Prologue of Sumie’s story 

ヤンゴン国際空港からYBSバスに乗って夜のスーレーパゴダに到着。ライトアップされた円形のスーレーパゴダはメイン通りのロータリーの中心にあって、ここから南へ下ってホテルのあるダウンタウンへ。ダウンタウンは碁盤の目状に道路がなっており、わかりやすいこともあって、ホテルにも無事チェックインできました。

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ヤンゴンの街はゴミゴミしていて、歩道も凹凸が多く、特にダウンタウンは「カオス」とも言える印象がある古い街並みが続きます。僕の泊まったホテルも古い煉瓦づくりのようなビルにあり、とても歴史を感じるホテルでした。特に路地の街灯は長い蛍光灯が横に出ている感じで独特。暗がりが多く、どこか異世界に来たような雰囲気があります。

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ホテルにはエレベーターがなく、まあよく言えば雰囲気のある木の階段を昇って部屋へ。シャワーを浴びて夕食を食べてからチャイナタウンにあるクラブ「EMPEROR」に行くことにしました。エンペラーはヤンゴンでは夜遊び人にはよく知られたクラブでネットでも多くの情報が出ています。どんな感じか、ヤンゴンに着いたら行ってみようと思っていました。

ホテルからチャイナタウンに向かう途中で多くの屋台が並ぶストリートを発見。火が通ってれば大丈夫だろうと思い、その中の一軒で指さしで油めんのようなものとおでん風の串ものを注文。あっさりしていてなかなか美味い!値段も激安で2000チャット(160円ほど)でした。

 ヤンゴンは本当に暗くて路上の電灯が多くはなく、このような屋台村の電灯が煌々として輝く感じがあります。その一角だけが異様に明るいという感じでしょうか。
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夕食を食べ終えるとちょうど夜8時頃。チャイナタウンにあるエンペラーを目指して歩いて行くと大きな歩道橋があって、怪しげなポン引きのお兄さんたちがしきりに「Lady!」と声をかけてきます。簡単なお決まりの日本語を話すミャンマー人も多く、いかにもという雰囲気。まあ、危ないので適当にかわして、少しチャイナタウンの雰囲気を見るかと。碁盤の目で道路がわかりやすいこともあって、少しばかり附近を散策してみました。

 春節時期ということもあり中華風の装飾がきれいでした。中国とは国境を接していることもあり、ヤンゴンには看板が漢字で書かれた店や中華関係の物品を扱う店が並んだチャイナタウンが形成されています。ただし、当時はコロナ禍で中国人の入境はミャンマーでも制限を受けていたため、店を経営しているのは中華系の人たちでしたが、客で街を歩く中国人はほとんど見かけませんでした。
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車とゴミだらけの雑多な雰囲気が満ちあふれる大きめの道路・シュエダゴンパゴダ通りを歩道橋から少し南へ歩いて行くとEMPERORの前に到着します。

 人通りと車の通りが激しく、怪しげなミャンマー人も多数います。歩道はゴミが散乱していて、かなり汚いので車道を歩いた方が無難。
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 エンペラーのネオンサインが明るく輝いていますから、すぐにわかります。下の所にエレベーターがあって、何人かの男たちがたむろしていますが、エンペラーと言ってエレベーターに乗ればOK。
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 エンペラーに上がるエレベーター。僕が乗るときに何人かの女の子もこれから勤務なのかあわてて走り込んできました。
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エンペラーに入ると中は真っ暗。入口に机を置いたカウンターのような所があってここで入場料?8000チャット(650円ぐらい)を払うとボーイが真っ暗な中、ステージの正面あたりのソファ席に案内してくれました。とりあえず、ビールを注文。結局、帰りの際に払った金額もビールと女の子に頼んだ飲料だけでした。ボーイには世話にあんまりならなかったのでチップも言われませんでした。

ソファに座るといなや、驚くことに10人ぐらいの子がダダッという感じでしょうか、小走りでやってきて、真っ暗なため、顔にスマホの灯りをあてて、「私を選んで」というようなアピールをすごくしてきます。

 じいこすさんのビン旅ブログにエンペラーの様子が詳しく記載されています。写真をクリックするとブログにジャンプします。
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まあ、最初は様子見ようかなあとも思い、適当に会話してスルー。このような女の子の集団が店内に5~6あって、ひとつのグループが去るとすぐに次のグループが来るという感じ。それとは別に単独や2人組で動いている子もいて、店全体で50~100人ぐらいの子がいました。

 一番、エンペラーの雰囲気がわかる動画でしょうか。明るい部屋はVIPルームですね。別料金がかかりますが、明るいので女の子の顔がよくわかるという利点はありますね。


 こんな感じで真っ暗。女の子たちはスマホを照明代わりにして顔を照らします。


ずっと集団で来る女の子たちを流していたら、今度はママさん風の人が登場。簡単な日本語ができて、女の子を二人または一人連れてきて紹介してきます。タイプは様々でどうみても18歳には見えない危ないと思われる年齢の子からモデル風のスタイルの良い子までいて、さすがにヤンゴンで一番評判がいいクラブだと思いました。多くの人の趣向に応えることができる守備範囲の広さみたいなものを感じました。

「この子、マッサージうまい、抱っこのあとずっとマッサージしてくれてやさしいね」

「この子たち18歳だけど18歳じゃないね。二人友達だから二人連れて3Pやって」

「この子、すごく日本人に人気ある。あなた、持っててみて。絶対にお得」

こんな感じで外国人特有の助詞抜き日本語でアピールをしにきます。実際にはもっときわどい単語や言葉が飛び交うのですが、そこはブログなので自主規制(笑)。

疲れていたこともあり、マッサージがうまいという19歳の子をソファの横に呼んでみました。実際には暗くて写真も撮っていないのですが、ミャンマーの子たちの雰囲気は下のような動画が一番近いかなあ。タイのような弾けるような感じではなく、しっとり穏やかな子が多くて気持ちがやすらぐようなところが特徴ですね。



タイと違うところは、この子たちの目的は「持ち帰ってもらうこと」に特化していて、ドリンクをねだるとか、会話を楽しむという子は多くはありません。見ていると日本人客も多くて、皆、クラブの滞在時間が短く、10分ぐらいで女の子を選ぶとすぐに連れて出てしまう人もいます。

僕は「お持ち帰り」はほとんどせずに、バーやクラブの中で過ごすのが好きな夜の歩き方なので、この子も一通りマッサージをしてくれたのですが、持ち帰ってもらえないとわかるとすぐに席を立ってしまいました。

ママさんが来て「あなた、どんな子がいいの?」とさかんに言ってきますが、「僕は持ち帰らないよ」というと、じゃあショーでも見て気にいった子に花輪でもあげてと言われました。

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 9時半頃になると始まるファッションショー。と言ってもただ「モデル」といわれているやや容姿端麗な子たちがステージ上を歩くだけです。気に入った子にチップ替わりの花輪(レイ)を送ることができます。送ったからといっても別に何か良いことがあるわけではありません。まあ、自己満足。


ファッションショーに出演する子は「モデル」と言って名札をしていて、お持ち帰り料金も15万チャットとか18万チャット(12000円~15000円)とか言ってきます。普通は10~12万チャット(約8000円~10000円)ぐらいで女の子たちは言ってきますから、モデルの子は相当自信を皆もっていますね。タイのコヨーテのようなものです。まあ、それでも日本で遊ぶことを考えたら相当安いのですが。

10時過ぎにファッションショーが終わると、ここは11時から12時にはもう閉店するらしく、周囲を見ても確かに来たときに比べて女の子の数がすごく減っていました。ソファに座らず、回遊魚のように歩き回って気に入った女の子を見つけてそのまま持ち帰る置屋利用のような客人も多数いるので、かなりの数の女の子が持ち帰られていますね。

まあ、こんなもんか。

そう思って帰ろうとしたら、僕の座っていたソファ席(コの字型)の端にボーッとした顔の子がたった一人寂しそうに座っていました。少し気になったのでこちらに彼女を呼びました。会話は翻訳アプリをはさんでしたのですが、ブログでは日本語表記をしていきます。

「名前は何て言うの?」

「ဆွမ် (スーミエ)」

「ふーん、今日はお客さんが見つからなかった?」

「ငါကမလှဘူး၊ (私は可愛くもないし、美人でもないからね)」

「သူငယ်ချင်းတစ်ယောက်မရှိဘူး (それに、ここには友達や知り合いは誰もいないし)」

「ကျွန်ုပ်သည်ရန်ကုန်ရှိကောလိပ်တွင်တက်ရောက်နေသော်လည်းကျွန်ုပ်၏ကိုယ်ပိုင်ကျူရှင်နှင့်နေထိုင်စရိတ်ကိုကျွန်ုပ်ရရှိပါသည် (今はヤンゴンで大学に通ってて学費も生活費も自分で稼がなきゃいけないから」

「故郷はヤンゴンじゃないんだ。年はいくつなの?」

「မင်းမသိတဲ့မြို့ငယ်လေးမှာငါ့မိသားစုရှိတယ် (あなたの知らない小さな北の街に家族がいるの)」

「၁၉ နှစ် (19歳)」

「スーミエはいつからエンペラーに?」

「ငါလွန်ခဲ့တဲ့တစ်ပတ်လောက်ကတည်းကရောက်လာခဲ့ပေမဲ့ဘယ်သူ့ကိုမှမသိခဲ့ဘူး၊ ငါမှာသူငယ်ချင်းမရှိတဲ့အတွက်ငါမပြောတတ်တာကြောင့်မိတ်ဆက်မပေးခဲ့ဘူး (一週間前ぐらいから来ているけど、知り合いもいないから紹介もされないし、友達もいないから声もかけられないよ)」

「ここに来たお客さんと外へ出たことは?」

「တစ်ကြိမ်မဟုတ် (そんなの一回もないよ)」

「ချစ်စရာကောင်မလေးတွေများလွန်းလို့ငါ့ကိုဘယ်သူမှမဆက်ဆံဘူး (こんなに可愛い子がたくさんいるのに、私なんか誰も相手にしてくれないよ)」

スーミエはどちらかというとすねた少女のような顔になりました。肩を落として「今日も稼げなかった」と言わんばかりの表情でした。

「いいよ、スーミエ、僕が持ち出すから」

「အဲဒါတကယ်ကောင်းလား စာနာမထားပါနဲ့ (そんな、本当にいいの? 同情はしないで)」

「同情なんかじゃないよ、スーミエが可愛から。ちゃんと大学卒業してもらいたいんだ」

「出ると女の子にはいくら渡せばいいの?店には払わなくていいらしいけど」

「သဘောတူညီချက်ရှိပြီးချက်တင် ၁၀၀၀၀၀ ရှိသည် (取り決めがあって10万チャット以上)」

「そうか、すごく残念。僕はチャットはあまり必要ないから少ししか両替してなくって残りの全財産のチャットが6万チャットしかないんだ。あとはタイバーツなんだよ、ごめん」

スーミエはしばらくうつむいていました。彼女の中では「今日も稼げなかった」という気持ちがやはり沸いているのかなと思いました。

しばらくしてスーミエは顔をあげると意外な言葉を僕に語りかけました。

「ဒါဘယ်လောက်လဲ (そんなのいくらだっていいよ)」

「ဘာလို့လဲဆိုတော့ဒါကမင်းကိုအပြင်ကိုခေါ်သွားဖို့ပြောတာပထမဆုံးပဲ (だって外に連れて行くって言ってもらったの初めてなんだ」

「ငါအရမ်းပျော်တယ် (すごくうれしくて)」

「ါ့ကိုနားလည်တဲ့သူနဲ့တွေ့ဖို့ငါဒီမှာရောက်နေတယ် (私は私をわかってくれるあなたのような人に会うためにここに来たんだから)」

「ငါထိုကဲ့သို့သောနေ့ရက်ကာလကိုစောင့်ဆိုင်းနေခဲ့သည်။ (私はこんな日を待っていたんだよ)」

I came to see you. I was born to love you.

So take a chance with me
Let me romance with you
I'm caught in a dream
And my dream's come true
It's so hard to believe
This is happening to me
An amazing feelin'
Comin' through

大げさな言い方だったと思いますが、あの100人近く女の子がいる中で選ばれるのは大変なこと。でもずっと選ばれなかったスーミエを少し幸せな気分にできたことは僕にとってもとても良い記憶となって残っています。

 とても思い出深い子・スーミエ。彼女と一緒にヤンゴンの街を歩くことになりました。最後はヤンゴン国際空港が自分の家と同じ方向だし、タクシーにぼったくられないように交渉するからと空港まで付いて来てくれた心やさしい子でした。
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僕はスーミエの手をとって会計を済まして店を出ました。外に女の子を連れだすことがまずない僕にとって、自分でも信じられない行動でした。

ヤンゴンの夜は暗いけど顔をスマホで照らすのではなく、気持ちで健気なスーミエの心をきっと照らせる、そんな気になった不思議な夜でした。

 Queenの数ある名曲のひとつで皆さんご存じですよね。4オクターブの声域をもつと言われたボーカルのフレディ・マーキュリーはもうこの世にいませんが、あののびやかな歌声はいつもでも心に残っています。これはかつてのQueenのメンバーをバックにオーディション番組を勝ち抜いた実力派のアダム・ランバートが歌い上げるバージョン。


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