前段のブログでも書きましたが、中国をなめてはいけません。
もし、軽く考えているならば、少し考えられた方がいいと私は思っています。

国家権力や当局の強いこの国では判断が突然変わり、それがただちに強制力をもって実行されるようなところがありますから、日本的な感覚は通用しません。西洋ナイズされた親日的な台湾ともその価値観や意識は決定的に異なっていますから、ちょっと情報を聞きかじって夜遊びにといった感じはあまりお勧めしません。今回、东莞のことを紹介しようと思ったのも、現地でボッタされたり、トラブっている邦人の方々をお見受けしますし、「ちょっと危ないなあ」なんて感じる傍若無人な邦人の方もいますので、二重構造の中国と昨今の东莞・常平の実情を知り、安全確実にすごしてもらいたいなと思ったからです。

ですからどこが安いとか、どこの店が良いというような情報はあまり具体的に出さず、適正な価格とシステム、用語の説明などの視点で書いてきました。私も駐在しているわけではなく、商用でおつきあいのある台湾企業の方々とともに行動するか、一人で行動するかですから、そんなに微に入り細に入り、詳しいわけではありません。アングラな情報はかかわらないのでわかりませんし、台湾に比べたら表面的なところしかわからないところもたくさんあります。

特にKTV酒吧は桑拿以上に小店も多く(施設設備が桑拿ほどいらないのですぐにオープンしやすい)、K房の中で過激な服務をする店もあります。桑拿の場合は按摩(マッサージ)という大義名分がありますが、KTVの場合はそのような言い訳はきかないので、過激な服務を売り物にするKTVなどに「掃黄」による臨検などが入った場合は極めて厳しい展開になると予想しています。また、桑拿には法的な規定もあって、建て前的にはそれに則って営業しています。 
东莞 酒店 桑拿 东莞桑拿场所将对桑拿场所设置进行了细化规定

「掃黄」とは街から公序良俗を害するものをなくして取り締まる警察や行政当局の運動のことを言います。中国では日本の「ピンク」に当るのが「黄色」で中国語の黄色には「卑猥・猥褻・堕落」などの意味があります。その一方、黄色は金運などがよくなる色としての意味合いもあるのですが。すなわち、「黄色電影」は「ピンク映画」、「黄色小説」は「エロ小説」の事を指しています。

大きな行事の前後や季節の変わり目などにこの「掃黄運動」は行われることが多く、そうは言っても不定期にも行われるので注意が必要です。台湾の制服店のような「本音と建て前」は中国のKTVにはないと私は見ていて、過激な服務をK房で行うことが恒常的な店はいつでも摘発の可能性があると言っても過言ではありません。 

危ないのは恒常的に裸舞陪客を行なうKTVです。多くの報道がなされていてタイミングが悪ければ、御用になってしまいます。基本的に臨検に対する防御体制がまったく甘いですし、台湾のように警察とのお約束ごともないと思われるので、危険な香りがします。桑拿も最近はサービス競争でT字走秀の時や房間で半裸選が時折ありますが、時間的には長くないので、短時間見るだけならKTVに比べると危険度はやや少ないかなと思っています。

下の動画はある桑拿の臨検の模様です。警察官が「問、問、問・・・」と言いながら房間にいる技師と客を追い詰めていきます。技師はやっていたことは「按摩」などと一応は応えていますが・・・・。
暗访取得铁证 警方夜查涉黄桑拿部100817都市

以下の動画はKTVのレポートや警察による摘発の様子です。
东莞KTV 女郎裸舞陪客
东莞两家裸舞KTV被查处

次の動画は2010年頃にかなり強力に行われた东莞の掃黄によってかなりの小姐が淡水などに逃げ出したというニュース。後ほど記述しますが、確かに淡水には多くの小姐がこの頃、 东莞からやってきた模様です。
东莞地下色情业遭遇扫黄风暴 大量小姐出走

 画像は东莞の地下風俗の実態をレポートしたいろいろなニュースサイトの画像です。いずれも問題を告発する論調で写真と共に「掃黄運動」の推進を述べているものが多いです。このようなKTVは大変、危険です。

危険4

多くのサイトに东莞の「地下」の状況がクローズアップされており、今回の滞在時にはユニバーシアード以降はやや掃黄運動がやや小康状態にあることから最近は天鵝湖路附近のKTVも活性化しているような印象を受けました。従って、かなり臨界点に近いような気がします。一時期、元気がなく、裏口から入るなどしていた桑拿も元気に正規営業の状態でしたから、いつ掃黄の波が来るかという感じがします。珠海の桑拿や北京の高級夜総會天上人間も突然の掃黄で壊滅していきましたから、東莞の状況はよく見ていく必要があると思います。また、珠海では買春容疑の日本人が逮捕されて報道される事件も過去にありました。





东莞には置屋街などもありますが、私は基本的に近づかないので、今回の状況はよくわかりませんでしたが、やはり、桑拿とKTVが一層、 东莞の主流になっていましたから、あまり活気がないと風の便りに聞きました。最近は日本人のマナーが悪いのか、日本人お断りの桑拿もあります。理由はわかりませんが・・・・。以下はその桑拿の広告文です。このようなことはとても残念です。

活动特色: 本场是常平活动最信誉,最真实的。是常平唯一家不做代订加钱客人

本场不接待日本客人。
本场活动最终解释权归光头陈所有!

中国は突然の展開や予想できない判断があるので、いつも混沌としています。

东莞のある華南地方は珠江の三角州(デルタ)を中心に発展しており、この地域を「珠三角」と言っています。「真珠の川」という美しい名前とは裏腹に、広州、香港、マカオを中心とするこの地域には急速な発展のために現在、多くの問題が堆積しはじめています。投機的な資本の流入、農民の都市への移住とそれに伴う人口肥大、あるいは無計画な都市開発……。工場で酷使される工員や女工もいれば、彼らを搾取する悪徳資本家、流入しつづける外国資本、香港企業や台湾企業と組む日本人ビジネスマンの存在。混沌としながら今も膨張を続けています。中国の開放政策の象徴とも言える珠三角にはマネーを中心とした多くの人間の思惑や欲望が渦巻き、そしてそれに翻弄される人々たちがいます。 私は珠三角を訪れる度に人々のもつエネルギーと様々なパワーを感じます。好いことも悪いことも。

 下の地図が珠三角の正確な地図で位置関係や交通網がわかりやすいです。クリックすると別ウィンドウで開きますから、ビューワーなどで拡大してご利用ください。

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ぶろぐ122

ぶろぐ190

イラスト

従って、後香港の経済特区として発展した深圳、PC産業を基盤とした东莞、大都市広州を中心としたこの珠三角の近年の変貌は目覚ましく、中小を含め、外国企業や日本企業の進出もどんどん増える傾向にあります。深圳や東莞だけにとどまらず、最近は惠州や佛山にもどんどん進出を始めています。 私の今の大陸関係の仕事も北京や上海よりもこの珠三角地方関連が多いです。 

特に惠州の淡水は东莞の桑拿を中心とした掃黄活動がさかんだった2010年頃に、多くの桑拿が逃れ、進出したと言われており、かなりの発展をここ数年しています。最近は「桑拿の街」としての別名があるほどです。

淡水は东莞のような街全体がエンターテイメント化はしていませんが、 东莞に近づく状況にあります。その様子の動画があります。 东莞は世界的にも有名な場所になっていますが、淡水も珠海・深圳・ 东莞という3大エンターテイメント地区に迫ってきており、多くの客を集め出しています。

次の動画は淡水の変貌とその状況のニュースです。
暗访广东惠州淡水色情桑拿场所生意火爆

淡水2

混沌とした状況を抱えながら、発展していく中国の華南地方とその中心の珠三角。

発展はどんどん周辺に広がり、膨張し続けています。私も訪問する度にその発展には目を見張るものがあります。まるでアメーバーのように細胞分裂を繰り返しながら、良いも悪いもすべて飲み込んでいく大陸。台湾とは明らかに違う中国がそこにはあります。

サウナ風景

マッサー2

終末2

南方都市1

南方都市2

東莞の夜

東莞の夜2

しかし、私の私見を言うならば、やはり、台湾の方が人情味もあふれ、女の子たちの気持ちがあり、心地よくなれます。 东莞は1日~2日パッと遊ぶのには適しているのでしょうが、長居したいとは思いません。 东莞の夜世界には人間の欲望のようなものがいっぱい詰まっていて、金、金、金を中心にした性のデパートという感じがする街です。一瞬の楽しさや驚きはあっても継続するような心の交流はほぼ、もつことはできません。

4月下旬の10日間ほど、出張や仕事が忙しい中、私の心が時に癒されたのは、台北で知り合った微笑や開心、小純、EVAといった子たちからのAppによる簡訊でした。気持ちや心が詰まっている彼女たちからの連絡ややりとりからは 东莞のような刹那的な街にいると一層気持ちが伝わってきました。

台湾には戻りたい、台北には長く住みたいと思うことが多いです。
それはきっと人にとって最も大切なものは人と人とのかかわりであるからではないでしょうか。

东莞の紹介をしてきましたが、これで終わり。

行かれた方がトラブルなく、気持ちよく夜世界を歩いてもらえればという思いで情報提供を私がちょっと知る範囲で書いてきました。 东莞の情報はいくらでもありますから、ちょっとヒントがあり、あとは自己責任で自分のニーズにあわせて調べて予習していけば、安全に楽しくすごせる確率が上がります。

実は东莞の夜の歩き方は、私にとってはそんなに価値のあるものではありません。
それは金さえあれば、比較的簡単に手に入れられることが多いからです。

台北の酒店で出逢った夜世界の住人たちとの交流は「金」がキーではなく、「信用と信頼」でしたからそこには大きな隔たりがあるように思えてなりません。

台湾を愛する方々、ちょっと横道にそれて申し訳ありませんでした。
再び、台北の夜世界のエピソードに戻って、ブログを綴っていきます。

 画像はすべて桑拿やKTVなどを含め、东莞の紹介をしている中国のサイトから転載しているイメージです。許可をもらっていませんが、コピー、盗用の多い中国では許されるかなと思って貼っています。もし、問題がありましたら、すぐに削除いたします。ご連絡ください。

 东莞編はあくまでもブログの本筋ではなく、、このブログの趣旨とは合っていません。ただ、東莞に行くたびに傍若無人な日本人の方がかならずいて、良い気持ちはしません。中国語を少しは学び、予習をしてトラブルがないようにおすごしいただきたいという気持ちで紹介しました。また、台北に比べて享楽的・刹那的なこの街のスタンスや女の子たちの意識のちがいをクローズアップさせていただきました。予告させていただいたようにこれはイレギュラーなシーズンもの。GWも終わりましたので、再編成させていただきました。

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