< 加菲的故事 : 我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

私は台北で駐在生活を4年間送りました。昼間は世界の平和と日本の経済発展を目指して全力でお仕事。夜になると地表にちょこんと顔出して、五木の街あたりを彷徨っています。そこで私は数多くの天使達と悪魔に出逢いました。そんな私の夜の彷徨いを台湾社会の複雑な仕組みなども紹介しながら書き綴っていきます。ほとんどの日本人が深くかかわることが難しいと思われる台北の夜世界の様子とエピソードの紹介が中心です。これは心優しい台妹たちを愛し、そこで出逢った人達とのかかわりや心のつながりをとても大切にしながら、これからも彷徨い続けていく私の軌跡です。

加菲的故事

小框と大框

さて、開會の日に初めて早い時間からやってきたのですが、可人は不上班、そして寶貝は先客に預點(予約指名)されていました。預點しておくと彼女が上班したとたんに空枱に加わることもなく、直接、包廂に行きますから、先客が彼女を離すまで待たねばいません。それは何時間後かもわからず、とにかく早く包廂に到着した客に権利があるため、いたしかたないのです。寶貝はその明るい性格と天真爛漫な行動で少しずつ固定客を獲得しだしており、知り合った当時とちがって、簡単には呼べなくなっていました。

開會の日なので、たくさんの小姐がいるからちょっと空枱でも見るかと思い、行政に連れてきてもらったのですが、やはり他の包廂の客の出足が早かったのでしょう。包廂に来る子の数はいるのですが、あまり良さそうな子がいません。繰り返し空枱を10回近く入れていたら、最初に見た空枱の子がまたやってきて二巡目に入ってしまいました。多分最初に他の包廂で選ばれた子たちの中には良い子もいるのでしょうが、基本10時を回らないと下枱しないため、どうしたもんかと思っていました。時間はもう9時をまわって、1時間ぐらい誰も包廂に座らせず、空枱だけを延々と見ることになってしまいました。

その時、震洲が包廂に入ってきて、「剛剛寶貝到了。開始上枱。你要框她嗎?」(さっき、寶貝が到着して、今、接客を始めたよ。框する?)と聞いてきました。この時に「框」という制度について詳しく説明を受けました。11月頃に最初に懇意になった蓉兒を呼ぼうと點(指名)してもなかなか先客が彼女を離さず、その時に以前の幹部がよく「框」ということを聞いていましたので、何となくはわかっていました。「框」というのは長時間指名のことで、なかなか金額がはるということもわかっていました。

「框」とは中国語で枠という意味で、例えば額縁や写真立ての外枠などでよく使われる言葉です。すなわち、自分のお気に入りの子を枠にはめて閉じこめてしまい、他に出せないようにすると言った意味です。酒店独特の言葉でとても重要なキーワードです。

上枱しているお気に入りの女の子を他の包廂からとるのは、基本指名合戦になります。例えば、空枱(フリーの状態)にあった私のお気に入りの子が先客に呼ばれて上枱を始めたとします。私は先客よりも遅く包廂に入っているので先着順のルールからすると当然のことです。しかし、自分のお気に入りの子ならば上枱中でも點(指名)できます。點すると行政が彼女の上枱している先客の包廂に入り、「彼女は他の包廂にいる客に指名された。あなたも指名しますか?指名しないならば、彼女は今、下枱します」と言いに行きます。點には当然、指名料金が発生して3節(30分)分の料金がかかります。また、點した子の上枱を1時間は最低保障しなければならず、途中で離したとしても1時間6節分の料金は払わないといけません。先客が「加點」(僕も指名するよ)と言えば、その子をとられずに自分の包廂に留めおくことができますし、また、お金がもったいないと思えば、「不要」と言えば、その子は私の包廂にやってくることができます。

問題は先客が加點した場合です。その旨を行政が私の包廂に来て「先客人加點了。你要框嗎?」と次は聞いてきます。「框」とは長時間指名のことで4時間の権利を買う「小框」とその子の下班する時間(到底と言います)までの時間を買う「大框」があります。これはなかなか複雑なので詳しく理解する必要があります。

もし、そこで私が「我要框」(私は彼女を長時間指名します)と言えば、また、行政が先客の包廂に言って「彼女は他の包廂にいる他の客に長時間指名された。あなたも長時間指名しますか?もし、しないならば、あなたの點枱の最低保障時間の1時間が終了したらすぐに下枱します」と言いに行きます。そこで、先客が「框」したら最低でも「小框」の場合ならば、その時間から4時間は女の子は包廂に連れてこれませんし、もし「大框」ならば、もう、その日、お気に入りの子には逢うことができません。

これは先客との残り時間との駆け引きもあって判断が難しいです。なぜならば、先客の框が小框で早い時間であるなら「預點」だけで支出を抑えることが可能なこともあるからです。例えば、先客が女の子を9時から小框したとしたら1時に小框の時間は終わりです。ですから12時頃着いた時は残り1時間ですから他の客の預點や框が入っていなければ、點しておけば、小框が終了する1時前後には私の包廂にやってくる可能性があるからです。

しかし、ことはなかなか簡単ではありません。小框が終了する12時30分頃になると行政が小框している客の包廂に入って他のお客から點が入っているので、1時でその子は終わりになることを告げに行きます。しかし、そこでも行政は先着順のルールに乗っ取り、「你要大框嗎?」(あなたはこの子の時間を最後まで買い切りますか?」と聞くのです。先客がそこで金が尽きて小框で終われば、1時に予定通り来ますが、そこでまた、先客が「我要大框」(私は彼女を最後まで長時間指名します)と言われるともう私の點は無効となり、その日にお気に入りの子とは逢えません。

だいたい、今までの経験では大框に変更する先客がほとんどです。框するということは、その子を相当気に入っていることですから、他の客には渡さないという競争心や嫉妬心が働いて、まず、離さないことが多いです。離すとしたら金がないか、FやSなどの現場處裡をしてもらって目的を達成したかです。私が好むようなPT妹はFやSなどの現場處裡の服務はまずしないので、女の子の性格そのものを気に入っている場合が多く、ほとんど大框に切り替えられてしまいます。

また、框は残り時間とも関係があって、大框の場合は基本8時間48節です。しかし、女の子の下班の時間まで8時間に欠ける場合は、幹部や行政との相談になります。例えば女の子の勤務が10時から6時までの8時間とすると、もし、11時に大框を始めると7時間しかありません。しかし、7時間42節の料金かというとそうではなく、朝7時までと延長のような形になって8時間分になるのが通例で、これはだいたい朝の8時まで適用になります。従って12時に大框すると8時までということになります。

ただ、女の子が8時まで伸ばせない場合は、実質的な時間となります。しかし、普通は8時まで8時間分を払い、女の子を下班予定の6時には開放してあげるマナーのようなものがあって、8時までつかなくてはいけないということはなく、女の子が帰りたいと言って客がそれを許可すればいつのタイミングでも女の子は早めに帰れます。従って金持ちの客は女の子を早く家に帰すためにわざわざ大框する人もいるほどです。

では1時に開始した場合はどうなるかというと4時間の小框にして、その子を5時に下枱させるか、それとも下班時刻通りの6時まで5時間30節分の形、7時までの6時間36節分の形、最大8時までの7時間42節の形の8時間を切る形の変則的な大框の選択となります。これは女の子の気持ちや予定とも深く関係していて、厭な客ならばまずまちがいなく小框を希望するか下班時間通りの6時までと女の子も言ってきますし、良い客ならば8時までいいよと言ってきたりします。従って、よく話を幹部と詰めておく必要があります。

小框も大框も外出できるのですが、絶対に外出をしない子もいます。これは外へ出ると車やタクシーに乗せられてホテルなどに連れ込まれたり、自宅や友人の家に連れて行って、そこで強姦したり、ひどい場合は仲間がいて輪姦されてしまう可能性があるからです。

また、出場(外へ出る場合)の場合は、必ずS出(セックスや性的サービスをすることを前提とする場合)の出場と純出(セックスなど性的な服務はしない出場)を必ず、女の子は確認してきます。そして、公司の控枱の際にきちんとS出か純出かを言って出ることになっており、純出の場合はホテルや客の自宅などに行くことは禁止となっています。さらに出場の場合は出先から必ず今、客とどこにいるかを電話で報告しなければならない規定があります。なぜならば悪徳幹部と組んだ客が純出しかしない子を騙して、外に連れ出しホテルなどに連れ込もうとすることも多いため、それを未然に防ぎ、女の子を危険から守るための手立てをちゃんと持っています。

また、小框で出場した場合は4時間分の拘束権があっても3時間以内で必ず一度、公司(酒店)に戻さないといけません。だいたい小框で外出するような子は日式のショートと同じで、やることやったら終わりという感じですし、客もわかっていて話ができていると思ってまちがいありません。包廂のトイレなどでFやSの性的なサービスをして小費(チップ)を稼ぐ子もいますが、包廂の中でのこのような服務は他の女の子がいると包廂内で現場處理しない子が多く(服務はそれぞれの子で著しく異なります)、だいたい小框で外に行ってことをすませたい子が客と相談してやっていることが多いです。また、最も忙しい金曜日は小框をしない酒店がほとんどで、框と言えば大框になりますから注意が必要です。

従って小框の場合はS出以外の出場は少なく、だいたいは包廂に客が性格などが気に入った女の子は客と留まっていることが多いため、他の客から點されると大框に切り替えて朝まで包廂でお気に入りの子を独り占めしているパターンが多いです。それと包廂で小框を利用するのはK桌(ドラッグをやっている包廂)がよくあって、4時間の間、邪魔が入らないように框していることも多いです。Kを使って女の子を覚醒して、やりたい放題やらねばいけないためとも思われます。

それと外に出るときは必ず、女の子は着替える規定があって、多くの酒店は禮服などおしゃれな衣服を着るように規定を設けています。普段着は禁止であるため、だいたいは大きなトートバックのようなものに普段着を入れて、ドレスなどを着て包廂に戻って来るはずです。また、一緒に出ることはなく、時間差を少し設けて(女の子は出場する前にカードを打って控枱する必要があるため)、だいたい先に客が外へ出て近くのセブンイレブンやマックなどの待ち合わせ場所に来るパターンです。

さらに酒店には「全出場」というシステムもあってこれは10時間60節分の時間を買うシステムで、最大の特徴はまったく女の子が酒店に来ないことです。最初から外で客と逢うことができるパターンです。幹部が待ち合わせ場所に女の子を連れていくというパターンが多く、客も酒店には足を運びません。だいたい酒店近くで待ち合わせるのが通例ですが、このような客はだいたい直接女の子と電話でやりとりしていますから、幹部も信頼できる客だと後払いのような形にして遠くで待ち合わせることも許可しているのが実態です。全出場はよほど信頼できる客でないとしませんし、また、料金も安くても2万元近くになりますから、相当、女の子を気に入っている客でさらに信頼のある客しか女の子もしません。

さて、私は震洲に寶貝を「框」するかどうか訊ねられて、私も先客に対抗して小框を希望したのですが、案の定、先客に大框されて寶貝もその日は逢えなくなってしまいました。

幹部や女の子がよく「被框」という言葉をよく使いますが、これは他の客に框されたという意味で、簡訊などで「我找過你、不過我不能找到你」(君を捜したんだけど見つからなかった)と言った内容を送ると「抱歉、因為我被框了、所以我也没辦法哦」(ごめんね、私は別の客に框されて、あなたと逢う方法がなかったんだよ)などという簡訊が返ってくることがよくあります。また、幹部にお気に入りの子を點枱しようとしても「她已經被框了」(彼女はすでに框されてしまった)というように言ってきて、今日は包廂に連れてくることができないということを言う場面でもよく使う言葉です。私のその日の状況は寶貝を「被框」されてしまったのです。

時間も10時を過ぎ、たった一人で包廂にも2時間もいることになってしまいました。料金は発生しないので、問題はないのですが、どうしようかと思っていたところに震洲が10時から上班したばかりだという19才の高中の子を連れてきました。痩せていてオドオドした感じの子でした。

彼女の名前は「加菲」。

穏やかそうでやさしそうな子でした。私は彼女を包廂に座らせることにしました。
しかし、私はこの加菲を1年近く、もてあますことになるのです。

 画像はある制服店の領枱です。禮服(ロングドレス)を着ていて、長身で痩身というのが領枱の必須条件です。可愛い感じの子は少なく、漂亮(美人)系が多くて大人の雰囲気の子がほとんどです。公關とはちがい、包廂の中では酒の相手をするのが中心ですが、框されることが多く、ほとんどの子がS出可能なこともあって、框出されていきますから、時間が遅くなるにつれ大廳にいる数が減っていきます。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。

 領枱

領枱2 

她是不是灰姑娘?

”加菲”とは中国語でガーフィールドのことです。確かに目が大きくて性格も今まで逢った子たちとは、まったくちがっていました。それと出逢ったPT妹の中で初めて腰のあたりと手のあたりにタトゥー(刺青)がありました。

私は基本的にタトゥーのある子は好きではありません。しかし、台湾の子たちは日本以上に普通に小さなタトゥーをしている子がとても多く、一番多い場所は腰のあたりと髪で隠れているうなじのあたりです。台北の若者の街と言われている繁華街・西門に行くと多くのタトゥーを入れる店が並んでいるのを見ることができます。特に制服店の公關はタトゥーをしている子が多く、多い子は肩から背中にかけてとか、胸のあたりに大きく入れている子もいます。しかし、やはり、経験上、タトゥーの入っている子はややアバズレ系やヤンキー系の子が多く、ボディサービスは積極的ですが、性格的には今ひとつという感じがあります。また、K妹(ドラッグのK桌を好む小姐)もタトゥーの入っている子が多いように思います。

加菲は明るく陽気というよりは、口数が少なく、とてもおとなしい子でした。歌や踊りも苦手でこの仕事があまり向いている感じがありませんでした。今まで、私がついた子たちは基本的に歌や跳舞が好きで、ノリの良い子たちが多かったので、実に異質でした。体も胸が小さく、痩身なこともあり、弱々しいといった感じぴったりでした。

「為什麼開始酒店工作?」(どうして酒店で働き始めたの?) 私は彼女に尋ねました。

彼女は一言ポツリと答えました。 

「請可憐我。當我在幼稚園的時候 爸爸由於癌死了。現在我媽媽、哥哥和姊姊都没有工作。 所以錢需要我都負債」
(私はとても哀れな子なんだよ。私が幼稚園の時、パパはガンで死んでしまった。今、私のママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんはすべて失業中なの。だから家の生活費をすべて私が負担しなければならないの)

私はまだ、19才の一番、末っ子である加菲が夜学に通いながら、家族を養わなければいけないという状況に疑問を感じました。なぜ、お母さんはともかく、お兄さんやお姉さんは仕事を捜し、どんな職でも働こうとしないのか、不思議でした。しかし、彼女に尋ねたところ、その理由は「他們都信用破産的」(家族はみんな信用破産している)と答えました。いわゆる日本で言うこところの破産です。現在、公的機関から破産宣告を受けているので、すべて借金は帳消しになっているものの、いわゆる加菲を除く、家族全員が禁治産者の扱いになっていて、きちんとした就職が困難であるということでした。

台湾人はすべて身分證(身分証明書)をもっています。これには號嗎(身分番号)が入っていて、この號嗎は極めて重要です。すべて、この號嗎で個人を特定し、就職の際にもこの號嗎で身分照会をしていきます。信用破産していると信用機関にこの號嗎が登録されていて、確かに信用を重んじる台湾においては、破産宣告を受けている人物の就職は厳しいという側面があります。加菲は年が離れた末っ子だったため、まだ、家族が破産宣告を受けた時には18才の成人に達しておらず、ただ一人、比較的就職しやすい状況だったのです。

しかし、加菲のようなまだ高中も卒業しておらず、保証人もいない状況の子は打工(アルバイト)でもなかなか働くことは難しく、いろいろと仕事を探したものの見つからず、酒店に働くしかもう方法がないと考え、ここにやってきたのでした。

実はこの後、彼女を私は助けていくことになり、彼女の言っていたことが本当であり、嘘ではないことを知り得ていきます。

酒もまったくと言っていいほど受け付けず、唱歌も跳舞も苦手、ただ、おとなしく客人の横に座って抱かれていることしかできなかった彼女にはこの後、実はとても苦しい酒店の生活になっていきます。どちらかというとウブで大胆になることもできず、少し腰に手をまわすなどしただけですぐ固まってしまうようなところもあり、所詮無理がありました。

ただ、上班して初日の最初の客であった私はこの日、あまりにも今までの子とタイプの異なる彼女と2時間、ほとんど話をしているという展開でした。彼女の話が嘘か本当か、あの時は半信半疑でした。なぜならば、やはり、夜の世界ですから騙し騙されは当り前で、客の同情をひいて少しでも楽に仕事をしようということも十分にあると考えていたからです。ですから、とにかく話をよく聞いていました。また、それしかあのときの加菲はできなかったのです。

それと加菲には大きな特徴があって、多くの子たちは小機(携帯電話)を多用するのですが、彼女は電話代の支払いを抑えるために極力使わないようにしていました。そのため、加菲は学校や方々の施設にある網路(インターネット)のつながっている電脳(PC)のWEBメールを使用していていました。

下枱する直前に彼女は、そのメールアドレスを私のタバコの箱にさっと書いていきました。そして、この日すぐに酒店を出て家に帰った私は、加菲に今日聞いた話の感想や慣れない中ついてくれたお礼のメールを送りました。PCを朝見ると、彼女からメールが届いていました。下班直後に公司の電脳から送ったようでした。

「謝謝XX先生。你也與其他的客人有所不同。很抱歉! 現在才回覆你。  謝謝你能常常的想我、 最近天氣冷多穿點衣服! 別生病了」
(ありがとう、XXさん。あなたもほかのお客さんとちがうところがあるよね。とってもごめん!今やっと返信できたよ。いつも私のことを思ってくれてありがとう。最近はとても寒いことが多いから、ちょっと厚着してね!病気にならないようにね!)

これをきっかけにこの後、彼女とメールでやりとりすることが多くなった私は、まるで灰姑娘(中国語でシンデレラのこと)の冒頭のような生活を送る加菲と酒店以外の場面でかかわるようになっていきます。

「可憐」というのは日本語では可愛らしく、守ってあげたくなるようなとかいじらしいといった意味があります。しかし、中国語では、同情という意味やあわれなといった感じに使われ、意味合いがちょっとちがいます。

加菲がどちらの「可憐」なのか、その時の私にはまだ、見当もつきませんでした。

 画像はこのブログで紹介した蓉兒のいた制服店が路線変更した禮服店のちょっとタトゥーの入っている公關の子たちの写真です。今、300人近い公關がいると言われる台北最大の禮服店のひとつです。元々制服店で働いていた子が酒店の仕事に慣れ、日式クラブに近いような形の服務をする場合が多いです。制服店は包廂の中でライトなボディサービスをし続けることが多いのですが、慣れてくるとそれよりも框出されてSをした方が楽と考えるようになってきて、禮服店に転向する場合が多いです。明配と安配というのが実はあって(後ほどブログで紹介していきます)、禮服店の方が、この仕事に慣れてきた子にとってはきっといいのでしょう。私は、あまり初初しさがない感じでプロのお水という感じの子が多いように感じますので、やはり制服店の方に行くことが多いです。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。

大富豪妹アニメ 

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。

亞東醫院

寒假も終わりに近づき、私は少し、酒店に行く機会も少なくなりました。寒假の終わりとともに学生妹やPT妹が下檔または休檔(しばらく上班を長期的に休むこと。だいたい暑假に戻ってきます)する子が多く、性格の良い子たちになかなか出会えなくなったことがあります。正職の子は一定の接客技術をもっているのですが、気持ちや心を開くというところはあまりなく、もの足りなさを感じていたからです。

しかし2月に出逢った加菲という子(「她是不是灰姑娘?」の章を参照ください)は家が貧しかったこともあり、週に2~3天の上班を続けていました。彼女は新店にある高中に通っていましたが、夜學であったことから、いつも授業が終わった後、10時頃から朝の6時までの上班でした。酒店のPTには驚かされるのですが高中(日本の高校に相当)の子がいます。数は多くないのですが、台湾の場合は18才になっていることだけが、酒店のような夜の仕事ができる要件なので、実は高中の3年級の子がいたりします。しかし、実際に彼女たちが言っているのは正確に言うと高中ではないことがほとんどです。

実は高中には進修学校という定時制にあたるような補習的な学校があって、ほとんどの子はそこに在学しています。多くは夜間課程や昼間定時制(午後からや週2日~3日)で、学校を退学した子がやり直しで入ってきていたり、あるいは家庭的に昼、普通に学校に行くことが困難な子たちが在学したりしています。日本の場合もそのような子たちの受け皿に定時制はなっていますが、台湾の場合はもっとその意味合いが強く、かなり真面目に学校にみんな通っています。従って普通科もありますが、職業訓練的な教育課程の学校が多く、調理や美容、観光といった学科が多いのも特徴です。また、大学も空中大学(日本の放送大学にあたる通信制の大学)に在学している子も結構いますし、やはり夜学の大学生が圧倒的にPT妹には多いです。 

だいたい、彼女たちは夕方から上課(授業に出ること)して夜の9時から9時半に下課して、その足で酒店に来ます。制服を着てくる子もいて、驚かされます。日本の感覚ではちょっとひいてしまうのですが、台湾ではまったく法的に年齢が達していれば問題ないため、堂々と上班に来ます。その後、明け方近くまで働き、午前中に眠りに着いた後、午後の2時か3時に起きて、身の回りの生活のことをやるという感じです。ただし、1日の時間的な余裕はないため、週に2~4日の上班が多く、正職には現実的になることが難しいと言えます。

加菲は、体も弱く、食事もいつもしっかり食べているのか、心配になるような子でした。台湾人客の多くは酒店の公關に一番求める気質は「活發」(活発で活動的な性格をさす)「主動」(積極的なこと)「開朗」(明朗で人見知りしないこと)と言われていて、加菲はすべてこの要素に欠けていました。若くて可愛いだけといつもベテラン小姐の標的になっているようなところがありました。

従って、加菲の想い出は私にとっては、他の子たちとはとても違っていて、とにかくいつも助けていました。彼女が泣くのを何回見たか、数え切れないぐらいで、必ずと言っていいほど、上班すると辛いことがありました。私が預點して、上班した途端に包廂に来たとしても、私が去った後に、必ず、苦しい上枱が待っていて、いつも次の日にEメールが届くという感じでした。彼女とやりとりしたEメールはすべて保管してありますが、かかわった子たちの中で実はダントツに多くて100通を越えます。当然、彼女が上班しているときに私が行けないこともあるのですが、その時の苦しかった上枱の様子などをEメールで知らせてくるのが、恒例のような感じでした。必ず、下班する前に公司の電脳(PC)からhotmailを送ってくることが多く、私も「加油」と励ますことが多かったです。

しかし、3月の中旬の夜、彼女から突然のようにEメールが届きました。「あれ、まだ学校の上課の時間なのになあ」と思って内容を見ると、それは彼女の悲鳴のようなEメールでした。お母さんが階段から落ちて、足の骨を折り、救急車で運ばれたというのです。

XX先生你好! 現在我有困難了,我不知道該如何跟你提起,
現在我的媽媽因為摔倒要住院,我現在身上沒有多餘的錢能付醫藥費,
所以才會想請問你是否可以幫助我?但是我怕你會覺得我是騙子,
所以我可以寫借條不知道這樣是否可以?
我現在真的沒有辦法了.. 加菲

(XXさん、こんにちは。今、私はとても苦しいことになっている。あなたにどう言ったら良いか、わからない。 今、ママが転んでしまって病院に運ばれた。しかし私の身の上は知っての通りで、治療費を払う余分なお金がないの。だから、私を少し助けてくれることができるか、訊ねてみたんだ。ただし、私はあなたが私のことを詐欺ではないかと思うことをすごく恐れているんだ。だから、私は借用書を書くことができるけど、あなたが助けてくれるかどうかなんてわからない。でも、私は本当に今、方法がないんだ)

 私はすぐに彼女に電話をし、そしてEメールを返信しました。

親愛的加菲小姐 今天忙剛剛我讀你的電脳郵件感到吃驚。
最愛的媽媽知道受了傷的事,非常擔心著。
看郵件到達了的時間的話,今天是不去學校的嗎?
我想現在,你因為是工作也不能狀態非常感到為難。
過分不能援助多的金額,不過,信著你的純粹的心。 你想不是騙子。
好多說自己的欠債以自己的努力償還的你的言詞是非常誠實言詞。
需要多少左右的錢?
我能合作的金額有限度,不過,少做左右能幫助。
同時,是不是有明天的夜晚的7點過後說的時間?
醫院是哪裡哪個醫院?
在醫院前附近能見是不是?
與你一起去醫院的會計我直接支付醫療費的方法一號好。
如果那個租賃書就不需要。
真的你感到為難,另外如果沒有方法,就成為力量。

(親愛なる加菲へ。今日は忙しくて、さっきEメールを読んでとても驚いている。最愛のお母さんが怪我をしてしまったことを知ってとても心配しているよ。Eメールを見た時間からすると今日は学校に行くことができないだろう? 僕は、加菲が仕事もできなくなることも困るだろうと思っている。多くの援助はできないけど、僕はあなたの純粋な心を信じたいし、嘘つきではないと思っているよ。何度も自分で借りたお金は自分が努力して返すという言葉を言ったことはとても誠実だと感じたからね。必要なお金はいくら?すべてのお金を払うことには僕も限度があるけど少しは助けになるはずだ。それと明日の夜7時に僕と会って話すことができる?病院はどこにあるなんて名前の病院?病院の近くで待ち合わせることができる?加菲と一緒に病院に行って支払いをすることが一番良い方法だと思うよ。借用書は必要ない。加菲が本当に困っていて方法がないなら、僕も力になるからね)

まもなくして、加菲から珍しく簡訊がきました。

媽媽的醫院在土城,亞東醫院。  姐姐都在那裡照顧,不過你與我一起同去,家人會知道我在酒店上班。
你能保持秘密嗎?

(ママは今、土城にある亞東病院にいる。私の姉が面倒見てるから大丈夫。しかし、私があなたと一緒にいたら家の人が私が酒店で働いていることがわかってしまう。あなたは秘密を守ることができる?)

すぐに私は加菲に電話をして、家の人にもし行き会ったとしても酒店で働いていることは絶対に秘密にするから安心するように言いました。彼女は家の人に錢櫃という台北ではほうぼうにある24時間のKTVボックスで給仕の仕事をしていると嘘を言って働いていました。

そして次の日、少しどんなことになるのかわからない不安はありました。
しかし、決心をし、私は夕方、仕事を終えるとその足でMRTに乗って亞東醫院に向かいました。
それは誰にも助けを求める術がない加菲を何とかしてあげたい気持ちだけでした。

 画像は夜の亞東紀念醫院です。住所は板橋なのですが、土城との境にあって、加菲は中和に住んでいましたから、この病院が救急車で運ばれる大病院としては最寄りだったようです。 MRTの駅もある大病院で、夜、私は行ったことがないこの病院に向かいました。

亞東醫院1

亞東醫院2

加菲の約束

台湾の病院の仕組みは極めて日本の病院に似ています。これは日本の統治時代に台湾が日本のシステムで多くの社会的な仕組みができた名残りですが、台湾人たちは日本の統治が終わった後もこのシステムを継続してきたような傾向があります。統治時代の後に国民党が台湾の政治を行ったのですが、当時の国民党政権時代の施策が日本統治時代よりも後退したという意見もあって、日本統治時代のことをよく言う年配の方も多いように感じました。保険の仕組みや年金や退職金といった労働・雇用関係、学校などの教育関係、郵便局や電話局、銀行なども日本と同じようなシステムをとっています。多分、台湾に住んでも日本人があまり違和感がないのはこのような歴史的、社会的な要因もあるように私は思っています。

当初、私も台湾に駐在し始めた頃は、日本語が通じる医者が多いこともあって日本人の駐在員がよく使う病院や医者にかかっていました。ところが全民保健が使えない(日本の国民健康保険のようなもの)病院が多くて、そのため安心感はあるのですが、診療費が高く、半年後には一年に一回の人間ドック以外はまったく行かなくなってしまいました。また、台湾の医院は夜の10時頃までやっていることが多く、それも仕事帰りにちょっと行けるので便利でしたし、皆、親日的で一生懸命、日本語や英語も使ってくれることが多く、まったく不便を感じませんでした。全民保健の掛け金はひと月800元ぐらいでしたが、これを使うととにかく診療費が安くてありがたかったです。

大きな病院は掛號といって予約をするのですが、これも担当の医師の診察時間の一覧表があり、これを見ながら電話やインターネットで掛號でき、とても便利でした。新型インフルエンザが流行った時も対応は比較的早くて予防注射も安く、夜でもOKでしたから、今は台湾の安さと便利さを思い出すと日本で医院に行けないですね(笑)。

さて、夜の7時過ぎに私は亞東紀念病院の前に到着しました。MRTの駅からもすぐで、ちょっと寂しい感じの通り沿いにあるのですが、大きな病院ですぐにわかりました。加菲はその入口で待っていました。ほとんど化粧しておらず、服装もジーンズにジャンパーといったラフな格好で、いつも包廂で見る加菲とはまったく印象がちがいました。いつもか弱い感じがするのですが、普段着になるとさらに線が細い、どこにでもいるような学生の子といった雰囲気でした。

彼女とまず病院のロビーに入り、もう夜であまり人がいない病院はやや殺風景な感じでした。加菲はそこで、自分の學生證と身分證を私に見せました。台湾人の身分證は裏面に父親と母親の名前が入っており、また、出生地と住所も入っています。そこには彼女の母親の名前が記載されており、私に確認をするように促しました。彼女は學生證と身分證のコピーも用意していて、私にそのコピーを渡し、それとあわせて普通の紙に彼女が手書きで書いた租債書を見せました。

私はビジネスで台湾の公司と契約を結ぶ際に多くの契約書に捺印し、秘書にいつも書類関係をチェックさせていたのですが、多くの条項が並ぶそれらの書類とは違って、高校生が手書きで一生懸命、そのような雛形を見て書いたような稚拙な租債書でした。ところどころには誤りがグチャグチャとペンで消されていました。加菲は國中(中学校のこと)を卒業した後、経済的な理由と勉強が苦手だったこともあって普通に高中には進めませんでした。 そのため、台湾では繁字体というかなり難しい漢字を文書で用いるのですが、漢字も苦手で、字もうまくありませんでした。今もその租債書のコピーを私は持っています。

甲方には加菲の名前があり、乙方には私の酒店で使っている通称名が書かれていました。次に借助金額の覧があって空白になっていました。その後に、彼女が自分で考えたのであろう次のような約束の文章が書かれていました。

甲方願意毎月15號歸還(      )元台幣現給乙方。若無確實完成、乙方可憑比據、做、為証明。得以尋求法律途侄。我守護秘密、決不告訴任何人。我看醫院的収據 。

そして一番下には今日の日付と加菲の本名が書かれており、その横に印が押してありました。

私は実は加菲にはこのような借用書は特に必要ないと言っていました。しかし、彼女が自分の私下(プライベートのこと)をすべて明らかにし、このような借用書を用意するのは、よほどのことだろうと思いました。私が酒店の子の本名や住所、その素性まですべて知ったのは加菲が初めてでした。

私は加菲にママの状況を聞きました。どうやら階段を踏み外して、転落し、その時に足の骨を骨折したとのこと。足首のあたりの骨折だったので開刃(手術のこと)を昨日して、ギプスをはめている状態で、3日間ほど入院が必要と言われており、今は病室で無職のお姉さんが世話をしているとの話でした。加菲だけが外で夕食を食べて来ると言って1階のホールに来ていました。

私は彼女の約束と決心を感じ、お姉さんが下に降りて来ることはまずないと思ったものの、加菲は家族に酒店に勤めていることは秘密にしているため、すぐに手続きをすることを決心しました。まずは彼女と控台に行き、救急用患者の支払いができる会計の窓口に加菲と一緒に向かいました。彼女が自分の母親の名前を告げると病院のスタッフはとても親切に対応してくれて、私も必死の中国語で彼女の親縁者と名乗り、今日までかかった手術代金と医療費、そして退院までの入院費用の支払いをしました。

実はそこでも驚くことがあって、加菲の家は本当に貧しくて家族全員が全民保健の支払いを延滞していて、全民保健が使えない状態であることが判明したのです。そのため、医療費も高くて、25700元でした。しかし、加菲は当然、払うあてなどないのでしょう。私はそこですぐに現金で支払いをすべてしました。

加菲は弱々しく、横で私のそでをつかんで、泣きながら何も言わず、立っていました。

加菲が必死で書いたのであろう租債書に彼女は醫院の収據 (領収書のこと)を見て、金額を書こうとしました。私はそれを見て、私が自分で25000元と記入しました。戻ってくるかどうかもわかりません。仮に戻って来なくても法律的な手続きを彼女の書いた約束通りするつもりはありませんでした。ただ、彼女が誠実な人間であるかどうかそれを確認したかったことと、そして、少なくとも私にはやや経済的な余裕があるわけで、支払いのあてもない加菲を放置はできませんでした。

果たして彼女は毎月いくら私に返すつもりなのだろう?

自分の通っている高中進修學校の後期の學費もまだ払えておらず、制服店の仕事を続けるにしても週に2~3天のPTですから扣錢などを引かれるとがんばっても手取り3~4万元といったところです。加菲はまったくと言っていいほど酒が飲めず、よく客に無理矢理つきあわされて上班の途中でダウンして休憩室で泣きながら休養していることも多く、そのような時間はすべて扣錢(罰金)になります。さらに彼女は処女でしたから、ボディサービスも拒否することが多く、他のベテラン小姐のようにFやSなどのボディサービスで小費(チップ)を稼ぐことなど到底無理でした。従って、かなり、実際の収入は少ない状況でした。

月に返す額は、私は加菲にまかせました。すると彼女は空欄の「還(      )元台幣現給乙方」の中に5000と書き込みました。少し多い気もしましたが、彼女が自分で決めたことですし、来年度の新学年の9月からの前期の學費を払う前に返したいという彼女の言葉を信じることにしました。4月、5月、6月、7月、最後が8月15號という加菲の提案をそのまま、受け入れました。彼女がホールの椅子に座って、膝の上で書いていた租債書は、たたでさえ、ノートの切れ端のような紙であったこともあり、その上に涙が落ちて、ボールペンのインクが何カ所か滲んでしまいました。

最後に彼女はその租債書と學生證と身分證のコピーを渡し、小さな声で「謝謝」と2度ほど繰り返しました。
そして、私は最後に加菲に話をしました。

「我相信你。如果你有誠心的話、你努力還錢。社會的信用是重要。更你是很年輕、所以你學習遵守約定。我等等、可以。不還錢也可以。目前你的家人都没有信用。我覺得你是不一様。我想教信用才是最重要在白天的社會。再一次我説跟你。我相信加菲」

(僕は信じている。もし加菲が誠実な心をもっているならば、きっとお金を返すのに努力を重ねるはずだ。社会的な信用は大切だ。加菲はまだとても若いから、約束を守るということを学ばなければいけないんだよ。僕はお金を返すのを待つこともできるし、返さなくてもいいと思っている。今、加菲の家族はすべて信用がない。僕は加菲はちがうと思っている。僕は昼間の普通の社会では信用こそ最も重要であることを加菲に教えたいと思っているんだ。もう一度言うよ、僕は加菲を信じているから)

加菲はボタボタと涙を落とし、すくっと立つとエレベータの方に向かって歩き出しました。そして、振り向かず、手をあげてバイバイという手を振りました。彼女のその時の涙は不幸な家庭に生まれた自分の運命を呪った涙なのか、それともこれから先の自分の人生を考えてのものなのかはわかりませんでした。

時間はもう8時をまわっていました。私の手には少し彼女の涙で滲んだ粗雑な租債書がありました。
私はそれを折ってポケットに入れ、病院を後にしました。

今、私の手元にあるのは、そのコピーです。本物の租債書はありません。
この後、加菲はいろいろな紆余曲折を通しながらも彼女は約束を守ったからです。

最後に彼女に逢ったのはMRTの劍澤站。士林夜市に向かう多くの人混みの中でのことでした。

彼女が勤める酒店から遠く離れた亞東紀念醫院のこの日の夜から、私と加菲の人と人としての本当のかかわりが始まったのです。

劍澤で彼女に租債書を返すまで、加菲には多くの険しい道のりが実は待っていました。


 画像はある經紀公司の小姐への給料(薪資)の明細です。ほとんどの酒店に勤める子は經紀公司の經紀人が担当していて、酒店をやっている公司に派遣される形をとっています。ですから給料も酒店の公司からもらうのではなく、自分の契約している經紀公司からもらうのが通例です。

 私檯制の場合は1人の客人に実際についた節数だけが給料となります。毎日、何節ついたかが記録されていて、この公關の場合は1週間で合計326節でした。正職のため、1節150元ですから合計48900元となります。しかし、いろいろな扣錢(給料から引かれるお金)があって、この子の場合は遅刻が合計で116分、普通は1分50元ですが、ここの經紀公司も同じで合計5800元の扣錢となっています。この子の場合は遅刻だけの扣錢ですが、制服を替えた場合は制服代金やバンスの返金、途中で休憩したり、早退した場合も罰金があります。また、酒店で禁じられている行為をした場合(またブログで説明していきます)も罰金があって、活動扣錢となります。

 この子の場合は遅刻の罰金だけの扣錢ですし、10月16日は90節ですから大框が2回あったと思われます(最初の大框ですぐに解放され、また店に戻って大框される特殊なパターン)。大框は通常8時間48節ですから、1日で90節は普通はありえません。 週5日勤務の正職でも300節を越えるのは至難の業で、平均は150節~250節ぐらいです。

 1週間3天、1日6時間勤務のPTの場合は1節130元が相場ですから、1日30節平均として1週間で90節11700元で月だいたい45000元ぐらいです。さらに扣錢がかなりありますから、35000元~40000元ぐらいが平均的と思われます。

 これは見本の薪資明細(給料明細)で經紀公司がHPを見て勤めようかどうか迷っている子に「こんなに儲るんだ」という印象を与えるための紅牌(No.1グループ)の子のものです。月に10~15万元の薪資をもらえるような子は100人の公關がいたら10%いるかどうかぐらいです。

収據モザ

一起去 WeGo

加菲と別れた翌日の午後、Eメールが届いていました。

「XX先生、真的很對不起, 因為哥哥和姊姊都沒有工作、所以我才會跟你開口 你請原諒。
我一定會努力努力賺錢、早日還清你借的錢。明天天我上班! 你要找我嗎?」
(XXさん、本当にごめんなさい。 私のお兄さんとお姉さんは今、仕事をまったくしていないの。だからこそ私はあなたに話したんだよ。どうか私を許してくださいね。私は必ずものすごく頑張ってお金を稼いで、少しでも早くあなたのお金を返すから。明日から仕事も行くよ!私に会いに来る?)

私は加菲に簡訊を打ち、明日の夜に酒店に行くことを約束しました。お母さんも退院し、彼女も再び、学校に行き始め、その足で上班に来るようでした。私は少し、安心したこともありました。しかし、明日、加菲がどのような表情を見せるのか一抹の不安もありました。

次の日の夜の9時半頃、私は震洲に頼んで、加菲を預點し、包廂で待っていました。10時を少し回った頃、彼女は行政に案内されて包廂に現れました。加菲はもじもじしている感じで、小さな子が何か悪いことをしたようなそんな顔で立っていました。感情を表すのが苦手な加菲はどのような顔をしてよいか、きっとわからなかったのでしょう。しばらく、何も言わず、立っていました。

私は加菲に話しかけました。

「你不要擔心。我挽幫助你一點。我知道你真的没辦法付款醫薬費。我、没關係的」
(心配することはないよ。僕はほんのちょっとだけ助けただけだ。僕は加菲が本当に医療費を支払う方法がなかったことを知っているから、気にしていないよ)

加菲はそう話すと安心したようにニコッと笑い、私の横に座りました。そして加菲は何と驚くようなことを言い出しました。

「一起做玩遊戯!」 (一緒にゲームをしようよ!)

加菲はお酒をまったくと言っていいほど飲めませんでした。そのため、いつもベテランの公關小姐にいじめられ、罵声を浴びせられることも多かったのですが、ビールをコップに注ぎ、負けたら飲むと言い張るのです。感情表現の下手な加菲は私にお金を借りたことに対して引け目があったのか、恩義を感じていたのかは定かではありませんが、とにかく、一生懸命、私を楽しませようとしていました。しかし、玩遊戯で負ける度にビールを一気飲みする加菲は笑っているものの、痛々しく、すぐに私は玩遊戯をやめてしまいました。加菲は少し、悲しそうな顔をして、自分はこんなにがんばって接客しているのにというような表情をしていました。

すぐ加菲は歌を一緒に唱おうと言い出しました。加菲は歌も苦手で跳舞もしたことはありませんでした。通常は客について10分後に1回目の跳舞があるのですが、私はいつもさせたことがなく、彼女も苦手で厭だから助かると言っていました。歌も私が唱うことはあっても彼女はいつも横でそれを聞いているだけで唱うのも見たことが一度もありませんでした。その加菲がいじらしく、歌を唱うというのです。彼女は私のために歌を練習してきていました。なぜならば、彼女が選んだ歌は2曲とも日本の歌のカバー曲だったからです。

加菲は学校や公司で電脳(PC)を使うのが好きで、いつも「開心農場」というゲームをやっていました。網路(インターネットのこと)が好きなこともあってYOU TUBEで曲を探して覚えてきたのです。私は日本の歌のカバー曲があることも知りませんでしたが、驚いたのは、その曲がデュエットになっていたことでした。

曲はサザンオールスターズの「真夏の果実」。台湾では薛凱琪と方大同が唱う「復刻回憶」という題名になっています。
 

初めて加菲が唱うのを聞きました。それほど音痴ではないのですが、本当にカラオケをしたことがない子が初めて唱うような感じで、きっと今までの生活経験の中にも歌を唱うということは、ほとんどなかったのでしょう。とにかく、楽しんで唱うという感じはなく、真面目に一生懸命唱っていました。私も曲はよく知っていたので、時々、発音がわからない中国語があったものの、加菲との初めてのデュエットは久しぶりに一生懸命、歌を唱うというモードになったこともあり、結構うまく歌えました。

次に加菲が入れた曲は夏川りみの「涙そうそう」。台湾では蔡淳佳が唱う「陪我看日出」という曲になっていました。この曲は加菲一人が歌ったのですが、一生懸命、日本の歌を練習してきてくれたことを思うと少し、その加菲の気持ちがうれしくて、彼女のあまりうまくない歌を聞き入ってしまいました。


しかし、レパートリーはたった2曲しかなく、加菲は唱い終わった後、もう、彼女自身ができることはなくなってしましました。そして、さらに彼女は驚くべきことを言ったのです。

「一起去WeGo、我們會睡覺抱抱嗎?」 (ねえ一緒にWeGoに行こうよ。私たちは抱き合って眠ることができる?)

WeGoとは錦州路にある人気のファッションホテル。
彼女のあまりにも突拍子もない変貌ぶりに私はとまどうしかありませんでした。

 画像は錦州街と林森北路の交差点にあるWeGo林森館。台北の校外には豪華な汽車旅館(モーテル)はたくさんありますが、街中の便利なところにあり、大人気のファッションホテルで夜はいつも満員といった感じです。

wego

 これは当時の加菲の写真です。ギャル的な要素がなく、タトゥーを少ししていたのも友達に誘われてやって後悔していると言っていましたが、深く物事を考えない彼女らしいことでした。おとなしくていつも受け身な性格で、時自分の感情を表現することがとても苦手な子でした。暗くてあまりよく撮れていないのですが、あどけないというか、物事をよく知らないというか、酒店のような海千山千の人間が集まるところで働くのことは彼女にとって無理がありました。3月末には結局やめてしまうのですが、それも道理でした。
私にとって、これは極めて大切な写真です。皆様をご信頼申し上げておりますので、転載や流用などを絶対にしないようお願いいたします。 プライベート版にはモザなしをアップしてあります。

加菲モザ

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親親抱抱

加菲の真意はどこにあるのか?その時はまだ、わかりませんでした。

ただ、加菲が他の客につきたくないことは薄薄わかっていました。なぜならば、加菲の上枱はほとんど不開心(アンハッピー)だったことを私は知っていたからです。加菲は弱々しくておとなしいという感じの表現がぴったりで、声をあげて笑ったり、大声でキャーキャー他の子と盛り上がることなどはとても苦手としていました。どちらかというとオタク系で一人、電脳(PC)に向かってゲームをしているようなことが大好きで、非常に可愛いのですが、きっと酒店に来る客にとってはつまらない子です。体つきもグラマーという感じからはほど遠く、とても痩せていて胸もとても小さい子でした。

私は彼女を複数の小姐と一緒に呼んだことは実はありません。いつも1對1で、それは彼女が他の小姐と一緒に上枱することを好まなかったことも大きな原因でした。多分、彼女のよく来るEメールの内容から推察するには、他の小姐がお酒を飲み、唱って踊って楽しくやっている中、ひとり場違いなようにポツンとその場に入ることができずに包廂に座っていて、他の小姐たちがバカにしたり、あざけ笑ったりしていたようなことが多かったと思います。

また、ボディサービスもとても苦手で、いつも秀舞の後の恰好にはなるのですが、腕を体の前で組んでさわられないようにブロックをするような感じで、客にしなだれかかるというようなことはまったくできなかったと思います。それには原因があって、私は包廂で加菲とはいつも話をすることがほとんどだったのですが、彼女は男の子とあまりつきあった経験がないといつも言っていました。また、本当かどうかはわかりませんが、本人はまだ処女と言っていました。それは私が思うに嘘ではなく、明らかに慣れていないというか、固まってしまうというか、そんな感じだったのも事実です。

その加菲がWeGoに行こうという発想そのものが不思議でした。彼女は当然、純出(性的な服務を一切しない外出のこと)で、さらに本人が言うには大框された経験は一度もありませんでした。私も9月に酒店に行き始めてから一度も大框したことがなく、外に女の子と出たこともありませんでした。当時の私はまだ大框の知識が震洲に教わっていたものの十分ではなく、いったい何時までいくら払うことになるのかがよくわからず、ちょっとした不安もあったのです。以前、懇意にしていた寶貝を一度、4時間というしっかり時間が決まっている小框をしようとしたことはありましたが、この時も先客が寶貝を大框してしまったので、結局はしていませんでした。

私は加菲に尋ねました。

「為什麼你想過去WeGo?你是没有S的小姐、你會做只純出的。應該我覺得大框很太貴」
(どうして加菲はWeGoに行きたいの?加菲はSをしない子だし、純出しかでできないし、多分、大框はとても高いと思うよ)

しかし、加菲は何か言いたげなのですが、いつものようにはっきりせず、ただ「我希望被框」(私は大框されたいの)というようなことを小声で言うだけでした。しかし、一生懸命、今日は努力して接客した加菲の顔を見て、どのような展開になるのかまったく予想がつきませんでしたが、 私も大框で出場する経験がなかったこともあり、 少し好奇心もあって加菲を大框することにしたのです。

震洲を呼んで、大框の時間を確認したところ、加菲はPT妹で朝の6時までの勤務だから、12時から6時までの6時間36節分ということでした。10時からの2時間12節分も入れて合計48節、大框の場合は點枱(指名)の3節は含まれること、それと大框の場合は女の子がずっと上枱しているのと同じ状態になるため、効率が良いこともあって1節250元にするとも言いました。従って、250元×48節=12000元と小費の500元の合計12500元という値段でした。私は支払いをすると、震洲は加菲を着替えに行かせると言い、包廂から出し、その10分後ぐらいに彼女は黒いドレスを来て大きな私服を入れたカバンをもって包廂に戻ってきました。

そして控枱(タイムカードを打って、出場することを行政に告げることをしなければいけない)を加菲がしなければいけないため、私は一足早く酒店を出て、民生東路近くのセブンイレブンで待ち合わせることにしました。

12時を少しまわった頃、加菲はセブンイレブンにやってきました。WeGoは錦州路のところにあるため、そこまでブラブラと一緒に歩こうということになり、少しまだ肌寒い夜を加菲と歩いたときのことは今でもよく憶えています。、錦州路のWeGoの反対側にいつも流行っている餐廳(レストラン)があるのですが、加菲はお腹が減ったので、少し食べ物を買っていきたいと言いだし、そこで麺や料理を少し外帶してWeGoに向かいました。

その日は金曜日だったこともあって、行ったときはすでに満室でした。私は加菲に他のところにタクシーに乗って行こうかと話しましたが、しかし、彼女は絶対にWeGoに入る、しばらく待つと行ってききません。いつもおとなしい加菲にしては珍しく強情で、入口の横に待合室みたいなところがあって、そこのソファで待つことにしました。すると20分ぐらいしたら、空き部屋が出て、私たちは首尾良く入ることができました。WeGoの中は車で入っていけるようになっていて、日本の大きなスーパーのパーキングのような感じがしました。、

私はWeGoに行くのはその時が初めてで、人気のあるホテルとは聞いていましたが、入ってみてとても部屋が広く、豪華なつくりになっていることに驚きました。いわゆる日本の豪華な郊外型のモーテルよりも客室はきれいでセンスも良く、いろいろなアメニティグッズも充実しており、普通に泊ってもいいぐらいです。人気がある理由がよくわかりましたし、加菲がどうしてもWeGoがいいと言う理由もわかりました。アベックで入るホテルとしてはとにかくダントツの人気で、錦州路の酒店街とも近く、出場した客人と小姐も御用達のホテルにもきっとなっているのでしょう。

加菲のように純出しかしない子の場合は、客人とホテルや客の家や客の友人の家には行ってはいけない規則があり、小姐は今、どこにいるかを酒店に電話連絡しないといけません。加菲はWeGoから今、客人とオールナイトの映画を松江路近くの映画館に見に来て、これから入るところだと嘘の電話をしていました、これは、実はよくあることで、純出にした子自身の意思があれば、このような展開は実は普通です。当時の私はこのようなことはあまり、よくわかりませんでしたが、とにかくWeGoに居るにもかかわらず、映画館にいることになったのです。

そこで買ってきたちょっと遅い夕飯を加菲と食べたのですが、彼女は非常にかいがいしく動き回り、いつもとはちがって元気で口数も多く、テキパキ行動していて、いつも包廂で見る加菲とはまったく雰囲気がちがいました。酒店の外では一度、病院で会っているのですが、あの時の加菲とは当然、気持ちがちがうこともあり、この子、こんなに手際が良くて本当は明るいんだと思った記憶があります。

加菲は「我想換衣服。可以嗎?」(私、服を着替えたいんだけどいいかな?)と言い、大きなバックの中から学校に今日行った時のラフな服に着替え出しました。加菲のドレス姿は民生東路近くのセブンイレブンからWeGoまで歩いたわずか30分ぐらいだけでした。

実はその時、加菲から聞いたのですが、彼女は人気があるWeGoに 一度とても来てみたかったようで、彼女は男の子とつきあったこともなく、また、家も貧しかったのでWeGoのようなホテルにぜひ入ってみたかったこと、そして、大框された経験もなかったので、朝まで気楽にすごしたかったことが理由だったのです。ですから彼女が動きが良く、いつもとちがった感じだったのは、おびえるような気持ちで包廂で長時間すごすこともなく、また、いつもいじめられるベテラン小姐もいないことの安心感や開放感があって、少しウキウキしているというか、口数が多くて元気というか、そんな感じになっていたのです。

また、彼女は一度も服を脱ぎませんでした。正確に言うとドレスを着替えた時と一緒にバスにつかったときに服を脱いだのですが、その時もよく混浴の露天風呂で女の子がやるようにバスタオルを胸から巻いてつかっていましたから、私も処女の加菲にもともと無理じいする気はなく、純出しかしない子ですから、トラブルになったら大変という気持ちもありました。

彼女はバスから上がるとTシャツ姿になりました。一度も男性とこのような場所に来たことがない加菲にとっては大きな冒険だったのでしょう。もし、無理じいしても助けてくれる人もおらず、自ら規則を破って映画館に行くという嘘もついており、もし、私が処女である彼女を強姦しても誰も助けてくれる人はいないのですから。

しかし、母親のケガの窮地を少し助けてあげた私を彼女は全面的に信じてくれていました。
だから、今日の加菲には彼女本来の天真爛漫な少女の笑顔がありました。

加菲は言いました。

「你相信我。所以我也相信你。目前我放心、因為今天我没有遇到破壊破壊的客人也有兇的小姐。今晩才我們睡覺一起親親抱抱。我有很幸福的時間!」

(あなたは私を信じてくれた。だから私もあなたを信じているんだよ。今、私はとても安心してる。だって、今日はあの悪い客たちや意地悪で怖い小姐たちに出逢わないからね。今晩、私たちは一緒に抱き合いながら眠ることができる。私にとってはすごく幸せな時間なんだ!)

彼女の父親は土木作業員でいつも檳榔(ビンロウ)を噛んでいたこともあって、加菲が幼稚園の頃、喉頭癌で命を落としていました。その後、彼女の家は経済的に困窮に陥り、借金を重ね、ついには信用破産に追い込まれ、社会的な信用をまったく失ってしまいました。

きっと小さな頃から加菲はいつも何かにおびえたように暮らし、人を信じることなど、多くはなかったのでしょう。 そして、少しばかり助けてくれる人に出会った経験もなかったにちがいありません。彼女が人前では口数も少なく、表情もなくなるのはそのような生活経験の裏返しなのかもしれません。だから、人と積極的にかかわることを恐がり、 いつも電脳(PC)に向って一人ゲームをしたり、Eメールでコミュニケーションをとったりすることを好むようになったと私は思っています。

私は仕事で疲れていたこともあってTシャツ姿の彼女と一緒にベットに入り、すぐに眠くなってしまいました。
実はちょっと彼女のエッチな服務も期待していたのですが、見事に裏切られてしまいました。

しかし、加菲が言っていた「 親親抱抱」も悪くはなく、加菲のたったひとときの幸福な寝顔を見ていたら、私も少し幸せな気持ちでした。人としての温かさというか、そんな感じが加菲の体温から伝わってきて、こんな夜もたまにはあってもいい、そんな想いをもちながら私たちは深い心地よい眠りにつきました。

 画像は錦州街です。右側にWeGoがあり、左手の大樓には多くの酒店があります。林森北路の交差点付近に見える麥當勞(マック)は私にとって想い出深い場所です。幹部の震洲と逢ったのもここですが、加菲とも実はここで何度となく逢うことになります。多くの小姐との物語の隠れた舞台でした。

錦州街

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加菲の憂鬱~扣錢

加菲の憂鬱はWeGoで私と過ごした後、一層強くなって行きました。酒店というところは元来、客人たちが日頃のストレスを発散しに来るところです。ですから、それをうまく受け止め、かわし、客人が気持ちよくすごしてもらうことが仕事です。もちろん、ストレスの発散の仕方は人によって大きく異なるので、そこが公關たちのプロとしての柔軟性や度量が必要なところです。当然、正職の子ほど、多くの経験と苦しい上枱を乗り越えてきた知恵がありますから、多くのタイプの客人とうまくやる術を持ち得ています。しかし、PT妹の場合は、その対応能力は極めて低く、必ずと言っていいほど多くの困難があります。

加菲は特にその守備範囲というか、幅というか、そのような部分が極めて少なく、ほとんどの上枱がどんどん苦痛になっていきました。さらに加菲を苦しめたのが扣錢です。扣錢とは薪資(給料)から天引きされるお金のこと全般を指しますが、その多くを占めるのがいわゆる罰金です。

制服店の罰金は、各店によって多少の差異がありますが、どこも似たり寄ったりです。私がスタッフと懇意にしており、女の子がよく扣錢の話をよくしてくれるある制服店を例にとってみましょう。禮服店や便服店より包廂内の服務が多いため、一般に制服店の扣錢はとても多いと言われています。

◆遅刻 1分、50元がほとんどです。上班した時にタイムカードを必ず打つのですが、時計はだいたい進めてあってギリギリ来るとだいたい扣錢になります。これは時計を時間通りにするとタイムカードを打った後に準備をするために休憩室でさぼったり、おしゃべりしている子も多く、余裕をもって準備させるためです。多くの店は制服に着替えてからタイムカードを打つ規則があるため、かなり余裕をもって来ないといけません。一番、多い扣錢はこの遅刻がダントツです。

◆くわえタバコや、手にずっと持ってタバコを吸うのは罰金500元。また、吸う場合は客人の許可が必要で、嫌煙の客なのに無断で吸ったりしたら、 客のクレームも加わりますから、1000元ぐらいになります。

◆足をくんだら500元。跳舞の後は基本、丁字褲(Tバック)のみです。従って、客人をブロックしてはいけないことになっていて見つかると罰金です、行政が小窓から除いて確認したりしていますし、同じ包廂にいた小姐が足を組んでいる小姐がいたおかげで客が不開心(アンハッピー)になり、自分にもとばっちりが来たと行政に内部告発することも多いです。また、さわりまくる客や厭なタイプの客がくると完全ブロックの体勢を扣錢を払ってもする小姐は多数います。ただし、パンツの中に手を入れさせるかどうかは女の子の判断にまかされており、ブロックしても罰金にはならず、そのような子に逆に無理強いすると女の子の方が行政を呼んで逃げ出してしまいます。キスも同様で女の子の意思にまかされていて、しなくても罰金はとられません。特に台湾人の年配の肉体労働者系の客は檳榔を噛んでいる客が多いため、キスを拒否する小姐はけっこう多いです。

◆胸の前で腕を組んでブロックした場合は上記と同じような理由で1000元の罰金。服務については胸をさわらせることと丁字褲の上からさわらせることが制服店の基本なので、胸のブロックと足を組むことの2点が服務上の罰金対象です。

◆Kなどを自分で毒品を持ち込んだり、客人からもらってバックに入れるなどして持ち出した場合は20000元の罰金、もしくはクビです。業務用トイレでやった場合は、基本、すぐクビです。

◆酒に酔ってしまい、休憩室でダウンするなど空枱に加われなかったり、上枱できない場合は、その時間の分の取り分が基本的に罰金になります。1節(10分)150元の給料の場合は、30分休むと450元の罰金。

◆包廂のトイレに長くずっと入っているなどの客にきちんと接客してしないことが判明すれば、行政がその内容に応じて罰金。多くは同じ包廂にいた小姐の内部告発です。自分だけが一生懸命、接客しているにの他の小姐が逃げてばかりいて不満をもった場合によくあります。

◆勝手に包廂に出ている水果や餅乾(ビスケットの類)以外のものを食べたり、飲料や食べ物を持ち込んだら500元の罰金。

◆客に自分の電話番号を包廂で教えているのが見つかると10000元の罰金。小框や大框で出場した場合は実質的にわからないし、客人の支払額も高く、公司も儲り、得意客となってくれる公算が極めて高いために公司も容認している模様。また、客人から自分の電話番号を書いた紙などをもらったりしたのが、ばれると罰金はありませんが、行政に取り上げられて廃棄されます。

◆包廂に小機(携帯電話)を持ち込んだ場合は10000元の罰金。

◆警察の臨検に備えていつも自分の本物の身分證を携帯していないと1000元の罰金。もし、臨検の時にもっていないと未成年雇用の疑いがかかり、酒店全体の営業再開が大幅に遅れるため、そのようなことになった場合は金額はわかりませんが、大幅な扣錢と聞いています。

◆空枱に加わらず、逃げ回ってばかりいたりするのを見つかると500元の罰金。

◆客を怒ってたたいたり、ビールをかけたりすると5000元の罰金。客があこぎな要求をする場合は小爺を呼んで行政または幹部にそのことを伝え、包廂から出してもらうようにしなければいけません。

◆ 丁字褲(Tバック) 以外のパンツをはいて上枱すると500元の罰金。

私が知っているのはこんなものですが、まだまだ、細かな罰金はたくさんあると言われていて、扣錢がない小姐はいないと言われるほど、公司は積極的に罰金を科します。これはどちらかというと給料をうまく払わないための口実にしているようなところがあり、小姐たちは「應該、扣錢吧」(多分、罰金でしょう)とよく口にしています。

それと制服店の場合は3ヶ月に1回程度、制服を替えていて、この制服代金も小姐自身が酒店の公司に支払わないといけません。日本にもコスプレの服などを扱う衣料店はインターネット上にたくさんありますが、台湾の場合は同じ制服を200着ぐらい用意をするという業者がたくさんあって、これは一大産業になっています。日本の比ではありません。もし、警察が真剣に酒店をつぶしてしまったら、1万人とも5万人ともみんな適当に言っていますが、とにかく大量の周辺産業の雇用がなくなるということになり、それが、絶対に酒店がなくならない理由と言われています。

制服は実は安く、1着500元~1000元ぐらいのものです。
以下のHPは代表的な角色(コスプレ)、酒店、展場(各イベント)などの衣服を取り扱う代表的な店のものです。
このHPの左下に商品分類があって、各衣装の中国語名が出ているのでよくその傾向がわかります。
http://tw.user.bid.yahoo.com/tw/show/auctions?userID=Y3775705066&u=%3AY3775705066 

しかし、この制服を公司は小姐に3000元~6000元で買わせていて、これも扣錢になります。もし500元の制服なら3000元としても2500元分をただ働きさせられると言う仕組みです。PT妹は借りることもできますが、これもレンタル料金が扣錢になっていて、だいたい1日200~300元ですから、はっきり言ってめちゃくちゃ高いです。

また、各小姐は必ず、小框や大框されて出場したときのドレスと靴を準備しなければいけません。酒店に来るときのようなラフな恰好は客人に失礼になるため、規則で禁じられています。もし、忘れたり、ないと公司が貸してくれるのですが、この場合も1回500元ぐらいの貸し賃が扣錢となります。林森北路の民生東路から錦州路にかけては朝までやっている小さなブティックがいっぱいありますが、これらの店のビジネスの対象はすべてと言っていいほど酒店の小姐たちです。錦州路周辺だけで2000人はいると言われていますから、かなり売れるのかもしれません。

さらにだいたい1~2ヶ月に一度いろいろな辦活動(イベントのこと)があって、その時は小姐にノルマが科せられます。一番多いのは摸彩券というクジやゲームに参加する券を1枚500元で客に買ってもらうことです。1等は豪華景品ですが、はずれがほとんどで、かなりの儲けがあります。これを20枚とか小姐は渡されていて、期間中(だいたい1週間)に売り切らないと、余った分は自分で買い取らないといけません。1枚も売れない子はあっという間に10000元ぐらいの扣錢になってしまいます。また、イベント期間中に必ず、1回は框をしてもらわないと罰金というような競争もあります。ですから、人気のない可愛くない子や年増の子はただでSなどをさせて框してもらえるようにし向けています。框されないと多額の扣錢なので、正職の子は必死です。

従って1週間で扣錢が5000元~20000元ぐらいは普通で、まったく給料がすべてなくなるような子や赤字(公司に対して借金を残して、次の週に返すことになる)の子もいて、ただ働き同然の子もいます。女の子の人件費が高いため、何とかこれを抑えたい公司や經紀人があれやこれや理由をつけて扣錢しているのが実態です。

加菲はこの扣錢が極めて多く、よく給料袋を見せてもらいました。まずは夜學に行っており、持ち金がなくてタクシーに乗れないこともあってとにかく遅刻が多くなる状況は否めませんでした。それとボディサービス系の扣錢もとても多く、胸をブロックする、足を組むということも多く、ほとんどは同時に上枱した小姐がすけべな客にさわられまくられているのに加菲はブロックしてしまい、他の小姐の怒りをかってしまうため、行政によく密告されていました。また、客からのクレームによる扣錢も多かったようです。また、酒もまったくと言って飲めなかったため、よくダウンして休憩室で泣きながら休んでいましたから、その分も扣錢になっていました。ひどい週は給料がマイナスになっていました。

加菲はそのため、酒店で自分の居場所を見つけることが、いつまでたってもできず、そのことをE-mailでよく私に訴えていました。私もいつも行ける訳ではなく、加菲が辛い上班になっていることは当然、わかっていましたが、加菲の上班したとき、すべての面倒を見ることは無理でした。ただ、加菲は若くて可愛いため、最初の新入りPTとして經紀人がつける客に配慮する時期が終わり、空枱に加わるようになってからは必ず、すぐに選ばれる状態でした。

しかし、可愛いことは時として不幸を呼びます。酒も飲まず、歌も歌えず、跳舞も最低限しかしない加菲は、客も可愛い加菲をさわりまくるしか楽しみがなく、また、それを体を固めて、拒否してしまうため、客が怒り出したり、他の小姐が罵声を浴びせたりという連続でした。加菲は酒を積極的に飲まなかったため、客が無理矢理コップを持って行って頭を押さえて飲ませたり、口移しでいやがる加菲に無理矢理、頭を強く押さえてキスして飲ませたりということもあったようです。

加菲はそのためだんだんと酒店の行政からも扣錢が多く、やる気がない小姐としてしかられることも多くなり、彼女をマネージメントするVickyも方法がないのが現状でした。よく、3月頃、Vickyとは加菲の問題について大廳で話し合いましたが、聡明な彼女も「加菲要耐心。就我没有辦法、她不能下檔因為她家人真的没有工作所以上都家人期待她的薪資」(加菲は我慢するしかないよ。私だって方法を思いつかない。彼女はやめるわけにはいかないんだ。だって家族は全員、本当に仕事がないから、みんな彼女の稼ぎを充てにしているからね」と言っていました。Vickyが言うようにそれほどまでに辛かったら、他のすぐやめてしまうPT妹と同様にすぐやめるという選択肢が普通はあるのですが、彼女の家は彼女の収入がすべての生活費でしたから、高中も出ていない加菲は他に働き口もなく、やめることができなかったのです。

そして、そのような上枱が続いた加菲はついに断末魔の叫びのように、ある行動を私に対して起こしたのです。

 錦州街に近い林森北路にある禮服や高根鞋(ハイヒール)を売っている店です。店の規模は小さく、歩道に商品を並べています。明け方、下班した小姐たちがよく買っています。

林森北路 042

林森北路 021

林森北路 043

林森北路 023

 こちらは、制服店の子たちがはく丁字褲(Tバックパンツ)です。いろとりどりの各種タイプが100元ぐらいで格安で売られてします。
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她説謊

加菲はいつも下班した後に、ほぼ、きちんとE-mailを私の所に送ってきていました。それは、私が彼女に好かれているということよりも、彼女自身は家庭環境も恵まれておらず、國中を卒業した後も普通に高中に進学できなかったこともあり、多分、仲間というか友人というか、そんな身近に自分の気持ちを話す相手がいなかったためだと思っています。

特に加菲は実の姉・兄と年が大きく離れていることもあって、あまり話をしないと言っていました。また、私がお姉さんやお兄さんは仕事を探さないのかと聞いても「他們常常看看電視在家裡的」(彼らはいつも家でテレビを見ているよ)とも話していました。加菲の家は狭く、いつも加菲はお母さんと一緒のベットで寝ており、家でも自分の気持ちを話すことができる存在はお母さんしかいませんでした。そのお母さんをはじめ、家族には酒店で働いていることは隠していましたから、いろいろな自分の辛かったことや悲しかったことも話せなかったのでしょう。当然、通っている夜學の同級生たちにも秘密にしていましたから、きっと誰かに本当の気持ちを聞いてもらい、励ましや慰めの言葉が欲しかったのだと思います。

最後に加菲と逢った時までに彼女が私に出したE-mailは100通を越えます。基本的に私もよほど忙しくない限りは、簡単でも返信をすることにしていましたから、彼女も多分、そのようなきちんと気持ちをやりとりするつきあいは今までなかったと私は類推していますし、いつも困った時や苦しい時には必ず、正直に加菲の気持ちが書いてありました。その多くはたわいもない内容がほとんどだったのですが、それは私にとってたわいがなかっただけで、加菲にとっては、私へのいろいろなサインだったのかもしれません。

これは、私が加菲を初めて大框し、WeGoに行った次の日に来た簡訊 です。
 (あの日は酒店に戻らなくてもよかったので小機から簡訊を打ったと思われます)

「昨天我真的也感覺對你、不好意思、我没有努力努力」
(昨日、私は本当に申し訳なく感じているよ。私はがんばりがとってもとってもたりないよね)

そして、彼女はあの時の大框がよほど、幸せな時間だったのでしょう。それは、私といるということではなく、安心してすごせるということが大きかったと思いますが・・・・。そのため、彼女はよくE-mailで私に来て欲しいということを書いていました。

「我們今天可以去WeGo抱抱睡覺嗎?」 (私たちは今日、WeGoに行って抱き合って眠ることができる?)

「下次上班的時候、我們可以一起睡覺嗎?」 (次に酒店に行くときこそ、私たちは一緒に眠ることができる?)

昨日の夜の上班の時の辛かったことが書いてあり、すべての客人は色狼(スケベを揶揄する隠語)とか壊人(悪党のこと)とか、彼女の恨みのような内容があって、必ず、最後に「睡覺を一緒にしたい」ということが書かれてあるのが定番でした。

しかし、3月に入ると、日本社会では年度の終了となり、人事異動関係やそれに伴う引き継ぎ、さらに玉突きのように発生する担当者の交替や契約の更新など私も多忙を極め、なかなか酒店に行く余裕がありませんでした。私も返信はいつもしていたのですが、実際に加菲と逢うことができなかったのです。

それが加菲の上班を一層、孤独にし、彼女の精神状態はもう限界だったのかもしれません。

3月中旬のある日の午後1時頃、加菲から珍しく、小機(携帯電話)に簡訊が届きました。

「XX先生、我的媽媽傷口裂開現在送醫院、今天晩上可能没有辦法上班。可是我今天補班没有辦法再請假。只能自己框、如果我自己框的話、下禮拜我就没辦法付學費了。可以請XX先生幫忙大框嗎?求求你、 拜託」

(XXさん、私のお母さんの傷口が開いて、今、病院へ連れて行くところ。だから、今日、私は勤めに行くことができないんだ。しかし、私は今日、以前休んだ日の補いをしなくてはいけなくて再び休みをもらうことができないの。ただ方法はひとつだけあって自分で框することしかない。もし、私が自分で框をすると来週、私は学費を払うことができなくなってしまう。XXさん、私を大框して助けてくれない?あなたに頼むしかない。お願い)

内容を見て、私は悲しくなりました。
なぜらならば、彼女の打った簡訊の内容は明らかに嘘だとすぐにわかったからです。

「補班」というのは、週に3天上班(例えば、火、水、木)という契約でPTをしている場合、火曜日に休みをもらったら、その週の火曜日以降の契約以外の日である金、土、日のいずれかに補って、必ず月~日の間の1週間に3日間勤めなけらばならず、この休んだ日の替わりに出ることを「補班」と言います。PTでも自由出勤ではなく、あらかじめ決めた曜日と時間(4~8時間の間を普通は設定)は上班しなければいけません。もし契約の日数や時間に休んだりして届かなかった場合は、扣錢になります。ですから、小姐は補班をすることを選択する場合が多いのです。しかし、公司(会社)組織で経営を行い、近代的な労働環境を作っている現代の酒店において、休みを認めないということはありません。加菲が扣錢が厭なだけのことです。

それと「自己框」というのは上班した小姐が自分でお金を払って自分を框することです。当然、客人の框よりは安く、1節(10分)230元程度が一般的です。これは多くの小姐がよくやっています。例えば、10時から6時まで8時間勤務の子が酒を途中で大量に飲まされ、ダウンして早退するような場合や、厭な客がつきそうな時(大廳で自分の嫌いな客を見かけて、必ず點枱される予感が有るとき)によく小姐たちが利用する方法です。

もし、2時に下班したいならば、2時から6時までの4時間24節分のお金を自分で自分を框して支払うという仕組みです。230元×24節=5520元を自分で支払うことになります。しかし、框の分は自分の収入になりますから、框をされた分の給料として1節130元ならば、130元×24節=3120元が戻ります。従って、実際には2400元を損するだけで済むのです。自己框せずに酒に酔って休憩室で6時まで寝入ってしまったら、これは罰金となり、130元×24節=3120元が給料から引かれますから、自己框した方が720元ほど得をするということになります。実際に小姐が現金を払って自己框するかというと、そういうことはなく、すべて給料表で差し引きされますから、自己框の5520元は公司からお金を借りた形となっていて、給料の時にこの5520元分が扣錢されることになるわけです。

仕組みがやや複雑ですが、時間を見て、多くの小姐がしたたかに計算して自己框をうまく使っています。本当は6時まで勤めなくてはいけないのに、厭な客や嫌いな客についている途中で「どうしても今日は急用があって2時に家に帰る必要があるから」などと客に嘘を言って、嫌われないようにしながら包廂を出て、残りの時間を自己框していることも多いです。客は仕方がないと思っていますが、小姐はうまくやっていて、本当のことを知っているのは幹部や經紀人だけです。

ですから加菲が自己框しても実はそれほど多くの金額の扣錢はないし、それと、私は以前、加菲のお母さんが入院している病院に行った時に、ケガの状況を把握していましたから、手術の時の傷口が約2~3週間後に開くことなどよほどのことがない限り、ありません。なぜならば、糸で縫っており、ギプスで固定しているわけですから。加菲と一緒に病院に行ったときにもらった収據(領収書)には詳しい内訳が書いてあり、そのコピーを私はもっていたため、それを見れば、どのような治療を受けたかは簡単に予想ができました。

私はすぐに病院に夕方、電話を入れ、加菲のお母さんが本当に病院を訪ねたかを問い合わせました。台湾は個人情報の取り扱いが極めて甘く、加菲のお母さんの名前は彼女の身分證に書かれていたので、すぐにわかりますし、病院も警戒することもなく、あっさりと事実を教えてくれました。

加菲のお母さんは手術後に定期的に病院には行っていましたが、最後に病院に行ったのはこの簡訊をもらう一週間ほど前で、当然、来院していませんでした。

加菲は私に嘘を言い、そして、苦しい上班を逃れようとしたのです。そして、 大框してもらえば、扣錢にもならず、自分はタイムカードを打って少し酒店にいるだけで、帰宅でき、さらに8時間48節分の給料ももらえるのです。大框さえすれば、客と小姐の合意があれば、いつでも拘束せずに客は小姐を離すことができます。従って、 私と一瞬、酒店で逢い、1時間程度過ごした後に 一緒に出場して、「病院にお母さんの世話をしに行かねばならないから」と言って同情してもらい、私に懇願して、そのまま帰宅しようというもくろみだったのでしょう。

今まで、加菲はそのようなことをしたことは一度もありませんでした。しかし、私も酒店に行くことができず、まったく助けの無くなった加菲は、ついに「窮鼠猫を噛む」という行動に出てしまったのです。私は腹が立つというよりは、加菲を何とかしなくてはいけないと強く思いました。生まれながらの境遇は確かに不幸で、学歴もない彼女は確かに人の何倍もの努力が必要でしょう。しかし、その苦労から逃れ、努力することが厭になって、下手をすれば、嘘を言うことを憶えてしまい、家族と同様に「信用」という大きな最後の財産も失うことを危惧しました。

私はどうしようか、考えましたが、結局、その日、彼女が嘘をついたことを私が知り得ていることは伝えないことにしました。そして、どうしても今日は仕事で行くことができないので、大框は無理だと7時頃に簡訊で連絡しました。しばらくしてから、彼女からたった一言、「了解的、没關係」(わかった。大丈夫だよ)という返信が来ました。

加菲に対して、この日を境に私は何度も彼女と外で逢い、彼女の人間性や社会性を育むことになっていきます。しかし、それは簡単ではなく、今までの人生の過程において、強く人への不信感をもっていた加菲の心を変えるための道のりは非常に険しく、彼女の心からの笑顔を見るまでに約一年の月日を要したのです。

 画像は、震洲とともに行き、寶貝や可人、加菲、そして2010年の3月まで、数多くの小姐と出逢い、多くの出来事があった制服店の大廳です。酒店の大廳としては狭く、ややつくりも古かったのですが、2009年には最も流行っている制服店として一世を風靡しました。奥の丸椅子に領枱が3~4人座っていて、真ん中のソファには公關の数が多すぎて、空枱の子が座っていることも多かったですが、今は公關の数も当時に比べるととても少なくなりました。後ほど、ブログでその理由は紹介していきますが、今は当時の勢いも衰え、ポンのような幹部が一見の日本人客をよく連れて行く店になってしまっています。有能な幹部や經紀人が離れてしまったため、そのような幹部に頼ることが多くなり、魅力も少なくなったこともあって、私は2010年3月からほとんど訪れることがなくなってしまいました。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。 

大聯盟大廳 

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。  

酒店就像社會小縮影

加菲に大框を頼まれたものの、それを断った私に対してEーmailはパタッと来なくなりました。加菲は本当に社会的に未熟でした。私が助けてあげなかったこと、甘えを許さなかったことに対して、きっと自分でもこれからどう私と向き合って行けばよいかわからなかったのでしょう。私も彼女からの連絡を待つことにしました。こちらからは決して連絡することなく、彼女がどう考え、どう私との約束を果たしていくのかを見守ることにしました。

私は、絶対に彼女は連絡してくるはずだと踏んでいました。非常に可愛い子なのですが、心を開かず、服務の態度もよくない加菲を助けるような客は現れないと踏んでいたからです。制服店に来る台湾人の多くは、酒をしこたま飲んで騒ぎまくることが多く、それにあわせられる小姐を好みます。 くどくような場合や1對1を好む客はどちらかというと禮服店や便服店に行く傾向が強く、制服店には余り来ない場合が多いからです。明るくパッと大勢ではしゃげるような子が制服店では人気がありますが、加菲はまったく、そのような要素がなかったため、最初は選ばれても換小姐(卡枱)されることも多かったからです。

案の定、一週間ぐらい経った頃、加菲から簡訊が来ました。

「我媽媽已經變成精神的。目前我不要照顧。真的抱歉困擾到了。但我有個小要求、今天你可以找我嗎?我等等你過來」

(私のママはすでに元気になったよ。今は世話をする必要がなくなった。本当に困らせてごめんなさい。 但し、私はちょっとお願いがあるの。今日は私を捜してくれることができる?私はあなたが来るのを待っているからね)

私は行くことを約束しました。加菲と逢って、彼女に嘘をつくことや苦しいことから安易に逃げようとすることをすればますます自分の首をしめることを話しておかないと、将来、彼女も家族と同じように信用を社会から失うと思ったからです。しかし、加菲がどう、反応するのか、一抹の不安もありました。そこで、私は經紀人のVickyに連絡をとり、現在の状況の一部始終について、簡訊を書いて送りました。多くの小姐の面倒を見てきた彼女の助けがいると思いましたし、聡明な彼女ならば、加菲にわからせることができると思ったからです。Vickyは以前の蔓蔓の下檔(酒店をやめること)の時以来、極めて真摯な態度で物事に対処することを私は知っていましたから、彼女がどう対処するかも見たかったこともありました。
Vickyは「了承的」と返信をくれ、夜の10時に加菲を預點することを確認しました。

夜10時少し前に私は、震洲とともに酒店に入り、包廂で一人待っていると、Vickyが現れました。そして2人で上班する加菲を待っていましたが、10時10分頃に加菲が行政に手をひかれ姿を現しました。加菲は、まず、なぜ、自分の經紀人がいるのか、すごくとまどいと驚きが入り混じった表情を見せました。

「為什麼?」(どうして?) それが彼女が発した第一声でした。

「因為你説謊、你騙他。加菲、你不好人的!我們的生意才信用是最重要的。如果你有辛苦在上枱的時候的話、當然你自己努力解決比較好。我知道你家人没有工作、所以你在那個店。不過我不要騙子、我不教導説謊。酒店的人都是形形色色、酒店就像社會小縮影。能相信的自己、牽渉到金錢與情感的事情都是各説各話、我是不偸不搶、自己賺錢。以後別騙客人!加菲、了承嗎?」

(なぜならば、お前は嘘を言って、彼を騙したからだよ。加菲、お前は良くない人間だ!私たちのビジネスは信用こそ最も重要なんだよ。もし仕事をするのが大変だったら、当然、自分で努力して解決しなさいよ。私はお前の家族が仕事がないのを知っているし、だから、お前がここで働いているのもわかっている。しかし、私は嘘つきはいらない、嘘をつくことも教えていない。酒店の客は本当に様々で、酒店は社会の縮図だ。だから、ここでは自分しか信じることができないんだよ。お金をもってくるのと感情はすべて別々の話だ。 私はお金を盗んだり、奪い取ったりはしたくないと思っている。必ず、自分でお金は稼ぐ。これからは客人を騙すな!加菲、わかった?)   

Vickyはまったく遠慮などしませんでした。それが經紀人の誇り、いろいろな女の子を扱い、そして信用を築くことが客人の信用を生むことを何よりも知っている彼女の信念でした。

私は、また、Vickyに強く感銘させられました。

騙し騙されが当たり前の夜世界においては、自分を信じ、自分で自分の道を切り開いていくしかないことを彼女は加菲に言い放ったのです。Vickyの聡明さは自分の目先の利益にこだわらず、契約した女の子たちの長い人生を見ていることです。可愛い加菲を諭し、また、うまくごまかしながら気をつかってうまく働かすのかなと思っていた私は蔓蔓の時と同じように自分を恥じ入るしかありませんでした。私は、もし、Vickyが強く言わなかったら、オブラートにくるむようにうまく言葉を選びながら、加菲を説得するつもりでした。しかし、本当に強い愛情をもっているのはVickyでした。強い愛情や社会的に未熟な加菲の将来を考えているからこそ、厳しく、そして力強く心のこもった叱責ができるにちがいありません。彼女はやはり、聡明でした。

加菲は少し、悔しそうな顔をしながら、無言で立っていました。何も言葉を返しませんでした。

私は加菲に「我相信你再一次」(僕はもう一度、加菲を信じるから)とたった一言だけ言いました。
しかし、加菲は「不開心的!」と一言言い、テーブルの上にあった控機(リモコン)の服務鈴を押して行政を呼び、黙って自ら出て行ったのです。

その間、約10分。 Vickyはニッコリと笑い、「没關係」と私に言いました。

私がその日、震洲に支払った額は1節の280元と包廂の小費500元の合計780元。
現在に至るまでの支払い金額の最低がこの時です。

そして、私が加菲と酒店の包廂で会ったのは、この10分が最後となったのです。

 画像はある酒店の大廳の入口です。多くの酒店は入口に頑丈な鋼鉄製の扉があって、中はまったく見えません。また、入口には行政がいて、きちんと幹部の名前と客人の確認がとれないと絶対に入れません。しかし、その重い扉が開いた瞬間、中には深淵な世界が確かに存在し、多くの小さな物語が日々、生まれています。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。  

酒宮閣2

我們的決心

次の日の朝、加菲からE-mailが届いていました。

昨日の10分を最後に私は加菲とE-mailでやりとりしながら、月に1~2回、麥當勞で週末に逢い、話をするという展開になっていきました。なぜならば、彼女は酒店をやめることを決心し、そして4月初旬に実際に酒店から離れたからです。

XX先生
請你大框真的對不起、因為誤會所以我的心情不開心。
因為我想經紀人不相信我、所以我想請你停止援助我。
你的好意我很感謝,但是我想這是我自己該努力。
Vicky的事我不想要再去辯解了、誤會就誤會了。相不相信我,已經不重要了。
我也不想再解釋了。
如果你不想相信我沒關係、因為我是酒店小姐本來就不應該相信的。
3月31號前、我會把欠款全部還清。
信賴是重要的我知道、很多事情我不知道該怎麼解釋。
昨天很高興你再次相信我。
但是我知道經紀人不相信我。所以我只信你、因為我把你當成爸爸。
我知道你一直在教導我社會上的信用。
這些我都了解、從今後我會努力做到XX先生的期望。
再次謝謝XX先生的幫忙。
我想明天、我可以自己努力上檯!

昨天你是否跟Vicky說我和你說的事?
我和你說的事是我們的秘密、怎麼你說出去了呢?
昨天我遇到Vicky跟我說你有和她說。
我希望我和你說的話都是我們的秘密。
我不想讓經紀人知道因為她不信任我
所以我不想讓她不知道我太多事情、這是我們的約定可以嗎?
還有我想離開酒店。
恢復白天的工作我想趕快努力上班還清、所以我想剩餘15000元可以遲些在環給你嗎?
因為我想趕快離開酒店、可以嗎?

XXさんへ。大框をお願いしたことは本当にごめんなさい。
なぜならば誤解があるし、だから私の心はアンハッピーなんだよ。
私の經紀人は私を信じていない。だから私もあなたが私を援助することをやめて欲しいと思っている。
あなたの好意に対して私はとっても感謝している。但し、私は自分で努力していきたいと思っている。
Vickyのことについて私は再び、弁解しに行こうとは思っていないよ。
誤解は誤解だし、私を信じようが信じまいが、すでにそんなことは重要ではなくなっているから。
私も言い訳をしたくないの。
もし、あなたが私を信じたくないなら私はかまわないよ。
だって私は酒店の小姐だし、本来、たぶん、信じるべきではない人間だ。
信頼が最も重要であることを私はわかっているよ。
でもとても信頼という言葉には多くの意味が含まれていて、私にはどのように解釈していいかわからない。
昨日、あなたがもう一度、私を信じてくれたことはうれしかった。
但し、私の經紀人は私を信じていないことはわかった。
だから私はあなただけを信じるから。なぜならあなたは私のお父さんのような存在だからね。
私はあなたがずっと私に社会的信用のことを教えてくれていたことはよくわかっている。
このようなことはすべて理解しているし、これからは私もXXさんの期待に応えられるように努力できるから。
もう一度、言うね。ありがとうXXさん、私を助けてくれて。
私は明日、自分の努力で包廂でがんばって仕事することができるからね!
 
それと昨日私とあなたが話した内容はVickyに全部話していない?
私とあなたが話したことはすべて秘密にしたかったのに、どうして彼女に話したの?
昨日、Vickyに逢った時、私とあなたが話した内容を彼女に話していたことがわかったよ。
私は私とあなたが話した内容については全部、秘密にして欲しいの。
私は彼女に知られたくないの。 なぜなら、 彼女は私を信じていないからね。
私の多くの事情を彼女には知られたくないんだ。これは私たちの約束だよ、できる?
それと私は酒店をもうやめたいと思っている。
昼間の仕事に戻るから、私はがんばって酒店の仕事に出て借りているお金を全部返したいの。
だから經紀公司に借りているバンスが15000元あって、これを先に返したい。
だからあなたにお金を返すのが少し遅れるけど、いいかな?
なぜなら、私は一刻も早く、酒店をやめたいんだ、待ってくれる?

加菲からのE-mailを読んで、私も決心しました。

この社会的に未熟な少女を突き放したVickyも立派でしたが、加菲はその深意がわかっていないばかりか、また、逃げ出すことを考えていました。Vickyのあの凛とした姿勢を見た私は、私自身が彼女に教えていこうと思いました。手はかかるだろうけど、貸したお母さんの治療費を少しずつでも返すことを通じて、信用を守ること、好意をもって接してくれた人を裏切らない気持ちを彼女につくっていきたいなと思いました。

人を信じない者は結局、人に信じられません。

私は酒店小姐だから、私なんかを信じても信じなくてもいいという彼女の考え方がとても厭でした。私は、彼女をとことん、信じていこうと決めたのです。それが何年後に25000元完済することになったとしても、彼女がそれを果たすまで向き合っていこうと決めていました。人に信じてもらえることのありがたさ、そして見守ってくれるありがたさを加菲には教えたかったのです。

私も長い返信をしました。

你好、XX。
你沒信賴經紀人的事很明白。
我今後跟你的話全部秘密。你也請對Vicky不說跟我的事。不談我對Vicky與你也說了的事。
你早點離開○○○,我也贊成。
我想希望不是○○○的加菲,對社會地有信用的XX變得早。
能等還欠債變得慢我。但、像稍微也能還錢如果1000元2000元就還一樣地請努力。
我想希望學習不是錢的問題、好好地期限那樣還錢的事重要。
我信賴你。我對經紀人不說跟你的事。因此,你也請對我平時說真的心情。
並且請別背叛。這是跟我和你約定。
你4月離開○○○嗎?
從此後開始,真的我和你的信賴被試驗。
我想提供的機會知道對你各種各樣的經驗和社會的事。
說到原因,像我女兒一樣地牽掛你。
你如果信賴我,我也就信賴你。

こんにちは、XX(彼女の本名)。
僕は加菲が經紀人を信頼していないことはよくわかった。
今後、加菲と話した内容はすべて秘密にするよ。加菲もVickyに僕と話をしていることをいわないようにね。
僕も加菲と話をしていることはVickyには話さないから。
 加菲が○○○(酒店の名前)を早くやめるのは僕もとても賛成するよ。
僕は○○○の加菲ではなくて、社会的に信用のあるXX(彼女の本名)に早く変われることを望んでいるから。
僕はお金を返すのをゆっくり待つことはできる。 
ただし、1000元でも2000元でもとにかく少しでも返せるときに返していく努力をすること。 
これはお金を返してもらうということよりも加菲に社会的信用をつくることを学んでほしいからだよ。
このように期限をできる限り守りながら、少しでもお金を返していくことはとても重要だということを学んで欲しいんだ。
僕も加菲を信頼する。
僕が經紀人に加菲と話した内容を話さないのは、僕も加菲が本当に落ち着いた気持ちでいつもいて欲しいからと思っているからだよ。 
それと裏切ったりしないこと。これは僕と加菲の約束だ。
加菲は4月に○○○をやめるんだろ?
その後、本当に僕と加菲が信頼し合えるかどうかが試されていくんだ。
僕も加菲に対して僕のいろいろな経験や実社会の仕組みをわかっていけるような機会を提供したいと思っている。
なぜならば、加菲を僕の実の娘のように気にかけていきたいとも思っているからね。
もし加菲が僕を信頼してくれるならば、僕も加菲を信頼するよ。


実社会でまともに働いたことがほとんどない加菲をきちんとした社会人にしていくこと。それが自らを犠牲にして加菲に恨まれながらもきちんと言うべきことを言ってくれたVickyの本当の愛情や思いを大切にしていくことと私は考えていました。

日本人である私が台湾人である加菲に対して台湾社会で将来にわたってしっかりとやっていける基礎をつくっていくことは簡単ではないことは理解していました。しかし、世界中どんな国においても誠実に真摯に向き合っていくことが必ずや人間社会の中で成果を上げていく確実な方法であることを加菲を信じながら伝えていこうと私自身も強い決心をしたのです。

 画像はある制服店で包廂の外で並ぶ空枱の様子です。彼女たちは当然、いろいろな理由があって酒店に勤めていますが、選ばれた時にとても喜んで座る子と不機嫌そうな顔をして座る子がいます。後者の場合は、自分ができれば避けたいなと思っているようなタイプの客に選ばれてしまった場合です。このような場合では、わざと女の子も態度を悪くして、客が換小姐するようにもっていく子が多いです。加菲は可愛いので、いつもすぐに選ばれていましたが、実際にはどの客にも心を開くことができず、結局1~2ヶ月いただけで下檔していきました。

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 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。  
  
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