中国語で爪のことを「指甲」と言います。マニキュアは「指甲油」。
化妝に関する基本的な中国語は女の子との交流にはとても大切でよく使います。私も覚えようと思っていたわけではないのですが、彼女たちの興味・感心がとても高く、知らない間に覚えてしまいました。ドラッグストアに行くとよく彼女たちがちょっとした化粧品を安いのが出ていると買うことが多いこともあります。
例えば、基本的な言葉として次のようなものがあります。知っておくと必ず、役に立ちます。
駐在の方は会社の台湾OLとの会話に時々混ぜれば、けっこう尊敬されますよ。
口紅は口紅。
マスカラは睫毛膏。
つけまつげは手工假睫毛。
アイシャドーは眼影。
ほお紅は腮紅
ファンデーションは蜜粉とか粉餅。
ネイルアートは指甲彩繪。
カラーコンタクトは角膜變色片。
台湾の子たちはとてもネイルケアに熱心で、さらにネイルアートも日本以上にさかんなように感じます。若い子だけでなく、ちょっとしたミセスや老闆娘もきれいにつけ爪をしていることが多くてそんなに安くはないのですが、時間をかけてお洒落している方々にたくさん出逢います。
これは私が思うに外食文化が定着しているため、家庭で調理することが少なく、また、洗い物をする機会も日本に比べると少ないということがあるように私は分析しています。また、亜熱帯らしいおおらかさというか、勤め先もつけ爪や染毛、タツゥーなどに対しての抵抗感が少ない場合が多く、日系企業や銀行は別にしてちょっとしたメーカーやサービス業だと服装もラフな子もたくさんいるように思いました。
五木周辺は酒店が多いこともあり、小さな美甲店がたくさんあります。彩妝(化粧をすること)や髪型造型とセットにしている店も多く、需要は相当あるのでしょう。酒店の女の子と親しくなると彼女たちの行きつけの美甲店や彩妝店の子たちとも顔なじみになります。若い子が多くて、五木あたりは小さなアットホームな店が多いこともあり、私自身現在もFacebookで多くの子たちと交流をもっています。
これは台北ではなく、桃園の美甲店のディスプレイ。派手なディスプレイで有名な店です。
こちらは小規模な美甲店の様子。だいたい1人のネイルアート師(美甲導師)がこじんまりとやっています。
芊芊はとてもお洒落な子で、茶髪のサラサラの髪を風になびかせ、お化粧もよくいる油條のお姉さんのような感じではなく、日本的なメイクをとても好んでいました。彼女は特にネイルアートが大好きでいつもいろいろなネイルチップをもっていて、逢う度に「見て見て!!」という感じで10本の指をさしだして見せてくれました。10本見ることには意味があって、それぞれの指で模様や色が違い、実にこっていました。だいたい1000元~3000元の間でやってもらうのですが、立體粉雕(3D)と呼ばれる立体的なつけ爪は相当、時間がかかりそうなものもあって、いつも感心するばかりでした。
芊芊は台北で一番、お洒落な女子大生が多いという評判の陽明山の上にある大学に通っていて、「友達はみんなすごく可愛い」というのが口癖でした。台中から家出同然で大学にやってきて、自活していた芊芊は台北にやってきた当時は生活だけで精一杯でしたから、今、酒店に勤め始めてから少しお金に余裕もできたこともあって、お洒落をめいっぱい楽しんでいるようでした。彼女はいつも白いキャンパス地のようなトートバックを愛用していたのですが、そこにも色が異なるスカーフがいつも結んでありました。
それと芊芊が私ととても気があったのは彼女が典型的な哈日族の子だったことがあります。日本が大好きでいつも読むファッション雑誌は日本のファッション雑誌の台湾版で、顔立ちや雰囲気が日本人に近かったのもそのせいだったと思います。台北に住んでいる方はわかるのですが、コンビニや本屋には日本の雑誌の台湾版がいっぱい並んでいて、その中でも化粧法や美容法が詳しく解説してるファッション雑誌はとても人気があります。
特に芊芊の愛読誌はこれです。
VIVIは安室奈美恵や浜崎あゆみといった台湾でもどちらかというと女の子に人気の日本人スターを表紙などに多用していて、ギャルからセレブのお嬢様系まで守備範囲が広いということもあり、いつもトートーバックに入っていました。
早餐店に入った芊芊は、まず、自慢の指を見せて、そして自分の髪型やお洒落へのこだわりを雑誌を見せながら話し始めました。日本人の模特はとても可愛いとか日本人の若い子はみんなお洒落だとか、そんなたわいもない話なのですが、ニコニコうれしそうに説明してくれました。それと彼女はもうひとつ一番好きなことがあってそれはイラストを書くことでした。これがとてもうまくて、ちょっとした紙に猫や犬、可愛い子供などさっさと書いて舌を出してエヘヘという感じで見せながら、話の中に混ぜるのです。結構、ファッション用語の中国語が難しかったのですが、そこは芊芊がすぐに英語で説明し直してくれるので、私もよく理解をすることができました。
芊芊は話題のとぎれない子で、また、頭の回転がとても速く、今まで逢ったことがないような酒店の小姐でした。ここまで酒店に行くようになって出逢った子はかなり多くなっていたのですが、いわゆる器用なタイプで可愛さや愛嬌が聡明さと同居しているような独特のタイプでした。
早餐店に入って、すでに1時間以上。しかし、芊芊はつまらなそうにするようなそぶりはまったく見せません。大好きな日本のことをいっぱい聞きたかったようですし、特に日本の話題のスターの様子や東京の面白い遊び場所の話などのこともいっぱい聞かれました。
彼女は酒店から下班して徹夜に近く、さらに私は客人ですから、もう帰ろうと言い出してもよいでしょうが、まったくそのような気配はありません。
しかし、すぐにこの後、私はその理由に気づくことになりました。
彼女は本当に孤独だったのです。
化妝に関する基本的な中国語は女の子との交流にはとても大切でよく使います。私も覚えようと思っていたわけではないのですが、彼女たちの興味・感心がとても高く、知らない間に覚えてしまいました。ドラッグストアに行くとよく彼女たちがちょっとした化粧品を安いのが出ていると買うことが多いこともあります。
例えば、基本的な言葉として次のようなものがあります。知っておくと必ず、役に立ちます。
駐在の方は会社の台湾OLとの会話に時々混ぜれば、けっこう尊敬されますよ。
口紅は口紅。
マスカラは睫毛膏。
つけまつげは手工假睫毛。
アイシャドーは眼影。
ほお紅は腮紅
ファンデーションは蜜粉とか粉餅。
ネイルアートは指甲彩繪。
カラーコンタクトは角膜變色片。
台湾の子たちはとてもネイルケアに熱心で、さらにネイルアートも日本以上にさかんなように感じます。若い子だけでなく、ちょっとしたミセスや老闆娘もきれいにつけ爪をしていることが多くてそんなに安くはないのですが、時間をかけてお洒落している方々にたくさん出逢います。
これは私が思うに外食文化が定着しているため、家庭で調理することが少なく、また、洗い物をする機会も日本に比べると少ないということがあるように私は分析しています。また、亜熱帯らしいおおらかさというか、勤め先もつけ爪や染毛、タツゥーなどに対しての抵抗感が少ない場合が多く、日系企業や銀行は別にしてちょっとしたメーカーやサービス業だと服装もラフな子もたくさんいるように思いました。
五木周辺は酒店が多いこともあり、小さな美甲店がたくさんあります。彩妝(化粧をすること)や髪型造型とセットにしている店も多く、需要は相当あるのでしょう。酒店の女の子と親しくなると彼女たちの行きつけの美甲店や彩妝店の子たちとも顔なじみになります。若い子が多くて、五木あたりは小さなアットホームな店が多いこともあり、私自身現在もFacebookで多くの子たちと交流をもっています。
これは台北ではなく、桃園の美甲店のディスプレイ。派手なディスプレイで有名な店です。
こちらは小規模な美甲店の様子。だいたい1人のネイルアート師(美甲導師)がこじんまりとやっています。
芊芊はとてもお洒落な子で、茶髪のサラサラの髪を風になびかせ、お化粧もよくいる油條のお姉さんのような感じではなく、日本的なメイクをとても好んでいました。彼女は特にネイルアートが大好きでいつもいろいろなネイルチップをもっていて、逢う度に「見て見て!!」という感じで10本の指をさしだして見せてくれました。10本見ることには意味があって、それぞれの指で模様や色が違い、実にこっていました。だいたい1000元~3000元の間でやってもらうのですが、立體粉雕(3D)と呼ばれる立体的なつけ爪は相当、時間がかかりそうなものもあって、いつも感心するばかりでした。
芊芊は台北で一番、お洒落な女子大生が多いという評判の陽明山の上にある大学に通っていて、「友達はみんなすごく可愛い」というのが口癖でした。台中から家出同然で大学にやってきて、自活していた芊芊は台北にやってきた当時は生活だけで精一杯でしたから、今、酒店に勤め始めてから少しお金に余裕もできたこともあって、お洒落をめいっぱい楽しんでいるようでした。彼女はいつも白いキャンパス地のようなトートバックを愛用していたのですが、そこにも色が異なるスカーフがいつも結んでありました。
それと芊芊が私ととても気があったのは彼女が典型的な哈日族の子だったことがあります。日本が大好きでいつも読むファッション雑誌は日本のファッション雑誌の台湾版で、顔立ちや雰囲気が日本人に近かったのもそのせいだったと思います。台北に住んでいる方はわかるのですが、コンビニや本屋には日本の雑誌の台湾版がいっぱい並んでいて、その中でも化粧法や美容法が詳しく解説してるファッション雑誌はとても人気があります。
特に芊芊の愛読誌はこれです。
VIVIは安室奈美恵や浜崎あゆみといった台湾でもどちらかというと女の子に人気の日本人スターを表紙などに多用していて、ギャルからセレブのお嬢様系まで守備範囲が広いということもあり、いつもトートーバックに入っていました。
早餐店に入った芊芊は、まず、自慢の指を見せて、そして自分の髪型やお洒落へのこだわりを雑誌を見せながら話し始めました。日本人の模特はとても可愛いとか日本人の若い子はみんなお洒落だとか、そんなたわいもない話なのですが、ニコニコうれしそうに説明してくれました。それと彼女はもうひとつ一番好きなことがあってそれはイラストを書くことでした。これがとてもうまくて、ちょっとした紙に猫や犬、可愛い子供などさっさと書いて舌を出してエヘヘという感じで見せながら、話の中に混ぜるのです。結構、ファッション用語の中国語が難しかったのですが、そこは芊芊がすぐに英語で説明し直してくれるので、私もよく理解をすることができました。
芊芊は話題のとぎれない子で、また、頭の回転がとても速く、今まで逢ったことがないような酒店の小姐でした。ここまで酒店に行くようになって出逢った子はかなり多くなっていたのですが、いわゆる器用なタイプで可愛さや愛嬌が聡明さと同居しているような独特のタイプでした。
早餐店に入って、すでに1時間以上。しかし、芊芊はつまらなそうにするようなそぶりはまったく見せません。大好きな日本のことをいっぱい聞きたかったようですし、特に日本の話題のスターの様子や東京の面白い遊び場所の話などのこともいっぱい聞かれました。
彼女は酒店から下班して徹夜に近く、さらに私は客人ですから、もう帰ろうと言い出してもよいでしょうが、まったくそのような気配はありません。
しかし、すぐにこの後、私はその理由に気づくことになりました。
彼女は本当に孤独だったのです。