< 倫敦奥運 : 我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

私は台北で駐在生活を4年間送りました。昼間は世界の平和と日本の経済発展を目指して全力でお仕事。夜になると地表にちょこんと顔出して、五木の街あたりを彷徨っています。そこで私は数多くの天使達と悪魔に出逢いました。そんな私の夜の彷徨いを台湾社会の複雑な仕組みなども紹介しながら書き綴っていきます。ほとんどの日本人が深くかかわることが難しいと思われる台北の夜世界の様子とエピソードの紹介が中心です。これは心優しい台妹たちを愛し、そこで出逢った人達とのかかわりや心のつながりをとても大切にしながら、これからも彷徨い続けていく私の軌跡です。

倫敦奥運

Imagine(倫敦奥運)

ロンドンオリンピックが閉幕しました。

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日本選手団はアテネオリンピックのメダル数を越す最多のメダルを獲得。特にチーム競技の活躍が素晴らしかったですね。日本らしいというか、個人の身体能力でどうしても見劣りする日本は組織と気持ち、技術で対抗するしかありません。参加チーム中、最も平均身長が低かった女子バレーボールやなでしこをはじめ、選手の皆さんがよく、がんばりました。
Japan Memory London 2012 

今、韓国による竹島の領有権主張問題、尖閣諸島に向けて香港から船団の出発と日本の領土・領海をめぐっての外交問題が多発しています。アジアの中で日本はどのような立場に立ち、どう外交を展開するか、とても関心があります。

朝のロンドンオリンピック閉会式でビートルズ、ジョン・レノンのイマジンが流れました。

 

この歌詞のように国境も宗教も越えて、人々が融和していくことは、きっと理想にしか過ぎないかもしれません。
しかし、世界の中で私たち日本人は国際社会の中で理解してもらえる日本人であることを目指していかねばならないと思います。

人種差別や宗教戦争、民族主義、ナショナリズム・・・・。

世界をひとつにしていくために乗り越えなければならない課題は、地球上に山積みです。私たち一人一人の日本人が例え旅先であったとしても外国でどのようにふるまい、発言するかは小さなことではなく、私はすごく大切なことと考えています。個人の資質の問題であったとしても外国にいれば「日本人」としてひとくくりにされて見られてしまいます。

オリンピックが人の心を動かすのは、一生懸命がんばることの素晴らしさを再認識することにあると感じますが、国境や民族を越えて、ひとつの目的に向かって純粋にスポーツというツールを通して競いあうことも大きな要素だと思います。

サウジアラビアの頭髪を隠して参加した女子柔道の選手。
南アフリカの義足の400mのランナー。
チームグレートブリテンを長い年月の空白があったものの、結成したイギリスのサッカーチーム。
あれだけのチーム力を誇りながらも呪縛のようにどうしても金メダルが取れないブラジルのサッカー。
困難な状況が未だ続くアフリカ・ウガンダに初めての金メダルをもたらせた男子マラソン。

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4年後は初めての南米での開催となるリオ・デ・ジャネイロ。私もアメリカ駐在時に仕事でよく行っていた街だけにすごく風景が目に浮かびます。ギャングはいっぱいいますが、世界一美しい街と私は思っています。

コルコバードの丘、ポンジアスーカを臨むコパカバーナやレブロン、イパネマの海岸。
カルナバルの喧噪とカオスの香り。ブラジルで開かれるオリンピックはどんな大会になるのでしょうか。

そこには果たしてどんな感動が待っているのか。そして、世界はその時、どう変っているのでしょうか?

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劣らない輝き(倫敦奥運)

「探していた、見失っていた光はロンドンの風の中にありました」 アナウンサーの涙の実況、ジーンときました。

日本女子バレーボールチーム・火の鳥ジャパン が韓国を3-0のストレートで破って銅メダルを獲得。昨日の男子サッカーのリベンジも果たしてくれました。迫田選手が大活躍、28年ぶりのメダル獲得。かつては「東洋の魔女」と言われたバレーボールも世界のパワーバレーの前にこのところ沈黙、なかなかメダルに手が届きませんでした。しかし、この試合はブロックポイントが0点でサーブとつなぎで勝利。準決勝ではブラジルのレシーブが素晴らしく、サーブで崩すことができませんでしたが、今日は再び、好サーブを連発。子育てする中、全日本に復帰した大友愛選手や長い間、日本のセッターを務めてきた竹下選手、若い頃から才能を認められ、3大会目の出場となった中核の木村選手などの喜びは格別だと思います。



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チームジャパンのロンドンオリンピックの特徴は金メダルは少ないものの、銀メダルや銅メダルが多く、メダル獲得総数は最も数が多かったアテネオリンピックにほぼ迫るということ。トップにはなかなか至れなくてもトップレベルの選手層が厚くなっているのだと思います。金メダルをとった3連覇のレスリング・吉田選手や伊調選手、苦労人の小原選手、不振の柔道の中、一人金メダルをとった松本選手、予選の失敗から立ち直った体操の内村選手などももちろん素晴らしいのですが、銀メダルや銅メダルにも今回はいつものオリンピック以上に輝きがあったものが多いようにと私は感じています。

その輝きは、決して金メダルに劣らないのではないでしょうか。

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先ほどNHKのロンドンオリンピック名場面集(8月10日まで)を見ていましたが、視聴者が選んだ名場面上位は金メダルをとった場面ではない傾向があって、多分、それは金メダルをとるということよりも今までの挫折や失敗を乗り越えてメダルに手が届いたということが人の心を打っているような気がします。

ただ、体操団体の抗議による4位から銀メダルへの変更、柔道の海老沼選手の前代未聞のジュリーによる誤審提訴での旗3本変更、女子サッカーのカナダ・アメリカ戦や決勝戦でのハンド判定は残念なことでした。、さらに特に言語道断だったのはボクシング清水選手のアゼルバイジャンの選手との一戦における3度のダウンをとらない明らかにおかしな判定とそれに伴う審判の追放などはちょっと考えられない事件でした。世界的な注目を浴び、紙一重の差を競うオリンピックのような大会での審判の判定の在り方を考えさせられますね。
Azərbaycanlı boksçu Məhəmməd Abdülhəmidovun Yaponiyalı(ボクシング清水選手の誤審試合動画)
旗判定が一変・・・柔道、競技に水を差す「ビデオの目」 ソース:日本経済新聞

それと私が愛読している日本経済新聞(仕事柄、読み込んでます)の記事やコラムはなかなか、各界の専門家が書いていて、いい文章や実務的な内容(時には?と思うことももちろんあります)が多く、読み込んでいくといくつかの示唆を得られることがよくあります。皆さんもちょっとご覧になってみてください。英文版・繁體中文版もあり、速読すると日本語の表現との比較ができ、語学の勉強のためにも効果があります。
日本経済新聞WEB

このブログは台湾の夜世界のことを主題としていますが、それを鍵として私が知り得た台湾社会の文化や習慣、社会風俗を知ってもらうことをひとつの目的にしています。

私のポリシーは多くのエッセイやコラム、本を読んで良い文章に触れ、そして、社会的な知識や話題となる事象、科学技術やスポーツなど幅広い素養を身につけていくこと。語学はそのためのツールのひとつと考えています。薄っぺらい素養のない人は社会的な尊敬を得られないのではないかと私は思っていて、下俗な話題から政治・経済、先端技術まで多くの話題に触れるようにしています。夜の世界でも人と人のつながりや心の交流を深めるには、このような素養は不可欠というのが私の価値観のひとつで、薄っぺらい人は人間関係をより深めることができない、信頼されないとも思っています。

実は皆さんは私が文科系と思っているかもしれませんが、大学は理科系の学部の卒業。数学や物理・化学、英語といったところが深い興味・関心があるのが本当のところです。

 世界の各国で一番人気のあるスポーツの分布図(クリックすると拡大して別ウィンドウで開きます)
<Popular sports of the world>
Popularsports

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こちらは私が北南米に駐在していた頃の愛読誌・ニューヨーク・タイムズのコンテンツ。全般的にニューヨーク・タイムズは英文を読む練習にもなるカチッとしたリーガルな文章が時事的な内容で多く、お勧めです。
The New York Times Olympics Results(メダル数が年代・国別にビジュアルでわかる優れたコンテンツです)

さて、ロンドンオリンピック、 皆さんは印象に残った場面、どれぐらいありましたか?まったく、興味のない方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような方でも少しは世間の話題でもあったから見られたでしょうか。

マイナースポーツと言われる女子ウェイトリフティングで親子2代の銀メダルをとった三宅選手。

日本の歴史において、4位が最高でどうしても手が届かなかった中、結束力で銀メダルをとった女子卓球団体とバドミントンのフジカキペア。

お家芸と言われる日本柔道の重荷を背負い、勝たねばいけないというプレッシャーの中、決勝ではわずかに力及ばず敗れた杉本選手や平岡選手、海老沼選手、中矢選手の悔いとくやしさのメダル。

金メダリストの姉と比較されながらも、頑張り続けた女子柔道の上野選手の銅メダル。

チームジャパンの結束を見せた水泳のメドレーリレーにおける男子の銀メダルと女子の銅メダル。水泳のチームジャパンはいつも「27人で戦っている」と皆がコメントしていました。個人競技である水泳ではこのような意識が功を奏したのでしょうか。金メダルはないものの、水泳チームとして最多のメダル数を獲得しました。
すべて北島のおかげ、競泳日本、輝いた戦後最多メダル ソース:日本経済新聞

準決勝で強豪ドイツに残り2秒から太田選手が執念で追いつき、逆転した男子フェンシング団体。

最後に10点を射貫いた銅メダルのアーチェリー女子団体と準決勝逆転の一射を放った古川選手の銀メダル。

北京では出場すらできず、双子の兄に負けず、頑張り抜いた男子レスリングの湯元選手。

アゼルバイジャンの選手を何度倒しても一度は判定負けしたものの、提訴で勝ち上がり、日本に44年ぶりのボクシング銅メダルをもたらせたバンタム級清水選手。まだ、村田選手も48年ぶり金メダルの可能性を残していますね。

ブラジル・フランスと激しい闘いを勝ちきり、アメリカ戦では素晴らしいゲームを見せてくれたなでしこの銀メダル。決勝戦はTVの視聴率からすると日本人の4分の1がウィークデーの夜中から未明に応援するという常識的には考えられないサポートと注目度でした。
なでしこ 誇れる銀 世界に伝えた女子サッカーの魅力 ソース:日本経済新聞
なでしこ、示した進化・・・未来へ夢つなぐ銀 ソース:日本経済新聞

そして、28年、日本の一時はお家芸とまで言われ、東京・メキシコ・ミュンヘンでは輝かしい一時期を創っていたバレーボール復活の銅メダル。まさにニックネームの通り、フェニックスのように粘りのバレーが蘇りました。

男子テニスで正式競技としては久しぶりに1920年のアントワープ大会以来、世界のベスト8まで勝ち上がった錦織選手の活躍と快挙。 

女子レスリングで4階級のうち、たった一人だけメダルをとることができなかった浜口選手と彼女を支え、応援し続ける家族の姿。きっと仲のいい家族なんだろうな。

6人が15歳・16歳の頃から親元を離れ、ロシアを拠点に活動し、そのチームワークで12年ぶりの決勝進出をなし得た新体操のフェアリージャパン。

メダルにはあと一歩手が届かなかったものの、スペインをはじめ、世界の強豪を相手に無失点で準決勝まで勝ち上がり、素晴らしい走力とポゼッションサッカーを見せてくれた男子サッカーU-23の選手たち。
男子サッカー はまった落とし穴 44年ぶりのメダル逃す ソース:日本経済新聞

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4年に1回、私たちの心を感動させてくれるオリンピックもいよいよ終わりが近づきました。日本選手団のがんばりは私たちの何気ない日々にエネルギーを与えてくれるものでした。毎日、寝不足でしたが、LIVEで見る感動は何にも代え難いものがあります。

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それはきっと私たちが達成できないような領域で、逞しい精神力をもって競技をする選手たちにきっと心を動かされることがあるからです。努力とか忍耐とか、泥臭い真面目さを好まない人もいますが、私は人の心を動かすものは最後はそのようなものだと思います。

当然、オリンピックは選手にとってはビジネスチャンスであり、国によっては兵役の免除があったり、莫大な報奨金があったりします。しかし、きっと最後のギリギリの場面では、無心でただ、自分が長い年月をかけて積み重ねてきたものをゲームやプレイ、演技の中で表現しきるという気持ちが心のほとんどの部分を占めているのではないでしょうか。

だからこそ、一生懸命やる姿は人の心を打つ。

結果が伴えば、それは一番のハッピーエンドですが、勝者がいる限り、敗者もいます。メダルをとれなかったとしても、あるいは金メダルをとれず、銀メダルや銅メダルに終ったとしても「今まで積み重ねてきた過程」という、その輝きは人生の中で色あせることなく、きっと煌めき続けるのではないでしょうか。

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PS ボクシングミドル級・村田選手、48年ぶりの金メダル。半世紀ぶり、東京オリンピック以来という偉業ですね。第3ラウンドは苦しい中、相手のクリンチの反則による+2点にも助けられて、しのぎきりました。後半が得意な村田選手にしては第1ラウンドからとばす、珍しい展開でしたが、先制した第1ラウンドの貯金がききました。

ボクシングの重量級で日本が金メダルをとること自体、素晴らしい快挙です。これでメダル数は最多だったアテネオリンピックと並びました。 素晴らしかった日本選手団の活躍に心から拍手を送りたい気持ちです。

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48年前の東京オリンピック・ボクシングバンタム級の決勝で韓国人選手を破って、金メダルをとられた桜井孝雄さんの勇姿。この1月に他界されていますが、きっと天国から見ておられ、喜んでいらっしゃると思います。
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PS レスリングのフリースタイル66Kg級でも米満選手がソウルオリンピック以来となる24年ぶりの金メダルを獲得しました。ついにアテネオリンピックを抜いて、最多のメダル獲得になりました。序盤の柔道でなかなかメダルを獲得することができなかったものの、かつてお家芸と言われたレスリングで合計4個の金メダル。今回のオリンピックはかつて日本が強かった競技の復活の兆しが見えたオリンピックでした。マラソン中本選手も6位入賞。新体操団体も7位入賞。最後まで日本選手団の健闘が光りました。

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謝謝、我感動了(倫敦奥運)

なでしこジャパン、2-1でアメリカに敗れました。両チームとも力を尽くした素晴らしいゲームでした。

しかし、決勝トーナメントの3試合の中で最もなでしこらしいポゼッションサッカーを見せたゲームでした。素晴らしかったのはアメリカのGK・ホープ・ソロ選手。前半、大儀見選手のヘッドを片手で触ったセーブ。後半、岩淵選手と1対1の場面で冷静にシュートコースを読んでセーブしたシーン。その他、試合全体を通して、やや脆弱だったアメリカのディフェンスのほころびを体を張って穴にしなかった彼女の力はやはり、世界No.1キーパーでした。

日本にとってはFWのモーガン選手とワンバック選手のマークの意識が強かったため、比較的フリーになりやすかった10番ロイド選手にやられてしまったという感じです。1点目はドリブルで入ってきたモーガン選手にシュートを打たれる、あるいは倒してPKになるリスクを避けて寄せきれず、ゴール前のワンバックもマークという状況の中、ワンバックの影に入ってきた2列目のロイド選手に頭でフリーで決められました。2点目もアメリカの両FWを警戒してズルズルとラインを下げて、阪口選手がDFの指示をしている間にフリーでドリブルで上がってきたロイド選手に中盤でのチェックが遅れ、いい場所に持ち込まれて、力強いミドルシュートをズドンと決められるという展開でした。
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FIFA com : Woman's Olympics photo gallery
FIFA com : woman's Olympic Football Tournament London 2012







好ゲームに水をさすつもりはありませんが、ジャッジも2つのPKが日本に与えられるプレーがアメリカにあったと思われます。しかし、判定は判定。審判の笛は重要な要素ですが、ちょっと不運もあったように思います。サッカーではこのようなことはよくありますが、アメリカーカナダの準決勝におけるGKの6秒ルールによる間接FK、そこからのカナダ・ディフェンス選手のハンドも腕を体にしっかりつけていましたので、サッカーをやっている者からすれば疑問の判定でした。あの時は、ラグビーの早稲田笛と同じで、女子サッカーにも歴史と結果を残しているアメリカにはアメリカ笛があるのかなと思いました。予選リーグ3位のカナダがFIFAランキング1位のアメリカを破って、日本と決勝で再戦というシナリオは?だったのかもしれません。私自身もアメリカとの決勝を・再戦を見たかったという気持ちがありました。しかし、実際のところ審判の笛は、このような大きな試合では大きな意味をもちますね。PKを与えるのは審判にとっては勇気のいる判定ですが、画像を見る限り、ちょっとなでしこの選手には気の毒な判定ではあったと思います。

 宮間選手のFKを体につけていない広げた手でアメリカ選手があてて落としたように思われるプレー。画像を見る限りでは、左手と左足を開いてシュートコースにあったボールのコースを故意に遮断しているように見えます。宮間選手のFKは手がなければゴールマウス右隅あたりに行っていたはず。この時も右側の熊谷選手は明らかにホールドされ抑えられていますね。
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ドイツの全国紙ウェルト(電子版)は9日、「PKが与えられなかったせいもあって日本は銀以上のメダルを取れなかった」 と報じ、サッカー女子の決勝を担当した自国出身のシュタインハウス主審の判定を批判した。 

問題とした場面は前半、宮間のFKがペナルティーエリア内にいた米国選手の手に当たったのに、ハンドにならなかったこと。同主審は日米が対戦した昨年の女子ワールドカップ(W杯)決勝でも笛を吹いた実力者。だが、同紙は「シュタインハウス、決勝で失敗」の見出しを掲げ、明らかな誤審と記した。(共同) 

ソース:日本経済新聞社・MSN産経ニュース
独紙が主審の判定批判 米選手のハンドとらず
ドイツ紙が主審の判定批判 なでしこ不運、米選手のハンドとらず

 
熊谷選手がアメリカのディフェンス選手に完全にホールドされて抑えられた場面。アメリカのディフェンス陣はやや力が落ちるので、結構、手を使って止めにいっていました。
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ブラジル・フランス戦と異なり、ポゼッションでかなり上回っていた日本でしたが、残念ながらゴールマウスの前に立ちはだかるソロ選手の壁をなかなか破ることができなかったと思います。決勝トーナメントの3戦の中では最もパスをつなぐ本来の形のサッカーをして、内容も負けてはいませんでしたが、結果は皮肉にも敗戦となりました。アメリカのロングボールを抑え、モーガン選手にディフェンスの裏を抜けられてペナルティエリア内のゴール前中央に入らせないようにする守備は成功し、アメリカも形がなかなか作れず、苦戦だったと思います。ソロ選手が時間稼ぎで警告を受け、ワンバック選手も終了間際に警告を受けるようなファウルで止めに行くシーンはアメリカが苦しんでいたためでしょう。最後はFWの岩淵選手・丸山選手を投入、田中選手を入れ、澤選手もあげて2点目を狙いに行きましたが、残念ながらアメリカのゴールをこじ開けることができませんでしたね。サッカーの聖地・ウェンブリーに集まった観衆は8万人。素晴らしい舞台で、なでしこらしいがんばりとひたむきさを見せてくれたことは日本人としてとてもうれしいものでした。
なでしこ決勝戦、午前5時前に視聴率24・8% 国民の4分の1が未明に応援
なでしこジャパン 未明でも驚異の視聴率! 午前4時55分に24.8%

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ワールドカップ優勝後、あの優勝がフロックではないことを証明するために、そして日本国民の期待を受け、プレッシャーのある中、よく結果を出したと思います。試合終了後、キャプテンの宮間選手は涙が止まりませんでしたが、それだけ、彼女の背負っているものが大きかったからでしょう。最後にちょっとわずかだけ届かなかった頂きですが、全員が笑顔で銀メダルをかけてもらっていた表彰式は心温まるものでした。

宮間選手の「負けてはしまいましたが、素敵な仲間とできた、この銀メダルを誇りと思っています」という試合後のコメントも「人を大切にする」彼女らしい言葉でした。いつも仲間に声をかけ、敗戦した相手チームに声をかける宮間選手が、試合後に涙が止らない場面で、なでしこのチームメイトやアメリカ選手に声をかけられるシーンもとても印象に残りました。

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あとカナダのがんばりも素晴らしかったです。3位決定戦、やはり30本近いシュートを打たれたフランスの猛攻をしのぎきり、終了間際の数少ないチャンスを得点に結びつけた精神力は立派でした。カナダは予選リーグではスウェーデン、日本につぐ3位で決勝トーナメントに進出。徐々にFWシンクレア選手を中心にリズムに乗り、準決勝では不運な判定がなければアメリカを破っていたかもしれなかったカナダは終始、ディフェンスの脆弱なアメリカを苦しめ、そして、多分、総合力では上回るフランスを破りました。フランスはとても良いサッカーをするチームでしたが、シュート力にやや難があり、最後のフィニッシュが強力な守備を持つチームが相手になると雑になるクセがあって、最も今大会でストレスをためて、結果を残すことができませんでした。しかし、サッカーの質や身体能力はとても高く、称讃に値するものだったと私は思っています。

カナダ・日本・フランス・アメリカの4すくみの対戦を見るとわかるのですが、優勝したアメリカに対しては日本もカナダもかなり攻め込んでいましたし、カナダは3点、フランスも2点を取っています。しかし、日本は1点しか取れなかったのが点の取り合いとなる傾向があるアメリカ戦の敗因のひとつでした。しかし、フランスに対しては日本もカナダもあまり攻め込むことができず、日本の戦い方は防戦一方の中で少ないチャンスをものにして勝ちきるというゲームパターンでした。

アメリカは一番、攻撃力と決定力があったのは確か。しかし、ディフェンス力はGKのソロ選手を除き、最も弱かったと思います。これに対してディフェンス力が一番あったのは日本。フランス・カナダともアメリカ戦では4点を献上していますが、日本は2点。カナダのFWシンクレア選手を抑えきり、ブラジル・フランスの猛攻にも耐えきる力がありました。私の予想は2-2でワールドカップと同様にPK決着だったのですが、運もちょっとなくて2点目を日本が押していたにもかかわらず、GKソロ選手の壁の前に取れなかったことが本当に大きかったように思います。どちらかというと決勝に限って言えば少ないチャンスを決めていたのはアメリカでした。

また、決勝はあまりにも早く失点、さらに今大会を通じて初めて先制されたため、なでしこはちょっと守備からリズムをつくることができなかったようにも感じました。今回のなでしこはディフェンスからリズムを整え、攻めても攻めても跳ね返す時間を長くつくり、相手にストレスをためさせて、プレーを雑にさせていくという特徴がありました。それがアメリカ戦ではうまくいかなかったこともあると思います。なでしこらしいポゼッションサッカーが一番出たゲームが実は今大会では一番勝ちパターンの形としては異なるゲームプランになってしまったと思います。



フランスは好守とも最もバランスの良いチームでしたが、勝ち切るための決定力や経験が少なく、また、運動量豊富なサッカーを予選から続けていたため疲れもあり、決勝トーナメントでのコンディションや体のキレが今ひとつでチームのピークをあわせられなかったようにも感じました。実力が紙一重のオリンピックのような大会では勝つのは本当に簡単ではありません。

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ロンドンオリンピックもいよいよ終盤。レスリングの小原選手の苦労の末につかんだ金メダル、プレッシャーの中3連覇を果たした伊調選手・吉田選手の精神力の強さ。1回戦で負けてはしまいましたが、3大会日本人にとっては不利な重量級でがんばり続けたベテラン浜口選手も立派だったと思います。バレーボル女子も接戦の末、中国戦で勝利。ブラジルに敗れ36年ぶりの決勝こそ逃しましたが、3位決定戦で韓国との対決。サッカー男子と同じ顔合わせとなり、ヒートアップしますね。昨日はとにかく女子選手の活躍が目立った日でした。たくさんの感動に「謝謝」です。

高校野球も始まりました。桐光学園の松井投手は四国の強豪・今治西高校相手に87年ぶりの22三振。これもすごい記録ですね。

大会もいよいよあと3日を残すのみ。明日は男子サッカーの3位決定戦。走りきる日本の奔放なサッカーで韓国を破り、銅メダルをぜひ獲得し、男女とも日本サッカーにとって歴史に残るオリンピックにしてもらいたいと思っています。

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PS:男子サッカー3位決定戦、残念ながら敗戦。個の強さと縦パス1本にシンプルにやられてしまいました。サッカーの内容では上回っていましたが、ミドルレンジからの韓国のシュートは強力でしたね。しかし、下馬評を覆してのベスト4でオリンピックで6試合できたことは凄いと思います。黄金世代でもなし得なかったことです。一生懸命プレーした選手たちの姿は心を打ちました。オーバーエイジの吉田選手のくやし涙がA代表の力へステップアップする日を信じています。リオでのワールドカップ、まずは最終予選突破ですね。



しかし、ボクシング勢の活躍はすごいですね。清水・村田両選手は東京オリンピック以来44年ぶりのメダル獲得!さらに、村田選手はゴールドメダルマッチに進出。約半世紀ぶりの金メダルぜひ、とって、3位決定戦で28年ぶりの銅メダルに挑む女子バレー同様、ロンドンオリンピックの有終の美を飾って欲しいものです。サッカーでは負けましたが、バレーでは何とか韓国に日本の意地を見せてもらいたいものです。



チームの力(倫敦奥運)

フランスはやはり強かった。

ブラジルよりも個人技はなかったものの、高さとスピードがあり、難敵でした。日本がこの試合で打ったシュートはわずか4本。対するフランスは27本。しかし、そのうちの2本をゴールに結びつけた決定力とチーム一丸となって体を張って守り抜いた勝利は素晴らしいものでした。特に後半フランスに1点を返されてからの最後の約20分はサンドバック状態。矢のようにシュートを打たれ、いつ得点されてもおかしくないようなフランスのリズムだったと思います。
foot365(フランスの有名サッカーサイト)のレポート
Ouest France.fr(フランス語の動画あり)





助かったのはフランスチームのシュート技術が今ひとつだったこと。大きく枠を外れるシュートや遠目からの無理なシュートも多く、日本チームにとってはラッキーでした。阪口選手がPKを相手に与えたプレーはシュミレーションのようにも見えましたが、うまく相手に転ばれたのでとられてもしょうがないプレーだと思います。誰もがフランスの同点を覚悟した瞬間、神様のちょっとした気まぐれでしょうか、PKを相手選手が外すという幸運にも恵まれました。

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それとフランスの要、ネシブ選手の動きが今ひとつで阪口選手・交替の田中選手がマンマークぎみにつかれて、うまく抑えられていたこと、そして彼女自身もちょっと体のキレがいつもよりも悪いような感じもありました。ネシブ選手が後半ゴール右隅に放ったシュートは素晴らしいものでしたが、GKの福元選手も片手一本で阻止、あのプレーもネシブ選手がちょっと気落ちするのを演出したように感じます。本当にファインセーブ連発でした。
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私の今日のゲームのMVPは大儀見選手。岩清水選手・熊谷選手の両センターバックは今日も安定、鮫島選手・近賀選手はほとんどオーバラップする余裕もなく、ゴール前でブロックを形成し、相手の攻撃を跳ね返すという誠実な守備を90分間続け、今日も素晴らしい出来でした。また、今大会マークがきつく不調と言われた宮間選手がこの大切な場面で素晴らしいフリーキックを2本蹴り、2本ともゴールにつなげたのも大きかったです。しかし、ブラジル戦の先制点と同様、流れの中でのパスをつないだきれいな形のシュートではありませんでしたが、大儀見選手が前半引き気味に守り、フランスが失点をしないという戦術をとる中、相手GKのミスを得点に結びつけた嗅覚はFWとして素晴らしいと思います。

ブラジル戦同様、先制点をどんな形であっても取ったことは大きく、特に今回は相手GKが弾いたボールをかするような感じで足にあて、体ごと押し込んだゴールは今回のなでしこを象徴するようなゴールだったと思います。相手のCKの時もディフェンスに戻り、ほぼリトリートぎみになった後半も一人前線でためをつくってゴール前に一人でよく持ち込んでいました。守備一辺倒になった今日のような試合は2列目の選手が攻撃参加することが難しいため、前でボールをキープでき、一人で持って行ける彼女のような選手は本当に重要です。2点目の阪口選手のヘッドもキーパーが出られなかったのは1点目のファンブルから得点されたというイメージがあったからだと思います。

彼女はワールドカップの時はわがままなプレーも多く、うまくいかないとふてくされるような態度もあり、ちょっとチームから浮いているという印象もありました。しかし、ワールドカップ後、彼女は「献身的にチームに貢献する」という気持ちを大切に自分の心のもち方を変容させてきました。ブラジル戦のゴール後のインタビューでも「後ろのみんなが必死に守ってくれていたので、何とかしたかった」という気持ちのある言葉で感想を語っていました。「なでしこのプレーは自分のプレースタイルとは違う」「守備に力を使うのはFWの仕事ではない」と言っていた彼女が変りました。私はワールドカップの頃の永里選手は力があってもFW特有の傲慢さみたいなものを感じることがあって、好きではありませんでした。しかし、今は謙虚に、そしてひたむきに走り、体を張る大儀見選手のプレーのファンです。

YAHOOのスポーツナビ・コラムに了戒美子氏が彼女のことを書いたこのようなコラムがあります。

【なでしこジャパン】チームに加わった最後の1ピース、大儀見優季

なでしこはひたむきさでブラジルから白星を勝ち取った。劣勢に立たされながらも最後の粘りで逆に相手を精神的に追いつめる戦いぶりは、なでしこらしさそのものだった。
 
もはやディフェンスリーダーの風格さえ漂う岩清水梓が言う。

「やりながら去年のアメリカ戦を思い出しましたね。ひたすら耐えながら、ここを耐えたら先が見える、という感覚がよみがえったというか」
 
個の能力でやられても、ボールポゼッション率で下回っても、それでも走ることで数的優位を作り出し、ピンチを最小限に食い止める。最終ラインとゴールキーパーは体を張り、ゴールを割らせなかった。

試合終了後、なでしこたちは大会入りして初めて大喜びをしてみせた。誰に何と言われようとも、なでしこらしさの一要素である巧みなパスワークを披露できなくても、何より必要だった勝利を手に入れた。喜びつつも、宮間あやは気持ちを引き締めた。

「自分たちが優勝して当たり前だと思っていたら、この勝利でホッとしているかもしれない。でも私たちは挑戦者。一番良い色のメダルが欲しいので、そこに向かうだけ」 

その言葉に、選手たちの意思は集約されている。ブラジル戦では無失点に抑えた守備もさることながら、90分で試合を決め切れたことがW杯との大きな違いだ。中でも大儀見優季の復活が、日本の攻撃陣を支えている。

昨年のW杯では力を発揮し切れずに1得点。圧倒的な能力と経験を持ちながらも、自分のプレイに固執した。ストライカーはこうあるべきだという信念も強く、守備に力を割くのはゴールに向かう力を削ぐものだと考えていた。

「自分の目指すサッカーとなでしこの目指すサッカーが違う」と、大会中でも周囲をはばからずに吐き捨てた。練習中も考え込むように、ひとりボールに向かう姿が見られた。準決勝、決勝では先発からも外れた。優勝に号泣したのは、嬉しさ半分、悔しさ半分だった。

その大儀見が変わった。初戦カナダ戦前日には「進化した私をお見せできれば」と、柔らかい表情で語っていたのが印象的だった。今、チームに対して感じることは「一体感」だと言う。昨年の彼女からは想像さえできないひと言だ。

「こういうチームとして大事な試合っていうときに、チャンスをものにできる、チャンスをつくり出せるというところまでは来たのかな。自分自身の成長として感じられる部分だと思う」

チームの勝利に貢献できたことを素直に喜ぶ、すっきりした様子だ。

「私は普段、ピッチであまり話さないんですけど、味方に声かけちゃったりして。鼓舞しちゃったりしてましたからね」

自分自身の変化を楽しむように、クスクスと笑いながら振り返った。なでしこらしさとは何かといえば、まず第一に全員守備、全員攻撃。見る者の胸を打つような走り切る姿だ。それに次いで、宮間を中心としたパスワーク。小さな彼女たちがショートパスで大柄な相手を翻弄する姿は痛快ですらある。それに加えて、前線で仕事をするストライカー大儀見が機能し始めたことは大きな武器となる。準決勝、そして悲願の決勝へ。なでしこに欠かせない最後のワンピースが加わった。

ワールドカップではポゼッションサッカーで勝ってきたなでしこたちが、オリンピックではまったく異なるサッカーを見せています。とにかく、勝つために、結果を出すために自分たちのサッカースタイルよりも必死にチーム一丸となって耐え、少ないチャンスをFWがものにするというサッカーもやっています。ブラジル戦もフランス戦も、内容で言ったら相手の勝ち。しかし、勝負の結果は異なっていました。ゴールマウスをなかなかこじ開けさせない彼女たちのサッカーは、「ひたむきさ」「愚直さ」というポゼッションサッカーとは対極のものです。ブラジルもフランスもきっと、なぜ負けたのか、よくわからないと思います。しかし、大切なのはやはり「気持ち」なのかもしれません。

ワールドカップで優勝し、期待を背負った彼女たち。何度もオリンピックで苦杯をなめ続けた彼女たち。そしてワールドカップでのドイツ・アメリカ戦の延長戦の闘い。このオリンピックではさらに進化し続ける彼女たちの姿を見せています。

宮間選手の試合終了後の涙は胸を打ちました。いつも冷静でしっかりしている彼女らしくないのですが、初めてナショナルチームのキャプテンとしての重責を背負い、ブラジル・フランスと紙一重の勝負で勝ち上がってきたいろいろな思いが胸に交錯したのでしょう。しかし、、まだ、大切な決勝が残っています。

今、カナダとアメリカの試合を見ながらブログを書いていますが、意外(カナダにちょっと失礼ですが)にもカナダが1-0でリード中。アメリカは前半、枠にシュートをとばすことができません。個人的な希望としてはアメリカとのワールドカップの決勝の再戦を見たいのですが。

日本の男子もがんばって、メキシコ戦、勝利で飾ってもらいたいですね。今日は徹夜になってしまいました。思わず感動してブログアップしてしまいました。明日がちょっとつらいですが、まあ、こんな日もあっていいかな。

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PS アメリカVSカナダ戦、すごくいい試合でした。カナダのがんばりは称讃に値します。シンクレア選手のハットトリック、追いすがるアメリカ。目の離せない好ゲームでした。しかし、延長の最後はやはりアメリカの快足ヤンキー娘・モーガン選手にヘッドで決められてしまいましたね。
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アメリカは延長を戦ったので、なでしこが体力的にはちょっと有利かも?ただ、ここまで来たら気力だけですね。アメリカはラスボスにふさわしい強さ。ワールドカップ決勝の再戦となり、目が離せません。ブラジル、フランスと難敵をチーム一丸の守備で耐えて勝ってきたなでしこジャパン。史上初のワールドカップ優勝とオリンピック優勝という連覇を果たしてもらいたいものです。

走って勝つ(倫敦奥運)

やりました。日本男子サッカー44年ぶりの準決勝進出!前日のなでしこに引き続き、エジプトに3-0の快勝です。オーバーエイジ枠の吉田選手、素晴らしい守備の統率とリーダーシップは称讃に値しますね。自身もヘッドで日本の準決勝進出を大きく引き寄せる低い位置からのヘッディングシュートを決めてくれました。 



エジプトは全体的にかなり激しくきていましたが、うまくファウルを誘いながら戦っていました。永井選手がシュート後のアフタータックルで足を負傷したのが気がかりですが、どうやらケガも報道によれば重くはない模様。準決勝のメキシコ戦では90%程度の走りしかできないかもしれませんが、何とか先発できそうですね。

私の評価では、この試合のMVPはMF東選手と清武選手。いつも永井選手のワントップぎみの戦術が多いのですが、2人は献身的にサッカーで言うところの「顔を出す」プレイが随所に見られて、豊富な運動量と多彩なパスでチームを引っ張る姿勢は日本サッカーの代名詞とも言えるプレーの象徴となってますね。他にもスペイン戦に続き決定力を見せた大津選手、忠実で献身的な守備でパスの出所を抑えるボランチ山口選手、正確なクロスと当たり負けしない身体能力をもつサイドバック酒井選手、フリーキックの精度の高い扇原選手など、それぞれが今回のオリンピックでは強みを発揮できているところが大きいですね。清武選手がシュートの精度を上げてくれれば、もっといいのですが。

運動量豊富な日本のU23の選手は以前のU大会で世界的な舞台で輝くことがなく、谷間の世代と言われていました。オリンピック出場後も初戦のスペイン戦に勝つと予想していた人は低く、オッズは10倍以上の開きがありました。しかし、「忍者」と海外メディアに表現された縦横無尽の走力と献身的な運動量のサッカーはこの大舞台で開花しつつあります。オーバーエイジ枠とのコンビネーションが良かったことも大きく、守備に経験のある選手を置いたことで、守備が安定していることも大きいですね。まさに「走って勝つ」という言葉がピッタリです。

意外な結果だったのが、開催国イギリスが韓国にPKで敗戦したこと。今回のオリンピックにイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドのグレートブリテン合同チーム(実際にはイングランドとウェールズだけの選手選抜だった)で臨んだだけに、この準々決勝の敗戦は痛かったと思います。私も準決勝の残り3枠はメキシコ・ブラジル・イギリスと予想していました。ホンジュラスもなかなか強いことは日本戦でわかっていましたが、ブラジルが何とか勝ったというゲームで、日本はよくホンジュラスと引き分けたと思います。
GJ NEWS(準々決勝のニコ動からのハイライトあり)

準決勝は相手がメキシコということで、これもなでしこ同様難しい闘いになると思っています。7月の壮行試合で対戦したときは日本が大津のボレーで勝ち越し2-1で勝っていますが、当然、あの時と同じメキシコではなく、セネガルとの試合を見てもかなり、攻撃力が上がっています。予選リーグを負けなしで勝ち上がってきており、準々決勝も延長で運動量の落ちたセネガルから2点をとって勝利。日本と同様、波に乗ってきています。

今まで日本は無失点で勝ち上がってきていますが、私の予想ではこの試合は点の取り合いのような展開になるような気がします。鍵はFWの大津選手でしょうか。今回は特に決定力が高く、彼のゴールが大切な場面で日本を勝利に導いています。ケガでやや永井選手の走力が落ちる可能性があり、東選手が動き回ってチェンスメイクし、清武選手あたりからのパスを彼に決めてもらいたいと思っています。守備は正念場でしょうか。ただ、攻撃的なホンジュラスや10人でも圧倒的にボールを支配されたスペイン、削りぎみにきたエジプトなどを無失点に抑えた経験が生きればと思っています。

バドミントン女子ダブルスも負けはしましたが、2ゲーム目は手に汗握る展開。何度もピンチをしのぎ、ジュースの連続。いけるかと思わせてくれました。最後は力負けしましたが、素晴らしい決勝だったと思います。水泳のメドレーも男子・銀、女子・銅と結果を出しましたね。男子の松田選手の「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかないぞ」という言葉にチーム日本のつながりの強さを見ました。そして、女子も他国に比べ、やや力が落ちると言われた自由形の上田選手がよく粘った末の3位。女子自由形は400mリレーでも44年ぶりの決勝進出、力が底上げされてきていますね。大舞台での日本新記録の更新での3位、立派だと思います。ゴール直前のプールサイドで必死に声援を送る3人、スタンドの水泳選手団、そして、3位に入った時の彼女たちの涙。感動しました。表彰台の水泳チームの弾けるような笑顔も印象的でした。競泳は銀3、銅8で金メダルこそないものの、戦後最多のメダル獲得とのこと。落日だった柔道とは対照的な活躍でしたね。

前回のブログにも写真、動画を追加しました。卓球の団体も男女とも期待できますね。ボルト・ブレークも100m予選に登場して余裕の走りを披露、まもなく美しく狭いロンドンの街並みを入り抜ける女子マラソンも始まります。

何とか、サッカー男女とも決勝に進んで、金メダルを争ってもらいたいですね!

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 画像はウクライナのアイドル、ピストルのエレーナ・コステビッチ選手。アテネオリンピックで19歳の若さで金メダルを獲得、その後、同国の大手果汁飲料メーカー・ビオラ社をスポンサーとしてフォローされるなどの花形選手です。今大会も銅メダル獲得、現在は27歳、熟した美しさと冷静な競技技術は今大会の話題の女性アスリートの一人です。ウクライナのサイトをあてるのはウクライナ語またはロシア語がわからないとなかなか難しいので、ぜひ、見てくださいね。
Fuck yeah! Ukraine(まず見ることがないウクライナのサイト。必見、ウクライナの様子がわかります)
biola-sport.com.ua(ビオラ社のスポーツコム・エレーナ選手のサイト。必見)
ウクライナ・ビオラ社のHP
ウクライナ・シューティング・コム(ロシア語)
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オリンピックとは関係ないのですが、これはウクライナで人気の「アルミヤ(4人組)とヴィラ・バルラモワ(ウクライナのレディガガ)」を始めとするウクライナ・セクシー歌手のサイト。この国、どうなっているんでしょうか?行ったことはないですが、興味が湧きました。
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 画像はご存じロシアのシャラポア選手。開会式ではロシア初の女性旗手として登場しました。決勝ではセレーナ・ウィリアムスに力負けして銀メダルでしたが、相変わらずのセクシーウェアで登場。いつも魅せてくれます。
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  体操選手は日本の田中選手をはじめ、美人選手が多いですね。ドイツのベルガー選手は注目度が高い美人選手。ルーマニアのイズバサ選手、ロシアのコモワ選手と並び、フォトジェニックの選手です。イズバサ選手は美人アスリート紹介のサイトでも紹介されています。
The Olympic Hottie Thread

 ドイツのジェニー・ベルガー選手。端正な顔立ちとちょっと可愛いらしい表情で人気があります。
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 ルーマニアのサンドラ・イズバサ選手。モデル級ですね。
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 ロシアのビクトリア・コモワ選手。やはり美人選手として人気があり、多くのファンサイトがあります。
The official website of Viktoriya Komova
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Viktoria, RIA Novosti via RSport

最後に台湾のYahoo奇摩の倫敦奥運の特集サイトのリンクを貼っておきます。中国語繁字体の勉強に最適です。こんな表現を使うんだということがよくわかりますから、ちょくちょく見られることをお勧めします。中国語力を上げることは極めて重要。酒店など台湾の夜世界で生きるのには有る程度できることが必須です。
Yahoo奇摩 運動~倫敦奥運

耐えて勝つ(倫敦奥運)

昨日はなでしこジャパンの準々決勝のブラジル戦があったたtめLIVEで応援していました。厳しい試合でしたが、リトリートの戦術に徹し、それをきちんと試合で実現したなでしこジャパンの経験値は流石だと感じました。私は中・高校とサッカーをしていましたので、今回のロンドンオリンピックの男子・女子、双方の活躍はとてもうれしいものがあります。

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さらにはアーチェリー陣の活躍、明るく元気な陸上長距離3人娘の登場、ベテラン室伏選手の力強い投てき、柔道女子・杉本選手の負けてもさわやかな笑顔、夏目雅子に似ていると評判の水泳ブレスト・鈴木聡美選手や背泳ぎ入江選手のメダルラッシュ・・・・。一生懸命、ひたむきに競技する姿は人の心に感動を与えてくれます。毎日、完全に睡眠不足になってますね(笑)。それとNHKの映像と解説はやはり素晴らしいです。マイナー競技と言われるフェンシングやアーチェリーなどにもしっかりとしたアナウンサーと解説は民放では太刀打ち出来ないですね。昨日も女子サッカーのアナウンサーと解説の元日本代表DF・宮本さん、とても良かったです。

大儀見選手のゴール:「ようやく決めてくれました。日本にとって最も決めて欲しい人が決めてくれました」
大野選手のゴール:「来た、来た、吸い込まれた!」

後半が始まる前:「メダルへの階段を一段を上がる後半が始まります。しかし、決して簡単な45分ではありません」

私が一番、アナウンサーの人間性を感じた言葉は残り2分のロスタイムの時:
「ブラジルにとってはまだ、希望のある時間が残っています」

2対0で勝つことを秒読みにしていくことが多い中、残り2分でも相手をリスペクトして笛が鳴るまで勝負はわからないという姿勢は公的な放送をするアナウンサーの言葉として感銘を与えてくれるものでした。





ブラジルはかつてアメリカ駐在時に長期滞在していたことがあって、今回の試合もブラジル人の気質が表れた試合だったと思います。組織より個人、守備より攻撃、そして感情の上下動の激しさ。以前、神戸で親善試合をやった時のブラジルとはまったく異なる本気のブラジルでした。ドリブルが巧みなマルタを前で仕事をさせない、ディフェンスラインの後ろに抜けられないように丹念に阪口選手を中心によく守備を根気強くやっていました。また、クリスチアーニという力強いFWには岩清水選手と熊谷選手が必ず体を寄せ、いい体勢でシュートを打たせない、シュートコースを防ぐという意識がとても高かったように思います。

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局面局面では完全にブラジル人選手の方が上回っており、特に前半の20分過ぎまでブラジルの猛攻と連続CKを防ぎきったことで、守備にリズムができてきたように思います。だんだん、ブラジル選手の個人技や間合いに慣れてきた感じがあり、ボールを持たれても決定的な仕事ができない状況をつくることに成功していました。そのため、だんだん、ブラジルの悪いところであるストレスがたまり、雑になる、個人技にどんどん頼ろうとするところが後半は多く見られるようになっていました。もし、組織的にもう少しやられていたら極めて厳しい展開になるところでしたが、プレイが雑になったことも日本にとっては追い風でした。

私の評価ではこの試合のMVPはセンターバックの熊谷選手。足下にボールを欲しがるブラジル選手に対して、いい読みでのパスカットも多く、さらに飛び込まずに間合いを取りながら、ゴール前をよくうめていました。クリア、バックパスの判断も良かったですね。後半、クリスティアーニ選手のゴール角にいったシュートがあって、枠をはずれたように見えますが、熊谷選手が頭でシュートにさわってコースが変っています。解説の元日本代表DFの宮本さんが「よくさわりましたねえ」と解説したシーンです。元々ドイツに行ってから1対1の強さには磨きがかかっており、大舞台にあがらないというか、度胸がすわっているというか、そんな彼女の気質も大きいと思います。彼女はワールドカップ後に法政大学のバカ学生にTwitterを公開されてスキャンダルに巻き込まれましたが、それも彼女が結果的には精神的に成長するきっかけになったと私は思っています。



FWも数少ない決定的な場面で見事に試合をしました。澤選手の素早いリスタートはブラジル人選手がよく言うところの「マリーシア」のプレイ。油断があったブラジル選手を見てあうんの呼吸で走り出した大儀見選手と合わせた「国際感覚」のゴールでした。勝ち方や決め方をよく心得ています。大野選手の2点目は実は鮫島選手のプレイから。これを受けた大儀見選手が大きな展開で大野選手へ振り、得点に結びつけました。開いてGKからボールをフリーでもらい、前に中盤を省略してほうりこむようなプレイは鮫島選手は結構多いのですが、カナダ戦の2点目をあげた宮間選手のヘッドもこの人のほうりこみクロスからでした。守備では時々危ない場面もオーバーラップが多い右の近賀選手同様あるのですが、意外と今回のラッキーガールは彼女かもしれませんね。大野選手の左足シュートの選択も冷静な判断で、やはり解説の宮本さんが「素晴らしい」と思わす、声に出したのが印象的でした。

それと私が実は評価を高くしているのは安藤選手で、シュートが打てない、決定力がないと批判する人もいますが、彼女のFWからの守備、あきらめずに前線からボールを取りに行く姿勢は、後半、ブラジル戦のようなゲームで逃げ切りを図る時にはとても重要と思います。後半、FWの足が止る場面での大野選手との交替が多いのですが、大儀見選手とは同じドイツでプレイしていることもあるため、コンビネーションも悪くなく、献身的な動きは疲れている後ろの選手にとってありがたいものです。サッカーをやっていた人なら、きっと彼女の存在価値がわかるはずです。

さて、準決勝は難敵フランス。ちょっとワールドッカップでフランスに勝ったスウェーデンに期待していたのですが、今の力ではやはりフランスが上でした。ワールドカップの3位決定戦で敗れたスウェーデンにリベンジして2-1で勝利、特に長身187cmのディフェンス・ルナールや身体能力の高いジョルジュがセットプレーでは強さを発揮、さらに快足FWドゥリ、トミスと女ジダンと言われるゲームケーカー・ネシブなどの技術・能力の高い選手がそろっています。さらに女性版バルセロナと言われるフランスのクラブチーム「Olympique Lyonnais Féminin(リヨン)」に代表18名のうち、11名が所属してチームワークも非常に良いフランスは個人技に頼るブラジルよりも厳しい相手と見ています。予選リーグでの得点はアメリカと並ぶ10得点。ただ、攻撃的に来るチームなので、守備の裏とディフェンスの寄せに弱点があり、アメリカ戦では快足モーガンに2点、ワールドカップの3位決定戦でもスウェーデンの裏に抜けるのが得意なFWシェリンとミドルシュートに結構やられていました。なでしこジャパンはロンドンに入る前の親善試合で完敗していますが、相手の戦術はわかっているでしょうから、なでしこジャパンがフランス戦でどのような戦術を使うかが興味があります。

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準決勝はロンドンのウェンブリー。誰もが憧れ、世界で唯一「FA」と国の名前を省略しているイングランドのサッカーの聖地です。ここでピッチに立つことができ、メダルマッチに臨むなでしこたちは素晴らしいですね。 

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ブラジルは個人技と足下へのパス、ドリブルが多いことを想定していたようで、1対1の対応の間合いとリトリートの戦術でポゼッションサッカーを封印し、セットプレーやカウンター、中盤を省略してFWを走らせるような戦術を佐々木監督は徹底して指示していたように思います。従って大儀見選手がポストプレーをして、ためをつくり、そこに川澄選手や澤選手、宮間選手のような2列目の選手が走りこむ場面はあまりなく、ほとんど早い段階のシュートを大野選手とともに選択していました。

フランスはポゼッションサッカーが主な戦術でネシブを中心にボールをさかんに動かしますから、ブラジルと同じような戦い方はできません。快足FWが裏へ抜けるような動きを抑えるためには、パスの出所を抑える守備が必要で、ボランチやFWの守備が重要だと思います。さらに背が高く、身体能力の高いDFのCK参加は要注意なので、背の高い熊谷選手や阪口選手がしっかりと体を寄せて、いい体勢で打たせないようようにすることも必要でしょうね。サッカーで重要な「経験値」がどれだけ以前の敗戦から生かせるかにかかっていると思います。

ブラジルの監督は今回の敗戦で「守備的なサッカーをする日本はV候補にふさわしくない」とコメントしましたが、それはいつものブラジル人の考え方。アメリカワールドカップでブラジルを優勝に導いたパレイラ監督は優勝したにもかかわらず、守備的なサッカーを批判されていました。ブラジル人は点の取り合いのようなスペクタルなサッカーを好むので、気にすることはないでしょう。

南アフリカ戦の引き分け采配もサッカーやラグビーの予選リーグ戦では当たり前のこと。普通、監督は引き分けをねらったということはコメントしないのですが、なでしこに対する期待があまりにも大きく、点をとる鮮やかなサッカーを見せられなかったことに対して応援に来てくれたサポーターや日本の方へのお詫び的な意味合いがあったと思います。ラグビーでもオーストラリアやニュージーランドなど明らかに分が悪い対戦相手にはサブのチームを出して大敗することが多く、これは主力選手の休養とケガ防止のための一般的な戦術です。かつて、サッカー男子日本チームがメキシコオリンピックで銅メダルをとった時も開催国メキシコとの準々決勝での対決を避けて、予選リーグ最終戦を計算して引き分けました。

今回、日本よりもブラジルチームの方がその点ではしたたかで、予選リーグでやや力の劣るイギリスに始まって早々に1点を取られると、もう、無理して点を取りに行かず、私は明らかに2位狙いと感じました。試合時間も日本の2位通過を見てからのイギリスとの試合開始でした。ブラジルは予選1位通過だと1回戦を勝っても準決勝でアメリカとあたるため、それを避け、まずは日本、そして準決勝はスウェーデンかフランスと闘い、決勝でアメリカと対決という予定だったと思います。ここ数回のオリンピックでずっと2位だったブラジルは、最低でも銀メダルというのが、今回の目標だったと思います。事実、やや力が落ちるイギリスは1回戦で日本が破ったカナダに2-0であっさりと敗れてしまいました。カナダも予選リーグの最終戦、2-0とリードされたスウェーデンに2点取って追いつきましたから、チーム力・バランスも上がってはきていましたものの、ちょっと意外ではありました。

日本はウェールズ・カーディフで移動なしで闘い、フランスとの1回戦対決を避けたところまでは良かったのですが、1回戦の予定だったイギリスがブラジルに変ってしまったところにちょっと誤算があったと思います。そのためにいきなり、日本は1回戦から難敵と戦うことになったわけですが、サッカーの内容やポゼッションでは負けても何とか戦術で勝ちきったというところは大きく、いろいろなスタイルのサッカーができる経験と南アフリカ戦の雑音にとらわれない精神的な強さを感じました。ワールドカップで開催国ドイツや世界ランキング1位のアメリカに攻められながら、「耐えて勝った」経験はオリンピックでも生きています。

オッズを見ると今回の対戦ではブラジルがわずかに有利となっていました。ワールドカップで優勝し、親善試合でマルタがいないブラジルに勝ってはいてもなでしこの敗戦になると世界的には見られていたようです。男子は日本が勝つという予想が今のところ、エジプトの勝利よりも上回っていますが・・・・。予想通り、がんばって欲しいですね。
ロンドンオリンピック・サッカーオッズ

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それとスウェーデンチームがフランスに敗れて早々と去ったのはちょっと残念でした。金髪の美人選手が多く、特に8番のストライカー・シェリン選手と9番のアスラニ選手は美人で格好よかったですね。このサイトはスウェーデンのロンドンオリンピック代表選手を紹介している海外サイト。右上の選手の写真のところをクリックするとその選手のプロフや写真が大量に出てくるというすごい力作のサイトです。トップはアスラニ選手が開くようにしてあります。得点を決めた時に輪になって手をあげて回りながら踊る独特の可愛らしいパフォーマンスも見られないと思うとちょっと残念ですね。
Sweden Women's Official Olympic Football Team Portraits

 絶好調だったワールドカップ予選リーグの対アメリカ戦のスウェーデンガール。決めた後のダンス面白いです。シェリン選手は女イブラヒモビッチの異名をとるだけあって、大活躍でした。今回のロンドンオリンピック日本戦では見事に抑えられてしまいましたが。


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 女らしいと人気があるKosovare Asllani 選手
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 美人ストライカーの誉れ高いLotta Schelin 選手。ヨーロッパではフランスのネシブと共に人気者。ファンサイト多数で、モデルのような画像もヨーロッパのサイトに数多くアップされています。
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それと台湾もがんばってます。台湾は中国との関係があり「中華台北」という地域扱いでの参加になっていますが女子重量挙げで許淑淨選手が53kg級で銀メダルを獲得していますよ。
奧運/許淑淨奪首銀 馬英九總統振臂歡呼:YA!
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それとこちらは、英国在住の台湾人のダンサーが開会式に出演したというエピソード。
ロンドン五輪 開幕式を支えた台湾のダンサーたち
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  こちらはロンドンオリンピックで台湾の国旗の撤去されたことに抗議する新竹の小姐。
Taiwanese Model Strips Down to Support Her Olympic Team
國旗不能撤!外拍女模黃米可全裸挺台灣[圖+影]
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ロンドンオリンピックもいよいよ中盤。陸上競技も始まりましたね。私がファンである100m女子・福島選手は予選敗退となってしまいましたが、いよいよジャマイカ・ボルトも登場します。柔道は残念ながら不調でしたが、これから始まる女子レスリングは期待したいですね。今日は男子サッカーの準々決勝・エジプト戦。何とかなでしこ同様、ひたむきに戦ってメダルマッチに進出してもらいたいものです。さらにはメダル確定の女子バドミントンダブルス決勝、卓球団体戦、水泳の最後を飾るメドレーリレーも盛り上がりそうです。

最後にこのブログらしいリンクサイトを。ロンドンオリンピックで活躍する美女のちょっとセクシーな写真を集めたきれいな構成の海外サイト。例のモーガン選手のようなペインティングヌードや水着姿などのセクシーショットがあります。どこの国でもやはり、みんな美人好きなのは変らないですね。ただし、最初のリンクは日本人選手を中心にした日本のサイトです。
五輪美女フォトギャラリー
HOTTEST ATHLETES from 2012 LONDON OLYMPICS 
The 20 Hottest US Olympians of London 2012
The 20 Hottest Athletes of the London Olympics
Top10olympics beauty athletes from china 
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  こちらは応援のチアや大会を盛り上げる美女サポーター。競技の合間に国際映像もちゃんと心得ていて可愛い子やきれいな子をよく写していますね。
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ウクライナの女性たちが「イスラム体制」にトップレスで抗議するという一場面も。国際的イベントのオリンピックでは様々な政治的なプロパガンダの場でもあるため、いろいろなことが起りますね。動画を見るとその様子がよくわかります。
Ukrainian feminists stage topless protest near Tower Bridge over Olympic body’s ‘support for bloody Islamist regimes

後半戦もますます、目が離せません。がんばれ!日本、加油!台湾。

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、さらになかなかブログをアップできなかったのは、ついにロンドンオリンピックが開幕したことです。日本が初めてオリンピックに参加した1912年のストックホルムオリンピックから100年の節目、ヨーロッパの伝統国UKで開かれるこのオリンピックの素晴らしい映像に序盤から釘付けになってしまいました。
THE LONDON 2012 OLYMPIC GAMES
Gorin Jp(リアルタイム動画多く、お勧め!)
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開幕式のかつての産業革命を意識したショー、ジェームス・ボンドとエリザベス女王の共演映像・パラシュートでの落下は粋な演出でした。そしてクライマックスは聖火の点灯。テムズ河を疾走するボートに乗ったベッカムが持った聖火はかつてのイギリスの金メダリストたちから現在の若いアスリートたちへ。そして参加国・地域を表現した204の聖火台に点火、ビートルズのポール・マッカートニーのヘイジュードの大合唱で上昇という仕掛けでした。
ロンドン五輪 “イギリスすげえ”開会式豪華キャスト&サプライズまとめ

「世代を超える」というイギリスのメッセージが伝わる素晴らしい演出でした。ビートルズ、メリーポピンズ、ジェームズ・ボンド、ハリーポッター・・・・・。温故知新、不易流行という言葉を実感させる古き良き保守的なイギリスから現代的な若い世代たちへのリレーという強いコンセプトは、今の日本にももっともっと必要なのでしょう。

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前回の北京オリンピックの時は台北にいて、日本選手団の活躍に拍手を送っており、 今年は久しぶりの日本でのオリンピック観戦をしています。台北の時もBSが家で大家さんの好意で設置してもらい視聴できていたので、結構、見ることができていました。敗れてはしまいましたが、台中での星野ジャパンの野球でのオリンピック出場をかけたアジア予選もありました。あれから4年。月日が経つのは早いものです。



今回、野球とソフトボールはなくなってしまいましたが、今回もなでしこジャパンや体操の内村選手、水泳の北島選手をはじめ、柔道やレスリングなど多くの種目でのメダルが期待されますね。

 ロンドンオリンピック開会式ハイライト。によるアップ。素晴らしい画質でイギリスを代表する映画監督ダニー・ボイルの粋な演出が随所に見られますね。













 開会式でのポール・マッカトニーによるHey Judeは後半部分。他の貴重な映像の方は著作権の関係でやはりすぐ削除されてしまいましたので、残ったのはIOC&OBSによる公式映像のみ。ビートルズは現代の様々なPOPSのルーツ。まだまだ若いポールの蘇る歌声、スタジアム一体となる歌声、感激しました。ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンがすでに逝去していますが、彼らの歌声、そして曲は永遠に語り継がれていくにちがいありません。


今回のロンドンオリンピックの大会モットーは「 Inspire a generation ~ 世代を超えて」です。また、204の国と地域からすべて女子選手が参加、カタールやサウジアラビアといった女性の社会的行動の制限がある国からも参加、すべての競技種目に女子が参加となりました。ロシアの旗手も史上初の女性旗手、テニスのシャラポワ選手。日本選手団も旗手は女子レスリングで3連覇を目指す吉田選手、さらに男性選手団よりも女性選手団の方が多く、まさしくこのところの「女子力」は凄いですね。
ロンドン五輪 写真特集
美人アスリート まとめ

まずは先陣をきったのはなでしこジャパン。ワールドカップ優勝の看板、国民的な期待を背負う彼女たちの初戦は決して簡単なものではなかったはず。立ち上がりはなかなかリスクオフの闘いぶりでしたが、澤選手→大野選手→川澄選手とつないで先制点。足を振り抜いた角度のない所からのシュートは重い立ち上がりを払拭するようなあざやかなゴールでした。さらには鮫島選手→宮間選手のヘッディングシュートで追加点。後半カナダに1点を返されたものの、無難に勝ちきり、好スタートとなりました。

日本のなでしこには澤という素晴らしい選手が長年、チームを引っ張ってきましたが、今は宮間選手がその重責を担い、チームを引っ張っています。宮間選手は本当に人格者でその誠実・真摯なサッカーに対する姿勢は素晴らしいといつも感心しています。
宮間主将、言葉と背中で引っ張る=厳しい闘い「大切に」
ロンドン五輪注目度ランキング



さらに男子も世界のトップ、スペインに1-0の勝利。マイアミの奇蹟と呼ばれたアトランタオリンピックのブラジル戦以来の大金星でした。退場者がスペイン側で出たことや審判の笛も日本にとっては追い風でしたが、後半の苦しい場面もキャプテン吉田を中心によく守りきって勝利。とれる時にとっておかないと・・・という感じのゲームでしたが、若い日本の世代の躍動感は素晴らしく、世界にも大きな印象を与えたのではないでしょうか。



さて、今日はこれからグループリーグ最大の強敵スエーデン。しかし、これに勝って1位通過となると決勝トーナメントでの1回戦では快足・高身長のFWとヨーロッパNO.1ゲームメーカー・ネシブがいるフランスとの対戦が濃厚となります。オリンピック前の最終テストマッチでは快足サッカーのフランスに完敗していますから、2位通過の方がワールドカップと同様、いいかもしれないですね。







女子サッカーはこのフランス・ネシブ選手とアメリカの快足FWモーガン選手の私はファンで、2人ともモデルをもこなす豹のような身体能力の持ち主。ボールに対する嗅覚は素晴らしいものがあります。フランス・アメリカともユニホームがシックでとても格好いいのですが、この2人はよく似合いますね。フランスのネシブはナショナルチームではいつも14番、アメリカのモーガンは13番と11番より大きな数字の背番号を定番とするところも似ています。アメリカのモーガンはスポーツイラストレイテッドでペインティングのオールヌードも披露し、ドイツワールドカップ後は全世界から結婚の申込みが相次いだという美女。胸はないですが、ピンクのヘアバンドがトレードマークの彼女がカモシカのような走りでワールドカップ決勝の日本戦で先制ゴールを決めたのも憶えている方も多いでしょう。今大会も開幕のフランス戦で2点を決めて、勝利に貢献しました。

 フランスのネシブ選手。ジダンの女性版と言われる華麗なフェイントとボールさばきは素晴らしいです。
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 話題だったスポーツイラストレッド誌・モーガン選手のペインティングヌード。ビキニはすべてペインティングでオールヌードとのこと。よくできていますね。ワールドカップ後に大ブレイク。本来グラマー好きなアメリカ人が微乳であるモーガンのような女性に人気が出るのはちょっと不思議?ですね。ピンクのインナーとヘアバンドは今や、モーガン選手の代名詞ですね。アメリカチームは人格者であり、高さと強さのあるワンバック選手と自由奔放なスピードを生かすヤンキー娘のモーガン選手の2トップが特徴もちがって絶妙のコンビネーション。とても魅力があります。
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柔道の軽量級もスタート、水泳の予選も本格的に始まりました。果たしてジャマイカのボルトやブレークの走りはどうなのか、世界のトップアスリートたちがどんな素晴らしいシーンを繰り広げるのか、ワクワクしてなかなか眠れない夜が続きそうです。

いよいよ、なでしこ第2戦のキックオフが近づいてきました。コベントリースタジアムは快晴。

私たちはやはり日本人。アイデンティティ感じますね。がんばれ、ニッポン!

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