ロンドンオリンピックが閉幕しました。

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日本選手団はアテネオリンピックのメダル数を越す最多のメダルを獲得。特にチーム競技の活躍が素晴らしかったですね。日本らしいというか、個人の身体能力でどうしても見劣りする日本は組織と気持ち、技術で対抗するしかありません。参加チーム中、最も平均身長が低かった女子バレーボールやなでしこをはじめ、選手の皆さんがよく、がんばりました。
Japan Memory London 2012 

今、韓国による竹島の領有権主張問題、尖閣諸島に向けて香港から船団の出発と日本の領土・領海をめぐっての外交問題が多発しています。アジアの中で日本はどのような立場に立ち、どう外交を展開するか、とても関心があります。

朝のロンドンオリンピック閉会式でビートルズ、ジョン・レノンのイマジンが流れました。

 

この歌詞のように国境も宗教も越えて、人々が融和していくことは、きっと理想にしか過ぎないかもしれません。
しかし、世界の中で私たち日本人は国際社会の中で理解してもらえる日本人であることを目指していかねばならないと思います。

人種差別や宗教戦争、民族主義、ナショナリズム・・・・。

世界をひとつにしていくために乗り越えなければならない課題は、地球上に山積みです。私たち一人一人の日本人が例え旅先であったとしても外国でどのようにふるまい、発言するかは小さなことではなく、私はすごく大切なことと考えています。個人の資質の問題であったとしても外国にいれば「日本人」としてひとくくりにされて見られてしまいます。

オリンピックが人の心を動かすのは、一生懸命がんばることの素晴らしさを再認識することにあると感じますが、国境や民族を越えて、ひとつの目的に向かって純粋にスポーツというツールを通して競いあうことも大きな要素だと思います。

サウジアラビアの頭髪を隠して参加した女子柔道の選手。
南アフリカの義足の400mのランナー。
チームグレートブリテンを長い年月の空白があったものの、結成したイギリスのサッカーチーム。
あれだけのチーム力を誇りながらも呪縛のようにどうしても金メダルが取れないブラジルのサッカー。
困難な状況が未だ続くアフリカ・ウガンダに初めての金メダルをもたらせた男子マラソン。

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4年後は初めての南米での開催となるリオ・デ・ジャネイロ。私もアメリカ駐在時に仕事でよく行っていた街だけにすごく風景が目に浮かびます。ギャングはいっぱいいますが、世界一美しい街と私は思っています。

コルコバードの丘、ポンジアスーカを臨むコパカバーナやレブロン、イパネマの海岸。
カルナバルの喧噪とカオスの香り。ブラジルで開かれるオリンピックはどんな大会になるのでしょうか。

そこには果たしてどんな感動が待っているのか。そして、世界はその時、どう変っているのでしょうか?

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