昔、"Back to the future" という大ヒットした映画がありました。もし、時代を行き来することができたら、皆さんはどの時代に行かれますか?

これから先の未来へ

懐かしい過去へ

しかし、時代を超えることができないからこそ、今を生きようとする私達がいます。

デジタルな時代はもちろん便利。でもコミュニケーション・ツールが十分ではなかったFace to Faceの時代にはアナログの良さがありました。

 今の若い世代の方々にはわからないかもしれないですが、今はお亡くなりになった加藤和彦さんを中心として結成された "Sadistic Mika Band" 。高中正義さん、高橋幸宏さん、後藤次利さん、小原礼さんなど僕らがまだ、若かった頃に日本のロックシーンを引っ張った彼らは本当にカッコよかったなあ。
初代は加藤和彦さんの奥様ミカさんがVocalでした。その後、桐島かれんさん、カエラさんと変遷しましたが、松任谷由実さんや尾崎亜美さんも歌っている名曲です。これは1989年の桐島かれんさん。



このブログの第1回からの読者にRMSさんという方がいます。

このブログは始めたきっかけは台北の夜の情報をやりとりするBBSがあって、そこに五木の六条・七条・八条の日系クラブやラウンジ、スナックそれとマッサージ、MMTなどの情報が書き込まれていました。しかし、当時、台湾クラブと日本人が呼んでいた酒店のことが書き込まれていることはまったくなく、幻につつまれていました。

林森北路

まわりの日本人も行ったことがある人はおらず、皆、五木の長春路の南側の日系疑似世界を彷徨っていて、錦州路界隈の怪しげな看板の出ている夜世界に足を踏み入れている人はいたとしてもごくわずかで情報もなく、システムなどもよくわからない日本人駐在員にとっては敷居の高い世界でした。外国で未知の世界に足を踏み入れるのは勇気のいることで、トラブルになれば大きな打撃を受けてしまうので、やはり日系クラブなどの「疑似日本」が安心確実だったのでしょう。

今こそ、スマホやタブレットがありますが、当時はまだガラケーの時代でインターネット情報も限定的でモバイルで動画を見たり、SNSでやり取りするということはありませんでした。FacebookやTwitterは出始めでモバイルではなくPCでやっていましたし、LINEやInstagramなどはまだ、サービスそのものが始まってもいませんでした。従って、携帯も音声通話とSMSが中心で翻訳アプリもモバイルでは使えず、そのため「中国語」という大きな壁もあったのです。

手機

僕も200X年にバンコクから台北に来て、夜世界の情報をと思い、このBBSに参加するようになりました。でも話題の中心は日系クラブにおける「お餅」のことが多く、どこのクラブの誰々はどうだとか、費用はいくらかとかそんな話題ばかりで、ママさんから聞いて知り得ていることがほとんどでした。

 クラブから出る小姐は少し離れた場所で客人と逢います。「自由恋愛」なのであとのアレンジは彼女たちとの相談です。ただ、一緒にベッドインするようなことがあれば心遣いは・・・・。今は昔とは異なっているということをお知りおきください。
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従って、酒店のことを書いているのは僕一人ぐらいで異質の存在でした。はっきり言うとなぜなら「つながり」「台妹とのコミュニケーション」重視だったからです。それと狭い外国での邦人社会を生きていくには「もぐら」になって日本人がいない所を彷徨うということが気持ちの上でもとても大切なことでした。

そのBBSでは「やる気満々」「肉食系」の方々から批判もいただきましたが、賛同していただける心ある方も少しずつ増えていきました。その中で一緒に酒店に行った最初のネットつながりの日本人がRMSさんです。

ある制服酒店の二階に行く階段の前で待ち合わせたのですが、どんな方が来られるのだろうと思っていましたが、現れたのは痩身の紳士的で穏やかな感じの方でした。彼とはその後、何度か一緒に彷徨うことになるのですが、僕が台湾から帰国後、ブログを立ち上げることを決意し、RMSさん以外にも多くの方に賛同していただき今に至っています。

ブログを通じて知り合った心ある方々の台北での幹部紹介やアテンドを僕が帰国した後はよくRMSさんにお願いをしていました。いつもスケジュールが許す限り、彼も気安く引き受けてくれ、このブログを中心としたつながりが広がってきたしだいです。

 日本人にまず会うことがなかった当時、RMSさんとよく行った制服酒店。このブログに出てくる台妹たちの多くとここで出会いました。今はもう老舗の類になってしまいました。
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RMSさんとは一緒に台北の夜を彷徨ったりしていたのですが、RMSさんも酒店に慣れた後、彼が自己開発したお気に入りの美人幹部がいます。当時の名前は唐琳。彼女は背が高くて原住民の女性でした。よくRMSさんが「moguさん、一度、彼女使ってみてくださいよ」というような感じで、僕も何度か会って安排してもらっていますが、若いのに勉強熱心でとてもキリッとした感じのやり手といった印象でした。

 包廂に並ぶ禮服店の空枱。どの子がどういう服務でどういう性格か、そして年齢や在籍期間、歌や跳舞の上手い下手まで、良い幹部はしっかり把握しています。幹部の安排の力量は極めて重要です。良い子と出会うには良い幹部を見つけないとダメで、街角に立ってるような鶏頭系の幹部はまずダメ。
酒店台妹

前述したようにこのブログを通じて知り合い、懇意になった方には幹部を紹介することがよくあり、また、RMSさんにアテンドをお願いすることもよくありました。前々回の記事でベトナム女性とのアバンチュールの報告をいただいたSinさんはその中のお一人で東京で会ったこともあり、とても誠実な方で僕もRMSさんも幹部を紹介しています。

 包廂の前で並ぶ空枱の子たち。ただ、人気のある子はこの列にいることはまずありません(すぐに選ばれてしまう)。また、大学生のPTのような子は酒をどんどん飲ませてあこぎなことをしようとする客や無口でボディコミュニケーション専門の日本人観光客、K(ケイタミン)などの毒品を使う客などには絶対に選ばれないようにこの列に加えていません。幹部や經紀人が必ず少人数のPTを信頼できる常連客だけに連れてきます。変な客に最初に当たると一番の寶と言われる彼女たちが一日で辞めてしまうからです。
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 僕とRMSさんが本拠地にしていたこの制服酒店の子たちはPTがかつては多く、PT班・學妹班というのが複数ありました。懇意にしている客人だけに幹部が紹介したりしてましたから、一見の客人は彼女たちを見ることもできませんでした。こうやって必ず空枱のは加わらず、単独でこっそり包廂にやってきます。これは幹部が包廂に入る前に撮ったPTの画像。
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Sinさんは台湾駐在ではなく、日本在住なのですが、ヘビーな台湾リピーターでさらにたまったマイルレッジなどを利用されてロシアやベトナムなど幅広く活動されています。その彼が最近の台北情報を送ってくれたのですが、驚いたのはRMSさんの使っていた美人幹部が日系クラブのママさんになっていたという事実。少し、日本語もできて、僕たちの関係から日本人客も多かったこともあり、今は店の主として切り盛りしているようです。

 日系クラブも状況が絶えず変わっています。当然、小姐の気質が重要ですが、日本人旅行者などの需要が多い店はルーティン・ワークが多いでしょう。この店は新店で元酒店の幹部だった彼女が切り盛りしているので、經紀人とのつながりもあるでしょうから、疑似恋愛の雰囲気は高いかもですね。
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店は「自由恋愛」が可能なことが多い店が並ぶ六条通りにあって、Sinさんによるととても美人が多かったとのこと。新しい店で僕は当然行っておらず、雰囲気もわからないのですが、今度台北に行ったら必ず、彼女の顔を見に行ってみようと思っています。

ただ、僕らが台北にいた頃は超円高の時代(日本円=台湾元✕2.5倍ぐらい)で、すごく価格も安かったのですが、Sinさん情報によると今は価格も高騰、円も安くなっていますから当時の2倍近くになっています。日系クラブも今は接待などで気軽にはちょっと使えないかもですね。接待はラウンジやスナックにしないと厳しいでしょうし、日系クラブのような台湾流Pay Barがあるお店もかつてとは状況が大きく変わってきています。

酒店もユニオンによって価格がほぼ統一されていますから、最低消費が5000元ぐらいはかかるようになってしまいました。当時は用事が急に出来たりすると1節(10分)で出たこともあって200元ぐらいしか払わないこともあったので、信じられない高騰となっています。台湾の人件費が右肩上がりで上昇、社会も豊かになった影響とコンプライアンスによるリスクの高まりも大きいのでしょう。

 かつての制服酒店は三光が当たり前で、PTの子たちは擦れていない子が多かったこともあって、遊び心がいっぱいでした。小費の問題ではなく、すべては客人との相性で包廂の中の過ごし方が決まっていました。今は、細かくいろいろルーティンがあって、柔軟度は下がっています。かつての制服酒店の自由奔放さを知っている我々は・・・・。
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今は情報も多くなりましたし、酒店も敷居がすごく低くなって多くの日本人の方が観光客も含めて利用はされているようですが、当時の良さは失われしまいつつあります。RMSさんと出かけていた頃は本当に日本人はまったくおらず、小姐が200人ぐらいはいても彼女たちが日本人客と会ったことはまずありませんでした。今は日本人客と出会うことは珍しいことではありませんから、言い方はよくありませんが、ビジネスライク・日本人慣れしている子がとても多くいます。

このブログの初期に綴っているような故事も生まれにくく、台湾経済の発展とともに高中生や大学生のようなPTも激減、時代はタイのように大きく変わってしまいました。

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特派員Reportのまとめ"Part-time Lover" は100を超える拍手をいただいた、ここ数年で最高の賛同をいただいた記事になりました。特派員Kさんによると夜を彷徨う姿勢に対する賛同も多かったことはもちろんなのですが、Fちゃんの動画と画像が何と言っても一番の要因じゃないでしょうかと言っておられました。Kさんご自身も「衝撃だった」と述べておられます。10年ほど前のバンコクは彼女のような子が普通にGOGOにいて、アナログ的なつながりをもつことができました。情報もなく、自分で開拓して自分でタイ語を覚え、コミュニケーションをとっていくしかなかったことの良さがありました。

今はインターネットの一層の普及(タイや台湾の子もほぼ全員スマホを持っています)があり、情報もモバイルで移動しながら集められます。そのため、当時のように直接的なつながりというよりはSNSを通じたつながりになっていて、失われてしまったことも多いように思います。

かつてFちゃんが持っていた携帯もタイ語のみが表示されるSMSと音声通話のみのガラケーでした。更にその中でも最も安くMBKで買った中古の原始的なガラケーでしたから、どうしても心の距離を近づけるためには僕たちのコミュニケーション能力をお互いに上げる必要性があり、そのために自身の「人間力」も上がっていました。でも、今はその部分をアプリがやってくれるので・・・という訳です。

 かつて台北で出会った子たちのプロフ画像もよく幹部や経紀人がメールで送ってくれました。今ならSNSを使って手軽に送るのでしょうけど。でも手間がかかることにも良さがあって、どの子のプロフ?と聞かれ、中国語で答えるなどのやりとりがとてもつながりを深めていく要因のひとつでした。
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時代は変わっていきます。

人と人が触れ合うことが多かったあの時代で。
再びタイムマシンに乗って芊芊のその後から故事を再開していきたいと思います。



そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねときっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで今日の風に吹かれましょう
まわるまわるよ時代は回る 喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも生まれかわってめぐり逢えるよ

今の情報をアップしていくことも大切ですが、かつてはリアルだった、そして今では夢かもしれないけど、素敵な故事を綴っていくようなブログもあっていいかなと思います。

なぜなら、時代は変わっても人のつながり方の原点は同じだと僕は思っているから。
どんな便利なツールができても人の心に勝るコミュニケーションツールはありません。

 鮎川誠さんとそのご夫人シーナさんが歌った "You may dream” 。シーナさんも2015年にお亡くなりになりました。決して歌はうまくはなかったけど、鮎川誠さんとのコンビネーションの良さは忘れられないです。きっと彼女は天国でもロックしてるんだろうなんて、願っています。


 再び、あの時代へ。夢かもしれないけど、夢を見て心が明るくなるのは悪いことではありません。
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 なお、ブログの記事に関係ある夜世界関係の画像や動画がありますが、絶対に転載は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真には本人や友人、親しい幹部や客服、そして私が撮影している私下(プライベート)での特別なものがあります。従って私との人間関係のつながりで判断してアップしているものです。画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。    
 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたら一部はプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。 

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