心で声を聞く。
気持ちを伝えるのは声だけではなく、多くの感情表現で伝える。

音のない世界と音のある世界。その壁を乗り越えていくのは私たちが「心の耳」をもとうとする気持ちしかないと僕は思っています。

 「指尖愛心」 指先でハート形をつくります。何となく要銭の手勢(手サイン)と似てます。
愛心手勢

 韓国が発祥と言われる指尖愛心手勢。台湾を代表するシンガー蔡依林さん。
クリックすると台湾の美しい景色とともに彼女が歌う「台灣的心跳聲~台湾の鼓動の声」へ。
心心手指

手語(中国語では手話がこのように言います)は各国で「あいうえお」や「アルファベット」、台湾なら「ボポモフォ」というように基本語音に手勢(手によるサイン)があり、基本、母国語と連携していますが、必ずしも母国語と一致しているわけではありません。例えば同じ英語圏でもアメリカとイギリスでは異なりますし、大陸、台湾、香港でも違っており、各国で普及している手語は微妙に異なっています。広東語、中国語、英語が使われる香港においては特にその統一と一般化に力を入れています。

聾唖人

 台湾のボポモフォに対応する手語。
ボポモフォ手語

以前、ブログで書きましたが、日本を発って最後の駐在に向かう前に東京・新宿で会った女性がいます。

台湾で最も一緒にすごした芊芊と顔立ち性格までもがそっくりで、天真爛漫、自由に生きている彼女のことは娘のように思っていて、おしゃれな外観に似合わず、人としてのやさしさや思いやりのある子です。彼女のことを綴ったブログを読んでいただくとその人柄がおわかりいただけると思います。

あなたに逢えてよかった 

瞳はダイヤモンド

我想要見你~あなたに逢いたくて~

彼女とはLineでつながっているのですが、その彼女に聋啞の舞女・莉莉のことを話したことがありました。別の用件で彼女とやりとりをする連絡があったのですが、その夜、莉莉とどうしても会わなくてはいけない出来事があって、しばらく返信ができず、深夜に自宅からLIneしたときにそのときの事情を話しました。

初めて莉莉の事情を聞く彼女は、とてもその事実に驚いたようでした。

補聴器をつけてもまったく聞こえないの?
両親はどうしているんですか?
そして、実家を離れて、なぜ上海にいるの?

確かにいきなりの話で当然ながら莉莉の背負っているものが見えないのは当たり前の話です。でもひとつひとつ、ていねいに説明をしました。彼女もいろいろと気にかけてくれたようでした。

彼女は漫画やアニメが大好きなのは以前のブログで書きましたが、その彼女が教えてくれた作品があります。恥ずかしながら、僕は日本でこの秋に映画化もされて話題になっていることも知りませんでした。大陸では夏に公開されて大ヒットした「君の名は」が「你的名字」というタイトルで大陸でも公開され、大ヒットしましたが、その影でこのような映画が静かなヒットになっているとは思ってもみませんでした。



それは「聲の形」とい大今良時さんの原作で2011年から少年マガジンに掲載され、いろいろな世論の中、2013年から連載された岐阜県大垣市を舞台とした漫画です。数々の賞を受賞している優れた作品なのですが、聴覚障害者に対するいじめのシーンなどや表現上やセリフの意味合いの難しさもあり、多くの反響もあって扱いが簡単にはいかなかったようです。しかし、日本のノーマライゼーションも進歩したのでしょう。映画についても様々な議論があったようですが、多くの示唆を含むこの作品は大きな反響と共感を呼んでいます。

聲の形

少し前にも日本で「ラブレター」という小豆島を舞台にした聴覚障害の女性と小学校から15年間にわたる二人の物語を描き、話題になった連続ドラマがありました。聴覚障害を個性ととらえ、「コミュニケーション」をとるということに対してどう心で向き合っていくかというテーマは多くの人にとって、永遠の課題なのかもしれません。

 感動的なドラマ。ラブレター

ラブレター第1話~ 今はYoutubeで見ることができます。

僕は彼女のことを少し、また見直してしましました。

以前のブログでも紹介したように見た目は派手で化粧はバッチリ。いつも洗い物は大丈夫なのかなと思うぐらいの長いつけ爪を愛用しているような子なのですが、すごく心のやさしいところ、妙に礼儀正しいところがあって、アンバランスというか、とにかく不思議な魅力のある女性です。

自由奔放に生きていますからビジュアル系のバンドが好きだったり、アニメのイベントに参加していたりすることも多いようですが、このような作品に対しても彼女の趣向が一致することにちょっとした驚きもありました。

彼女のLineの返信。

「聲の形という漫画が好きで、最近映画化もされたんですが、それが難聴の女の子が主人公のお話で今まで耳が聞こえないことに対して甘く考えていましたが、その作品に触れてからすごく考え方が変わりました。なのでXXさんのお知り合いの方の苦労が痛いほどわかります・・・・・・・・」

漫画やアニメを大きな力をもっています。


声の形

僕は莉莉と出会って、映画やドラマなどで描かれる聴覚障害のある女性と現実に深くかかわることとなって、自分自身も成長したというか、感性が高くなったように思います。彼女から人として学ぶべき大切なことを教えてもらったような気がします。人と人と触れ合うことの原点はきっと、互いに誠実な心で向き合うことが出発点になるのでしょう。そんな当たり前のことを私たちはなかなか日常の忙しさに埋没して見出すことができないことがあり、時に見失ってしまいます。

でも音のない世界で生きている彼ら・彼女たちと気持ちを交流させていくには、ただ無機的な記号としての手話だけではなく、表情を見つめ、そして気持ちを傾注させていくこと、自分も心を開いていくことがすごく大切ではないでしょうか。人としっかり向き合うということはきっとそうにちがいありません。

心を開く

「聲の形」では漫画の原作者の大今良時さんが「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」の答えを作者自身が見つけ出せなかったため、「読者に意見を聞いてみたい」という気持ちで描いたといいます。そして題名に「聲」の字を使ったのは彼が調べた際に、この字はそれぞれ「声と手と耳」が組み合わさってできているという説があることを知ったためとのこと。だから、「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」にしたといいます。

心手指

 「心を聞け」 連覇を続ける帝京大学・岩出監督の言葉が素晴らしい。彼を囲む仲間たちの温かさ。、そして体を張って何とか大学選手権でトライをあげさせようと必死でプレーする選手たち。障害を個性ととらえ、努力を重ねてきた大塚さん、今後の人生でもトライをあげて欲しい。

時に簡単かもしれないけど本当はとても難しい。

音のない世界にだけ、聞こえてる、流れていること。

人と人が気持ちを伝え合うことは言葉のあるなしにかかわらず、私達の永遠の課題にちがいありません。

心のコミュニケーション
 
懐かしいような優しげな風が頬をかすめる 何度でもその風の通り道を
寄り添いながら未来を語るでもなくて、ただそこにあるものたちの声を聞いてた
君がそこにいるだけで僕は嬉しくて穏やかになれる
音のない映画みたい 青すぎる空の色が何よりも鮮やかに僕を目覚めさせる そうfly away

どうして人は素直になりきれず そう 怖くて つまらない間違いを起こしてしまう?
時にココロが出口見失ってその全てが淋しさに変わってしまうこともあるけど
初めて会った時から知ってたような出来事が通り過ぎた場所

海よりも深いところ 風が今、生まれている 
静けさに、その手触りに、メロディーが初めて飛び出すから 音のない世界にだけ
聞こえてる 流れている 海よりも深いところ
風が今 メロディーとなって何よりも鮮やかに僕を目覚めさせる そう fly away



今回の記事はいかがでしたか?よろしければ、右下の拍手をお願いします。
よろしければ、最後に左下のバナー2pushのご協力をお願いいたします。

にほんブログ村 大人の生活ブログ 中国・中華圏ナイトライフ情報(ノンアダルト)へ 

 台湾壽賀喜屋へ行こう!クリックでHPへ。  
台湾スガキヤ
                
 ポイントを貯めて現金に換金!登録はこちら。
日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス