Depois do maior vexame do Brasil~大きな恥辱の後に・・・・・・・・。
ブラジルがドイツに1-7の歴史的な大敗。前半には6分間に4ゴールを奪われてしまいました。

スペインがオランダに大敗した大会序盤のゲームは記憶に新しいところですが、サッカーのトップレベルにおいては守備の集中力が切れるとこんなものです。ボールに寄せることもなく、棒立ちのブラジル守備陣に対して、自由自在にパスとつなぎ、コースを見定めてシュートする。ブラジルには2点目がとられた時点で気持ちがもう、切れていました。ビデオを見るとわかりますが、ドイツのパスワークはもちろん素晴らしいものの、それ以上にブラジルのボールへの執念がないというか、止めようという気迫が感じられません。あの体をはった守備のコスタリカだったら、と思ってしまいます。

歴史的大敗 1-7 ブラジル VS ドイツ

公金の無駄遣いと開催反対に入るブラジル人のストやデモを乗り越えて、大金を投じてスタジアムを再建、新設し、インフラを整備したブラジルでしたが、こうなると国民の感情は一気に悪い方向に流れ出してきています。ブラジルでビジネスをした人はわかると思いますが、感情の起伏が極めて大きく、感情が理性を越えることが多くの状況であるこの国では、流れが負の方向に行くと一気に崩れるという傾向があります。

e77fdb48-s

BsFUgN-CcAETJNO

022

torcida_brasil-mineirao-reu2

01chorofanfestmarcelobecker

 喜ぶドイツ人サポーターとがっくりとうなだれるブラジル人のおじいさんをなぐさめる少女
024

 ベロオリゾンテのスタジアムでは方々でブラジル人同士の口論、ケンカが始まっていました。
8155f796

 肩を落として帰宅するブラジルサポーター。あまりのふがいなさに国旗が焼かれるなども。
2525c7e61d4cb98a0db7b81e5710b362

spo14071001070006-p2

mont_jornais_69

 容赦なく、ブラジルにたたみかけたドイツ。7点もブラジル・セレソンがとられたことは近年はありません。
G20140709008530260_view

 大会前、ワールドカップ開催に反対する人と警察など治安部隊は激しく衝突していました。この歴史的大敗でさらに開催に反対してきた人たちの反動が再び、予想されています。
377f263a

460x

多くの事件と噂があって、サンパウロでバスが炎上したとか、暴動が起きているとか、そして、最大の関心事はコロンビアのスニガ選手が危ないという噂です。ブラジルが大敗した朝に書いたブログで、その危険性を私は示唆しましたが、冗談抜きでそのような不安はまったくないわけではないでしょう。すでにネイマールを骨折させたスニガ選手は謝罪を公式に発表し、さらにFIFAの処分もないようです。厳重な警備に守られて、ひっそりとすでにコロンビアに帰国したと報じられており、しばらくの間は緊張感のある生活を強いられるのはまちがいありません。

 サンパウロやクリチーバでは合計29台のバスが焼き討ちにあいました。
339576f7f3f3a513facaf59d4bc3758d
416669-970x600-1

 試合のストレスもあって、ブラジル全土で警察官など治安部隊が出動し、略奪や争乱への対処をした。
spo14071001070006-p1

 身柄の安全が脅かされているコロンビアのスニガ選手。安全確保の要請を出してる模様。
b1734350

ネイマール選手のケガに寄せられた一連のコメント(本人含む)

かつて、1994年のアメリカ大会でオウンゴールによって決勝点を与え、1次リーグで優勝候補と言われながら敗退したことがコロンビアにはありました。衝撃的な事件は大会中に起こり、オウンゴールをしたDFのエスコバル選手が「Gracias por el auto gol~オウンゴールをありがとう」という言葉とともに多くの銃弾を浴びて亡くなるということがありました。南米のマフィアなどのシンジケートがサッカー賭博に大金を賭けていたという噂もあり、真実は未だにわかっていませんが、南米のサッカーへの執着心の怖さを思い知った出来事でした。

 ワールドカップを舞台にした最も悲劇的な事件。エスコバルのつけていた2番はしばらくの間は欠番でした。
20140702-00010004-sdigestw-001-1-view
img_45618510d1c61a5e8fb3770d34cf9e65113436

そのことが亡霊のように再び、多くのHPなどで思い出され、今回のスニガ選手のプレーへの圧力になっています。ブラジルがネイマールとシルバの出場がなかったために大敗を喫したと思っているブラジル人は多く、今回の敗戦は「vexame do Brasil~ブラジルの恥」という見出しで多くの新聞やマスコミに登場しています。彼らがいたら、恥はかかなかった・・・・と思っているブラジル人は少なくありません。

the-5-biggest-security-threats-to-the-world-cup

ブラジルは陽気さとその裏側にある怒りのエネルギーも持ちあわせた国で、いいときはいいのですが、悪いときは本当に手がつけられない状況になります。南米の中でもアルゼンチンやウルグアイはヨーロッパの色彩が強い部分もありますが、コロンビアとブラジル、ペルーといった国々は南米の中でも治安面に大きな課題があることでも知られています。

rio1-600x393

ペルーにはかつてセンデソ・ルミノソという極左のテロ集団がおり、数多くのテロ事件を起こしました。そのボスだったグスマンは捕らえられた後、海軍基地のある孤島の刑務所に終身刑で服役しているぐらいの厳重体制が今でもとられています。

コロンビアには有名な麻薬組織であるメデジン・カルテルがかつてあり、1990年前後には一国の軍隊よりも強力な殺傷能力があると噂されていました。多くのテロ事件を起こし、麻薬の卸先であったアメリカといつも対峙しており、最後は射殺されてしまうのですが、現在も組織を担ったマフィアが暗躍していると言われています。

そして、ブラジルにはリオやサンパウロの山の斜面などにfavela:ファベーラ(貧民窟のこと)がノルチなどから出てきた人たちによって形成され、電気は盗電、トイレや水は不衛生という中で生活を送っています。ギャングや麻薬組織も深く潜行しており、一般の貧しい人も多く住むファベーラですが、銃撃戦や麻薬の横行、泥棒や強盗の巣とも揶揄されることもあります。超格差社会、貧富の差が激しいブラジルの一断面です。

providencia_workinprogress_jr

Pablo Jacob

特にリオのファベーラで組織を広げるとされるComando Vermelho (Red Command)やAmigos dos Amigos (Friends of Friends)といった麻薬組織が根強くブラジルの地下社会を支え、多くの貧民層の少年少女を配下にして、麻薬や売春で活動を活性化させており、近代化の進むブラジルにおいても、まだ多くの社会的な根深い問題を抱えています。その彼らの関心事はサッカーとカルナバル(カーニバルのこと)であり、ここにまた、一見複雑なブラジル社会も単純なことで盛り上がり、事件や暴動が起きるといった背景もあります。

 警察と激しく抗争を繰り広げるリオのComando Vermelho。時折起きるリオの海岸にトラックを覆面姿で乗り付け、強奪を行うという事件の関与もると言われています。
b025f19c

 リオのファベーラでの警察官。ファベーラに住む人々にとっては日常風景の一コマなのかもしれません。
25

!1aaaaaaaapol

0_bff6f_6b22ca8b_XL

それ以外にもブラジルにはいくつかのマフィアやギャング組織がありますが、有名なのはサンパウロを中心に活動し、特に刑務所内で組織が十分に機能していると言われるPPC(Primeiro Comando da Capital 英語でFirst Command of the Capitalの意味)でしょう。刑務所内でさえ、ギャングのリーダーがメンバーをコントロールすることができ、携帯電話による注文なども自由に出すことができると言われており、薬の販売、およびライバルのギャング・メンバーおよび警察などの治安当局の殺人をも指図することができると噂されています。もちろん刑務官との癒着などもあるのでしょうが。

 ブラジルの刑務所。日本とは環境が全く異なります。1部屋に収容されている数も尋常ではありません。
Presidio_Central

carcel-brasil

PPCは数多くの事件を起こしており、バスの放火や強奪、殺人など何でもありですが、その彼らがネイマールを骨折させたコロンビアのスニガ選手への報復声明を出したという噂も出ている状況です(もちろん非公式)。

bfe1764f-s

da83e7a8

3783

black-bloc

0,,22722108,00

f_109516

manifestaoes

どんなことがあったにせよ、暴力による制裁や報復は絶対にあってはならないこと。感情の起伏の激しいブラジルという国では、私たち日本人の想像を超えたことがますが、今回のこの1-7の大敗の結末もこれからどうなっていくのか、予想がつきません。

 PPC(Primeiro Comando da Capital)などの暴力、犯罪行為の抗議と防止に参加する学生たち 
8253577022b2402d7307z


 1-7の歴史的大敗を忘れるなというアルゼンチンサポーターからのブラジルへの教訓
Argentino-brasileira-Foto-Marcio-Porto_LANIMA20140709_0073_49

ブラジルはまだ、オランダとの3位決定戦を残していますが、優勝以外は眼中になかったブラジルのモチベーションはなかなか上がらないでしょう。再び、オランダにも大敗の可能性があります。思い切って今まで出場機会の少なかった選手をピッチに送り出し、勝ち負けよりも経験ということを重視する試合になるのかもしれません。

ブラジルの影。

明るさも底抜けだけに、脱力感も大きいです。しかし・・・・。この試練を再び、乗り越え、明るいブラジル人の笑顔を取り戻して欲しいと思っています。

brasil100

 今回の記事はいかがでしたか?
よろしければ、最後に下のバナー2pushのご協力をお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外ナイトライフ情報(ノンアダルト)へ 

 ポイントをためて現金に換えよう!お得なサイト・ハピタスの登録はここから
日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス