あっという間の2時間でした。行政が包廂に来て、「時間結束。寶貝、控枱、控枱(時間終わりだよ、パオペー、手続き、手続き)」と言いました。

控枱というのは、やはり、酒店のキーワードで、空枱(コンタイ)と発音がほぼ同じですが、四声が異なるため、意味も異なります。酒店には入ったところに必ず大廳(ホール)があって、その中にホテルのカウンターのようなところがあります。

ここにいるスタッフ3~5人が実は100~200人いる女の子の複雑な上枱(包廂で接客すること)と下枱(接客を終えて包廂からでること)のコントールをはじめ、だいたい30~50室はある包廂の入っている客の状況(誰が先着なのか、女の子がまだついていない客がいる包廂はどこかなど)の把握をしているとともに、幹部と連携して会計の確認や女の子の給与計算の元になる接客時間の確認をしています。

今、多くの酒店が電脳(PC)を導入して、各包廂の一覧をエクセルのような表で作成していて、包廂を借りている幹部の名前を筆頭に、客の包廂に入った時間、客の人数、ついている女の子の名前と時間などを入力していてその電脳を見ると状況がすぐにわかるようになっています。システムができている店は包廂に行く廊下や各フロアの拠点に電脳のモニターがあって、スタッフがすぐに現在の状況を把握できるようにしており、また、客にも見えるようにしていてトラブルにならないよう、女の子の接客時間(節数)が表示されています。私も複雑に女の子の上枱と下枱を繰り返した場合、自分の記録と照合して、正しいかどうかを確認しています。

巨大な酒店を支えるスタッフがうまく流れるように連携しないと、出勤退勤時間が異なり、150人前後いる公關や領枱の子のマネージメントが進みません。人気店ともなると一晩に500人~1000人の来客がありますから、その安排(手配のこと)をすることができず、大混乱になってしまいます。以外かもしれませんが、酒店のスタッフの主要な職は高学歴や聡明なインテリが少なくありません。日本の夜のキャバクラやクラブとは規模が違いますから、聡明でないとうまく酒店がまったく動かなくなってしまうのです。

客や幹部は酒店の公司のスタッフを行政とひとくくりにして言っていますが、実は行政の中にもいろいろな係があって一般の会社組織のようにしっかりとした担当と分担がなされています。行政は正確には行政人員と言いますが、これに加えて助理(行政の手助けをする秘書のようなスタッフがいていわば、酒店の便利屋的な役割をしている)がいます。

彼ら彼女らこそ、実は客を案内する幹部と協力して巨大な酒店をまわしていくための潤滑油なのです。

 画像はある制服酒店の控枱を処理する大廳(ホール)にある櫃台(カウンター)の様子です。これは開店前の写真ですが、12時頃には行き交う空枱の公關小姐と客を迎える領枱、動き回る行政、包廂の空き待ちをする客で大混雑になります。  

 なお、ブログの記事に関係ある画像を貼っていきますが、絶対に撮影は禁止ですので、ご注意ください。これらの写真は酒店のスタッフや幹部が撮影し、私に提供してくれている特別なものばかりです。また、画像の無断使用や流用については絶対に禁止です。ご理解をよろしくお願いします。   

金璁大廳