さて、いよいよ年末。今日は12月29日ということで第290話をアップします。明日、30日には第300話をアップしますので、年末年始の休みを利用してブログを一気に進めたいと思っています。1年間で300話という目標に向けて、今年のラストスパートです。聖誕節が終わり、ブログトップも年末バージョンに変えてみました。今回は手機をもつ画像だけではなく、真ん中の子たち2人がもつ物は、彼女たちの必需品ですね。

聖誕節も終わり、多くの台湾フリークの方がこの年末年始に台湾に行かれているようです。何人かの方からメールやメッセージをいただきました。101の煙火も今年も実施されるようですから、約65万人と予想される人混みに負けず、頑張って欲しいと思っています。ただし、台湾は12月31日まで普通に学校や公司もあり、1月2日からやはり普通にスタートします。ただし、日系企業は違いますが。台湾の新年は基本的に農歴の旧正月ですから、西暦の新年は実はそれほどの盛り上がりは西洋や日本に比べればありません。そのため、日本の年末年始の休みを利用して台湾に行っても大きな支障(台湾の行きたいところが休みだったり、店が開いていないなど)はほとんどなく、12月31日の夜から1月1日にかけてのみ、特殊な状況が発生するという感じです。

さて、節目となる290話は私が2010年に最も可愛がっていた”きまぐれな戀戀”のこと。

昨日、私が最も包廂に呼んだ数が多かった戀戀と久しぶりに電話で話をしました。ここ数年、いつも聖誕節や年末は台北ですごしていたため、APP(彼女はLINEは不思議なことに使わない)で、私が年末は台北にいるかどうかの確認がありました。彼女は夜學に通っているため「我在上課的」というコメントがあってから、こっそり授業中にコメントを送ってくれたようです。 彼女と最後に会ったのは昨年の8月下旬。それから、彼女の家が経営する公司が経営不振に陥り、いろいろなことがあったようです。

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このところ毎年、麻衣と聖誕節には晩餐をしていましたが、今年はついに一度も台湾に行く機会がなく、1年が終ってしまいました。戀戀は私が麻衣といつも聖誕節に晩餐をしているのを知っていましたから、今年の聖誕節や年末は台北にいるのかという連絡でした。戀戀とは2010年の新年に一緒に101の煙火を忠孝東路を走って見に行ったことがあって、年末の夜は彼女も時間があるようで、贈ったBaby-Gのこともあって、台北にいるならば、逢おうというコメントでした。

 2010年1月1日の101煙火
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LINEは無料で電話をして会話をすることができますが、APPは電話で話せる機能はありません。LINEはIDによって管理される側面が強いため、SKYPEのようなインターネット回線を通じて電話をつなぎますが、APPは電話番号にリンクする機能なので、電話を無料でかけることはできない仕組みになっています。しかし、私は無性に戀戀の声を聞きたくなりました。なぜか、わかりませんが、彼女の声が聞きたくなりました。

大學の受業が終って家路につくであろう11時半(台湾時間は10時半)に私は料金のことは顧みず、戀戀に手機で国際電話をしました。

「HELLO!」 彼女の第一声は必ず、決まっていて英語で元気にでます。台湾人は普通、「為(ウェイ)」と応えますが(日本語のもしもしの意味)、戀戀は普通とは違っています。次に出た言葉は「好久不見」。これは「長いこと逢っていない」という意味で台湾人はとてもよく使うフレーズです。確かに戀戀とはもう1年以上、逢っていません。しかし、元気なちょっとしゃがれた声はいつもの戀戀でした。

彼女は今、酒店は休檔をしていて、大學も三年級になり、打工と念書(勉強のこと)に専心しているとのこと。家族が経営する公司の方は相変わらず、調子が悪いようで、その為に「很難過」(中国語でとても辛かったの意味。台湾人がやはりよく使うフレーズです)と繰り返していました。会話そのものはまったく、とりとめもなく、最近の状況やいつ、私が台湾に来るのかといった話が中心でした。僅か10分足らずの時間でしたが、そこには確かにいつもの戀戀がいて、気まぐれだけど決して不誠実ではない彼女がいました。

私も心から台北に行けなかったことが残念。今年も麻衣といつものように晩餐して、戀戀にも逢いたかったな。
子犬のようにちょっと飛び跳ねて歩く彼女の独特の歩き方や気持ちをまったく抑えない気質がとても懐かしく感じます。

しかし、遠く海を隔てていて国境があってもきっと気持ちのつながりが有る限り、彼女とはこれからも交友関係を維持していくと思います。それが夜の世界にちょっとだけ足を踏み入れた彼女たちの心意気。こらから先、きっとまた戀戀に逢う日は来るでしょうし、悪戯っ子のような彼女の笑顔もその時まできっと健在にちがいありません。

夜世界に生きていた彼女たち。しかし、つながり続ける不思議な関係。
気まぐれな少女・戀戀。ちょっとわがままで伸びやかな彼女こそ、私が彷徨っていた自由奔放で公私混同の台北的夜世界を象徴する小姐であることはまちがいありません。

 戀戀の近影。彼女の本名には「柔」という字が入っています。
中国語でやさしさやしなやかさを意味すること字は名付けた両親の願いがきっとこめられているのでしょう。
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