May 2012 : 我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

我徬徨台北的夜世界 ~My Twinkle Story with Taiwanese girls~

私は台北で駐在生活を4年間送りました。昼間は世界の平和と日本の経済発展を目指して全力でお仕事。夜になると地表にちょこんと顔出して、五木の街あたりを彷徨っています。そこで私は数多くの天使達と悪魔に出逢いました。そんな私の夜の彷徨いを台湾社会の複雑な仕組みなども紹介しながら書き綴っていきます。ほとんどの日本人が深くかかわることが難しいと思われる台北の夜世界の様子とエピソードの紹介が中心です。これは心優しい台妹たちを愛し、そこで出逢った人達とのかかわりや心のつながりをとても大切にしながら、これからも彷徨い続けていく私の軌跡です。

May 2012

網拍美少女(休息一些)

ブログで早餐店から登場した性感小姐(性感とは中国語でセクシーという意味)の紹介をしましたが、私が駐在で台湾にいた頃、特に2008年から2010年頃にかけて多くのネットアイドルや街角のアイドルが話題になっていたことを思い出しました。

台湾の子の顔立ちは日本人とも大陸妹とも異なるように私は思います。どちらかというと日本人に近いのですが、おっとりしているような印象の顔立ちの子が多く、私の独断なのですが、美女がとても多いように思います。酒店であった子たちも十分に可愛い子が多く、「どうして酒店に勤めているんだろう?」と思うことがとてもよくありました。バンコクや大陸、香港では夜の世界にいる子たちはやはり、いわゆる「お水顔」みたいな子やちょっとすさんだ感じがなんとなくする子が多いのですが、台湾だけは特異であるように感じました。

今も新しい街角の台湾正妹が続々と誕生しているようですが、当時、とても網路(ネット)から話題になった子たちの紹介をしておきます。ちょっとご覧になってみて下さい。

暱稱(中国語で愛称とかニックネームのこと)がLuGo、 KT、 大C洋などで知られる黃郁婷さん。看護師の卵として大ブレイク。当時は臺北醫學大學の学生で、日本の東北福祉大学にも一時期、留学していました。彼女のいる病院に通院したり、入院したりしようとする患者が殺到したという逸話も残っています。日本的な顔立ちで若い頃の広末涼子さんのような雰囲気があり、とにかく大人気でした。
正妹護士 大C 洋~黃郁婷lugo

2 (1)

40

暱稱が豆花妹で知られる蔡黃汝さん。当時、台湾故事館で打工をしていた醒吾技術學院の女子大生でしたが、やはり網路から大ブレイクし、今では完全な芸能人になってしましました。胸が大きくて、清楚なイメージとともにグラマーであることのアンバランスさも受けていましたね。
豆花西施紅爆網路
華流的一天・豆花妹

091026douhuamei_02

20091124171850955

やはり網路から火が付いた暱稱が小布の陳郁雯さん。康寧医学護曁管理専科学校の大学生で正当派の美少女として人気が爆発、CM出演やモデルとして活躍しています。 
可愛的小布
網拍手美女「小布」

26328437


86910769

政治大学でチアリーダーをしていた小欣樺さん。聡明な学生が多い國立政治大学の中での美少女アイドルとして大人気になり、大学のミスコンテストから一気にブレイクしていました。テレビ出演などもよくしていました。
小欣樺

tumblr_l74dpleq9g1qz9xbco1_500

1830891692

台湾はネットが極めてさかんですし、学校や本名などもどんどんアップされる傾向が強く、個人情報の扱いも非常に緩やかなため、街角や学校にいる美少女がすぐにブレイクしていく傾向が強いです。正妹の画像をアップするサイトは極めて多くて、日々、新しいアイドルが誕生しそうなぐらい、美少女が多いですね。それと女の子自身も積極的に写真をアップしていくことが多くて、驚かされます。

最後はとっておきのFacebookサイトをアップしておきます。台湾のネットアイドル候補になりそうな正妹が続々と紹介されるこのFacebookを見ていれば、きっと未来のアイドルもここから出そうな雰囲気があります。
提姆正妹報報

台湾は世界で一番、美人や美少女が多いような気がしてなりません。大陸や韓国のアイドル系の子たちはどうも整形のような感じの顔立ちが多いのですが、自然な笑顔は台湾の子が一番のような気がします。それと漢方のせいでしょうか、痩身なのに胸が大きくてスタイルが良い子が多いと感じるのは私だけでしょうか。

我孤獨

「我孤獨」    彼女は突然、ポツリと話し始めました。

ファッションの話題で盛り上がっていた芊芊はまた、バックから學生證を急に取り出し、私に見せました。プラスチック製の學生證には彼女の昔の顔写真があって、「法律系」と書かれていました。彼女の名前は3文字なのですが、下の名前は台湾人にはあまり多くない「雨」という字が入っています。「雨」という漢字はあまり、名前にはふさわしくないイメージがありますが、彼女は自分の名前についての由来を話し始めました。

本名なので詳しくは書けないのですが、彼女の名前の意味は両親の願いが込められていました。
雨はすべてのもを洗い流す、雨が降った後はすべてのものが潤い、すべてが清新になり、地面も固まる。
そんな人生を送って欲しいという願いが彼女の名前には込められていました。

しかし、國立大学の受験に失敗し、台北の私立大学に通わせるような余裕はないと反対する両親を振り切って台北にやってきた彼女は多くのものを失っていました。最初は士林夜市でTシャツを売る打工をしていたものの、學費と生活費の両方を補うことはできず、酒促小姐、そして酒店の公關と収入を得るために轉業(転職のこと)を繰り返してきました。

さらに話をよく聞いてみると彼女は、実は現在、大学も休学していることを打ち明けました。

確かに芊芊はPTにしては手慣れていましたし、また、英語ができることもよく酒店内では多くの幹部に知られていて、香港人や米国人の包廂に呼ばれることが多く、また、私の幹部もよく知っている「搶手」(中国語で人気があること)の子でした。PTならば、そんなに上班する回数と時間は多くなく、また、そのため多くの幹部が知っていることはあまりありません。仕事熱心で有力な經紀人とコネのある幹部が自分の良客のために情報を集めてやっと存在がわかることが多いからです。

芊芊は大学生ではあるものの、暑假の前から上班しており、さらに彼女は昼間の学生でしたから、大学と両立させることは簡単ではありません。以前、ブログで紹介したインテリの小可という子も結局は大学に戻っていきました。しかし、芊芊は大学よりも台北の生活を選んだ様子がありました。

休学したため、大学に行っても友人があまりおらず、単位の修得などにも同期の子たちと差が出てきて、学校の話題にもついていけませんでした。それと両親や親類、高中時代の友人はすべて台中にいましたし、高中時代に優等生だった彼女は、今、台北で酒店に勤めていることを大きな秘密にしていました。

彼女は酒店に勤めると同時に石牌にある学生が多く住む雅房を引き払っていて、錢櫃の裏の方にある商務套房に住んでいました。とても部屋はきれいで快適であり、家賃も經紀人が支払いをしていました。彼女の性格、能力、可愛さ、身材(スタイルのこと)など、すべて圧倒的なレベルでしたから、經紀人が彼女をどうしても欲しかったという事情がそこにはありました。そのため、いわゆる破格の条件で彼女は酒店に入っていました。

彼女の住んでいた商務套房は日本でいうところのビジネス用のウィークリーマンションで、長期滞在するビジネスマンなどが1ヶ月とか半年の単位で借りているようなところです。國賓大飯店の裏手あたりのちょっとした公園があって、九龍ホテルという、うらぶれたホテルの隣あたりにあります。当然、現在、芊芊は住んでいないので、ちょっとその写真をGoogle Mapのストリートビューでリンクしておきます。ストリートビューの写真が古いのですが、この画像で工事をしている前の青い仕切りが立っているところが今は公園になっています。
商務套房


彼女はここに可愛がっていた猫と住んでいて、大学を休み、正職に近い形のPT妹として制服店に上班していました。經紀人が家賃を払っているという条件もあり、酒店の上班の回数を減らすこともできず、しだいに彼女は大学には通えなくなりました。酒店の晩場は基本的には明け方までですから、10時から6時までが基本的な勤務時間になります。しかし、大学が始まるのは朝の8時~9時ぐらいですから、仮に行っても眠るだけで、さらに彼女が専攻していた法律系は勉強も決して面白いわけではなく、コツコツと積み上げていくような勉強が求められますから、どだい無理な話でした。また、勤めていた酒店とこの商務套房がとても近いことがあって、休んだり、遅れたりすればすぐに經紀人が迎えに来て呼び出されるという状況でした。

彼女はそのために周りに気軽に話ができる友人もおらず、相談相手が極めて限られていました。

さらに芊芊にはもうひとつ大きな問題がありました。それはいわゆる「ヒモ」の存在でした。彼女は5月頃、酒店である若い男と知り合っていました。当時、芊芊はついに大学を休学して、酒店での生活が中心となり、住む家の面倒をみてもらった經紀人との約束もあって上班の回数が増えていました。孤獨だった彼女は、酒店でやさしくされたある男にのめりこんでいくのは必然的なことだったのかもしれません。

しかし、そこにはまた、彼女の大きな問題が生じていました。その若い男は職をもっておらず、芊芊から金をせびるようになっていました。芊芊は心を許せる話相手もおらず、この男だけが彼女のある意味、支えでした。そのため、何度も別れようと決心したようなのですが、結局、ずるずると関係が継続していました。

芊芊は明るく、屈託無くこれらの話をすべて早餐店で私に包み隠すことなく、話をしてくれました。私は思うことはたくさんあったのですが、底なし沼に入っているような芊芊をそこから引き上げることは到底できず、さらに彼女はそれらの運命をすべて明るく受け入れて生きていました。

夜の世界にはよくありがちな話なのですが、ただ、ひとつ言えることは、芊芊がとても楽天的なことでした。その印象は、あの早餐店で一緒に朝食を食べたあの日、私の記憶にとても強く残っています。この時、聞いた彼女からの話が、この後、話だけでなく、現実として理解していくことになるとは、この時はまったく思っていませんでした。

彼女の力強さ、生き抜くしたたかさ、そして、かいま見せる人としての弱さ。

彼女の名前のように彼女は雨の中、いろいろなものを洗い流しながら、必死でこの街で暮らしていました。
本当に名前のように雨の後はすべてが清新になるのかどうかさえ、この時はわかりませんでした。

時間はもう11時をまわり、すっかり、台北の初夏の日差しが強くなっていました。
早餐店を出た私と芊芊は再び、逢うことを約束して別れました。

翻弄される運命を受け入れること。

それはある意味、最も自然な生き方なのかもしれません。
大都会・台北が彼女にとってやさしい街なのか、それとも厳しい街なのか、この時は誰にもわかりませんでした。

林森北路 010

美甲店

中国語で爪のことを「指甲」と言います。マニキュアは「指甲油」。

化妝に関する基本的な中国語は女の子との交流にはとても大切でよく使います。私も覚えようと思っていたわけではないのですが、彼女たちの興味・感心がとても高く、知らない間に覚えてしまいました。ドラッグストアに行くとよく彼女たちがちょっとした化粧品を安いのが出ていると買うことが多いこともあります。

例えば、基本的な言葉として次のようなものがあります。知っておくと必ず、役に立ちます。
駐在の方は会社の台湾OLとの会話に時々混ぜれば、けっこう尊敬されますよ。

口紅は口紅。
マスカラは睫毛膏。
つけまつげは手工假睫毛。
アイシャドーは眼影。
ほお紅は腮紅
ファンデーションは蜜粉とか粉餅。
ネイルアートは指甲彩繪。
カラーコンタクトは角膜變色片。

台湾の子たちはとてもネイルケアに熱心で、さらにネイルアートも日本以上にさかんなように感じます。若い子だけでなく、ちょっとしたミセスや老闆娘もきれいにつけ爪をしていることが多くてそんなに安くはないのですが、時間をかけてお洒落している方々にたくさん出逢います。

これは私が思うに外食文化が定着しているため、家庭で調理することが少なく、また、洗い物をする機会も日本に比べると少ないということがあるように私は分析しています。また、亜熱帯らしいおおらかさというか、勤め先もつけ爪や染毛、タツゥーなどに対しての抵抗感が少ない場合が多く、日系企業や銀行は別にしてちょっとしたメーカーやサービス業だと服装もラフな子もたくさんいるように思いました。

五木周辺は酒店が多いこともあり、小さな美甲店がたくさんあります。彩妝(化粧をすること)や髪型造型とセットにしている店も多く、需要は相当あるのでしょう。酒店の女の子と親しくなると彼女たちの行きつけの美甲店や彩妝店の子たちとも顔なじみになります。若い子が多くて、五木あたりは小さなアットホームな店が多いこともあり、私自身現在もFacebookで多くの子たちと交流をもっています。 

 これは台北ではなく、桃園の美甲店のディスプレイ。派手なディスプレイで有名な店です。

27_100623160603_1

 こちらは小規模な美甲店の様子。だいたい1人のネイルアート師(美甲導師)がこじんまりとやっています。

Y009689000001_1_1

芊芊はとてもお洒落な子で、茶髪のサラサラの髪を風になびかせ、お化粧もよくいる油條のお姉さんのような感じではなく、日本的なメイクをとても好んでいました。彼女は特にネイルアートが大好きでいつもいろいろなネイルチップをもっていて、逢う度に「見て見て!!」という感じで10本の指をさしだして見せてくれました。10本見ることには意味があって、それぞれの指で模様や色が違い、実にこっていました。だいたい1000元~3000元の間でやってもらうのですが、立體粉雕(3D)と呼ばれる立体的なつけ爪は相当、時間がかかりそうなものもあって、いつも感心するばかりでした。

04

36068atf81xi

1-110Z3113158

1-110Z3113203

1-110Z3113152

芊芊は台北で一番、お洒落な女子大生が多いという評判の陽明山の上にある大学に通っていて、「友達はみんなすごく可愛い」というのが口癖でした。台中から家出同然で大学にやってきて、自活していた芊芊は台北にやってきた当時は生活だけで精一杯でしたから、今、酒店に勤め始めてから少しお金に余裕もできたこともあって、お洒落をめいっぱい楽しんでいるようでした。彼女はいつも白いキャンパス地のようなトートバックを愛用していたのですが、そこにも色が異なるスカーフがいつも結んでありました。

それと芊芊が私ととても気があったのは彼女が典型的な哈日族の子だったことがあります。日本が大好きでいつも読むファッション雑誌は日本のファッション雑誌の台湾版で、顔立ちや雰囲気が日本人に近かったのもそのせいだったと思います。台北に住んでいる方はわかるのですが、コンビニや本屋には日本の雑誌の台湾版がいっぱい並んでいて、その中でも化粧法や美容法が詳しく解説してるファッション雑誌はとても人気があります。

img_439152_7536265_1

特に芊芊の愛読誌はこれです。

9891d135d0fc174d_S

VIVIは安室奈美恵や浜崎あゆみといった台湾でもどちらかというと女の子に人気の日本人スターを表紙などに多用していて、ギャルからセレブのお嬢様系まで守備範囲が広いということもあり、いつもトートーバックに入っていました。

早餐店に入った芊芊は、まず、自慢の指を見せて、そして自分の髪型やお洒落へのこだわりを雑誌を見せながら話し始めました。日本人の模特はとても可愛いとか日本人の若い子はみんなお洒落だとか、そんなたわいもない話なのですが、ニコニコうれしそうに説明してくれました。それと彼女はもうひとつ一番好きなことがあってそれはイラストを書くことでした。これがとてもうまくて、ちょっとした紙に猫や犬、可愛い子供などさっさと書いて舌を出してエヘヘという感じで見せながら、話の中に混ぜるのです。結構、ファッション用語の中国語が難しかったのですが、そこは芊芊がすぐに英語で説明し直してくれるので、私もよく理解をすることができました。

芊芊は話題のとぎれない子で、また、頭の回転がとても速く、今まで逢ったことがないような酒店の小姐でした。ここまで酒店に行くようになって出逢った子はかなり多くなっていたのですが、いわゆる器用なタイプで可愛さや愛嬌が聡明さと同居しているような独特のタイプでした。

早餐店に入って、すでに1時間以上。しかし、芊芊はつまらなそうにするようなそぶりはまったく見せません。大好きな日本のことをいっぱい聞きたかったようですし、特に日本の話題のスターの様子や東京の面白い遊び場所の話などのこともいっぱい聞かれました。

彼女は酒店から下班して徹夜に近く、さらに私は客人ですから、もう帰ろうと言い出してもよいでしょうが、まったくそのような気配はありません。

しかし、すぐにこの後、私はその理由に気づくことになりました。

彼女は本当に孤独だったのです。

早餐店

この制服店の入口の隣はドラッグストアー、その隣には大きな土産物屋があり、24時間やっていますから結構、日本人も数多くこのあたりにはやってきます。今はすっかり、この制服店も経営者が変ってから雰囲気が変ってしまい、私はもうすでに一年以上は多分行っていません。ただ、いつも酒店の前にはガタイのいい、ちょっとこわもてで黒ジャンパーを着たお兄さんがいて、夜、酒店の入口の所を通るといつもニッコリ笑って「好久不見!」(久しぶりという意味のよく使う常套句)と話しかけてくれます。

この酒店から南に向かって歩き、長春路を渡ったあたりにセブンイレブンがあります。芊芊が言った最も近いセブンイレブンはここかなと思い、しばらく待っていました。しかし、彼女は9時近くなっても姿を現しません。きっと涙で顔がぐしゃぐしゃになっていたから、化粧を念入りにし直しているのかなと思いました。

突然、その時、小機(携帯電話のこと)が鳴りました。

着信を見ると、さっき番号を聞いたばかりの芊芊でした。包廂では女の子たちは小機をもって来ることは規則でできないため、普通、包廂から一度、彼女たちの更衣室のロッカーにある小機を鳴らして、番号を着信につけておくのが一般的です。彼女たちは着信があった時間を見て、誰の電話かということがわかるといった感じです。

超元気な声で、耳が壊れんばかりの大声で芊芊が叫んでいました。

「我生氣!你不知道附近的SEVEN嗎?我等等你、可是你來不及。你在那裡?」

(私は怒ってるよ!店の近くのセブンわかんないの? 私は待っているのに、やってこないじゃない。どこにいるの?)

怒っていると言っても笑いながらで愛嬌があるのですが、とりあえず、長春路の南側にあるセブンにいると話しました。彼女はあきれてこう言いました。

「林森公園付近嗎?那個地方早餐店没有。你知道錢櫃嗎?往民生東路、左邊有SEVEN」 

確かに北へ錢櫃の方に向かって歩いていくと民生東路の手前にセブンイレブンがあることを思い出しました。台北市は実は世界で一番コンビニエンスストアの密度が高いことで知られていて、本当に街中にコンビニエンスストアがいたる所にあります。従って、「近くのセブンイレブン」と行ってもこの制服店の近くには3~4店舗はあり、よく「どこのセブンイレブンか」を聞いておかないとこんなことになります。

私は、しょうがないなあと思いながらも、このあたりの早餐店はよくわからないし、彼女に言われるままにしようと思い、北へ向かって歩き出しました。5分ほど早足で歩くと、確かにセブンの前には芊芊がいて、アイスコーヒーの紙カップを片手にもってキョロキョロとあたりを見回していました。

素顔の彼女は、ちょっと色が黒くて、包廂ではあまりわかりませんでしたが、きれいな茶髪にしていて、朝から照りつける強烈な台北の日差しにまぶしく輝いていました。服装は休憩室で初めて逢ったときと同じラフな格好で、肩からトートバックをかけていました。

「你有時候去過早餐店嗎?」 (時々朝食屋に行くの?)

芊芊の質問に「是」と答え、彼女が案内する民生東路に近い所の横道にある早餐店に一緒に行くことになりました。外食文化の台北では朝ご飯を食べさせる早餐店がたくさんあって、ひとつのレストランのジャンルとして確立しています。あわせて24時間の店やファーストフードも多く、また、コンビニではテーブルやカウンターがある所も多くて、よく店内で皆、飲食をするのも一般的です。 価格はとても安くて、だいたい50元から100元もあれば十分なところが多く、私も時々、利用していました。

2008081250279565

コピー ~ 200912881247833

1784744607_bc127a81a0

cm200901082415b91d00ee058f9ff9a0d641e31cb2446

最近は洋式の早餐店もたくさんあって、下の写真の 美式早餐屋はチェーン店になっていて、方々にできています。コーヒーやジュースとサンドイッチ(三明治)というようなアメリカ式ブレックファーストが台北の若者にはうけていることもあり、伝統的な台湾料理系の早餐店からバリスタのようなコーヒーショップがやっている早餐まで様々あって、多くの人が朝から利用しています。  

Y008801000001_1_1

特に錦州路周辺は朝の6時から9時頃にかけて下班した小姐がまったりと2~4人ぐらいで早餐店で食事していることも多く、彼女たちの日常の姿や様子を見ることができます。台湾には「豆花妹」という「豆花店」から誕生したスターもいるのですが、早餐店からも「早餐店辣妹」がいると2010年頃に話題になり、グラマーな彼女は一躍時の人となって、多くの雑誌を賑わせていました。
台“早餐店辣妹”风靡网络 容貌标致身材性感

F201005140958581747922342

2

11

29

さて、一緒に早餐店に入った芊芊は、私にいろいろなことを話し始めました。彼女は英語も堪能であり、利発な子だったため、話題がとぎれることはありませんでした。彼女との話の中で聞いたいくつかのことと実際にこの後、私が向き合っていくことになるとは、この時は思ってもいませんでした。

她上枱再一次

大廳で光仔と逢った私は、さっき下班した芊芊と走廊で偶然にまた、出逢ったこと、そして、すれ違いざまに彼女が「私を助けて」と言ったことが気になって、状況を聞きました。

光仔は、苦しげに一言だけ言いました。

「她上枱再一次」 (彼女はもう一度客についたんだ)

私は、そんなはずはないと思いました。なぜならば、今日、芊芊は大框して朝までの時間の権利を買い、私の上枱が終わったら下班するはずでした。包廂を他の4人の子たちと出て行くときも明るい顔で「今天、真的謝謝你。我很高興認識你」(今日は本当にありがとうね。私はあなたと知り合えて本当にうれしかったよ)と言って出ていったはずでした。

光仔に事情を聞くと彼は詳しく説明をし始めました。

実はさっき、トラブルになった香港人がハイヤーの運転手であるDarlinが泊っているホテルに送っていこうとしたところ、大憤慨をしていて、芊芊をとられたこと、台湾人の副店長に叱責されたことを逆恨みしていました。「俺たちははるばる香港からやってきた客人であり、2日間連続で来て大金を使っている上客なのにどうして女の一人ぐらい他の客からとって来られないんだ」ということをさかんに言ったらしく、結局、帰らず、まだ、包廂にいました。

光仔が言うには香港人は週末に3日間で台湾旅遊に来ることが多く、彼らも金曜日の午後出て、金・土・日と3日間の滞在でした。この日は土曜日(正確には日曜日の早朝)の夜の出来事で、彼らは今日の午後の便で香港に帰るため、しつこく粘っているということでした。ハイヤーの運転手であるDarlinには罪はなく、手配をしていた光仔が、厳しく彼らから追求されることになっていたのです。

光仔の提案は、今ついている客人の大框の時間は7時には終了するから、それが終ったら8時までは酒店は営業して客人がいることができるので、7時から1時間だけ芊芊をもって来るという約束でした。ですから、下班できると思っていた芊芊はその話をまったく、行政からは聞かされておらず、包廂を出た途端に香港人客のいる包廂に連れて行かれることになったのです。

私は芊芊が言った「你幫助我」という言葉が頭から離れませんでした。そこで、一緒に大廳に連れ立って歩いてきた私の幹部である震洲に「何とか芊芊を包廂から出すことはできないのか?」と相談をしました。

震洲はちょっと考えた後、話始めました。

「可以的。你會回去那個包廂。今天你有時間嗎?今天、他們回去香港。他們抱怨我、没關係。因為他們是只香港的旅遊客。不是老熟的客人。台湾的世間花錢不是全部。應該目前芊芊的心情很不好。她是酒店的寶。我幫你們」

(大丈夫だよ。あなたはさっきの包廂に戻っていて。今日は時間がある?今日、彼らは香港に戻っていくから、彼らが僕を恨んだって、関係ないさ。なぜなら彼らはただの香港からの観光客だからね。馴染みの客なんかじゃない。台湾においてはお金がすべてではない。多分、芊芊の心は今ボロボロだろう。彼女は酒店の宝、僕が助けてあげる)

結果として今日の手配は光仔だったのですが、7時過ぎからは震洲の手配ということで芊芊を再び、戻すことになりました。光仔も震洲と話し合い、確信犯で芊芊を努力したけど他の幹部にもっていかれたという演技をしようということになりました。

そんな茶番劇が執拗な彼らに通用するのだろうか?そして、本当にそんなことができるのかどうか、この短い瞬間にどんな方法があるのだろうか?しかし、私は震洲に詳しく聞く時間もなかったこともあり、彼を信頼して一人、さっきの包廂に戻りました。

包廂に戻ると若い小爺が片付けをしていて、ほうきで床を掃き、卓面をきれいにしています。彼は私が戻ると「你忘記東西嗎?」(忘れ物をしたのかい?)と聞きました。しかし、幹部を通して、もう一度、ここに公關の小姐が来ることを伝えると、一瞬、信じられないような顔をしましたが、「了承」(わかったよ)と言って再び、啤杯を並べ、水果や餅乾(ビスケットのたぐい)を並べ始めました。時間は7時10分頃。もう、酒店が終るまで1時間もありません。しかし、震洲を信じて待つ以外方法はありません。

私にはいくつかの疑問がありました。

1 芊芊が来たとしても8時まで時間は約30分程度。そんなに短い時間の上枱が可能なのか?

2 香港人は預點をしていたはずで、それをくつがえすことが可能なのか?

3 一度、精算して再び包廂を使用すると包廂の小費は再び必要なのか?

時間は7時20分。外に出れば、もうすっかり初夏の暑い日差しが照りつけ始めている時間になっていました。
しかし、ここはまだ、夜の世界のまま。
そして、7時30分近くになった時、包廂のドアが開きました。そこには震洲が連れてきた芊芊が立っていました。

芊芊は私の顔を見ると、涙が止まらなくなりました。
それは我慢して走廊を歩いてきたと思われるその気持ちが切れてしまったような、溢れるような涙でした。
彼女が最初に私に話した言葉は今も鮮明に覚えています。

「謝謝你」 

そして芊芊を連れてきた震洲が「到八點半你可能在這裡」(8時半までここにいることができるから)と一言話しました。どういう手段で震洲が芊芊を連れてきたのか、まったくわからず、金額やしくみもよくわからず、とにかく芊芊を戻すことだけを優先していたので、私も細かいことなど気になりませんでした。とにかく、芊芊をあのあこぎな香港人の客たちから救い出すことができただけで十分でした。

これは後から震洲にこの時の方法を聞いたのですが、極めて特殊な方法でした。酒店には先着順というルールがあってこれは絶対のルールです。1分1秒でも早く包廂に入り、早く女の子の上枱を確定させた客に優先権があり、その客の意思が優先されます。今回の場合は香港人たちが預點(予約指名)をしており、私も一度、精算して先着の権利を失っていますから、どう考えても彼らの方に優先権があります。しかし、逆に制服店の場合は女の子には拒否権があって、つきたくない客人に下枱することをいつのタイミングでも申告することができます。

ただ拒否権はあるものの、ほとんどの女の子たちは客が怒り、不機嫌になることをとても恐れており、途中で拒絶して包廂を出ると当然、客人が不機嫌になり、次についた女の子に当りまくりますから、よほどでないとしません。だいたいは小爺を服務鈴で呼んで幹部や行政に上枱するのが厭なことを伝え、他の包廂で框されたという演技をしてもらって抜けることが多いのですが、これもその客が加框をしたら、もうその日は耐えるしかありません。

だいたい他の客から框されたと言えばよほど気に入ってなければ加框は高いためされないことが多く、成功の確率は高いのですが、失敗すると厭な客と朝までということになりかねず、リスクもあります。従って、1回目の時は我慢を重ねて客が帰るまで耐えて、2回目にその客が来店したときには最初から拒絶して一切、包廂に入らないことを幹部や行政に伝えてもらうという形が多いです。

しかし、この日の芊芊にはこれらの方法がすべて使えない状況にありました。

まずは、金曜日に香港人が来た時に厭だと思ってはいたものの、2日間続けてきてこれほどまでに執着されるとは思っていなかった考えの甘さがありました。だから、行政に彼らを拒絶することを芊芊は伝えていませんでした。そして、光仔がトラブルを回避するために下枱したら芊芊を連れて来るという約束を香港人としてしまったため、この日の途中から拒絶することができなくなっていました。そして、時刻が朝の7時でしたから、他の包廂から框されたというダミーの手段も、閉店まで1時間しかないこの時刻では框そのものが成立せず、使うことができないため、四面楚歌だったはずです。

震洲がそこで提案した方法は特殊な方法でしたが、「自己框」という方法でした。酒店では女の子の人権が保護されており、一時代前のような女の子の気持ちや体調を無視してまで無理矢理仕事をさせるということはできません。

実際に何度か酒店の小姐が裁判で、無理矢理やりたくない性的な服務を店から強要されたと訴えるケースも多くあり、きちんとした大酒店はこのことについて大変、毅然とした姿勢をもっています。多くの事件報道がなされていますが、下の文章はその一例です。このあたりの姿勢は以前、紹介した大陸の東莞などとは異なり、女の子を商品として扱うようなことは基本的に台湾の大酒店はなく、一人の人間として、大切に扱っています。感覚的に決定的にちがうように私はいつも感じています。


很多人都覺得作”傳播”很安全  又自由  錢又多
不過  其實傳播在八大行業裡算是風險最高的
就以下面這個新聞來說好了
由於傳播是跑外店的(錢櫃 好樂迪 或其他店家之類) 
所以並不會像一般酒店一樣有店家在現場罩你  有幹部在顧你上班情況  
你只能自求多福
也許跑的店是非法制服酒店  也許客人下藥  也許客人把門鎖起來硬來  
你也沒辦法應付
也許就這樣被性侵害了也不一定
現在~就來教你當發生這種事之後該怎麼處置最得宜
(也許有的人會抱持著都已經發生的心態說啥都沒用)
一...盡速向案發地點或住宅之管區派出所報案.並攜帶相關證物及驗傷單.
清楚說明案件發生之
人.事.物.地.時.等事項
二...保持現場:不移動也不觸摸現場任何去物.以利警方採證和收集線索
三...避免沐浴沖洗及更換衣物.以大毛巾或外套裹身.以便收集更多證物
(注意)
千萬要知道並不是因為你做錯事才會被性侵害.該負責的是性侵害的人

 
傳播小姐只陪酒 硬上性侵判3年半
許俊偉/北縣報導

徐姓男子與友人在酒吧飲酒作樂後,找來5名傳播小姐到旅館「續攤」,
未料徐嫌以每小時1千元價錢找小姐陪酒,卻趁綽號「草莓」的酒店小姐酒醉後強制性交,
遭被害人指控性侵,徐嫌被板橋地方法院判處3年6月。
前年7月,男子徐彪與友人在酒吧內飲酒,一行人因喝得不夠爽快打算到旅館「續攤」,
還叫來5名酒店小姐前來陪酒,未料明明說好是陪酒,徐嫌支付的也是每小時1千元的陪酒費,
被害人「草莓」最後卻遭徐嫌強制性交。

判決書指出,被害人因酒醉加上飲料疑被下藥,前往旅館不久隨即昏沉入睡,
不僅醒來已經是中午,全身還一絲不掛。由於「草莓」依稀記得似乎遭人強制性交,
因而報警指控徐嫌性侵。 
 
徐嫌坦承找小姐到旅館喝酒,但矢口否認性侵傳播小姐,辯稱5男5女配對帶開後,
和他配對的「草莓」只是脫光衣服彼此愛撫和親吻,並未發生任何性行為,
不過醫院驗傷報告不僅證明被害人遭性侵,同行傳播小姐也指稱徐嫌先後
在床上和八爪椅上性侵被害人。
除因妨害性自主遭判3年6月,徐嫌還因當時一時興起狂咬被害人,
也遭法官依傷害罪嫌判處拘役40天。 


従って、人権への配慮から当然、女の子たちが体調が悪い、心情が悪いといった時などのために多くの酒店は「自己框」という方法を持っています。一応、店としてはきちんとした労働契約を結び、小姐に上班をさせています。しかし、いろいろな理由で突然、上班をやめなくてはならないことが時に発生します。いわゆる早上がりです。私が一番、驚いたのは私が信頼している紅牌の子のところにいきなり、上枱中に警察官がやってきて、「臨検」かなと思っていたら、彼女の実家に泥棒が入ったということで、警察が彼女を被害者として何が盗まれたかを確定したいという理由で呼びに来たことでした。その時も彼女は契約の時間よりもいわゆる早上がりになったので「自己框」を使っています。

この日は震洲は包廂に氷などをもっていく小爺にメモを渡して、芊芊に客人に悟られないように「自己框」するように勧めたのです。メモを受け取った芊芊は気分が悪いと嘘をつき、包廂のトイレでメモの内容を確認し、その後、大框されて酒を前の客にいっぱい飲まされたから、もう仕事が続けられないと行政に「自己框」を申し出たのです。

当然、嘘なのですが、「自己框」は小姐自身が自分を框する制度で、框の分のお金を自分が支払うことになります。給料から扣錢されるのですが、これはどんなに客人がひきとめても包廂に留めることができません。もし、やったら労働上の人権問題になりますから、酒店も絶対に小姐を包廂から引き上げます。酒店側からすれば、冷たい言い方をすれば、客であろうと小姐であろうと金が入ることに変わりはなく、客の優先権もまったく消失してしまいますから、女の子にとっては最後の切り札の逃げ方になります。ただし、包廂を出た後の時間の分は自分の給料から扣錢されますから、当然痛いのですが。

客人は他の包廂の様子は絶対にわかりませんから、気分が悪くて早上がりしたと思っていても実際には他の包廂や休憩室に女の子の意思でいることができます。しかし、代金は女の子の給料から扣錢され、基本的には下班した形になるので、女の子にとって、当然リスクがあります。

従って、この時、私は芊芊が二度目の上枱をしたときは「私人・芊芊」になっていて結論からすると料金をまったく支払いませんでした。包廂も2度目に入った時は小費は必要ないとのことで、間に別の客が入らなければ(片付けの間に戻る)、問題はありません。

それと店は8時までなのですが、実はそれは客としての扱いを終了するという時間で、その後、9時頃までは大廳で女の子や行政、幹部がおしゃべりしていたり、だらだらしていて、店の鍵がかけられるのは9時過ぎなのです。当然、8時に客が出ても、8時~9時の間は小爺たちが働きアリのように掃除と片付けをしていて、多くの関係者が酒店には残っています。

だから、この日は正確に言うと私は7時30分から8時30分までは酒店の客ではなく、芊芊の私的な知り合いが包廂で彼女を待ち、自己框して下班した彼女と私的な話をしていたというようなこととして扱われていたというのが正解です。客ではないので、当然、料金を払うことも請求されることはありません。私の心意を汲んでくれた副店長と何とかしようと方法を考えた震洲のありがたい配慮でした。

泣き崩れた芊芊と私は徹夜で、この日はあまりにも多くの出来事があったため、疲れ果てていたこともあり、そのまま、抱き合ってひとときの眠りにつきました。包廂のソファは決して座り心地がいいわけではなかったのですが、気持ちがなごやかな時、人はやすらかな眠りに例えひとときであっても陥ることができます。

時間は8時半。包廂のドアを開ける音で目が私たちは覚めました。小爺が申し訳なさそうに入ってきて、包廂を片付け、掃除をしたいということを話し始めました。

私は小爺に帰りの支度をしながら、「了承、了承」と答えました。真面目な大学生のような印象のある彼は本当に申し訳なさそうに「謝謝」と言うと、テキパキと片付けを始めました。まったく使われなかった啤杯、開けもしなかった啤酒、手もつけなかった水果や餅乾。彼はあっという間に片付けて、包廂を去っていきました。 

私は立ち上がり、芊芊にお別れのあいさつをしようと思い、彼女に話しかけようとしました。
しかし、その口を彼女はあっという間に彼女の口で塞いでしまいました。

そして、涙で真っ黒になったマスカラが滲んだ目でこちらを見つめながら小さなか弱い声で話し出しました。それはさっきの涙声とは異なり、休憩室で初めてあった芊芊の声と同じでした。彼女も元気になったようです。

「你有時間嗎? 今天、星期天、應該放假吧。一起去早餐店、一起吃飯! 等一些、酒店的附近SEVEN」

(時間有る?今日は日曜日だから、多分休みだよね。一緒に朝食店に行ってご飯、食べよう! ちょっと待ってて。この店の近くにあるセブンイレブンだよ)

私はたった10時間ほど前に休憩室で逢ったばかりの芊芊が、何かずっと前からの知り合いだったような錯覚を覚えました。

多くの小姐と交流があり、写真もだいたいは持っているのですが、不思議と彼女のものは一枚もありません。
電話番号も以前のものは、もう使われておらず、大学を退学し、台中に戻っているということしかわかりません。

「心惹かれる」という事を思い出させてくれた小姐は、後にも先にも私にとっては芊芊だけでした。

 画像はある禮服酒店の公關2人です。同じような顔に見えますが、別人です。名札の形でお店がわかる人もいるかもしれませんが、2人とも現役なので名前は秘密。3文字のわりあい新しめの店です。禮服店の子たちは総じて黒髪の長い髪の子が多く、ほとんどがエクステです。。痩身で長身であることが重要な条件と言われていて、ロングドレスが似合う子がそろっています。従って、似たタイプの子が多くて、姉妹や双子のように見えることもよくあります。写真のような痩せていて胸が大きい子はとても人気があり、大框されることが多くて、通い詰めている台湾人も多いです。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。   

小姐1リメイク

小姐3リメイク

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。

酒店の利益

この日は週末の土曜日の夜でした。

接遇関係の仕事が午後ちょっとあって、私も余裕があったこともあり、到早上まで大丈夫だったという事情もあります。芊芊とすれちがった後、大廳に行くと私服に着替えて下班をする子たちがソファなどに座ってのんびりしています。客人はこの時間になると当然いません。

大廳でさっき、支払いをした光仔と再び、出逢いました。酒店は包廂で幹部に支払いをし、幹部が會計櫃台に行って支払うことが通例です。酒店の作成するオーダー表は會計櫃台のところにあって、幹部名で作成されています。形として幹部が包廂を酒店から借りる形をとり、そこの安排(アレンジ)を行政と相談しながら行うというシステムですから、日本人では最初、なかなかシステムがわからないと思います。

値段表があるわけでなく、幹部の請求額もまちまちで、そこは幹部の考え方ですから当然、値段はあってないようなものです。例えば幹部が一人で来た客人から2小時4000元と小費1000元の5000元を受け取っていても、幹部が実際に支払う額は酒店公司のいわゆる底値と言われる金額ですから、2小時だとだいたい2500~3000元ぐらいです。その差額が幹部の収入ということになります。

店によって底値は異なっていて、当然設備が豪華で、模特のような子が多い店は高いです。私の本拠地は現在底値が1小時1380元ですから2小時だと2760元、小爺の小費分の支払いが1小時500元ですから幹部の支払額は合計3260元です。また、酒店から女の子に支払われる金額(經紀公司経由です)は、正職の子の場合は枱費が1小時6節で150元×6節=800元、PT妹は130元×6節=780元が平均的です。ただし、枱費も差があって勤務日数や勤務時間、紅牌や藍牌かによって異なっていて1節120~160元ぐらいまで差があります。 

従って、それぞれのもうけは4人の客が来て、2小時を日本人の平均支払額である1小時間2000元の支払いをしたとしたら、この店では次のように試算できます。

☆基本の支払い 客一人2000元×4人×2小時=16000元 それと包廂の小費1000元で合計17000元

1 客人の17000元 → 幹部の支払いは1280元×4人×2小時=10240元+実際の小費1000元=11240元

  従ってこの場合の幹部の利益は、この日、4人客1桌で5760元。

2 酒店公司に支払われた11240元のうち、正職の子ならば、彼女たちの枱費は 150元×12節×4人=7200元。

3 残りの4040元が酒店のとりあえず、会計で支払われる金による祖利益。

4 星期五の夜は200人の子がおり、70の包廂があるこの酒店では、夜8時から朝8時までの12時間では?

  ※仮にひとつの包廂に4名の客人が来店2小時で帰り、客一人は一人の公關をつけたとします。

  2小時4人の客人4040元 × 70包廂 = 282800元

  ※次々と包廂が客人でひっきりなしに埋まる(実際ほとんどそうです)と仮定したら?

  288000元 × 6回転 = 1728000元

  ※実際の満員の場合、280人の女の子が必要になりますから、200人だと稼働率は7割とすると?

  1728000元 × 70% = 1209600元

5 かなり大雑把な計算ですが、酒店公司は晩場だけで100~150万元が1日あたりの粗利益と思われます。

<総括> ここから酒店公司が運営するための経費も当然必要ですから、おおよその利益計算をしてみます。

  1ヶ月30日稼働したとして、1日あたりの粗利益は金曜日以外はやや利益が下がるので100万元と想定します。

  100万元×30日=3000万元。行政人員の薪資が月平均5万元とすると20名雇用として人件費月100万元。
  小爺(多くが男子大学生の打工)の時給が100元で12時間30日で一人あたり月36000元。
  70包廂だと包廂のだいたい1/3から1/4が小爺の数ですからのべ1日20人として人件費月72万元。
  契約している多数の經紀人や經紀公司への支払いが、実情によりますがどう見ても月に300万元。
  
  従って、人件費を差し引くと 3000万元-(100万元+72万元+300万元)=2528万元

  酒店の家賃は台北の一等地にあり、特殊な用途で70包廂の広さとなると月に500万元程度が妥当。
  さらに光熱費や飲食代金の支払い、制服業者との契約などの必要経費が月に400万元程度が必要。

  従って、さらにこれを引くと 2572万元-(500万元+400万元)=1672万元

実際には約1000~2000万元が月1店舗あたりの公司の利益と思われますが、開店時にかなりの設備投資が必要であり、巨額の融資を銀行から受けていますから、この債務の返金があり、酒店公司本社の維持及び人件費や運営資金が必要になるので、巨大酒店の1店舗あたりの実質的な純利益は年間1億元前後と思われます。酒店が台湾の八大産業の中でも最も巨大なビジネスであり、利益もよくあがるため、どんどん新店舗ができ、増えるのはこのような利益還元の仕組みがあるからです。

従って、客一人の支払う単価は現在、幹部によっては1小時1380元が多分、最低価格で、この場合は幹部の利益は客一人あたり1小時100元しか得ることができません。店のレベルも底値が1100元から1300元定度の店であり、あまり良い娘は少なく、酒店の設備なども悪いです。このような制服店は国賓大飯店の裏や民族東路にありますが、違法な大陸妹も混じっていると言われ、年配で性格も良くないアバズレ系の娘がけっこういて服務でタケノコ剥ぎのようなこともしますからお勧めできません。

だいたい、この価格でやる幹部は薄利多売で何も世話をしないダメ幹部か、リピーターの客と懇意にしていて、客からも女の子の情報をもらい継続的に親切丁寧に客とつきあう、最高の幹部の両極端です。日本人の場合はまず、後者の幹部に巡り会うことはできないはずです。彼ら彼女らは最初から1380元の価格を提示していることは絶対になく、客との人間関係を深める中で何回も足を運んでもらいたい、良い娘を保護するような形でついてもらいという形で1節あたりの価格を下げるのが通例だからです。

私は今1節250元、1小時1500元です。従って、今の幹部も利益は1小時あたり120元しかなく、他に桌をもつことや複数の子をつける、長い時間いるなどしないと、ファーストフード店の打工の時給(だいたい90~100元)と変わり有りません。一晩中徹夜で働き、トラブルもよくあり、さらに基本的には年中無休ですから、採算はこれではまったくあいません。ただ、私が今の幹部の情報源(女の子の実際の服務の情報を与える)として機能していますし、良い風評があり、多くの女の子の安心感もあるため、幹部としては次のビジネスにつなげやすいという側面があるため、この価格でやってもらっています。普通よく安排できる幹部だと、安くて1680元、比較的安くて1800元が一般的です。

街角で客を引くポンのような幹部が1小時1500元でやると言うことが最近はありますが、基本的に酒店に入れて、行政に「適当な余りの子つけて」みたいに打ち合せしています。一生懸命やっているようで実は放置プレーが多く、包廂に日本人客を入れたら、別の客に外送小姐の手配などしてます。よくわからない日本人客はとにかく未体験で興奮していますが、酒店と幹部にしてみれば、ビジネスにあまりならない子でビジネスできる良いカモです。

従って、このブログを読まれて最低価格で街のポンなどと交渉することは絶対にやめた方がよく、普通、外国人である日本人がコネも信頼もなく、酒店に入るには、多少高い金額の支払いをしないと安かろう悪かろうになって、良いことは100%ありません。1小時1800元~2000元払うのが、日本人価格の相場としては妥当で高くはありません。2小時4000~5000元前後なら、平均的と思った方がいいです。

安い価格で酒店に入ったとしても幹部から行政への情報は筒抜けですから、「ケチな日本人客」というレッテルを貼られ、狭い酒店の世界であっという間に知られる存在になってしまい、女の子からも「つきたくない」と嫌われてしまうでしょう。なぜなら、普通幹部は多くの酒店とフリーで契約していて顔が広いことが多いので、日本人ということでただでさえ目立ちますから、評判が広がるのは早くて、その風評を知らないのは当人だけということになります。私もよくいろいろな日本人の噂を聞き、「こういう日本人を知っているか?」とスタッフや幹部から聞かれることが多いです。酒店は基本的には紹介の世界で「會員制」で一見客は入れないので、そこをよく理解しておかないといけません。形としては私たちも幹部が紹介したということになっているわけです。

そのため、台北の酒店でいろいろな交渉をし、さらに細かな手配を求めることができるのは、信頼とコネを得てからです。信頼と信用が上がると価格は下がり、包廂に来る女の子たちも他の一見客から隠している良い子たちが次々と紹介されるという法則があります。

だからこそ、台北の酒店は日本人にとって簡単ではなく、敷居が高いものになっているのでしょう。
ただ入ってそれなりに遊ぶのと良い心をもった子と交流できるかどうかの壁は厚く、簡単にそれを乗り越えることはできません。しかし、信頼を積み重ねていけば、金の価値で推し量ることができないものを手に入れることができるのが、酒店の世界です。

 画像は大廳でくつろぐ公關の子たちです。朝にはこのような風景も時折、見られて、7時頃になると客人は入りません(酒店は8時までやってうるが、2小時保証をするため、入場は通常6時までです)。大廳では下班する子、1日の精算をする幹部、おしゃべりをする行政などがまったりだらだらしている雰囲気になります。上班する時は遅刻すると罰金をとられて扣錢になるために下枱して下班後に仲の良い子たちの小團體で集まって一緒に帰ったり、ガヤガヤ緊張感もとれてにぎやかにやっていることが多いです。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。  

大廳でくつろぐ娘たち

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。

蜃気楼

時間は凌晨6時30分をまわっていました。芊芊と休憩室で出逢ってから8時間以上が経過していました。大框は8時間分で7時までですから、もう終わりの時間が近づいていました。

後にも先にも客の身分である私一人で5人の子を包廂に入れたのは、この時だけです。しかもこの時、私が幹部の光仔に支払ったのは、本当に芊芊の大框の分だけでした。支払った金額はよく覚えていて12000元と包廂の消費の1000元、合計13000元でした。

多分、光仔の基本料金、1小時2000元で正規に支払いをしたとすると次のようになります。

1 芊芊 10:30~11:00 3節 1000元と11時からの大框 8時間 16000元の合計 17000元
   ※ただし、途中1時間程度、香港人の包廂に行っていて不在
2 夕方の7時過ぎにVickyとの面接であった2人、泡芙と巧克力も同様に17000元×2 34000元
3 そして後からVIckyが連れてきたギャルの牛奶が7時間 14000元
4 芊芊のトラブルの変わりに副店長とともにやってきた芭比 1時間30分の9節 3000元
5 包廂の小費 1000元
6 副店長がプレゼントしてくれた洋酒 4500元

合計 73500元 当時レートは台湾元に3.5倍をかけると日本円の価格でしたから、日本円で約26万円。

しかし、この日から上班する新妹の3人は教育と体験という名目で免費。後から来た芭比は芊芊が訪枱でいなかった分の補填として来たため、免費。そして洋酒1支も免費。さらに正確にいうと大框を決めるまでの芊芊がいた分の約3節分の1000元も光仔はトラブルのことや一緒に運転手のDarlinも長いさせてもらったということで受け取りませんでした。さらに彼の本来の価格ではなく、私の幹部の震洲の価格にあわせてくれたため、彼より安い1小時1500元で大框の計算をしてくれました。私は少し半信半疑だったのですが、本当に彼は枱費について芊芊の大框の12000元しか取りませんでした。

従って私の支払いは13000元 当時のレートで46000円ぐらいでした。何とその差額20万円以上!!!

この日は副店長をはじめ、多くの夜の住人と懇意になり、深く私が信用された日であり、忘れることができません。以前ブログで紹介した「神様」というニックネームで私が呼んでいる台湾人の友人がいますが、彼と酒店に来るとだいたい2人で6~10人ぐらいの女の子を入れることになるのですが、彼は超金持ちなので、私は一度も支払ったことがなく、神様がいつも信用卡で払ってしまいますから、実際の金額はわかりません。いつも申し訳ないので、あんまり女の子を呼ぶことは控えたいのですが、神様は大勢の女の子がいないと不機嫌になり、もっと呼びなさいと私もご指導を受けるので遠慮しながら呼んでいます。そういう特別な場合を除いてまあ、一人の時は5人も長時間つけるということは絶対にありません。

この日のことはまるで蜃気楼のようで、今でも本当だったのだろうか?と思う時があります。

しかし、新妹の子も楽しく上枱してくれて、心地よい疲れというか、気分が高揚する特別な時間をすごすことができたというか、彼女たちもそんな感じだったのでしょう。經紀人のVIcky、副店長の紅龍(正しい名前はMR,李と言います)に「謝謝、 謝謝」と何度も感謝の言葉をもらいました。しかし、どう考えても20万円以上をただにしてくれた私が彼らに 「謝謝」と言うのが当たり前だと思うのですが、何か不思議な世界です。

多分、日本ではこのような感覚はまったくありえず、台湾人の感覚というか、大盤振る舞いして客人に喜んでもらうようなことを至上の喜びとするようなところがあります。時々、接待を台湾企業の役職の方から受けることが当時はあったのですが、テーブルいっぱいの豪華料理をこれでもかというぐらい並べられていただいたり、高級な便服店や公主店で接待されたりということも数多くありました。支払いは大丈夫なのか、気になるのですが、大概はその店のトップなどと親しくて、払っているのか、もちつもたれつなのか、朋友なのか、とにかくよくわかりません。

中国人は拝金主義がとても強く、世界中にいる華僑などは金塊をベースに手広く、ビジネスと資産運用していますし、香港や大陸ではとにかく、金に対する執着心がとても強いように感じます。台湾でもそれはよく感じることがあるのですが、香港や大陸とちょっとちがうと感じるのは、亜熱帯的なおおらかさというか、後先を考えずにパッと使ってしまったり、平気で大金の貸し借りをしたりするようなところを私は感じることがあります。細かいこと考えないみたいなところが台湾人はあって、大雑把なところが良い意味でも悪い意味でもあるような気がします。いろいろな支払いを滞納するようなこともまったく気にしないことが多くて、電話などは女の子たちもよく止められていますし、家賃を滞納したり、人の家にいそうろうしたりしている子も少なくありません。

しかし、この日は經紀人のVickyの戦略も当然あったものの、 私はその恩恵に預かったわけで、私にとっては絶対に忘れられない夜となりました。終わりの時間は朝7時近くなり、さすがに18、19の若い彼女たちも疲れ果てていて、包廂を出るときはちょっとフラフラしていたようなそんな記憶がうっすらとあります。

私も光仔に支払いをし、包廂を出て大廳の方に向かって、歩き出しました。その時です。もう、下枱して下班したと思った芊芊が行政に手を引かれて、向こうからやってきました。私は「どうしたんだろう?何か言い忘れたのかな」と思いました。しかし、包廂で電話番号もこっそり交換していましたし、思い当たる節はありません。

そして、走廊(包廂の間の廊下のこと)で芊芊とすれちがった瞬間、彼女がすれちがいざまに私に小さな声で言い放ちました。

「你幫助我!」 (私を助けて!)

私は耳を疑いました。しかし、彼女は訴えるような目をして確かにそう言ったのです。

 画像は休憩室の仲良しの子たちの屈託のない表情です。どこの国でも女の子たちはグループをつくって行動しますが、初めは単独で酒店にやってくる子は少なく、友人同士で經紀人と会って契約することがほとんどです。禮服店などに安排することは基本的に少なく、一度も酒店の経験がない子たちは、まずまちがいなく、一番服務がいろいろとある制服店にうまく入れるようにするのが、經紀人たちの戦略です。従って、服務が大変ですから、仲間同士で組ませることや良い客に最初つけることは必須で、女の子たちも似た年齢の子たちと人間関係を広げて「小團體」(小グループのこと)を作っていきますね。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。    

休憩室の3人1

休憩室の3人2

 このブログは元々、台妹と良い心の交流をもちたいと思っている、あるBBSでご賛同いただいた方々に情報提供する目的で始めましたので、画像等も一定期間をすぎたらほとんどをプライベートモードにしております。プライベートモードは私が友達認証した方が入れますが、コメントなどをお書きいただいたり、メールなどを通じて交流などを深め、ご信頼した方を対象にさせていただいております。酒店と同じような形で一見の方はすぐに認証はできませんので、何度かやりとりをさせていただいてからになります。ご理解のほど、お願いいたします。

中文(休息一些)

さて、このところ芊芊との出逢いの話の間に現在進行形だった東莞の様子と微笑と開心との簡訊のやりとりを挿入してきました。このブログには多くの彼女たちの送ってきた簡訊や聊天の原文を掲載しているのですが、読者の方からメッセージやメールをいただいく中で、何人かの方に「中国語や台湾文化の勉強になり、単なる夜世界の遊びの話ではなく、総合的な台湾の様々な習慣や現状の勉強になります」といったお言葉をいただきます。誠に恐れ多く、ありがたい限りです。

中文はなかなか独特の慣用句や表現もあって、慣れないとどのような意味なのかさっぱりよくわからないことがあります。また、現代の若い子たちが使う口語体や簡訊で用いられる言葉・文章もかちっとした習う中文とはちょっと異なっている所があって、使い、コミュニケーションをとることによって習熟していきます。

このブログの中文も彼女たちの原文は正しいのですが、私が物語の中で經紀人や幹部、小姐が話した言葉を再現する時に書いている中文はちょっと怪しいところもありますから、ご承知おきください。私自身は日本語は日本人だから当然ですが、英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、タイ語、タガログ語、そして中国語と使いますからよく混乱してしまいます。駐在していたそれぞれの国で習得したのですが、使わないと忘れてしまったり、似ているスペイン語とポルトガル語が混在したりすることがよくあって、頭のスイッチを切り替えないといけないので、結構、大変です。

ただ、不思議なことに例えばタイに行くとだんだん慣れてきて、タイ語を思い出してきますから皮膚感覚で獲得するとことはつくづく大切だなと思っています。最近は飛行機の中で基本的な語句や文法をよくチェックしておいて到着した国で積極的に会話したり、文章を書いたりして思い出すようにしています。

さて、APPでよく送られてくる中文や写真を貼ったりするのにいつも使っているのが、EVERNOTEという軟體(ソフトウェアのこと)です。簡単に写真や文章、音声などを簡単にペーストしてクラウドで保管できるので、インターネット環境があればPCとのやりとりも簡単で、いつの中文の原文もこれを利用してブログに貼っています。また、GOOGLE翻訳で翻訳することもよくあって、とても奇妙な翻訳になり、意味不明なことも多いのですが、細かな単語などわからないことも多いため、大いに参考になります。下のリンクはクリックしても購入なんかにはなりませんし、私のアフェリエイトにもなっていませんから、安心してクリックしてみてください。だいたいEVERNOTEは無料ですから、ワンクリック詐欺なんてありません。

はじめてのEVERNOTE(アマゾンのブック案内サイト)

EVERNOTE ホームページ 


41HG0jZ9M9L__SS500_

私は国際的にコミュニケーションをとり、また、ビジネスでも簡単な文章を保管することを中心によく利用しています。インストールも無料でできますし、PCとスマホをいつも同期させて使っていますから、私はとても活用しています。Facebookも私は台湾人の方々との交流用の方については中文(繁體字)のアカウントを使っていますから、気になる写真や文章はとりあえず、どんどんコピーしてEVERNOTEに貼って保管します。後でしっかり翻訳したり、整理ができたりするため、とても重宝しています。

また、直接の会話はLINEやVIBER、SKYPEなどをフル活用し、さらには中華電信の3G携帯もあわせて利用しますので免費であることも多く、思う存分、料金を気にしないで話したりできるのは、非常に気が楽で十分にコミュニケーションがとれることもあって、とてもありがたいですね。

ついさっきもブログを書いている途中にある制服店の公關の◆◆(現役なので名前は秘密)が昨日と今日は放假だったようで、バイクに乗って台北郊外を友人と疾走中だったみたいですが、7-11のガソリンスタンドがあるのを発見と言って、写真をいきなりAPPで送ってきました。

318113_425714204113786_100000256309832_1551269_177128902_n

どうも淡水の近くにある温泉?に女友達と2人で行っていたようで、何とも可愛らしい和服のような浴衣?を着ている写真を10枚ぐらい続けて送ってきました。素顔、スッピンで、「你幹嗎?最近如何?」(何やってるの?最近はどうしてる?)などと短文がついており、今の彼女の状況の様子などが書き込まれていました。私もあんまりよくわからない場所なのですが、楽しそうで、ついほほえましくなります。なんかスッピンに茶髪と艶っぽい浴衣がミスマッチで面白いのですが。

420789_359412647417350_100000458543125_1241167_1169464846_n

yukata01

yukata02


ただ、台北に行って酒店に行き、金さえあれば、遊ぶことはそんなに難しいことではありません。

しかし、交流やつながりをもてるかどうかは簡単ではなくて、中文というコミュニケーションの基本があり、私たち外国人はどうしても細かな表現の壁や単語の壁がありますから、それを補う様々なツールをうまく使うことによって、成り立つことが多いです。ぜひ、皆さんの参考になればと思っております。特に駐在の皆さん方はビジネスでも大きな財産になりますし、大陸の簡体字もそんなに難しくないですから、台湾で積極的に中文を学び、使うことは大いに役立ちます。あきらめるのは簡単。でも、それは大きな宝を発掘する努力をあきらめることと同じです。できるところから、話せる言葉からやってみるだけでもちがうと思います。

世界で公用語として使う場面が最も多いと言われる英語。
世界で最も公用語としている国の数が多いと言われるスペイン語。
そして、話している人間の数が多いと言われる中国語。

ボディコミュニケーションができれば大丈夫という側面もなきにしもあらずでしょうが、やはり細かな心情のやりとりは言葉あってのものと思っています。写真と簡訊が大好きな台湾人との交流において、中文の能力とそれを補うツールの存在は役に立つことはあっても無駄になることは絶対にありません。

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。

微笑と開心 Vol.4(休息一些)

開心は八大(法的に許可を受けている酒を提供するなどの八種類の関連業界のことを台湾人は八大とまとめて言います)に勤めてはやめ、勤めてはやめを繰り返していましたが、今回、腕時計を盗まれたことで、もうしばらくはしないという決心を固めていました。今までは通っている高中の勉強が忙しくなるとやめ、学校がない暑假や寒假を中心に勤めて、お金を集中的に貯めるという生活でした。

開心は台北市内で一人暮らしをしていますが、実家も台北にあります。開心はとても開放的で素直な性格の持ち主で、いつも嘘をつかずにいろいろなことを包み隠さず離してくれることが多く、家の事情も詳しく聞いていました。彼女が一人暮らしを始めた理由は母親との不仲でした。

「有時遇到挫折都狠想回家。可是畢竟家裡是回不去的。只好學習一個人在外的生活和獨立」

(時々挫折して家に帰りたくなってうろたえることがあるよ。でも結局、家に帰ることはなかった。外で一人で勉強することそして独立するほかないんだ)

彼女がいつも母親を表現する言葉があります。

「她要錢不要小孩」  (彼女はお金が欲しいけど子供はいらない)

そして、驚くべきことに彼女が酒で働きはじめたのは、母親に強く言われて、家にお金を入れるためでした。彼女の家は女の子が一人であとはすべて男兄弟です。母親は彼女が18才に達した時に酒店で働くように強く言い、彼女はそれに従い、働き始めました。經紀人の契約は母親が行い、母親にバンス(前金)が渡されるという状況でした。従って、開心はバンスの分の契約を解除することは当然できず、制服店で働き始めたのです。タイで駐在していた頃にこのようなことは、よくあった話なのですが、私は最初、近代的な台北でこのような話を最初は信じることができませんでした。

前金を返し終わった後、母親のことが許せなかった開心は家を飛び出し、当時通っていた(通わせてもらっていた)高中も中退し、一人で生きていくことを決心し、家賃がやや安い三重で一人暮らしを始めました。そして酒店での勤めを継続しながら、今度は自分の生活費と学費を稼ぎ、再び、夜學の高中に入学したという状況でした。

彼女が母親を表現するときによく使う文章があります。

「我媽媽把我當搖錢樹」 (私のお母さんは私を金のなる木にするんだ)

中国語で「金のなる木」という、このような独特の表現を知ったのは、いつも開心が使うからです。家から離別し、酒店に努めては休檔し、また、勤めるというリズムだった開心も昨年の12月で制服店からは撤退していました。そして、再び、生活のために働きだした回穿店で腕時計を盗まれてしまい、ショックを受けてやめてしまい、今に至っています。

しかし、4月に入り、彼女には大きな問題が発生しました。彼女は家賃を4ヶ月滞納していて、大家に4月いっぱいで水道や電気を止められるという宣告を受けたのです。日本の場合は立ち退きなのですが、台北ではなかな立ち退きが進まないという事情があって、水道や電気、ガスを止めるということをします。これは営業停止の酒店やレストランなども行政側から同じようにされるのですが、これは確かになかなかの方法です。住むところがあっても生活ができなくなるし、トイレやシャワーも使えなくなりますから。

開心がAPPでその大家からの立ち退きの文章を送ってきました。

「請告知還款時間,每個人都有苦衷,但此刻的我無力幫妳,我自身難保,妳拖欠數月房租,不能說無心,請自重,為免欠費今額過大,必要時我會停一切該停的東西  房東」

(支払い期限の時間を告知します。すべての人にはすべて苦衷がありますが、今の私はあなたを助ける力はありません。私は自分の生活が危うく、あなたは数ヶ月間、家賃を遅滞しています。何の気なしだと言うことではなく、自尊心をしっかり持って下さい、支払いをしないことを許すことは、すでに金額が今大き過ぎ、もうできません。必要に応じて、私はすべてのものを停止します。  大家) 

彼女が支払わなくてはいけない金額は8萬4千元。私は、彼女が柴犬を飼ったり、新しい自転車を買ったりしていたので、まったく生活には問題がないと思っていました。彼女にどうしてこうなったのかを訊ねました。

やはり、原因は母親でした。母親が彼女の知らない間に自分の娘の信用卡(クレジットカード)を作り、それを旧正月の休みの時に大陸の上海に旅行に行って、すべてその決裁を信用卡でしたのです。旅行代金(飛行機の航空券、ホテル代、上海での買い物や食事など)をすべて彼女名義の信用卡で決裁し、約10萬元の支払い請求書が彼女に送られてきたというわけです。確かに自分の娘の信用卡を作ることは母親は簡単にできます。彼女は一人暮らししている家の住所や電話番号は父親だけに知らせていました。開心は父親と兄はとても信用しているのですが、とにかく母親がいつも「不好」なため、家には寄りつかなくなっています。母親は娘の住所や電話番号を父親から聞き出し、母親自らが保証人になって彼女名義の信用卡を作っていました。

「她刷卡都用我辛苦賺的錢去繳清欸。我生氣」 

(彼女はすべてカードで支払い、それを支払うのが本当に私は大変だった。とても腹が立つんだけど)

普通の親子関係ではちょっとありえないのですが、家賃分を結局は信用卡の支払いに充てなくてはならなくなったため、2月、3月、4月、5月(台北の家賃の支払いは前払いで5月分を4月末日までに支払ったりするのが一般的です)の4ヶ月分の欠損となったわけです。3月には回穿店で勤めていましたから柴犬と自転車を購入しても彼女の計算では余裕で暮らせるはずでした。しかし、時計を盗まれて、衝動的に八大の環境に嫌気がさしてやめてしまった彼女は窮地に立ったのです。

しかし、実は友人からお金を借り集め、生活用品も友人がもってきてくれたようで、何とか6萬3千元を調達し、4月28日の期限までにとりあえず、3ヶ月分を房東に支払って、何とか水道や電気を止められず、立ち退きをしなくても大丈夫になったようです。

私も彼女に家賃を助けることはできないけど、盗まれた時計に換えて、ピンクの日本製の腕時計をプレゼントとして7月の情人節に送るという話をしました。

「所以我就把錢先匯給房東,因為這件事情比較重要啊!就沒有多餘的錢去買自己想要的東西,剛好是我們討論到手錶這話題,你有說過要送我這句話,我就先暫時不買了,因為我有的東西,朋友要是送或給我的禮物、物品…等,我會覺得我已經有了就不需要了,一來怕對方的一個心意,我卻不需要而拒絕會傷害到對方,二來有了不需要的東西只是多花錢,不如把錢拿去買別樣對方沒有而需要又實用的東西,比較實際啊!因為我這個人啊!不貪心啊!自己有的東西,若有了就不會在要求或接受同樣的呀!因為我只有一雙手,能帶幾隻手錶?每天換一隻搭配衣服?我不是愛慕虛榮的人,夠用就好,人要懂得知足,不是嘛!而我怕我有房租搞定,有多餘的錢可以買手錶了,要是你那時說要買給我早已經買好了而你不知道我已經有了,那我有的東西我認為對方花這錢,是多餘的,如果把它拿去買我沒有的禮物送我,才不會浪費錢啊!要善加利用錢啊!不管什麼行業賺來的都是辛苦的,不是嘛^^」

彼女は長文の簡訊を送ってきました。中国語の独特の表現がいくつもあります。 

(私は大家さんに先に家賃を払わうようにする。なぜなら、このことはより大切なことだからね。自分の必要なものを買う余分なお金がないんだ。さっきちょうど私達が腕時計の話題を話したときに、あなたは私に腕時計を送ってくれると言ってくれた。だから私は先にしばらく買わないから。私がすでにある物を持っていて、もしも友達が私に贈り物や物を送るとしたら…、次のように考えるよ。送る相手が私がそれをいらなかったと感じたならば、一つはそのことはとてもいい気持ちはしないし、相手まで傷つけることを絶対にしたくない。もう一つにはただ多く金を使っただけの不必要なものがあっても仕方がないから、相手に必要な別のものをプレゼントしてもらう方がよほど実用的だし、より実際的だよね!

私はこんなように考える人間だし、貪欲ではないよ! 自分が持っているものを求めるようなことはとても失礼なことだよね。私には1組の手しかないから、何個もたくさんの腕時計を持つ意味があると思う?毎日1個ずつ交換して、服を組み合わせるの?私は虚栄を愛慕する人間ではないからね。たくさん持っていることが満足できることではないと思うよ。

私は今、家賃の問題をまず解決できて、お金に余裕があったら腕時計を買うけど、もしもあなたが買ったのに、私がすでに買っていて持っていることを知らなかったとしたら、余分な物を買うことになってあなたが浪費することになるから申し訳ないでしょ。私はお金の使い方や余らせ方をちゃんと知っているから、もしあなたが送ってくれなくても、無駄遣いはしないし、よく考えてお金を使っているから大丈夫!どんな仕事でもお金を稼ぐのはすべて大変で苦労があるからね、そうでしょ^^)


何とか、ピンチを彼女は脱出したようです。しかし、今の彼女の大きな悩みはこれからの生活費と家賃のために借り集めたお金の返金。再び八大に勤めるしか方法はないかどうか、思案中です。

「我沒有害人的心,但在這環境容易被人家害」

(私は人の心に害を与えることはない。但し、あの環境(八大のこと)は簡単に人に被害を与えるから)

腕時計を盗られたこと、そして就業環境が決してよくないことを彼女はとても認識しているから、二の足を踏んでいます。

「因為心腸太好,容易相信別人,又太感情用事」

(なぜなら私は心はとても良いから、簡単に人を信じてしまうし、とても感情的になってしまうから)


開心のような良い性格、素直な性格の子が酒店のような八大業の中で生き抜いていくことは簡単ではありません。海千山千の夜の世界の住人がそこにはいて、人を騙すことなど何とも思っていない輩もたくさんいます。騙し騙されが当たり前のこの世界に開心は再び、上檔していくかどうか、今はわかりません。

だけど、そんな台北の夜世界にも開心のような子たちが少なからずいることをぜひ、皆さんに知ってもらいたいなと思っています。

 開心の飼っている柴犬。愛嬌があります。Facebookにいつもよく登場します。

425589_368510356502540_100000307350383_1229030_8903689_n

 開心がいつもAPPで使っている智慧型手機(スマホ)です。I-PHONEも多いのですが安卓型(アンドロイド)も数多く普及しています。彼女が使っているのはSamsungのGalaxyです。FacebookとAPPが大好きなので、日々、状況がわかりますね。

529711_405884259431816_100000307350383_1327716_432602439_n

 家賃を滞納していたものの、セーフになった彼女の家で撮った彼女の制服姿です。もう二十歳を超えているのに高中生ですが、勉強はがんばってます。手にもっているのはお気に入りの智慧型手機。

開心制服モザ
 
 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。  

微笑と開心 Vol.3(休息一些)

GWも終わり、予定通りイレギュラーなシーズンもの「大陸的夜世界編」を再編成しました。

再度、ご覧になった方で珠三角に興味をもっていた方には申し訳ないのですが、ブログの本筋とは異なる特異な世界のことを心温まる小姐の多い台北とビジネスライクな東莞の対比させていただき、訪れる方に予習の重要性と中国語の必要性を感じていただいて日本人としてマナーよく夜世界を歩いてもらいたいという趣旨でしたので、そこのところをご理解いただくようお願いいたします。

微笑と開心という2人の子については、時折、ブログの中でイレギュラーで紹介しているのですが、微笑とはまったく気質が異なる開心とのやりとりはとても多く、APPでよく連絡もあります。また、彼女はFacebookが大好きなので、よく状況をアップしていますから、誰とどこで何をやっているかがよくわかります。この3月から4月にかけて彼女にもちょっとした事件と変化があって、4月中旬から今日までとても多くのやりとりを多忙な中、していました。そのことを微笑の現在の状況とあわせてちょっと紹介させてもらいたいと思います。

昨年の12月に仕事で台北に滞在したとき、開心は12月24日のクリスマスイブ(正確には午前3時頃の24日)に本拠地とする制服店で逢ったのを最後に、通っている高中での勉強に集中するために下檔してしまいました。その12月24日のエピソードはあるBBSに書いたのですが、どんなことがあったか、いきなりでは読まれる方にとってはちょっと脈絡がありませんから、当時の発表文章をちょっと再掲載したいと思います。

その時は現役だったので名前をふせていましたが、実はここに出てくる歌が下手な子が酒促小姐(休息一些)というブログで紹介した緑茶という子です。今は以前書かせていただいたようにすでに制服店をやめて酒促小姐をやって、がんばっています。


            img02

<2011年12月発表文章>

今回は24日までにすごく良い子たち3人と新たな出逢いがありました。

まず最初の22日の夜、仕事の接待が終わってよく行く酒店に入ったのは夜の12時過ぎでした。もう包廂も満員で、良い小姐はいないかなと思いながら、様子見でちょっと行ってみました。

ところが意外なことに小姐は聖誕節のため禁休なので約200人が上班、そして次の23日が金曜日であることもあって以外と空いていました。

それとここで紹介する小姐のうち、まだ制服店に在籍・現役の子の名前は伏せ字にしてあります。

最初にいきなり、紅牌である日本人に似ているという以前から懇意にしている子を幹部が下枱(前の客が終わったばかりの子)した後に直接連れてきました。その子はとても性格も良く、可愛いのでさっそく一緒にすごしましたが、たちまち被框(他の客に長時間指名されること)されて持って行かれてしまいました。

その時間がもう1時頃だったので、もう帰ろうかなと思っていたところ、幹部が今下枱したばかりの子をうまく抜いてきたからといい、新しい子を連れてきました。2人の新たなとても可愛いPT妹(アルバイトの子)でした。

今回新鮮だったのは、22日から24日かけて出逢った彼女たち3人がまったく、今まで私が逢った子たちとタイプがちがったことです。

1人は▲▲という18才の高中3年生で唱歌も跳舞(ダンス)も苦手で安静を好む目が大きい可愛い娘です。とても性格が穏やかで酒店では唱歌も跳舞がメインなので極めて珍しい子でした。ただ、一緒にいると気持ちがやすらぐというか、そんなタイプの子です。一緒に行った台北在住のXXXさん(BBSで親しくなった好的朋友)も「この子は可愛いいですよ」と2回目に呼んだ24日の夜に言っていました。

もう一人は大発見で、◆◆という日本人と台湾人のハーフの19才の大学1年生で日本語が片言ですができました。7才まで日本で暮らしていて、日本語は忘れてしまったと言っていましたが、なかなか日本語が話せて、性格が良く、さばけた感じのとっても良い娘でした。

以前、酒店で1度だけ日本人の子(ある有名大学に留学に来ていた)と逢ったことがあり、彼女は日本人客の場合は身元がばれる可能性があるので、日本人にはつかないという規定を酒店や経紀人と交わしていました。しかし、その時は特別に幹部が連れてきてくれて外の窓から私が知り合いではないことを確認して包廂に入ってきました。後にも先にも日本語を話す小姐と酒店で逢ったのはその1回きりで、日本語ができる娘と逢ったのはそれ以来のことでした。

それ以来の日本語を話す小姐だった◆◆はとても可愛くてFBももっています。多数の写真もそこにはあるため、もし彼女の名前がわかってしまうと彼女にも迷惑をかけてしまうので、彼女の詳しいことはあまり書けません。

彼女も日本人客はこの酒店では極めて少なく、ほとんど出逢ったことがないと話し、とても喜んでくれました。電話も2本持っていて、1本は完全に営業用、もう1本はプライベート用で、2本とも特別に教えてくれました。もし、台湾に駐在が続いていたならば、絶対にいつも呼ぶようになっていたでしょう。本当に性格の良い、しっかりした子です。

次の23日の金曜日夜はこのBBSで紹介した麻衣というある有名な大学の大学生と逢って食事となりました。このBBSで紹介した子なのですが、昨年の7月1ヶ月だけ数回クラブで働き、今は時給100元でアルバイト生活をしています。

麻衣は誠実な子で、頭も良く穏やかな子です。その子とは台泥大樓という(タイペイアイを週末に上演しているビル)の前で7時に待ち合わせをしていました。

彼女はいつもニコニコしていて人間としていわゆるクセがない子です。去年のクリスマスも一緒にある大きなホテルのパーティーに行っているのですが、ちょっとのことでもとても喜んでくれる素朴な感じと言えばいいでしょうか。
彼女とは仲の良かった彩虹という子と一緒にタイ旅行にも行っており(誤解がないようにしておきますが、彼女たちが自分たちで旅費は払いました)、酒店をやめた後もつきあいが継続していて、定期的に一緒に食事をして話しをよくします。

彼女とは実は24日のクリスマスイブに会う約束をしていました。しかし、24日と25日に急にアルバイトが入ったため、急遽予定を調整して23日の夜に逢うことになりました。

そして彼女と食事が終わるぐらいの時間に酒店に一緒に行く約束していたXXXさんと合流という展開でした。XXXさんとは以前から23日の金曜日に一緒に出かけましょうという話をしていたので、麻衣とは2時間程度、最近のいろいろな話をして食事後に別れました。麻衣は去年、クラブでわずか1ヶ月ではあるけど、働いていたとは見えないとても真面目な大学生で、初めて逢ったXXXさんもきっとそう思ったのではないかと思います。

8時45分頃に麻衣と別れ、XXXさんと一緒にいつもよく行く酒店に9時過ぎに入りました。22日と違って超満員、小姐も250人ぐらいはいて、次から次へと紹介されたのですが、良さそうな子がいません。きっと聖誕節週の金曜日ということもあって、良い娘たちは多分、すべて預點(指名の予約をあらかじめ入れておくこと)または大框(最初から最後まで女の子の時間の権利を買うこと)されていたと思われます。ただ、禁休なのでとりあえず人数だけはいたという感じでした。

さらにもうその時間には早い時間にもかかわらず包廂はほぼいっぱいで、古い包廂しか空いていなくて、さらにKTVの調子も良くなく、2回も包廂を換るということもあったほどです。

実は22日に出逢った▲▲と◆◆を預點して呼ぼうと思ったのですが、2人とも上班しておらず、休みでした。特に◆◆は出逢った22日も生理だったのですが、生理痛がひどく、次のような簡訊をもらっていました。

「對不起我今晩人不舒服我生理期不順我要看醫生、可能無法去上班真的很不好意思」

(ごめんなさい、今晩はとても体調が悪いんだ。私は生理不順で医者に診てもらう必要がある。だから今日はクラブに勤めに行くことができないよ。本当にごめんね)

XXXさんも良い子がなかなかいなくて、煩雑に換枱(呼んだ女の子を交換すること)するという状況でした。

この日は以前、エピソードを紹介した開心(今は花名を変えています)という子とその酒店で逢う約束をしていて、彼女が来るまで待つしかないかなと思っていました。XXXさんにも開心を紹介するからということで23日に一緒に行こうという約束をした経緯もありました。

彼女は、以前このBBSの「微笑との再会」で紹介した子である高中に通う20才のPTの子です。とても性格が良く、いつもいろいろな気遣いをしてくれるとても良い子で勉強熱心でもある子です。しかし、開心がやってくるのはいつもとても遅い時間(夜学なのでそれが終了してから来る)ですから、それまで包廂を確保しなければいけないこともありました。

なかなか性格の良さそうな子がおらず、ずーっとRMSさんといろいろな話をするという状況だったのですが、10時頃、18才の新しく入ったばかりの子を幹部が帯同してきました。

名前は緑茶と言います。この子はとにかく愛嬌があって、初めて逢うタイプの子でした。私と懇意にしている戀戀という子(また、ブログの中で紹介していきます)と少しタイプが似ていて、とにかく気まぐれ、日本人は今までついたことがないと言いました。他の外国人はついたことがあったものの、外国人は中国語ができないから大嫌いだと最初からはっきり言ってくるような子でした。

まだ高中3年の18才なのですが、とにかく唱歌が下手で、一緒に歌うのが大変で、いつも音が大きくフラットするため、なかなかユニゾンで歌うことが難しかったです。

「你要努力唱歌!」とか言うとほっぺたをプーとふくらませてすねるような仕草をし、とにかく天真爛漫という言葉がぴったりな子です。

彼女は初めて日本人についたということで、最初の頃は随分何度も「疲れたよー」と言っていました。気まぐれで感情を抑えず、子どもがそのまま18才になったような子で、彼女もだんだん慣れてきて、最後はとても楽しかったですね。

顔はなかなか可愛く、スタイルもよくて、同じ客に1週間のうち3度大框された(朝まで権利を買うこと)という人気娘でした。勤めてわずか1ヶ月ですでに10度以上も大框されていて、とにかく可愛らしく愛嬌があるので、自分でも「自信」があるとか、「他の小姐より私の方が断然可愛い」とか自分で言うような子です。

食べることが大好きで、いつも御菓子や花梅を食べていて「お腹が減ったー」と言うことが多いのも特徴でした。跳舞(ダンス)はなかなかうまいので、後は歌がうまくなれば将来、絶対に紅牌になるという感じの子です。10月末が誕生日で18才になった途端に仕事を始めたという典型的なPT娘ですし、唱歌以外はすべての人気娘になる要素をもっている子です。

その日、XXXさんが呼んだ子が割合お姉さん系だったこともあって、彼女は一緒にお姉さん系の小姐がいるのが嫌ですぐに顔に出るのも面白かったですね。感情や気持ちを隠さないところが、彼女の大きな魅力でした。

しかし、その日は待っていた開心が次の日から高雄に行くというので、上班をやめるという連絡が12時頃に行政からあったため、結果的にはこの子を長時間つけることになりました。XXXさんはなかなか良い娘と出会えず申し訳なかったです。

開心が来られないという連絡を聞いたため、すぐ開心に「逢えなくて残念」と電話連絡したところ、開心が「いつ日本に帰るの?」と聞くので、「26日だよ」と答えました。すると驚いたことにもうしばらく会う機会がないのでやっぱり今からわざわざ来るというのです。

しかし、待てど暮らせどなかなか開心は姿を現さず、一度、開心に逢って、彼女を見てみたいと待ってくれていたXXXさんもさすがに待ち疲れて帰宅してしまいました。

開心が姿を包廂に表したのは何と夜中の3時。しかし、またまた、驚くことがあって、彼女はわざわざクリスマスケーキを手作りで作ってもってきてくれました。遅れた理由は12時過ぎから私のためにケーキを作ってきたということでタッパーに入れてもってきました。

お腹が減っていた18才の気まぐれ娘の緑茶も一緒に屈託なくパクパク食べていました。その間に開心と仲が良かった微笑のことを聞いたのですが、現在行方不明とのことでした。実は私も台北にいる間に何度も微笑に電話したのですが、彼女の携帯電話はいつも開機しておらず、結局、逢えませんでした。幹部や公司のスタッフもすごく、彼女を捜していたのですが、本当に行方がわからず、自殺などの最悪の事態だけにはなって欲しくないと皆が心配している状態が今も続いています。

結局、開心は私と逢うためだけに来てくれてわずか1時間、早朝の4時までいて、私も彼女と一緒に退散しました。緑茶は開心とケーキを食べた後に下班(仕事を終えること)したのですが、都合5時間半も包廂にいて、慣れない日本人客相手にがんばってくれました。緑茶は気分にムラがありますが、とても可愛らしく少女のようなところあって、私が懇意にしている戀戀という子と最初に出逢った頃と似ていました。もし、駐在していたらやはりきっと何度も呼ぶようになったと思います。

実は小姐は包廂に自分たちの持ってきた食べ物などを持ち込むことは禁止されています。しかし、開心は後から知ったのですが、すでにこの制服店を下檔していました。この12月24日は私が台北に来ているということ、そして26日には帰国するということを私から聞いて、特別に1日だけ、この時間のみ上班してくれていました。だから、学校が終わった後にケーキを作り、酒店に来たのが3時になったというわけでした。行政やスッタフ、幹部たちも本当は持ち込んではいけない規則の手作りケーキだったのですが、「いつもよくしてくれたXXさんだから、持っていいってあげなよ」と開心の頼みを聞いて見逃してくれていて、特別な粋なはからいをしてくれていました。さらに実は開心は次の日の朝には高雄に学校の実習で出発しなければならないという強行日程だったのです。

たった、1時間だけの開心とすごした最後の制服店の聖誕節の夜。
そして開心が来るまで、ずっと慣れない中、がんばってつきあってくれた新妹の緑茶。

たかが酒店での出逢いとクリスマスかもしれませんが、そこには彼女たちの気持ちという他に代え難い最高のプレゼントがありました。

            img02

この日を最後に開心は1月には学校での考試があるためにまったく、他の仕事をせず、今までの蓄えで暮らしていましたが、しばらくして、彼女は学校の寒假の時期から、お金を貯めるために再び酒店に戻っていました。開心が制服店での上班は再びしたくなかったのは微笑と同じで、今度は回穿店に換店をしていました。しかし、そこでの勤めに慣れてきた頃、開心はこの酒店で大切にしていた禮物でもらった日本製の腕時計をちょっと着替えの時にはずして置いたわずかな隙に他の小姐に盗まれてしまったのです。

252574_214840225202888_100000307350383_724100_1331591_n


彼女の心はこのことで大きく傷つきました。

どちらかというとお人好しな開心は人の世話を焼くのが大好きな子で、そのような性格から、いつも同僚の小姐たちのことを信じていましたし、仲の良い微笑のことも心配をいつもしていて、行方もよく捜してくれていました。ですから彼女は小姐の中に泥棒がいるこの酒店に勤めることが心から厭になって、衝動的に3月中旬にわずか1ヶ月だけで回穿店をやめてしまったのです。

彼女の心の中は、当時、人を信じていたのに大切なものを簡単に盗む人がいることへの落胆があり、それはとても大きなものでした。開心は再び、酒店に勤めることはもうやめようと決め、再び、学校に通うことだけに専念しだしたのです。そして夜、学校から帰ってすぐに眠れるようになった開心は、今まで眠っていた昼間に、特にやることがなくなったこともあり、柴犬の子犬を飼いだしました。また、節約と運動のために新たに自転車を購入し、自転車に子犬を乗せて、公園で散歩したり、買い物や友達と待ち合わせたりするために自転車をフルに活用して、行動するようになっていました。今までの生活とは異なった環境を新たに構築しだし、異なった時間の使い方や暮らしを始めたのです。

574595_397081323645443_100000307350383_1310289_194707532_n

35506_408239619196280_100000307350383_1333848_119076127_n

しかし、回穿店をやめてから少したった4月中旬、微笑と同様に開心にも大きな問題が発生していました。

 開心の最近の写真です。彼女はピンクが隙で腕時計や自転車もピンクです。よく飼っている柴犬と自転車で散歩にでかけています。下の写真は自転車仲間(?)と彼女が呼ぶ台北の女の子のおしゃれな自転車の前でポーズをとる開心です。Facebookに多数写真がアップされているのですが、バイクではなく、彼女を含め、一緒に夜學の高中に通う可愛い子たちが自転車を愛用しているような写真はなかなか新鮮です。

開心モザ1

 下の写真は盗まれたお気に入りの日本製ピンクの腕時計を身につける開心です。彼女はとても日本びいきでもっている電化製品なども日本製が多いです。

開心モザ2

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。
My Profile

◇◇  Mo‐Gu  ◇◇

台湾と世界の平和を愛してやまないビジネスマンです。
台湾を愛する心ある皆さんと一緒に魅力溢れる夜の街を歩いていきましょう!
読後、賛同していただきましたら拍手やコメントを是非お願いします!

ご連絡がある場合は以下のE-mail送信フォームをクリックして送信をお願いします。コメントとはちがい、内容は公開されません。

E-mail Messege
~ Blog's Thema ~   戀愛的幸運餅乾  台灣女大學生來跳舞­
~Beatiful Taiwan~  台湾心跳聲-蔡依林   
~I'm Not Yours~   蔡依林&安室奈美惠
青春無敵!台灣加油讚
近期發表文章50(有照)
美人時計
http://www.bijint.com/
我有懐念、美麗的歌曲
いずれも私にとっては思い出深い美しいバラードです。台湾を愛する皆様もぜひ、お聴きください。↓
禮物~劉力揚
夢中作憨人       ~阿密特(張惠妹)    
四季~黃麗玲 A-Lin  
愛台妹的訪客總數
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最近14天、訪客總數

    愛台妹朋友大約200個人。謝謝

    瀏覧總數量

      記事・文章 搜尋
      Exchange-Rate
      Sugakiya名古屋の味 台湾ラーメンも有ります美味しい拉麺通販!!
      台湾セレクション    台湾グッズはここで!
      台北楽天市場店   美味台湾グルメ通販!
      台湾小集      台湾関連商品超充実!
      紅利點積分變現金
      日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

      QRコード
      QRコード
      • ライブドアブログ