駕訓班から家に戻り、さっそく芊芊と夕食を食べながら、ミーティングになりました。
夕食は芊芊が一度、やってみたかったという日式の咖哩づくり。芊芊は器用な子で網路にはたくさんのレシピが出ていますが、それをプリントアウトして、あっさり作ってしまいました。外食が多いため、芊芊が料理をすること自体が驚きでしたが、話を聞いてみると台中にいた國中や高中時代は家庭吃飯が多かったようです。
「當我在台中家裡的時候、我要下厨的」 (台中の家に居たときは、よく厨房で料理したんだよ)
エヘヘと軽やかに笑いながら、包丁をさばく芊芊の姿は確かになかなか、堂に入ったものでした。
★日式咖哩雞の作り方例★
日式咖哩雞材料:
洋蔥半顆
雞腿2隻
馬鈴薯6小顆(我是買進口小顆品種,如果是國產馬鈴薯3顆)
紅蘿蔔1條
佛蒙特咖哩半包
作法:
將洋蔥切絲後放入熱鍋以中小火炒軟。
另取一鍋水用來燙雞肉,讓多餘的雜質去除和去血水。
洋蔥炒軟後依序放入切塊紅蘿蔔、剛燙過水的雞肉、馬鈴薯,加水至蓋過鍋中食材。
燒至滾水的狀態即可以小火慢燉半小時,讓食材慢慢熬煮至軟嫩。(我會將上頭的油撈一些掉,吃起來才不會太過油膩)
接著就拿出我的祕密法寶~佛蒙特咖哩
我煮咖哩很多次從來沒試過別的牌子,因為我的師傅(我大姐)說他試過很多品牌,還是這個佛蒙特咖哩最好吃,而且也節省時間,不用慢慢炒咖哩之類的,不過她都買辣味的,婆家包括XX先生都不吃辣,所以我都是直接買甜味,這樣小孩子也可以吃。
一盒裝會有二小盒,我每次煮一鍋用一小盒剛剛好,家裡都會隨時保留庫存,大多是看賣場特價時下手,反正保存期限也蠻長的。
打開包裝後就是一大塊,不過我都會事先折成六小塊,這樣丟入鍋中時就不會集中在同一區。
さて、夕食を食べながら、今日の學開車のポイントを整理すると、まずは、「普通汽車駕照考驗」の路考の採点基準をよく調べ、ミスしないようにしようということをまずは徹底しなければいけないということになりました。そのためには考驗の内容と扣分標準(減点の基準)を調べなければいけません。芊芊が調べた結果、どうやら路考は100点満点で70点以上が合格。扣分は-2点、-8点、-16点、-32点と4種類あって、-32点は一発で試験終了となる厳しい減点でした。特につらいのは壓管線(車道を区切る縁石のこと)に乗り上げたり、大きく接触すると-32点となることです。S字のバックでこれを絶対にしてはいけないことがわかりました。それと基準に対して車両が近づいたりしすぎた時などはセンサーが発動して-16点。これも気をつけなければいけません。細かなミスでも扣分があるので、とにかく、基本通りに運転を慎重にしなければならないことがわかりました。日本と比べ、減点の幅が大きく、ミス一発で失格という事態も十分ありえるからです。 下の台北市區監理所のHPに詳しく手続きや考照の内容、扣分標準が掲載されていて、芊芊に図なども書いてもらいながら、詳しく説明してもらい、明日の日曜日の駕訓班の教練に備えることにしました。
汽車駕駛執照考驗
さて、日曜日。再び、駕訓班にやってきた私は芊芊と考驗の内容、一通り、リハーサルのようにやってみて、それを教官にチェックしてもらうというお願いをしました。非常に態度良く接してくれるここの教官は、あっさり了解してくれ、本番さながらの路考リハーサルとなりました。 考驗内容は以下の通りです。
停止も安全確認の時間やどこでスピードを緩め、停止したらよいかなど、細かな所も昨日の反省をいかして、チェックしていきました。換檔穩定測試も1速→2速→3速→4速と切り替えるタイミングやエンジンブレーキのタイミングをしっかりと教官に教えてもらい、ほぼ、完璧にこなせるようになってきました。元々、運転はできるので、あとは考照に受かるためにどうすれば良いかということだけだったので、芊芊という強力な台湾人の味方がいる私にとっては大きな不安はなくなっていました。
さて、次の月曜日の午後(月曜日は午後しか、考照をやっていません)、私は芊芊の機車に乗せてもらって試験場の承徳路五段にある 台北市區監理所の士林監理站へ向かいました。書類は完璧。居留証や日本の運転免許所、写真などすべて前日に芊芊と確認しながら揃えておいたので、まったく不安はありません。何よりも芊芊という強い味方がいて、複雑な用語の中国語があったり、専門用語があったりすると手続きも途端に厳しくなりますが、彼女がそのような時にはわかりやすい中国語や英語にして説明してくれるし、手続きの代行もしてくれるので鬼に金棒でした。
申請で最初にもらう登記書(藍21)
申込み手続きは順調に終了、続いて身体測定(身長や体重、視力検査、手足の運動機能など)も終了、そして受付のカウンターで小客車手排(マニュアル車)の申込みをし、受講料を支払うと、筆考室に入っての試験開始となります。申請書類に日本の免許証があり、さらには居留証に国籍が示されていますから、座席につくとすでにパソコンの画面は日本語版になっていました。芊芊との勉強の成果は抜群で、練習していった問題と大半は同じ、パソコンに順調に解答を打ち込んでいけました。
結果は満点。これで路考に行く権利を得ることができました。ここで失格すると7天の間、再受験ができなくなることを知っていましたから、こんなところで落ちるわけにはいきません。
次は路考待合室に行って、路考の順番予約をします。さすがは台湾、考照をまったく受けない芊芊も通訳(日本語にするわけではなく、難しい中国語をわかりやすい中国語か英語にするという変な通訳)として、同行をあっさりと認めてくれました。待合室に行くと申請書類を手続きするおじさんがパソコンの前にいて、書類の手続きをしてくれると同時に、壁に貼ってるコース概要を見ながら、路考の内容の説明を一通りしてくれました。昨日、芊芊とすでに研究済みで、さらに駕訓班の教官からもきめ細かく指導・助言を受けていましたので、フンフンという感じで最終確認をしました。
しばらくすると教官がやって来て、私の名前を呼び、車に乗せてもらって試験場所まで移動となりました。さすがに芊芊は同乗禁止。待合室でおとなしく路考終了まで待つことになりました。試験開始の場所に移動すると、試験官と運転を交替し、いよいよ路考がスタートになります。心地よい緊張感がちょっとあったものの、やはり、練習の効果は抜群。難なく、センサーの発動や縁石への接触、乗り上げもなく、無難に終了することができました。
路考成績表
芊芊が言っていましたが、路考で失格するとその場で、登記書を渡され、7天後の再受験を促されて、歩いて待合室に戻るという悲惨なことになります。しかし、この日、私は自分でもほぼ、満点のできで、当然ながら登記書も試験官から渡されませんでした。路考終了後に待合室で待っていた芊芊と合流、試験官の指示に従って、待合室のすぐ近くにある小さな駕駛執照發給所で2人で待っていると、さっきの試験官が私の登記所を持ってきてパソコンの前にいる發給係の女性に渡しました。發給料金の200元を支払うと、ものの10分程度で完成。日本の運転免許に比べたら、非常につくりは雑で苦労して手に入れた割には厚紙の非常に安っぽい感じがする駕駛執照でした。
しかし、 駕駛執照を受け取った瞬間、とにかく跳び上がらんばかりに大喜びしている台中娘が私の目の前にいました。まるで、自分のことにように喜んでいます。私も芊芊の様子を見ていたら、本当にうれしくなってしまいました。
たかが、運転免許の取得ですが、外国人である私たちが取得するのは当時、簡単ではなく、今のように交流協会で切り替えるだけだったら、きっと、これほどの苦労も、そしてそれを乗り越えた喜びもなかったと思います。しかし、芊芊という聡明な子の力を借りて、たった2天でしたが、集中して勉強・練習した成果が結果につながり、ほぼ、満点に近い点数で合格できたことは私も久々に心から嬉しかったというか、達成感があったというか、そんな出来事でした。
「芊芊、我考到了。我収到駕駛執照。所以我們會過去旅遊的」
(チェンチェン、試験受かって、免許証受けとったよ。これで僕たちは旅行にいけるからね)
芊芊は駕駛執照發給係のお姉さんがいる前でもはばからず、満点の笑顔で私に抱きついてきました。
「我也覺得考到了。因為我們努力努力吧。而且我有秘密的。其實我去過拜拜文昌宮。很開心!!」
(私も受かると思っていたから。だって私たちはすごく、努力を重ねたからね。それに実はこっそり、文昌宮にもお願いのお祈りをしに行ってきたんだ。とってもハッピーだよ!!)
私は、この時、土曜日の夕方、咖哩の材料を買いに行くからと言って、なかなか芊芊が機車で出かけて帰ってこなかった理由がやっとわかりました。彼女は雙連にある試験・学問の神様で名高い文昌宮に私の駕駛執照考驗がうまくいくようにお祈りに行っていたのです。鈍感な私は、そんな芊芊の気持ちにまったく、気づきませんでした。
そして、私は気づかなかったのですが、登記書を申請するときに「你用這個比較好」と言って貸してくれたボールペンは文昌宮で売っている「考試順利」セットの中の原子筆でした。信心深い彼女はわざわざ、この私の駕駛執照考驗のために土曜日、準備してくれていたのです。
私は芊芊のそんなちょっとした気遣いがとてもこの時うれしく、彼女の本当のところは旅行に行きたい気持ちが強かったとしても一生懸命、一緒に調べてくれ、協力してくれた芊芊の心意を今でも忘れることはありません。
夕食は芊芊が一度、やってみたかったという日式の咖哩づくり。芊芊は器用な子で網路にはたくさんのレシピが出ていますが、それをプリントアウトして、あっさり作ってしまいました。外食が多いため、芊芊が料理をすること自体が驚きでしたが、話を聞いてみると台中にいた國中や高中時代は家庭吃飯が多かったようです。
「當我在台中家裡的時候、我要下厨的」 (台中の家に居たときは、よく厨房で料理したんだよ)
エヘヘと軽やかに笑いながら、包丁をさばく芊芊の姿は確かになかなか、堂に入ったものでした。
★日式咖哩雞の作り方例★
日式咖哩雞材料:
洋蔥半顆
雞腿2隻
馬鈴薯6小顆(我是買進口小顆品種,如果是國產馬鈴薯3顆)
紅蘿蔔1條
佛蒙特咖哩半包
作法:
將洋蔥切絲後放入熱鍋以中小火炒軟。
另取一鍋水用來燙雞肉,讓多餘的雜質去除和去血水。
洋蔥炒軟後依序放入切塊紅蘿蔔、剛燙過水的雞肉、馬鈴薯,加水至蓋過鍋中食材。
燒至滾水的狀態即可以小火慢燉半小時,讓食材慢慢熬煮至軟嫩。(我會將上頭的油撈一些掉,吃起來才不會太過油膩)
接著就拿出我的祕密法寶~佛蒙特咖哩
我煮咖哩很多次從來沒試過別的牌子,因為我的師傅(我大姐)說他試過很多品牌,還是這個佛蒙特咖哩最好吃,而且也節省時間,不用慢慢炒咖哩之類的,不過她都買辣味的,婆家包括XX先生都不吃辣,所以我都是直接買甜味,這樣小孩子也可以吃。
一盒裝會有二小盒,我每次煮一鍋用一小盒剛剛好,家裡都會隨時保留庫存,大多是看賣場特價時下手,反正保存期限也蠻長的。
打開包裝後就是一大塊,不過我都會事先折成六小塊,這樣丟入鍋中時就不會集中在同一區。
さて、夕食を食べながら、今日の學開車のポイントを整理すると、まずは、「普通汽車駕照考驗」の路考の採点基準をよく調べ、ミスしないようにしようということをまずは徹底しなければいけないということになりました。そのためには考驗の内容と扣分標準(減点の基準)を調べなければいけません。芊芊が調べた結果、どうやら路考は100点満点で70点以上が合格。扣分は-2点、-8点、-16点、-32点と4種類あって、-32点は一発で試験終了となる厳しい減点でした。特につらいのは壓管線(車道を区切る縁石のこと)に乗り上げたり、大きく接触すると-32点となることです。S字のバックでこれを絶対にしてはいけないことがわかりました。それと基準に対して車両が近づいたりしすぎた時などはセンサーが発動して-16点。これも気をつけなければいけません。細かなミスでも扣分があるので、とにかく、基本通りに運転を慎重にしなければならないことがわかりました。日本と比べ、減点の幅が大きく、ミス一発で失格という事態も十分ありえるからです。 下の台北市區監理所のHPに詳しく手続きや考照の内容、扣分標準が掲載されていて、芊芊に図なども書いてもらいながら、詳しく説明してもらい、明日の日曜日の駕訓班の教練に備えることにしました。
汽車駕駛執照考驗
さて、日曜日。再び、駕訓班にやってきた私は芊芊と考驗の内容、一通り、リハーサルのようにやってみて、それを教官にチェックしてもらうというお願いをしました。非常に態度良く接してくれるここの教官は、あっさり了解してくれ、本番さながらの路考リハーサルとなりました。 考驗内容は以下の通りです。
1 內場考驗 (1)平行路邊停車 (縦列駐車のこと)
(2)曲線進退 (S字カーブの前進とバックでの運転)
(3)倒車入庫 (バックからの車庫入れ)
(2)曲線進退 (S字カーブの前進とバックでの運転)
(3)倒車入庫 (バックからの車庫入れ)
2 環場考驗 (1)鐵路平交道 (鉄道の踏切の横断)
(2)交岔路口 (交差点でも安全確認、信号機による停止と発進)
(3)斑馬線、行人穿越道 (横断歩道での安全確認、信号機による停止と発進9
(4)上下坡道 (坂道発進)
(5)換檔穩定測試 (ギアチェンジをうまくしながら、縁石にさわらないよう直線を安定して運転)
(2)交岔路口 (交差点でも安全確認、信号機による停止と発進)
(3)斑馬線、行人穿越道 (横断歩道での安全確認、信号機による停止と発進9
(4)上下坡道 (坂道発進)
(5)換檔穩定測試 (ギアチェンジをうまくしながら、縁石にさわらないよう直線を安定して運転)
停止も安全確認の時間やどこでスピードを緩め、停止したらよいかなど、細かな所も昨日の反省をいかして、チェックしていきました。換檔穩定測試も1速→2速→3速→4速と切り替えるタイミングやエンジンブレーキのタイミングをしっかりと教官に教えてもらい、ほぼ、完璧にこなせるようになってきました。元々、運転はできるので、あとは考照に受かるためにどうすれば良いかということだけだったので、芊芊という強力な台湾人の味方がいる私にとっては大きな不安はなくなっていました。
さて、次の月曜日の午後(月曜日は午後しか、考照をやっていません)、私は芊芊の機車に乗せてもらって試験場の承徳路五段にある 台北市區監理所の士林監理站へ向かいました。書類は完璧。居留証や日本の運転免許所、写真などすべて前日に芊芊と確認しながら揃えておいたので、まったく不安はありません。何よりも芊芊という強い味方がいて、複雑な用語の中国語があったり、専門用語があったりすると手続きも途端に厳しくなりますが、彼女がそのような時にはわかりやすい中国語や英語にして説明してくれるし、手続きの代行もしてくれるので鬼に金棒でした。
申請で最初にもらう登記書(藍21)
申込み手続きは順調に終了、続いて身体測定(身長や体重、視力検査、手足の運動機能など)も終了、そして受付のカウンターで小客車手排(マニュアル車)の申込みをし、受講料を支払うと、筆考室に入っての試験開始となります。申請書類に日本の免許証があり、さらには居留証に国籍が示されていますから、座席につくとすでにパソコンの画面は日本語版になっていました。芊芊との勉強の成果は抜群で、練習していった問題と大半は同じ、パソコンに順調に解答を打ち込んでいけました。
結果は満点。これで路考に行く権利を得ることができました。ここで失格すると7天の間、再受験ができなくなることを知っていましたから、こんなところで落ちるわけにはいきません。
次は路考待合室に行って、路考の順番予約をします。さすがは台湾、考照をまったく受けない芊芊も通訳(日本語にするわけではなく、難しい中国語をわかりやすい中国語か英語にするという変な通訳)として、同行をあっさりと認めてくれました。待合室に行くと申請書類を手続きするおじさんがパソコンの前にいて、書類の手続きをしてくれると同時に、壁に貼ってるコース概要を見ながら、路考の内容の説明を一通りしてくれました。昨日、芊芊とすでに研究済みで、さらに駕訓班の教官からもきめ細かく指導・助言を受けていましたので、フンフンという感じで最終確認をしました。
しばらくすると教官がやって来て、私の名前を呼び、車に乗せてもらって試験場所まで移動となりました。さすがに芊芊は同乗禁止。待合室でおとなしく路考終了まで待つことになりました。試験開始の場所に移動すると、試験官と運転を交替し、いよいよ路考がスタートになります。心地よい緊張感がちょっとあったものの、やはり、練習の効果は抜群。難なく、センサーの発動や縁石への接触、乗り上げもなく、無難に終了することができました。
路考成績表
芊芊が言っていましたが、路考で失格するとその場で、登記書を渡され、7天後の再受験を促されて、歩いて待合室に戻るという悲惨なことになります。しかし、この日、私は自分でもほぼ、満点のできで、当然ながら登記書も試験官から渡されませんでした。路考終了後に待合室で待っていた芊芊と合流、試験官の指示に従って、待合室のすぐ近くにある小さな駕駛執照發給所で2人で待っていると、さっきの試験官が私の登記所を持ってきてパソコンの前にいる發給係の女性に渡しました。發給料金の200元を支払うと、ものの10分程度で完成。日本の運転免許に比べたら、非常につくりは雑で苦労して手に入れた割には厚紙の非常に安っぽい感じがする駕駛執照でした。
しかし、 駕駛執照を受け取った瞬間、とにかく跳び上がらんばかりに大喜びしている台中娘が私の目の前にいました。まるで、自分のことにように喜んでいます。私も芊芊の様子を見ていたら、本当にうれしくなってしまいました。
たかが、運転免許の取得ですが、外国人である私たちが取得するのは当時、簡単ではなく、今のように交流協会で切り替えるだけだったら、きっと、これほどの苦労も、そしてそれを乗り越えた喜びもなかったと思います。しかし、芊芊という聡明な子の力を借りて、たった2天でしたが、集中して勉強・練習した成果が結果につながり、ほぼ、満点に近い点数で合格できたことは私も久々に心から嬉しかったというか、達成感があったというか、そんな出来事でした。
「芊芊、我考到了。我収到駕駛執照。所以我們會過去旅遊的」
(チェンチェン、試験受かって、免許証受けとったよ。これで僕たちは旅行にいけるからね)
芊芊は駕駛執照發給係のお姉さんがいる前でもはばからず、満点の笑顔で私に抱きついてきました。
「我也覺得考到了。因為我們努力努力吧。而且我有秘密的。其實我去過拜拜文昌宮。很開心!!」
(私も受かると思っていたから。だって私たちはすごく、努力を重ねたからね。それに実はこっそり、文昌宮にもお願いのお祈りをしに行ってきたんだ。とってもハッピーだよ!!)
私は、この時、土曜日の夕方、咖哩の材料を買いに行くからと言って、なかなか芊芊が機車で出かけて帰ってこなかった理由がやっとわかりました。彼女は雙連にある試験・学問の神様で名高い文昌宮に私の駕駛執照考驗がうまくいくようにお祈りに行っていたのです。鈍感な私は、そんな芊芊の気持ちにまったく、気づきませんでした。
そして、私は気づかなかったのですが、登記書を申請するときに「你用這個比較好」と言って貸してくれたボールペンは文昌宮で売っている「考試順利」セットの中の原子筆でした。信心深い彼女はわざわざ、この私の駕駛執照考驗のために土曜日、準備してくれていたのです。
私は芊芊のそんなちょっとした気遣いがとてもこの時うれしく、彼女の本当のところは旅行に行きたい気持ちが強かったとしても一生懸命、一緒に調べてくれ、協力してくれた芊芊の心意を今でも忘れることはありません。