翌日の日曜日。家でゆっくりしていると芊芊から電話があり、買い物したいからつきあってと言います。
「我想買翡翠手環還是翡翠手珠、所以你可以來建國假日玉市嗎? 」
(私は翡翠のブレスレットを買いたいの。だから建國假日玉市に来ることができる?)
私も取り立ててこれといった用事もなかったこともあり、ちょっと行ってみることにしました。建國假日玉市は東南アジア最大の天然貴石マーケットと言われており、特に翡翠については全国から翡翠玉器生意人が集まってきて、ありとあらゆる玉器を玉石混淆で売っているとの定評があります。
台北建國假日玉市
建國假日玉市,是繼建國假日花市之後,另一個能夠使台北市民,可以在假日用來休閒和散心的場地。建國玉市和其他的市場不同,它是先有生意,然後才有市集,再集合台灣全省的玉器生意人,把他們的精華玉器翡翠,全部匯集於此,因為有好東西在此,所以才能吸引全國各地,玉器翡翠愛好者的喜愛,每逢來此逛一次玉市,絕對不會叫你失望,多多少少有一些東西可以吸引顧客,絕對沒有空手而返的顧客。故宮玉器權威,那志良教授曾經在聯合報的副刊上,發表高見讚揚我們,說建國玉市不賣假玉,一切玉器皆是天然產品,只是在名稱上面用詞不當,如是在售出的貨品上面多加說明,告訴消費者真正的是什麼石頭,什麼寶石,澄清消費者的誤會就可以了。歷經多年來的努力,建國假日玉市已有一套規範與準則,特別在買賣的保證方面,更是力求完善。
私も以前に何度か来たことがあるのですが、あまりの店の数の多さと玉器の種類の豊富さ、本物と偽物の区別も素人目では難しく、相場もよくわからないこともあって、いつも見るだけでした。従って、あの好奇心の塊のような芊芊がどう交渉してどうやって見分けるかがとても興味があり、いろいろと教えてもらおうと思いました。
さっそく待ち合わせの玉市入口に行くと芊芊がいません。電話してみるとすでに到着していて玉市をすでに見て回っているとのこと。まったく、しょうがありません。じっとしていることが苦手の台中娘はちょっとの時間も無駄にせず、値踏みと品定めをすでにしているようでした。10分ほど待っていると人混みの中から「到了」と言って登場しました。
翡翠は本当に人気があり、中国では古来からパワーストーン、幸運をもたらす石として重宝されてきました。しかし、近年は偽物(人工合成玉)も多く出回っており、ここ建國假日玉市でも結構紛れているという噂があります。しかし、交渉、確認するのは素人の外国人である私たちには難しく、特に専門用語のような言葉がわからないこともあって、どうしても片言の日本語ができる生意人の所で買ってしまいがちになると言われています。
私は芊芊から歩きながら英語を交えて基本的な言葉を学ぶことにしました。
まずは本物、これを「真玉」、そして偽物を「假玉」と中国語で言うことを教えてもらいました。そして判別することを「真假玉的鑒別辦法」と言い、その見分け方のコツを芊芊とまわったいくつかの翡翠生意人から学びました。
1 色の均質なものは假玉の可能性が強い。本物は天然産品なので多少の不均質な感じがある。
2 硬いのが本物で、手触りが冷たい感じがある。
3 透明度が高く、ライトで光をあてると透けるような美しさがあり、反射光も美しい。
4 真石でも硬玉(翡翠輝石・ジェイド)が高価。軟玉(角閃石・ネフライト)は半貴石でやや安く、台湾玉はこの軟玉。
また、多くの種類の翡翠の中でも最も品質が確かなのは缅甸翡翠(ミャンマー産翡翠)の硬玉。大陸の新疆维吾尔自治区で採れる白い翡翠・羊脂玉(和田玉)は軟玉でも極めて高く、雲南瑞丽翡翠(中国雲南省瑞丽自治区)も軟玉なのですがやや高めとのこと。中国では軟玉しか算出せず、従って台灣翡翠は花蓮豊田でよく採れるらしいのですが地元産で閃玉と呼ばれる軟玉のため、比較的安くてお得とのこと。だから、産地を確認することもとても重要であるという説をもっていました。 建國假日玉市で売っている翡翠の90%以上は台灣玉になります。
台湾玉(花蓮豊田の閃玉)
台灣玉的特性及分類
<台湾玉(閃玉)・玉材特性>
うーん、なかなか含蓄があります。台湾人の芊芊が店屋のオヤジの受け売りを加えて言うとそれらしく聞えるのが不思議なところ。でも芊芊、本当に真偽がわかるの?
翡翠を見ている芊芊に「芊芊、你可能鑒別嗎?」と聞くと、わからないこともあるようで「不明白的」と言ってエヘッとか言う感じでごまかしたりもしています。 まったくいつもお姉さんぶるのですが、急に子供っぽくなります。
芊芊が今日、買いに来たのはいわゆるブレスレットですが、微妙にアクセサリーのタイプで中国語が異なります。
翡翠手珠/手链とは数珠タイプで下の画像のようなもの
翡翠手鍊/手環(手镯)はブレスレットリングタイプで下の画像のようなもの
ちなみにペンダントは「吊墜」、首飾りは 「項鍊」
イアリングは「耳環」、指輪は「戒指」
さらに一般に「玉器」というと翡翠の加工品を指しており、翡翠は「寶石」とは言わないようです。この建國假日玉市では多くの種類の石を売っていますが、鑽石(ダイヤ)や 紅寶石(ルビー)、綠柱石(エメラルド)といった「寶石」はほとんどなく、瑪瑙(メノウ)や琥珀、水晶と言ったやや「石」の色彩が強い種類の貴石は結構扱われています。
寶石・貴石の中国語名は女性との会話にはとても役立つので覚えておくとよいと思います。
維基百科(寶石)
芊芊のこだわりはこの日、すごく色にあって、濃い緑ではなく、どちらかというと羊脂玉のような淡い色の透明感あふれるタイプの「翡翠手珠」を捜していました。 値段交渉をすごくしていて予算は1000元~1500元。しかし、実際には芊芊が目をつけるような造りの良い天然の真品は2000元ぐらいの値段を言われることが多く、南米などとちがって、あんまり最初ふっかけて、交渉でだんだんと値下げしたり、追っかけてくる感じはこの玉市にはほとんどありません。
だから交渉というよりは値段を訊くという感じがどちらかというと正解で、店によって値段が結構異なりますから、交渉するといったよりは安い価格で品質の良いものを捜すといった気の遠くなるようなショッピング展開となります。だいたいは根気負けして、ある程度のところで面倒くさくなって買ってしまうのでしょうが、芊芊のパワーはなかなかで根気よく捜していました。私も彼女のおかげでだいたいの相場を知ることができ、さらには優秀な専門用語のできる通訳がいるようなものですから、この日、すごく事情通になることができました。しかし、芊芊はすぐに「これいいから買ったらいいよ!」と勧めてくれるので、断るのも大変ではありましたが。
結局、2時間ぐらいすごく多くの店を回って、芊芊はやっとお気に入りのものを見つけ、私も同じタイプの台湾玉であるちょっと色が濃い深油青翡翠手珠を買いました。薄い色は確かに女性らしく、濃い色は男性らしい感じがあって、今でも大切にしています。そして、芊芊は手切れ金の支払いもあるので、ちょっとプレゼントしてあげようかなと思いましたが、しかし、芊芊曰く、自分のお金で買わないとツキが逃げてしまうとのこと。それぞれが支払いをして、買いました。値段は1300元ぐらいだったような気がします。ちょっと相場よりも安いのですが、芊芊は自分の審美眼に自信をもっていました。一応、買うときには私に「これ、似合うかな?」という感じで訊くのですが。
私が買ったタイプの台灣玉(翠玉)手珠
芊芊が買ったタイプの台灣玉(蠟光玉)手珠
随分、歩き回りましたが、建國假日玉市の出口の所で盲人の方が下のような感じの椅子で座って10分ぐらいする100元按摩をしていて、芊芊と一緒にしてもらいました。若い現代的な感じの女の子がこんな感じのマッサージを受けるのは日本ではミスマッチなのかもしれませんが、そこは台湾、老若男女を問わず皆やっていますこの気楽さだ台湾の魅力。肩肘張らなきゃいけないところがちょっとある日本とは違って、本当に自然体で気持ちの赴くまま、暮らしていけます。
画像は中壢市で行われている街頭の同じタイプの按摩。イメージ画像です。
「我們、應該開運招財吧」
芊芊はマッサージが終ってすくっと立ち上がると私に言いました。
きっと私にも芊芊にもこの翡翠の力で幸運がやってくるにちがいない、そんな気持ちにさせられました。
なぜ、中国人や台湾人はは翡翠を「玉」と呼び、玉器をつくり、身につけ、装飾品を飾って重宝してきたのか。
それはこの石のもつ美しさの魅力もあるのですが、自分自身が運気を変えることができると信じる強い気持ちをこめて貴重な玉・翡翠を手にするからなのではないでしょうか。
「我想買翡翠手環還是翡翠手珠、所以你可以來建國假日玉市嗎? 」
(私は翡翠のブレスレットを買いたいの。だから建國假日玉市に来ることができる?)
私も取り立ててこれといった用事もなかったこともあり、ちょっと行ってみることにしました。建國假日玉市は東南アジア最大の天然貴石マーケットと言われており、特に翡翠については全国から翡翠玉器生意人が集まってきて、ありとあらゆる玉器を玉石混淆で売っているとの定評があります。
台北建國假日玉市
建國假日玉市,是繼建國假日花市之後,另一個能夠使台北市民,可以在假日用來休閒和散心的場地。建國玉市和其他的市場不同,它是先有生意,然後才有市集,再集合台灣全省的玉器生意人,把他們的精華玉器翡翠,全部匯集於此,因為有好東西在此,所以才能吸引全國各地,玉器翡翠愛好者的喜愛,每逢來此逛一次玉市,絕對不會叫你失望,多多少少有一些東西可以吸引顧客,絕對沒有空手而返的顧客。故宮玉器權威,那志良教授曾經在聯合報的副刊上,發表高見讚揚我們,說建國玉市不賣假玉,一切玉器皆是天然產品,只是在名稱上面用詞不當,如是在售出的貨品上面多加說明,告訴消費者真正的是什麼石頭,什麼寶石,澄清消費者的誤會就可以了。歷經多年來的努力,建國假日玉市已有一套規範與準則,特別在買賣的保證方面,更是力求完善。
私も以前に何度か来たことがあるのですが、あまりの店の数の多さと玉器の種類の豊富さ、本物と偽物の区別も素人目では難しく、相場もよくわからないこともあって、いつも見るだけでした。従って、あの好奇心の塊のような芊芊がどう交渉してどうやって見分けるかがとても興味があり、いろいろと教えてもらおうと思いました。
さっそく待ち合わせの玉市入口に行くと芊芊がいません。電話してみるとすでに到着していて玉市をすでに見て回っているとのこと。まったく、しょうがありません。じっとしていることが苦手の台中娘はちょっとの時間も無駄にせず、値踏みと品定めをすでにしているようでした。10分ほど待っていると人混みの中から「到了」と言って登場しました。
翡翠は本当に人気があり、中国では古来からパワーストーン、幸運をもたらす石として重宝されてきました。しかし、近年は偽物(人工合成玉)も多く出回っており、ここ建國假日玉市でも結構紛れているという噂があります。しかし、交渉、確認するのは素人の外国人である私たちには難しく、特に専門用語のような言葉がわからないこともあって、どうしても片言の日本語ができる生意人の所で買ってしまいがちになると言われています。
私は芊芊から歩きながら英語を交えて基本的な言葉を学ぶことにしました。
まずは本物、これを「真玉」、そして偽物を「假玉」と中国語で言うことを教えてもらいました。そして判別することを「真假玉的鑒別辦法」と言い、その見分け方のコツを芊芊とまわったいくつかの翡翠生意人から学びました。
1 色の均質なものは假玉の可能性が強い。本物は天然産品なので多少の不均質な感じがある。
2 硬いのが本物で、手触りが冷たい感じがある。
3 透明度が高く、ライトで光をあてると透けるような美しさがあり、反射光も美しい。
4 真石でも硬玉(翡翠輝石・ジェイド)が高価。軟玉(角閃石・ネフライト)は半貴石でやや安く、台湾玉はこの軟玉。
また、多くの種類の翡翠の中でも最も品質が確かなのは缅甸翡翠(ミャンマー産翡翠)の硬玉。大陸の新疆维吾尔自治区で採れる白い翡翠・羊脂玉(和田玉)は軟玉でも極めて高く、雲南瑞丽翡翠(中国雲南省瑞丽自治区)も軟玉なのですがやや高めとのこと。中国では軟玉しか算出せず、従って台灣翡翠は花蓮豊田でよく採れるらしいのですが地元産で閃玉と呼ばれる軟玉のため、比較的安くてお得とのこと。だから、産地を確認することもとても重要であるという説をもっていました。 建國假日玉市で売っている翡翠の90%以上は台灣玉になります。
台湾玉(花蓮豊田の閃玉)
台灣玉的特性及分類
<台湾玉(閃玉)・玉材特性>
台灣玉屬角閃石類,因此又稱「閃玉」,產於東部接觸變質之蛇紋岩中。它主要產於花蓮縣壽豐鄉的豐田,顏色為墨綠、翠綠、黃綠或淡黃灰色;半透明或不透明,多少帶在片裡。因為還有少量之鉻鐵礦,因此常有黑色斑點或條紋。豐田西山林區所開採的玉石,俗稱為「豐田玉」。由於產於台灣,故學名稱之為「台灣軟玉」通稱為「台灣玉」。「台灣軟玉」有黑、綠、黃、白……等顏色。主要以暗草綠色為主,亦即通稱之「鹼菜色」,由半透明至不透明其主要之組成礦物為「透閃石」。
閃玉硬度6~6.5,比重2.98~3.10,以墨綠、翠綠、黃綠或淡黃色之塊狀,長纖維狀為多,具玻璃光澤,中度透明至不透明,在顯微鏡下係由細纖維狀或細毛絨狀的透閃石所集結而成,其間夾雜少量之鉻鐵礦、柘榴石、綠泥石、磁鐵礦,形成黑色的斑點或條紋。軟玉與蛇紋岩均為緑色,鑑別重點在:軟玉所含的二氧化矽(SiO2)及石灰(CaO)較高,蛇紋岩則氧化鎂(MgO)的含量較多;軟玉通常較蛇紋岩透明,硬度較高,比重略大,無磁性,蛇紋岩則反。
台灣玉溫潤剔透,材料大可雕成與人物一般高的擺設品,小至各項珠寶飾品,由於其硬度在6度以上,已達寶石的要件,即具有美麗、稀有、永久等特質。由於台灣玉的礦石主要多為透明石,是變質岩,具有良好的葉理(foliation)。玉器的製作與其特性息息相關,台灣玉的雕刻成品為扁平狀,適合各種人物及動物造型。台灣玉的平面加工,包括了規格尺寸與不規則尺寸之戒面與圓珠呈現方式。
うーん、なかなか含蓄があります。台湾人の芊芊が店屋のオヤジの受け売りを加えて言うとそれらしく聞えるのが不思議なところ。でも芊芊、本当に真偽がわかるの?
翡翠を見ている芊芊に「芊芊、你可能鑒別嗎?」と聞くと、わからないこともあるようで「不明白的」と言ってエヘッとか言う感じでごまかしたりもしています。 まったくいつもお姉さんぶるのですが、急に子供っぽくなります。
芊芊が今日、買いに来たのはいわゆるブレスレットですが、微妙にアクセサリーのタイプで中国語が異なります。
翡翠手珠/手链とは数珠タイプで下の画像のようなもの
翡翠手鍊/手環(手镯)はブレスレットリングタイプで下の画像のようなもの
ちなみにペンダントは「吊墜」、首飾りは 「項鍊」
イアリングは「耳環」、指輪は「戒指」
さらに一般に「玉器」というと翡翠の加工品を指しており、翡翠は「寶石」とは言わないようです。この建國假日玉市では多くの種類の石を売っていますが、鑽石(ダイヤ)や 紅寶石(ルビー)、綠柱石(エメラルド)といった「寶石」はほとんどなく、瑪瑙(メノウ)や琥珀、水晶と言ったやや「石」の色彩が強い種類の貴石は結構扱われています。
寶石・貴石の中国語名は女性との会話にはとても役立つので覚えておくとよいと思います。
維基百科(寶石)
芊芊のこだわりはこの日、すごく色にあって、濃い緑ではなく、どちらかというと羊脂玉のような淡い色の透明感あふれるタイプの「翡翠手珠」を捜していました。 値段交渉をすごくしていて予算は1000元~1500元。しかし、実際には芊芊が目をつけるような造りの良い天然の真品は2000元ぐらいの値段を言われることが多く、南米などとちがって、あんまり最初ふっかけて、交渉でだんだんと値下げしたり、追っかけてくる感じはこの玉市にはほとんどありません。
だから交渉というよりは値段を訊くという感じがどちらかというと正解で、店によって値段が結構異なりますから、交渉するといったよりは安い価格で品質の良いものを捜すといった気の遠くなるようなショッピング展開となります。だいたいは根気負けして、ある程度のところで面倒くさくなって買ってしまうのでしょうが、芊芊のパワーはなかなかで根気よく捜していました。私も彼女のおかげでだいたいの相場を知ることができ、さらには優秀な専門用語のできる通訳がいるようなものですから、この日、すごく事情通になることができました。しかし、芊芊はすぐに「これいいから買ったらいいよ!」と勧めてくれるので、断るのも大変ではありましたが。
結局、2時間ぐらいすごく多くの店を回って、芊芊はやっとお気に入りのものを見つけ、私も同じタイプの台湾玉であるちょっと色が濃い深油青翡翠手珠を買いました。薄い色は確かに女性らしく、濃い色は男性らしい感じがあって、今でも大切にしています。そして、芊芊は手切れ金の支払いもあるので、ちょっとプレゼントしてあげようかなと思いましたが、しかし、芊芊曰く、自分のお金で買わないとツキが逃げてしまうとのこと。それぞれが支払いをして、買いました。値段は1300元ぐらいだったような気がします。ちょっと相場よりも安いのですが、芊芊は自分の審美眼に自信をもっていました。一応、買うときには私に「これ、似合うかな?」という感じで訊くのですが。
私が買ったタイプの台灣玉(翠玉)手珠
芊芊が買ったタイプの台灣玉(蠟光玉)手珠
随分、歩き回りましたが、建國假日玉市の出口の所で盲人の方が下のような感じの椅子で座って10分ぐらいする100元按摩をしていて、芊芊と一緒にしてもらいました。若い現代的な感じの女の子がこんな感じのマッサージを受けるのは日本ではミスマッチなのかもしれませんが、そこは台湾、老若男女を問わず皆やっていますこの気楽さだ台湾の魅力。肩肘張らなきゃいけないところがちょっとある日本とは違って、本当に自然体で気持ちの赴くまま、暮らしていけます。
画像は中壢市で行われている街頭の同じタイプの按摩。イメージ画像です。
「我們、應該開運招財吧」
芊芊はマッサージが終ってすくっと立ち上がると私に言いました。
きっと私にも芊芊にもこの翡翠の力で幸運がやってくるにちがいない、そんな気持ちにさせられました。
なぜ、中国人や台湾人はは翡翠を「玉」と呼び、玉器をつくり、身につけ、装飾品を飾って重宝してきたのか。
それはこの石のもつ美しさの魅力もあるのですが、自分自身が運気を変えることができると信じる強い気持ちをこめて貴重な玉・翡翠を手にするからなのではないでしょうか。