになりました。

それが芊芊の心意に応える礼儀でもあり、客人と小姐という関係ではなく、 朋友であり対等な関係で彼女とはつきあっていきたいと思ったからです。彼女が必要とするならば、私のできる範囲で、私の時間が許せば、彼女の心の隙間を埋めていこうとこの時、さらに思いました。

芊芊は確かに酒店のPT妹でした。

社會的な保証もなく、また、生きていくための多くの手段も持ち合わせていませんでした。だから、彼女の誠実さ、気持ちののびやかさ、聡明さ、それを信じていこうと思っていました。裏切られるようなことまではしないし、彼女もきちんとその点はわきまえていました。頭のいい子だったし、元々は学校で老師(学校の先生)たちにも可愛がられていた子だったので、きっとその微妙な距離感に対して絶妙な天性のカンをもっていたように思えてなりません。この後、芊芊とはいろいろなことを経験していくのですが、実際に彼女は最後に永遠に別れるまでとても誠実でしたし、気持ちを踏みにじる、裏切るようなことは一度たりともありませんでした。

「長的期間,我常常一個人吃飯著。說真的一點、我寂寞了。當被框的時候、我有時候一起吃飯跟客人。不過其實我常常不開心的。因為工作是工作、客人要我的身體、要S的。我常常説跟客人不可能做S。所以都客人的心情馬上變成不開心。我的心絶対不賣。我的心是自己誠實的證明。所以今天、真的開心、因為我的心是自由」

(長い間、私はいつもたった一人でご飯を食べていたんだ。本当のことを言うとね、ちょっと寂しかったよ。客人に框される時、時々一緒にご飯を食べるんだけど、実はいつもアンハッピーだった。なぜなら、仕事は仕事だし、客人の狙いは私の体、私とセックスすることなんだ。私はいつも客人にセックスできないことを言っているから、断った途端、客人はみんな機嫌がすごく悪くなる。でも私の心は絶対に売らない。私の心は自分が誠実であることの証なんだ。だから、今日は本当に幸せ、だって私の心は自由だからね)

芊芊はそう話すといつものやさしい目をして口元に笑容を浮かべました。彼女がこの「屋頂上」に来たのは実はこの時が初めて。文化大學に入った日からいつか来たいと思っていたようでしたが、まわりの友人が居たときはお金がありませんでしたし、お金があるようになったら、一緒に行く友人をその生活のちがいから失っていました。

だから、「屋頂上」は彼女の憧れだったのです。

素敵な夜景を見ながら、心許せる人と食事をすること。簡単なようで遠い道のりだったのかもしれません。
可愛い彼女のことだから、被框された客人に頼めば連れてきてもらうのは難しいことではなかったでしょう。

「我不賣自己的心」

酒店の仕事は金を稼ぐため。
でも金を稼ぐために多くのものを失った彼女は、自分の誠実な心だけは絶対に失わないという強い気持ちがありました。 

それはこの美しい台北の夜景と同様、夜の世界の中で輝きを放っていて、誰かに見てもらいたい、見つけて欲しい、彼女の最後の誇りだったのかもしれません。

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不思議な関係

芊芊と酒店で出逢ってから、ほとんど酒店に足を運ばなくなりました。

なぜなら、いつも芊芊から上班の前に連絡があって、一緒に夜8時頃から10時頃まで食事をしたりすることがとても多く、また、彼女が上班しない日は彼女自身が暇なのでよく私を呼び出していましたから、時間があれば、彼女と会っていました。彼女はとても魅力的であり、その自由奔放な性格は一緒にいて本当に楽しかったからです。

夕方、7時頃に国賓大飯店の向いにあるMr.Brownでは經紀人のVickyともよく会いましたが、ここに時々、芊芊も現れるようになりました。私を含めて3人には共通することがあって、それはCoffeeが好きなこと、喫煙すること、そして、おしゃべりをすることが好きなことでした。

 画像は中山北路の国賓大飯店の対面にある伯朗珈琲館(Mr.Brown)です。本当によく行きました。長春路と民生東路のちょうど真ん中あたりにあって、場所もよく快適な空間でしたね。

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 このカウンターでよく注文しました。画像のようなリモコン式プレートをくれて、できると光が点滅し、バイブの振動があって教えてくれるので、下へ降りて注文のコーヒーなどを取りに行く方式でした。

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 2階席の様子。ガラス戸の外側に中山北路に面したアウトサイドテラスがあり、喫煙席に当時はなっていて、いつもここが待ち合わせの場所でした。昼はきっと暑いのでしょうが、夕方から夜にかけては風が気持ちよくて、中山北路の街路樹やタクシー・バイクの灯りやビルの灯りがきれいでしたね。

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私は中国語の日常会話をすることにもとても意味があって、彼女たちの使う独特の単語をいつも筆談を交えて理解することが楽しみのひとつでした。芊芊にはいつも「你撥音、不好的」(あなた、発音が悪いよ)といつも笑われていて、よく直してくれました。「説」(シュオ)という発音が特に苦手でなかなか彼女たちの発音には近づけないのですが、自分ではどこが違っていて、どう悪いのかがわからず、彼女たちに日本語で「音痴」と言われていました。つまり4声がうまく発音できないことがあって、KTVで働く彼女たちは日本語の「音痴」という言葉を知っていました。イントネーションのカンが悪いということを彼女たちは言っていたのだと思います。

また、Vickyは芊芊の經紀人ではなく、それも芊芊が気軽に来られた理由のひとつでした。いわゆる主従関係というか、契約における上下関係がないというか、そんなところもあり、また、とても人なつこい芊芊は誰とでもうまく合わせられるという才能もありました。 そのため、Vickyも芊芊を可愛がっていました。いつも屈託のない笑いがあり、そして、楽しい一時でした。私だけがいつも仕事を終えての参加でしたから、2人にいつも気楽でいいと言われていて、10時少し前になると上班に向かう芊芊と回遊魚のように酒店で自分の子飼いの公關のチェックをするVickyは仕事に向かうので、帰宅して休むだけの私は、ちょっと申し訳なく感じることが多かったです。

芊芊と出逢うきっかけになったのは、ここでVIckyが新しく暑假に上班を始めるPT妹の大学生と面試をしたことがきっかけでしたが、芊芊も自分自身の契約や酒店への紹介の在り方が気になるらしく、この手の酒店經紀の話はとてもよくしました。私は当時のVickyがくれたいろいろなメモや印刷物をたくさん持っていて、読み直してみるといろいろな極意がそこには書かれていました。經紀公司にもピンキリが当然あって、悪い騙しが多い公司や小姐の面倒をまったくみない評判の悪い經紀人もたくさんいます。Vickyは確かに夜の世界の住人でしたが、もともとは名門大学を卒業している聡明で機転のきく女性でしたから、彼女の經紀人としての実力は秀でていました。

これは、当時の彼女がもっていた資料の文章ですが、經紀公司の方針がしっかりと書かれています。

各位姐妹們: 公關小姐求職的時候每個環節都要注意、不要因為一時生活上的金錢上的急需失去了原本應有的理智!! 
酒店求職管道&注意事項:

1.朋友介紹。 透過道上班的工作內容,店家的模式,前提是要能信任的朋友,最好是有在要介紹的那一間酒店上過班的朋友,如果是轉介紹,資訊的可信度就會比較低,朋友不會騙妳。 

2.報章雜誌八大的求職廣告。 這是我覺得最多陷阱的管道,平時到報章雜誌上寫的某某酒店徵伴唱小姐(工作性質單純、免脫、免秀舞、免出場)並可以日領兩萬。女性朋友來酒店上班第一個想到應徵的方法就是報紙,看著報紙看到斗大的標題、輕鬆、免喝酒、可借錢就拿起手中的電話趕快打電話過去說要應徵,報紙裡有百分之90% 是應召站!!! 

3.經紀公司應徵 從經紀人那得知店家的模式,去尋求一個覺得OK的店家,但是這個行業總是有一些老鼠屎,所以應徵時還是要多加注意小心,以下為面試注意事項:

(1).跟酒店經紀面試最好約在公開場合,或辦公室,切勿約在私人密閉空間。
(2).酒店經紀面試不需簽任何合約。 
(3).酒店經紀面試證件不離身。 
(4).酒店經紀面試有朋友陪同。 
(5).酒店經紀面試不繳交任何費用。 

4.我們可以給您的3大保證 
(1). 工作保障
(2). 安全保障
(3). 生活保障 

公司保證: 

1.新進求職者不需簽下任何合約。不簽約、也不押證件。 

2.本店家均有合法的營利事業登記證 

3.開銷不是問題 公司有提供宿舍 

4.本公司採用禮服 治裝費沒有便服店來的高,因為不需像便服店一樣需注重行頭 

5.禮服店公關小姐的素質要求大約在跟便服酒店差別不大,小姐素質處於中上公關,客人年齡層比較廣20~50歲都有。不脫不秀舞單純唱歌喝酒聊天的交際應酬上檯模式。 

6.公關由帶檯帶進包廂讓客人挑選(看檯),只要客人選定後,公關就是服務該客,直到客人離場。 

7.禮服店目前已經有下午的店家,午場時段下午6點就開始營業到凌晨六點所以不必擔心節數問題 消費金額比較便宜所以生意量比較好、也不用擔心騷擾問題。 

看完以上10點 還在比較外面酒店賺不到錢 還有任何的的疑問嗎? 歡迎與我連絡或私訊

歡迎與我聯繫 我叫Vicky,XX娛樂傳撥經紀公司目前致力於台北各大合法營業酒店娛樂工作

<酒店上班到底都在做什麼? 怎麼上班法?>

酒店工作內容:
桌面服務,般人通常會想偏 其實桌面服務是很簡單 也很單純的一件事
桌面服務有以下幾個要點:

1.桌面上有幾件物品要注意
A.容器杯類有5種(威士忌杯 也就是洋酒杯 ;啤酒杯: 水杯 也就是開水杯;熱茶杯 ;公杯)
B.熱毛巾(當服務生送熱毛巾給消費者使用後 摺整齊後放在旁)
C.水果盤(把面積較大的水果 細分小塊後送至消費者面前)
D.煙灰缸(煙灰缸內別超過3根煙)

2.接下來要注意的事項有以下:
A.當消費者要點歌時 要主動起身(不等消費者開口) 拿麥克風歌本(或遙控器)
B.千萬別讓消費者自己倒酒(或水) 甚至要主動按服務鈴請服務生入內(如倒熱茶 熱毛巾)
C.若消費者有拿煙的動作 記得協助點煙
D.保持桌面清潔(如有水漬要立即擦拭)

3.桌面服務的最大意義為何??!
A.讓消費者感到妳貼心和細心(一般女生是不會幫男生有上述情況)
B.藉此增加和消費者良好的互動更多

<關於來上班的美眉們注意囉~!本公司提供的福利如下>

1.勞健保,這是許多八大行業所沒有的
2.公司宿舍,住外地的美眉們如果需要專車接送也可接洽唷~!
3.三節獎金
4.所有配合店家皆是有政府核發“營利事業登記證”的合法公司.
5.絕不會強迫簽訂任何合約,個人資料絕對完全保密,離職銷毀
6.不強押薪水且薪資一律透明化可彈性領薪,如:日領
7.提供專業完善的職前訓練,及24h專屬秘書保姆團隊
8.資金實力雄厚提供美眉們急難救助,免利息免手續費
9.業界多年經驗,給美眉們正確存錢的管道 
如果美眉們有生活上其他需求,我們都有配合的地方,幫助美眉們不論生活上、工作上、心靈上,有任何疑難雜症都會有專業正確的人給予指導噢!! 

VIckyと彼女が属する經紀公司は小姐の社会保障や福利厚生にもすごく力を入れていて、これは台湾の八大行業と言われる娯楽産業にはほとんど見られない仕組みでした。夜の仕事はやはり日陰の仕事というイメージが強く、白天的工作(昼間の仕事)に比べ、当然、そのシステムは脆弱であり、いいかげんな体質がありました。しかし、Vickyはこの払拭を目指していて、いつも「放心確實」「保證と保障」を旗印にしていました。だからこそ多くの可愛い大学生や高中生が彼女の下で契約し、また、前金(バンス)についてもその返済契約はきちんとされていました。

酒店で働き始める決心をする小姐の90%以上は前金を欲しがっているというのがVIckyの経験的な予想で、特に大学生や高中生の場合は9月からの始まる新学期の学費を8月中に納めなければ滞納扱いになることもあって、この学費5万元前後の一括前金を上班の条件として要求することが多いです。この返却と利率が重要な話し合いの要素になるのですが、Vickyの場合は低い利率で薪資(給料のこと)からの源泉徴収という形をとっていましたから、トラブルも少なかったように思います。芊芊も經紀人をVickyに換えたがっていましたが、今の經紀人との契約が残っており、住む家も面倒を見てもらっていた特別待遇の事情がありましたから、結局はできませんでした。

新富豪名刺

君悦名刺

彼女たちとの不思議な関係。私はいったい何という関係なのか、よくわかりませんでした。
芊芊は恋人でもなく、愛人でもない。Vickyはビジネスパートナーでもなく、スポンサーやクライアントでもない。

でも台北の夜という舞台で演じる經紀人・公關・客人というそれぞれの役割があって、互いに信頼と信用がある関係。
そんな言葉にはしにくい、信頼というつながりだけの関係も結構心地よく、悪くはありませんでした。

 画像は更衣室でのある酒店の新妹。Vickyはたくさんの新妹をもっていましたが、アバズレやヤンキーみたいな子もいて、苦労がありました。結局は信頼に応えることができる子がどんな仕事でもがんばれるというのがVickyの持論で、裏切りや虚言などを繰り返す子に対しては厳しく接していました。

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 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。    
 
 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

吉林路

行天宮で拜拜を終えると時刻は夜の7時頃。芊芊と吃飯をいつものようにしようという話になりました。芊芊が今、住んでいるのは中山北路と林森北路の間の民権東路近辺ですからいつも行く店はそのあたりか、以前、芊芊が住んでいた石牌のあたりか、士林、劍澤あたりが多かったのですが、比較的近い錦州路や吉林路周辺に行く事も多かったです。

特に吉林路あたりには多くの餐廳(レストラン)が集まっていて、手軽に台湾料理や麺を食べることができてお気に入りでした。吉林路は餐廳、足療、理容院、醫院が多い路として知られています。これは吉林路のかつての歴史と深い関係があります。

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<吉林路的背景>
自南京東路第一飯店往圓山的吉林路段,其間商業大樓及一般樓屋舍交錯,過去夜晚吉林路鱗次櫛比的霓虹燈閃爍, 說明此處是理髮、理容院聚集地區,理髮廳是理容院的前身,以往理髮廳及附設簡易按摩,但隨著客人需求越來越多 ,理髮廳的按摩逐漸變質,一步步跨越限制級的門檻。臺北市政府八零年代持續的強力掃蕩色情行業成效卓著,熱鬧的吉林路逐漸蕭條沒落,如今理容院的異色情景已不復見其蹤影。現在吉林路夜晚的霓虹燈依舊亮眼閃爍,取而代之 的是一間間美味而具有特色的餐廳。不管是傳統的臺式料理、精緻特色小吃或海鮮快炒餐廳,都能滿足美食饕客們挑 剔的嘴。這樣多元化的餐飲美食,也讓吉林路營造成為具多元、精緻與美味豐富的飲食商圈。 


かつてはこの吉林路は色情理容院が並ぶ虹燈區でした。今や近代化した台北では、このような怪しい理容院はほとんど見ることができなくななりましたが台北駅から西門、萬華にかけてはまだ現存しているようです。桃園や新竹、台中、南部ではまだ結構あります。ただし、勤めている女性は妙齢と聞いてはいますが、実態はよくわかりません。私もまったく行ったこともなく、台湾人のおじさんたちから昔の話をよく聞くぐらいです。昔は「愛仕」「仕蘭」「愛士蘭」という一大理容院系列があり、幸盛を極めたようですが80年代の掃黄運動で激減してしましました。

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ここ最近、現代の台北の理容院として話題だったのは「女僕理容院」すなわちメイド理容院です。2010年に内湖に開店した「蘿莉萌女僕美髪屋」でしょう。台湾人の趣向もだんだん、変化してきています。日本人と近い感覚なので、このような店も当然、流行るのでしょう。
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台北「蘿莉萌女僕理髮廳」害羞初體驗 

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私は行ったことはないのですが、一度ぐらいは行ってみてもよかったかもしれません。こちらは色情理容院とは対極の極めて常識的な理容院ですから、まさか間違える人はいないと思いますが、理髪するだけです。ただ、台湾のことだから日本のようにきっと商売商売していない公私混同の世界が絶対にありますから、すごくフレンドシップに接してくれるし、電話番号なども気軽に教えてくれそうですね。台北在住の方は一度行ってみるといいかも?料金は400元~1000元ぐらいでそんなには高くなく、こぎれいな美髪院の相場といったところです。ただし、理髪の腕はどうかはわかりませんが、多くの体験レポート(すべて中国語)がありますからググってみてください。

さて、吉林路に話を戻します。

実はこの路はこの後、芊芊とともにある事の対処にやってくることになります。それは私の酒店での信頼を極めて上げることに結果的につながるのですが、私にとってはとても思い出深い路であることにはまちがいありません。芊芊ともこのあたりでは本当によく食事しました。

最もよく行ったのは日本人の方もよく利用していますが、有名な台湾料理店「好記担仔麺・阿美飯店」。混んでいるのが難点ですが、いつも必ずと言っていいほど日本人の観光客らしき方がいらっしゃっています。時々、話しかけられて注文の仕方などを教えて欲しいと言われることがあり、お教えしたりすることもありますが、だいたい勝手のよくわからない観光客の方を横目にいつも僕と芊芊は外の屋台みたいな席で夜風を受けて吃飯。何を食べてもとってもおいしいです。芊芊がいつも「これ食べて」とどんどん勧めてくれたので、いろいろな小吃をよく食べていて、彼女の笑顔を見ながら食べる吃飯は格別でした。
好記擔仔麵︱阿美飯店
台北中山區。阿美飯店~好記擔仔麵,小吃辦桌菜,正港台灣味!
台北吉林路上的好記擔仔麵之人超多台菜館

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もうひとつのお勧めはちょっと高めなのですが、「一品花雕雞 吉林店」。スープのない鍋料理として有名なお店の吉林店です。店内は白で統一されており、とてもお洒落です。「好記担仔麺」はレトロな雰囲気で気軽な感じのお店ですが、こちらはこぎれいな服装の若い男女が多く、芊芊の好みでした。スノッブな生き方が大好きな彼女は料理もおいしいこの店が大好きで、いろいろな鍋を私もおかげで食べました。夜中の3時頃までやっているのもありがたくて、芊芊が台中に去ってからも、他の女の子とよく来ていました。価格もそんなには高くなく、よく食べて一人500元ぐらいにはおさまるのもよかったです。
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吉林路裝潢像美髮院的一品花雕雞-1鍋3吃

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この日はこれらの店ではなく、もっとお気軽な100%台湾人しかいないと思われる「紅翻天」へ。ここも路上に屋台みたいなテーブルがあって、気持ちよい夜風に吹かれながら吃飯できます。

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しかし、そこで芊芊は思わぬ話をしだしたのでした。

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剥皮寮で2時間以上をすごしたこともあって、もう正午をすっかり回っていました。芊芊は基本的におしゃべりなので、このような場所に来ると時間を忘れて、話に夢中になるところがあります。いつも不思議に思うのですが、体はすごく痩身なのに体力がすごく有り、疲れを知らないようなところを持ち合わせていて、とにかく、いつも元気という感じがあります。しかし、ちょっと腹が減ってきたので、さすがに吃飯しようということになりました。

剥皮寮の前の廣州街には「阿秀傳統切仔麵」と「進財切仔麵」という切仔麵があって、芊芊と進財切仔麵に入りました。店はHPもあって、何と100年続くという有名なお店。芊芊が言うにはもうひとつの阿秀傳統切仔麵もうまいという評判らしいのですが、芊芊が進財切仔麵の方が有名だと言うこともあり、こちらになりました。  
進財切仔麵HP
進財切仔麵介紹部落格

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切仔麵は台南の有名な麵ですが、本当にうまいです。小吃もすごくおいしくて、空心菜は特に大好物でその他、黄金蛋や紅焼肉などの各式小吃をどんどん頼んで、2人でガンガン食べてしまいました。小吃にかかっている醬油膏が私は大好きでちょっと甘みのあるトロッとした醤油でクセになるような味です。金蘭醬油膏が最も台湾では有名で、台湾人なら皆、知っているという定番です。桃園大溪にこの金蘭という公司は醬油博物館も作っていて、子供たちに校外教學の場も提供しています。すごく多くの商品を販売しているのですが、金蘭の中でもこれに勝るものはなかなかありません。実は鳳梨酥やお茶よりも私は台湾の一番喜ばれるお土産はこれかなと思っています。今まで概して好評でした。
金蘭醬油 
金蘭醬油博物館

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切仔麵は湯麵と乾麵のどちらもうまいのですが、暑かったこともあり、この日は乾麵。特に意麵と呼ばれる台湾独特の麵がとてもうまいです。 意麵は台南地方の原産ですが、大きく分けて南投意麵と鹽水意麺があります。進財の意麵は南投タイプ。すごくモチモチした食感があり、台湾の多くの種類の麵の中でも私は一番、好きな麵です。

「真的QQ的!」 芊芊がまたわからないことを言います。

「QQ是什麼?」 (QQって何なの?)

「台灣人習慣形容某種食物的「彈牙」、「有嚼勁」 的口感, 叫做「Q」的」

(台湾人の食感だよ。歯を弾くような、噛むことにちょっと力がいるような食感を私たちはQという表現を使うの)

すなわち、コシがあるというような食感で「キュッキュッ」という感じからQQとなったようです。若い子たちは特によく使う表現で、「Q的」とよく言ってうまそうに食べることが多いのですが、多分、台湾人はこの食感が大好きなのでしょう。いろいろなところでとてもよく使う俗語のひとつなので、知っておくと良いと思います。

このHPは台湾のいろいろな麵のまとめ的なページで麵の種類がよくわからない方にはすごく、参考になります。
また、高雄の製麺公司のHPも麵の種類や製法が詳しく紹介されていますから、とても麵のことについての理解が進みます。しかし、実は私もタンツーメンにも担仔麵、擔仔麵といろいろな字があって、 切仔麵との微妙なちがいがよくわかりません。同じものなのかも知れないのですが、様々な種類の麵と味があるので、よくわからないことも多いです。 麵の種類では陽春麵が多分、一番一般的なのでしょうが、陽春麵にもいろいろとあって、よくわからないことが結構あります。意麵や米粉、板條もその中にさらに細かなバリエーションが多く、そのちがいを知るのはなかなか難しいです。   
QQ麺館
阿吉製麵廠

「芊芊、你想過去在那裡?」 (芊芊、これからどこへ行くの?)

「我覺得健康是很重要的。所以一起去青草巷。附近呀。你也身體保重比較好」

(健康であることってとっても大切だと思うよ。だから一緒に青草街へ行くからね。体を大切にした方がいいに決まってるじゃない?)

そうか、朝、芊芊は手術後だから漢方がどうのこうのと言っていたのを思い出しました。萬華の附近は庶民的な市場や路が多くて、いろいろと探検するのは悪くありません。あんまり、今日まで萬華をじっくりと歩いたこともなかったし、日本人の私だけでは知識や台湾人の習慣を知るのも限界があります。芊芊は実際に物知りなので、この子と行動することは新たな発見が多く、とても楽しみになってきました。いつもスポーツ系の遊びに連れて行かれることが多かったのですが、さすがの芊芊も手術後はその選択はできません。

芊芊と台湾の文化や社会的な慣習、伝統を知る一日はまだ、始まったばかり。

私が多くの酒店の子たちとつながりや交流を長くもつことができたのは、実は芊芊がいろいろと教えてくれたことが大きかったように思います。後から振り返れば、その感覚や知識がベースにあったことはビジネスの上でもプライベートの上でもとても意味があることでした。

台湾をいろいろな目で見つめること。

台湾で暮らし、台湾社会を相手に仕事をしていた私はまだまだ、その部分が不十分でした。いろいろな経験や知恵があることはプラスになることはあってもマイナスになることはありません。同じ台湾に暮らす日本人の方でも邦人社会の枠から飛び出さず、日本語だけで生活をされる方も少なくはないです。でも、せっかく来た台湾、そしてひょんなことでかかわりをもち、心を開いてくれた彼女たちとのつながりを生かさない手はありません。事実、初めて酒店を訪れた昨年の秋から、格段に台湾社会の仕組みがわかってきていました。

「芊芊、一起去吧! 我想理解台湾的社會很多」

(芊芊、行こうか! 僕はもっとたくさん台湾の社会のことを理解したいんだ)

「哈哈、你是像學生哦。我們已經吃包了!今天也很開心。真的我很高興認識你!)

(ハハハ、学生みたいだね。私たちはもうお腹いっぱい!今日も私はハッピー。本当にあなたと知り合えてよかったと思ってるよ)

芊芊のその言葉を私が彼女に返したいぐらいでした。
彼女の好奇心は私の好奇心も刺激し、新たないろいろな世界を見ようとする気持ちを一層強くしてくれたのだから。

私たちは再び、暑い日差しが降り注ぐ街へと歩き出しました。

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美好懐念的回憶

西昌路に戻った私たちは多くの人で賑わう龍山寺の前を通り過ぎ、再び廣州路を西へ向かって歩き出しました。芊芊の目的地はもうすでに決まっているようで、私の手を引っ張ってどんどん歩いて行きます。西園路を渡ったところで、すごく賑わっている店の前に来ました。

芊芊がいつものように「到了」(着いたよ) とニコニコ顔で一言。

「龍都冰果」という店の前でした。看板には日本語も書いてあるのですが、1920年開業の名店らしく、確かに人でいっぱいです。時刻はすでに午後3時を回っていたのですが、灼熱の夏の台北では確かに冰果が食べたくなります。台湾で最もうまい水果といえば、やはり芒果でしょう。本当においしくて、旬の季節は6月から8月ぐらいまでなのですが、芒果冰のうまさは確かに格別です。もちろん、芊芊も大好き。台湾の飲料や冰果はすごく量があるのも特徴で、飲料はだいたい溢れそうなぐらいコップいっぱいだし、冰果も一人で食べるのはなかなか大変なぐらいの量です。しかし、この日は暑かったこともあって、二人で一緒に一皿を食べずに思い切ってそれぞれが頼むということにしました。 

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 芊芊が頼んだのはこの店の招牌(看板商品)である「八寶冰」。山盛りの水果が乗っています。
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 私はもちろん、芒果牛乳冰です。本当にめちゃくちゃうまくて、暑かったこともあり、自然と笑顔が出ますね。
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これを芊芊と交互に食べ合うという方式なのですが、自分は八寶冰を頼んだのに、私の芒果ばかり取って食べます。

「不可以吃吧!芊芊吃自己的冰冰」 (ダメだよ、食べ過ぎ。芊芊は自分のを食べなよ)

しかし、基本的に遠慮があんまりない彼女はそんなことは無視して食べています。こういう子供っぽいところが芊芊はすごくあって、自分の気持ちをあんまり抑えることがない彼女の近くにいると、こちらも我慢するような気持ちが自然となくなり、あまりストレスを感じなくなります。

まあ、芊芊が幸せそうに食べるなら、いいか。

結局、私が芊芊の頼んだ八寶冰のほとんどを食べるということになりました。こちらもかなりおいしくて、どんどん食べることができるので、あんまり問題はないのですが。

さて、龍都冰果店で少し涼をとった私たちは再び、廣州路に出ました。この龍都の正面に漢江皮衣という看板がある店があるのですが、芊芊がその脇の細い道に入ろうとします。すごく古くさい狭い道なのですが、特に何もありません。しかし、よく見ると空中に建物があってちょっとしたトンネルのようになっています。

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そのトンネルのようになっているコンクリートの脇をみると石碑がありました。実はこのトンネルのような建物は門になっており、その上には小さな廟がありました。

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「有個小小的門、這就是「艋舺隘門」。 以前艋舺地區為了保障居民安全,建造了隘門。這就像個小城門」

(あそこに門があるでしょ。これは 「艋舺隘門」 と言って、依然、萬華地区の人たちの安全を保障するために狭い門を作ったんだ。城門のようなものね)  

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こんな門と小さな公廟なのですが、すごく歴史があって清朝の時代、日本統治時代と300年の歴史を重ねてきた歴史的な遺産でした。台北は城門都市で敵に攻められないようにいくつかの門があったらしいのですが、現存しているものは、ほとんどなく、多くの文化人の意見によると極めて貴重な史跡でした。

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しかし、実は現在はもうこの貴重な 「艋舺隘門」 も取り壊されてしまったようです。私自身は確認していないのですが、台北市の道路計画と防災安全計画に引っかかっていて、火災が発生したら消防車が通ることができず、住民の安全を確保するために2011年9月14日に消失してしまったとのこと。かつて敵から自分たちを守るための隘門が今度は災害などから住民を守るために取り壊されるという何とも皮肉なことになってしまいました。
經典「義氣」場景 艋舺隘門9/14消失

 画像はだんだんと工事が進む様子と現在のもう取り壊されてなくなってしまった廣州街223巷の様子です。狭い路地や古い建築物がどんどん取り壊され、再整備されていくことは難しい判断だったでしょうが、今の住民にとっては悪いことじゃありません。しかし、300年の歴史があっという間に消え去るという事実にちょっとした郷愁を感じることはあります。

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あの時、芊芊から説明を聞いて一緒に見た、あの「艋舺隘門」が今はもうないかと思うと、一抹の寂しさがあります。
 しかし、もう 「艋舺隘門」はないけど、あの暑かった夏の日、芊芊と暗い路地で一緒に隘門を見上げた美好懐念的回憶は私の心の中でいつまでも決して消えることはありません。

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號碼牌

冰果店を出て、 艋舺隘門を見ていたら時刻はすっかり4時頃になっていました。朝から萬華を回っていたという感じがせず、あっという間に夕刻。芊芊という子は人を飽きさせない魅力があって、この日も彼女の天真爛漫な行動につきあってきたのですが、実は用意周到に彼女は計画していました。きっと術前の家で一人すごしていた時にいろいろと考えていたに違い有りません。

「芊芊、你不累累嗎?」 (チェンチェン、疲れていない?) 

「不要擔心了!好好的身體、没問題」 (心配しないで!体、超調子いいから。問題ないよ)

確かにあんまり運動はしていませんでしたが、炎天下の中、結構歩いてはいたので、ちょっと心配でした。しかし、出血もないし、痛みもないようでした。この子の取り柄はたくさんあるのですが、とても体が強いことがそのひとつです。酒店で上班して客人と大量に酒を飲んだ次の日も、いつもケロッとしているようなところがあり、無尽蔵の体力があるような印象を受けます。しかし、体のケアに無頓着かというとそうではなく、食べ物や茶に結構、こだわりがあって、いつも一人暮らしのせいか、自己管理をしっかりしていました。

「芊芊、我們過去在那裡?一起去華西街歡光夜市吧、你呢?」 

(チェンチェン、どこへ行く! 一緒に華西街歡光夜市でも行くか?)  

「不是。華西街歡光夜市是奇怪的夜市、而且有危險一點。 以前那邊是紅燈區。不好的」  

(ううん。華西街歡光夜市は変な夜市だし、ちょっと危ない雰囲気もあるよ。それに以前、あのあたりは赤線だったからあんまり良くないの)

「其實我已經決定下次去的地方」 (実はもう次に行くところは決めてあるんだ)

まあ、芊芊のことだから、すでに行くところは決めているかなと思っていましたが、案の定でした。いつものようにどこへ行くかは教えてくれません。手を引っ張って、廣州路を再び、龍山寺の方に向かって歩き出しました。龍山寺の前を過ぎて先ほど行った西昌路との交差点に再び戻ると、青草巷とは反対方向に十二號公園に沿って歩き出しました。さっきこのあたりにいたのだから、先にこっちにくればいいのにと思いましたが、芊芊のことですから、何か企みがあるのでしょう。

暫くするととてもわかりにくくて店と店の間にある細い巷の方を見つけ、芊芊がまた「到了」と一言。艋舺独特のまた、摸乳巷のような道です。普通だったら見落としてしまうような家と家の隙間という感じでしょうか。

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よく見ると巷の壁には看板があって、芊芊がそれを指さして教えてくれました。

「有巷口牆上有掛個招牌。福州元祖胡椒餅是很有名的麵食點心。超美味、不錯了!你知道嗎?」

(小径の壁の所に看板があるでしょ。そこに書いてある福州元祖胡椒餅はすごく有名な食べ物なんだ。すごくおいしくて、間違いないから!ねえ、知ってる?) 

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私は、台北に観光に来ているわけではないので、ガイドブックなどは見ないため、結構このような台北で有名なものには無頓着なところがあります。実はこの胡椒餅は結構、有名らしいのですが、この日までその存在すら知りませんでした。芊芊は実はしっかり考えていて、青草巷から廣州街の龍都冰果まで歩き、さらに戻るというコースをとったのは動いてお腹を空かすためでした。彼女は基本的に暑さには滅法強いし、元気ですから、術後とは言え、ゆっくり歩いてお腹を減らしたかったようでした。そして、私にもこの胡椒餅を彼女と同様、少しお腹を減らしておいしく食べさせたかったのでしょう。 芊芊はいつも先回りして考える子ですから、そんなところだと思います。

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さて、芊芊と奥の看板を目指して、巷を30mぐらい進むと多くの人が店の前にたむろして待っていて、かなり人気があるのがすぐにわかりました。

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店の前には桶か樽のような竈?があって、上には手でこねられたようなまだ焼いていない白い胡椒餅が乗っています。よく見ているとこの竈の中に入れて焼き上げています。私は初めて見たので、結構、感動しました。なるほど、炭火でこうやって焼くんだというのが、とても実感できました。 日本人だとタコ焼きやお好み焼きを鉄板で焼くような感じしかなかったので、この樽のような桶状の竈に入れて焼くというのはなかなか興味深かったです。芊芊の説明によるとあれは樽でも竈でもなく、桶で中には鍋子と呼ばれる石窯が入っているとのことで、台湾の有名どころの胡椒餅店には必ずあるという重要な代物。店先で焼いてくれますから、その使い方や胡椒餅の入れ方や出し方もよくわかります。

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しかし、待っている人がたくさんいて、買い方が今ひとつよくわからなかったのですが、芊芊が教えてくれました。

「你記得來買胡椒餅可要先付款跟拿號碼牌喔!每個小格子裡的銅板,都紀錄著客人預定的數量,1塊錢代表1顆,很有趣吧!」

(胡椒餅を買う時は先にお金を払って、自分の順番の番号札を持っていくんだよ。この格子の中はお客さんの買う予定の数がすべて記録されているんだ。置いてある1元が頼んだ胡椒餅の数を表しているんだ。面白いでしょ) 

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なるほど。芊芊に言われてよくわかりました。とりあえず、芊芊に買ってもらわずに自分で買うことにし、芊芊と私の分、各1個を注文しました。號碼牌(番号札)をもらい、あとは待つだけです。運が悪いと30分ぐらい待つこともあるようですが、店の人に訊いたところ、10分から15分ぐらいということでした。タイミングがあるようで、晩餐にはちょっと早い夕方5時前だったこともあって、結構空いていたのはラッキーでした。待っている間、店の中で胡椒餅を作る様子をよく見ることができ、また、芊芊に胡椒餅のことをいろいろと教えてもらいました。  

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「胡椒餅是來源自於中國福州地區豬肉餡烤餅小吃的『蔥肉餅』 、後因餅加胡椒、逐漸由 『福州餅』 音訛為『胡椒餅』 的。調製肉餡、肉餡內包括剁碎長蔥、大量胡椒粉及各自店家特有香料。店家都備有大型圓柱形桶内包石窯、桶底部燒熱柴火、桶內部上方周邊便黏貼上十數塊胡椒餅、蓋上桶蓋烘烤餅、數分鐘後店家掀開桶蓋、持火鉗將桶壁上已烤熟餅一一挾出」

(胡椒餅は中国の福州の豚の挽肉を入れて餅にして焼いた「蔥肉餅」が元なんだ。それに胡椒を入れるようになって「福州餅」の発音が「胡椒餅」と似ていて今の「胡椒餅」という名前になったんだよ。挽肉を使って、挽肉の中に細かく葱を刻んで入れるの。そして大量の胡椒とそれぞれの店が工夫した香料を加えてるんだ。店は必ず、大きな柱状の石窯の入っている桶を持っていて、この桶の底に薪や炭で火を入れるんだ。桶の内部の上の方にだいたい10個ぐらいの胡椒餅をぐるっと廻すように貼り付けて焼くんだ。そして蓋をするの。数分後に焼き上がるから蓋をとって火箸で挟んで一つ一つ焼けた胡椒餅をはさんで取り出すとできあがりってわけ)  

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芊芊と話しながら15分ほど待っていると號嗎を呼ばれて、めでたくでき上がりました。胡椒の香りがほのかにして食欲をそそります。それと、とても大きくて、1個でも十分、食べこたえがある大きさと重量でした。1個45元なら十分に安いと思います。

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芊芊と公園の方に行き、ちょっとした段差のところに座って食べ始めました。夕方になってきて少し気温も下がってきて外側がカリッと焼き上がっていますが、中はジューシーな肉汁と葱の味がうまく、さらに胡椒や香料がスパイスとしてよくきいていて、非常にうまいと言わざるを得ません。今まで、まったく知らなかったことをチョッピリ残念に思いましたが、芊芊が教えてくれたことにとりあえず感謝、感謝の気持ちです。

「好吃嗎?」 (おいしい?)

芊芊がいつもの自信ありげな顔で訊いてきます。いつも芊芊に連れてきてもらう所は確かにつまらなかったり、まずかったりしたことがありません。私はちょっとくやしかったのですが、芊芊の誇らしげな顔を見ると素直に彼女の言う通りという気持ちになってしまうから不思議なものです。このとらえどころのない台中娘の自由奔放さ、憎めないわがままさは私にとっては結構、心地よいものでした。

あたりはだんだんと暗くなってきて夕闇に包まれてきました。胡椒餅を食べた芊芊はお腹も満たして、さらに元気いっぱいになってきました。芊芊と行動をともにするようになってわかってきたのですが、彼女はまだ、したいことがある時は目が生き生きとしていて、酒店に上班しているような作り笑いをまったくしません。いつもエヘヘという感じに笑って話しかけてきて饒舌になるという特徴があります。

本当に芊芊は昨日、醫院で手術をしたのだろうか?それとも青草巷で飲んだ苦茶がきいているのだろうか? 

「今天你還有時間嗎?」 (今日、まだ時間有るよね?)

「哈哈哈、當然的。我也有暑假、我有空。暑假之間我已經決定儘可能與你交際、陪你。你給我自由的心情、所以我很開心了」

(ハハハ、当然だよ。だって僕も夏休みだから、時間があるよ。それに僕はもう、夏休みの間出来る限り、芊芊と会ってつきあうことに決めたんだ。いつもチェンチェンは僕に自由な気持ちをくれる。だから僕はとってもハッピーだよ)

そう話すと芊芊はいきなり私の首に手を回し、抱きついてきました。

それは恋人や愛人というよりも一人暮らしをさせていた自分の可愛い娘と久しぶりの夏休みをすごすような妙な感覚でした。芊芊がどう感じていたかは私にはわかりません。ただ、たった一人で生きている台北でちょっぴり彼女の心の支えになれたのかもしれません。

芊芊は立ち上がり、私の手をとり、急に和平西路の方へどんどん歩き出しました。
いったい彼女は次にどこへ行こうとしているのか?

少しずつ夜のとばりが降り始めた萬華は、人の喧噪が少しずつ激しくなってきていました。

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