ここ一週間ほど、懇意にしている店長の制服店が新聞に事件として報道されたため、そのことについての関係者と簡訊が多数往来する状況でした。この制服店は2009年に幸盛を極めたある制服店の副店長が2010年の3月に多数の紅牌や人気のあるPT妹を連れて独立開店した店でした。

酒店の風雲児と呼ばれた彼の手法は大胆で新しく、また、彼のインテリジェンスに溢れたカリスマ性に引かれた經紀人も多数、手持ちの小姐を伴って移籍したため、2010年の開店以来、ビジネスは絶好調で12時前後にはいつも包廂待ちが1~2時間という大人気店でした。

彼の特徴的な手法はいくつもありますが、それは今までの酒店の経営とは異なった手法が多く、客人にとっても新鮮なものでした。その手法の特徴をちょっとあげてみます。

●公關の年齢を18歳~22歳の年輕妹を主力にし、愛玩(遊び好き)なギャルっぽい子を重点的に集めた。

●玩遊戯を多彩に用意し、愛玩の子たちが楽しんで上班でき、敢玩(大胆に遊ぶ)雰囲気を創った。

●競争意識を煽り、業績の低い子ややる気のない子には多くの扣錢または解雇を行った。

●料金を他の酒店より若干安く設定し、多くの客を集めて、いつも満員状態をつくり、「流行っている」という風評をつくりあげた。

●多くの店裡幹部を使い、彼らにブログで積極的にプロモートをさせて、集客につなげた。

●ポンのような幹部は基本的にあまり使わず、良質の幹部や良い子を手配できる經紀人との信用を高める手法をとっていた。

●店内の電子化を積極的に進め、店内に客が見えるように節数の電脳モニターを設置し、さらに小姐にもICカードをもたせ、包廂の出入りの時間のデータ化を行って、透明な上枱時間を確立した。

●下午の時間はMMTの公司に空いた包廂を貸して、酒店の午場と共存させて、互いのニーズを共用させた。

●PT妹や学生妹を力のある經紀人を使って、網路で募集、そして、積極的に雇用し、正職の割合を低くして、小姐の新鮮度や初初しさをアピールしていた。実際に可愛いくて、擦れていない性格の良い子が多かった。

●點枱の制限時間を1時間と短くし(他の店は1時間半か2時間が多い)、また、包廂で小姐がおらず、どんなに長い時間待った場合でも制限がなく、小費のみ払えば、好みの子が来るまでゆっくり待てて空枱も次々見ることができた。

●一人の客が複数の子を呼びやすいように行政や幹部と協力して、いつのタイミングでも小姐の交換や紹介、新たに加えることが自由自在に制限なくできた。

●圧倒的な人数150名前後を平均的に揃え、多い日は200名近くの公關がいた。そのため、客人が挑選するという制服店の楽しみのニーズに応えることができるようにしていた。

などの方法でした。正職が多く、性的な服務を小費をやりとりしてトイレで行うことが主であった制服店の方法を改善し、SなしのPT妹の個別紹介を中心にして、ライトな楽しく盛り上がる制服店を構築したのです。そのため、実はこの店は実は報道とは逆で、性的な服務は少なく、大勢の敢玩の可愛い年輕妹と盛り上がるという制服店でした。

三光をする小姐もこの制服店はまずおらず、女の子の質と明るさを全面的に出し、網路(インターネット)をうまく活用して、ビジネスをしていましたから、流行らないわけがありませんでした。また、料金が少し安く、網路を中心にした店裡幹部による集客が中心でしたから、客層が比較的若く、そのためにスケベオヤジ系が他店よりは少ないために、さらに若い明るいギャル娘や純情な素人娘が集まるという好循環もありました。

従って、他の制服店はあまり業績が芳しくなく、一強多弱と言われるほどでした。危ないことをやっていたのは実は他店の方がはるかに多いです。従って、他の酒店は最終的には女の子の質ではなく、SやFの服務で客を寄せるしかありませんでしたから、それらの酒店の関係者はこの革新的な制服店の足を何とか引っ張りたいと思っていたことは容易に想像がつきます。今回の事件はそんな状況の中で起りました。以下はいくつかの新聞報道です。

聯合報2012.02.29
酒店集體染愛滋? 警臨檢查獲脫衣陪酒

台北市林森北路一家酒店遭黃姓同行散發簡訊黑函,指多名小姐染愛滋病;事後黃雖然登報道歉,承認所言不實,但轄區警方加強臨檢,意外查獲酒店3名小姐涉嫌脫衣陪酒,依妨害風化罪嫌移送法辦。

3名小姐供稱,因為和客人玩遊戲輸了自願脫衣陪酒,「個人行為」和公司無關。廖姓現場負責人和3名員工也異口同聲,強調公司絕不容許小姐脫衣陪酒。警方先將7人移送法辦,通知許姓業者到案調查。

據了解,這家酒店是中山區知名制服酒店,但樹大招風,多次被查獲黑槍、毒品;日前還有人在網路PO文和寄送手機簡訊,散發店內小姐「集體感染愛滋」的黑函,引發軒然大波。

據指出,轉發黑函簡訊的黃姓酒店業績幹部,事後登報道歉,承認所言不實,澄清是一場誤會。但這項訊息仍在業界流傳,引起議論;警方得到消息非常重視,特別將酒店列為重點目標,加強臨檢勤務。

前天深夜11時許,轄區警方臨檢,發現B11包廂內有吵雜音樂聲,門口還有少爺把風,衝進包廂查察,當場撞見莊姓、湯姓和林姓小姐正裸露上半身,僅著丁字褲,為4名男客脫衣陪酒。

 

蘋果日報2012.02.29
制服酒店 猜拳脫衣 3女脫剩丁字褲被捕
警方昨假裝消費、潛入突襲,查獲北市中山區知名XX制服酒店,當場逮獲3名上半身赤裸的脫衣陪酒女郎,她們供稱是個人行為,坐檯一小時可得一千元,賭拳玩遊戲「輸了脫衣」,才會脫到只剩內褲。

傳多名酒女染愛滋病
據了解,林森北路XX酒店名聲響亮,月前被其他酒店的業績幹部,在網路上散播謠言指稱,XX酒店內的小姐有多人感染愛滋病,引起業界和酒客間的震撼,最後雖證實只是惡性競爭下的胡亂爆料,但已引起警方注意。

便衣人員假消費潛入
昨天凌晨,轄管中山警分局中二派出所派便衣人員假裝消費潛入,待各個包廂酒酣耳熱,再由制服員警控制現場;因行動迅速,當場在B11包廂內查獲3對男女衣衫不整,包廂內負責陪酒的3名女郎僅著丁字褲,不過現場未發現有性交易等行為。

警訊時,負責人廖哲辯稱女郎脫衣陪酒是個人行為,店方不知情、也不允許。警方訊後將3名陪酒女郎依公然猥褻罪嫌送辦,負責人廖哲及會計、控檯等4人,依妨害風化罪嫌移送法辦。

 

蘋果日報2012 0229
「愛滋酒店」 半裸辣妹蹭客
稱生意太好被誣陷 喊冤:小姐沒病
網路上近來瘋傳北巿一家酒店三十多名小姐集體感染愛滋,警方日前也接到檢舉函,昨凌晨突襲臨檢該酒店,目擊三名陪酒小姐裸露上身、僅著內褲在包廂裡大跳豔舞,當場將脫衣小姐及四名幹部逮回警局送辦。酒店業者自知難逃妨害風化刑責,但喊冤說小姐絕無染愛滋,是遭同業誣陷。警方表示將通報衛生局調查。警方調查,被查獲的「XX」酒店在林森北路營業約二年,並無違法或滋事紀錄。酒客私下透露,「XX」、「YY」等金字號酒店疑為同一批股東投資,其中「XX」的小姐都是二十出頭的年輕辣妹,以敢玩著稱,酒店還成立部落格,貼上小姐照片吸客,生意相當興隆。

下半身僅著內褲
中山分局指出,由於近日接獲不少黑函及線報,為防患未然,特地加強轄區酒店的臨檢勤務。昨凌晨零時許,五名警員著制服前往「XX」酒店臨檢,警員才走到櫃檯,就聽到包廂裡傳出大音量的舞曲喧鬧聲,立刻進入察看。警方表示,警員一進門就看到三名濃妝長髮的年輕女郎,上半身一絲不掛、下半身僅著性感內褲,隨著舞曲賣力扭動身體,有的還一直在男客身上磨蹭,三女見警員闖入嚇得花容失色,急找衣服遮掩,四名男客也緊張地僵坐不敢動。

三脫衣女遭法辦
警方錄影蒐證後,令三名脫衣女穿好衣服,連同四名幹部及四名男客一起帶往警局,眾人一路上皆以衣帽遮掩頭臉,閃避記者拍攝。脫衣女及酒店幹部訊後被依妨害風化罪函送法辦。男客未涉刑責訊後即自行離去。

至於愛滋風波,警方表示,近日確實接獲相關檢舉,調查後研判應是其他業者見XX酒店生意好而眼紅,蓄意散布黑函攻擊,但還是會通報衛生局調查。

同業奧步認造謠
酒店幹部則說,店內小姐都經過抽血檢驗,這些愛滋謠言日前已揪出是另一家酒店幹部為搶生意而出的奧步,該幹部也坦承造謠,已要求他登報道歉。



実はこの新聞報道で重要なのはピンク字にした部分です。この事件については実際には極めて聡明な店長の最終的な他店の妨害工作についての防止をするための確信犯的な行動があったとまわりの幹部や經紀人は考えています。やはり、さすがであったというのが専らの評判でした。私も簡訊のやりとりをする中で酒店の社会的存在について考えさせられることが多く、最終的な警察の落としどころも見事でした。いかにも台湾らしく、杓子定規な日本とは異なる決着でした。

まずは、陥れようとした他の酒店業者たちがあるスキャンダルを売り物とする週刊誌と組んで(多額の金が支払われたと言われています)、この制服店は30名のエイズの女性がいて、店内で違法な性行為を繰り返して客を集めているというキャンペーンをはりました。さらにピストルや毒品も多数持ち込まれているという悪質な噂を広めていくのですが、これを抑えるために警察の臨検をうまく使ったというのが大方の夜の住人たちの見方です。確かに警察の捕り物劇にしては、いくつか腑に落ちないところが多くあります。この店をつぶそうとか、なくそうという感じは実はまったくないのです。

エイズをまき散らしているとの評判がたったため、警察も見過ごすことができなくなり、重い腰をあげて臨検と衛生局への調査と指導を行います。臨検は客を装った警官が潜入して、たったひとつの包廂だけで、脱衣陪酒があったことを発見していますが、捕らえられたのは、最小限の3人の公關のみです。捕まった小姐の名前も姓のみ(林とか湯などのよくある名字)で顔写真もはっきりとは公表されていません。あとは、行政と幹部が軽微な妨害風化罪で逮捕されています。他の包廂はいっさい取り調べず、大がかりな摘発のような動きはありません。噂ですが、最初から入る包廂はB11と決まっていたという説が実は濃厚です。

酒店公司も小姐も次のように供述しています。

「3名小姐供稱,因為和客人玩遊戲輸了自願脫衣陪酒,「個人行為」和公司無關。廖姓現場負責人和3名員工也異口同聲,強調公司絕不容許小姐脫衣陪酒 」

酒店公司はこの脱衣陪酒には、まったく無関係で、客と小姐の間のやりとりで起きた個人行為であり、公司は絶対に包廂の中で服を脱いではいけないと言っていると小姐もあわせて強調していることです。普通、小姐は自らの罪を少しでも軽くするために、公司からやれといわれていたというのが自然ですが、実際には「個人行為」の判断となっています。客人から玩遊戯の中で小費を1時間1000元もらったので小姐が承諾して特別に脱衣をしたと供述記録はなっていますが、制服店に行ったことがある人ならば「あれっ?」て思うはずです。制服店の秀舞の後がどうなるかは行ったことがある人ならば、皆知っているし、実は警察だって当然知っています。また、罪は小姐は性的な服務での違反ではなく、非常に軽い公然猥褻罪、行政と幹部はやはり軽い罪状の妨害風化罪の逮捕となっていて、さらに客の4人は事情を聞かれただけですぐに釈放されて無罪となっていることです。

「警訊時,負責人廖哲辯稱女郎脫衣陪酒是個人行為,店方不知情、也不允許。警方訊後將3名陪酒女郎依公然猥褻罪嫌送辦,負責人廖哲及會計、控檯等4人,依妨害風化罪嫌移送法辦。」 

最初から出来レースでたったひとつの包廂だけ、予定通り警察が臨検して、了解済みの小姐が逮捕されたというのが多分事実でしょう。客人だけは知らなかったのでしょうが、無罪釈放も当然、読めていたのだと思っています。きっと3名の彼女たちは引き替えに多額の補償を手にしたはずとも噂されています。なぜなら、この酒店の今後の安定をはかるために極めて重要な役割を彼女たちはしたのですから。

この臨検にはこの制服店にとっては大きな意味がありました。それも前向きのです。

まずは、包廂の中の行為は組織的ではなく、客人と小姐が勢い余って行った個人行為であることのお墨付きをもらったことです。さらに罪は非常に軽いものでした。そして、警察は「店内では性行為などはまったく発見できなかった」と公式発表していて、あくまでも公然猥褻罪として判断していることです。スキャンダルで売るある週刊誌が書いた「恒常的にトイレで性行為をしていて、エイズが蔓延している、記者もそれを目撃している」というゴシップ記事が、根も葉もない濡れ衣だったことを大新聞を利用して、見事に払拭しました。そして、エイズの噂とこの事件についてもきちんとした警察の手が入ったことで次のように各新聞が報道したことです。

「調查後研判應是其他業者見XX酒店生意好而眼紅,蓄意散布黑函攻擊,但還是會通報衛生局調查。」

同業奧步認造謠
「酒店幹部則說,店內小姐都經過抽血檢驗,這些愛滋謠言日前已揪出是另一家酒店幹部為搶生意而出的奧步,該幹部也坦承造謠,已要求他登報道歉。」


衛生局の調査はまだであるものの、すでに店内の小姐は血液検査も行い、エイズの噂はまったくのいいがかりであり、この店のビジネスが良好なことをねたんだ悪質な風評であったことを確定させ、誤った報道であったことを謝罪する要求がすでにされていると収束させたことです。あわれなのは、この噂を広めるたとされる幹部です。やはりトケゲのしっぽ斬りで、影で糸を引いた他の酒店業者や公司は表面化させず、やはり、悪評をたてたのもある人物の個人責任としており、ここにも酒店を共存させていくための警察の大岡裁きがあります。普通だったら根も葉もない噂を立てられ、1000人以上の雇用にかかわる大打撃を与えるようなことなのですから、もっと事件の核心を追及するのが筋なのでしょうが、あえて、そこをしておらず、個人の責任にして一件落着というわけです。

新聞報道には次のような一文もあります。すなわち、警察の調査では、2年間の間、まったく違法営業の記録はなく、酒店の世界ではプライベートを酒客が楽しむ「金字號酒店」だったとしています。すなわち、もう1店舗の禮服店についてもお墨付きをあわせてもらった形に結果的にはしています。

警方調查,被查獲的「XX」酒店在林森北路營業約二年,並無違法或滋事紀錄。
酒客私下透露,「XX」、「YY」等金字號酒店
 

警察の臨検を受け入れ、最小限の犠牲を払って、警察のお墨付きをもらってエイズの小姐はおらず、合法の酒店であり、脱衣陪酒はあっても個人行為であったとしたこの店長のピンチを切り抜けた手法は影では大きな絶賛があります。店名と経営陣も外向けにはすべて換えて再出発の印象を社会に与えることにも成功しました。この酒店の店長は確かに優れ者で、今後、どのような展開を図るのかがこれでまた、楽しみになりました。

今日は金曜日ですが、先ほど、幹部と簡訊をやりとりしましたが、上班している小姐は全部で186名。爆発的にまた、増えています。酒店の包廂でくりひろげられている光景も以前と同じです。実は以前よりも活発な展開になっているようです。前のブログでも書きましたが、臨検の後は、実に状況が好転します。なぜなら、もう事件は終わり、警察の調査も終わって、適法な酒店というお墨付きをもらったわけですから。

逮捕された小姐はあくまで個人の行為で店とは関係がないという公式見解も出ていますから、しばらく、この店に警察が臨検に入ることはないと言われており、一番、安心できる制服店になったというのは夜の住人たちの声です。しばらく、警戒して毒品などする客人は寄りつかないでしょうから、これからますます幸盛を極めるというのが公の見方です。

先ほどまで簡訊をやりとりしていた幹部の最後の言葉が今回の事件を象徴していました。

「很多幹部客人是警察。他們也知道那店敢玩。如果没有店裡的話、他們也哭哭的。他們守護自己私下」

(とても多くの幹部は、客人が警察官だよ。彼らもこの店がとても遊べることを知っているよ。もし、店がなくなろうものなら、困って泣くんじゃないの?彼らも自分のプライベートの遊びを守りたかったのさ)

今日も何事もなかったように、この制服店は以前より多くの客人で賑わっています。
これが酒店の台湾社会での「本音と建て前」の姿でしょう。

私たちも包廂の中の小姐の服務の事は「個人行為」なので、具体的にいろいろなBBSなどで服務内容の情報を詳しく出すことは、台湾の夜世界でのルール違反なのです。この二重構造を行政も警察も皆、理解していますから台湾から酒店が絶対になくなることがないのでしょう。

実はお気づきの方もいたと思いますが、私が女の子たちとの心の交流を書いても、詳しく彼女たちの服務内容を書かないのは、これが大きな理由のひとつです。

 画像はこの事件で警察に連行された3名のこの制服店の小姐3名の新聞報道の様子です。激しい他店との競争の中で、その犠牲になってしまいました。多分、略式起訴の罰金刑となり、実刑にはならないです。

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 悪質な噂を流した人物たちと組んだ台湾のスキャンダル雑誌を飾った、この制服店を攻撃した記事に伴って載せられた写真です。明らかに隠し撮りですが、制服から、確かにこの店とわかりますね。

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